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【ワシントン8日共同】
「光の速度は光源が動いても常に一定である」という光速度不変の原理が誤っている可能性を示すデータが得られたと、オーストラリア・マカリー大の理論物理学者ポール・デービス教授が8日付の英科学誌ネイチャーに報告した。
光速度不変の原理は、アインシュタインが特殊相対性理論を作り上げる前提となった。誤りが事実とすれば、物理学の常識を覆す大発見で、研究者の注目を集めそうだ。
デービス教授が着目したのは、非常に遠方にあるクエーサーという天体からの電磁波を観測した結果、「微細構造定数」という値が、今から120億年前には小さかった、というオーストラリア・ニューサウスウェールズ大のデータ。昨年、物理学の専門誌に発表された。
デービス教授は、この定数が大昔には小さかったことの解釈としては、光の速度が当時、現在より大きかったと考えるのが最も妥当だと、指摘した。