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(回答先: 再再度、冷静にお考えください 投稿者 あっしら 日時 2002 年 8 月 22 日 14:59:21)
補助金が出ないと成り立たないのはアメリカ産原油もそうですが、補助金を出しても成り立っているのがアメリカの農業です。
IMFや世界銀行は今まで発展途上国の農業生産の増大に繋がる融資にはビタ一文カネを出してこなかったからです。
アメリカからの財の購入に結びつく発電所の建設や、独裁政権の強化とアメリカ製兵器の購入に結びつくプロジェクトにはカネを貸してきましたが。
その結果、政治の民主化や農地解放などの構造改革が行われないまま中途半端な工業化が進んだ発展途上国は、都市への人口流入が進み、農村は荒れ果て、食糧の自給ができなくなり、民間銀行、IMFや世銀からの借り入れは、結局その不足した食糧を買う為に膨らんでいくことになるのです。
アメリカ合衆国は自国ではブタの餌にするような競争力のない農産物でも、連邦政府が買い上げて、それらの発展途上国に転売しても、発展途上国はそのカネをまた民間やIMF・世銀からの借り入れで支払うわけですから、損はないのです。
アメリカはそれらの国への貸付金から利子を受け取ることができますし、なにより、IMFや世銀の資金調達の一部は日本や欧州諸国から行われているのですから、アメリカにとっては他人のカネでクズ食糧の在庫処分ができるというサイクルができているわけです。
石油についていえば、アメリカは石油枯渇にそなえて今までアメリカ国内の油田を温存してきた、という方が正しい。