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(回答先: 米国が食糧輸入国にならないという根拠は? 投稿者 楽観派 日時 2002 年 8 月 22 日 18:55:53)
アメリカにとって穀物&食料は国家戦略に基づく、戦略物資だ、と説明しています。
http://worldfood.muses.tottori-u.ac.jp/web/7.htm
http://worldfood.muses.tottori-u.ac.jp/web/2.htm
5.農業政策以外の生産性向上・弾力化の促進要因及び結論
本稿では農業政策の観点から24年間を5つの期間に分け分析を行ったが、農業政策以外にも情報化の進展や農業インフラの充実も生産性の向上と弾力化を促進してきたといえる。情報化により国内だけでなく世界各地の市況や天候などのより正確な情報をより速く入手できるようになり、また、農業インフラの充実により生産資材の入手や販売・運搬が相対的に速くできるようになり、さらには総合的な生産コストや流通コストが削減された。
この分析ではアメリカ全体とアーカンソー州及びカリフォルニア州における1977年から2000年までの24年間における価格とコメ作付面積に関する回帰分析を行い、総合的な生産性の変化に関する評価を行った。そして、アメリカのコメ生産性は過去四半世紀に大きく向上しており、アメリカのコメ生産の多くを担っているアーカンソー州やカリフォルニア州では1996年農業法によりさらに価格反応性が上昇していることが示唆された。また、1996年農業法により生産効率の良い地域での拡大、悪い地域での縮小という傾向がより強くなったということも示唆された。これらはコメだけでなくコムギやコーンなどの作物においても同様のことが考えられる。よって農産物の生産・供給は価格の変動に対してより敏感になり、また、それだけ国際価格は下降線をたどり、そして、変動の幅は小さくなっているということが結論として導かれよう。
基軸通貨の裏付けとして、最後の切り札でしょう。