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(回答先: Re: 再再度、冷静にお考えください 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 8 月 22 日 15:21:35)
FP親衛隊国家保安本部殿、こんにちわ。
米国農産物の輸出システムをきちんとご説明していただきありがとうございます。
原油温存策についてはアラスカ地域が典型ですが、イラクなどについても温存策を採っていると言えると思っています。
>アメリカ合衆国は自国ではブタの餌にするような競争力のない農産物でも、連邦政府
>が買い上げて、それらの発展途上国に転売しても、発展途上国はそのカネをまた民間
>やIMF・世銀からの借り入れで支払うわけですから、損はないのです。
>アメリカはそれらの国への貸付金から利子を受け取ることができますし、なにより、
>IMFや世銀の資金調達の一部は日本や欧州諸国から行われているのですから、アメ
>リカにとっては他人のカネでクズ食糧の在庫処分ができるというサイクルができてい
>るわけです。
発展途上国が債務を返済するためには、輸出で稼ぐか、国民多数派の生活窮乏化を承知の上での緊縮財政を実施しなければなりません。
輸出で稼ぐこともできず、国民多数派の生活をこれ以上困窮化させることができないところまでくれば、返済が不能になります。
これは、発展途上国のみがバチを被るだけで、米国は迂回的ながらも利益を上げるという従来的な農産物輸出システムが維持できなくなっていることを意味します。
米国の金融システムを維持するために、これまで貸してきたカネをIMFの追い貸しで回収するという手法を採らざるを得なくなっています。