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(回答先: 宇宙の認識論 投稿者 楽観派 日時 2002 年 8 月 09 日 23:51:10)
楽観派さん、こんにちわ。
レスありがとうございます。
>まず宇宙が物理的に確認できない”概念だけ”の存在であるかに関してはビッグ・バ
>ンに始まる現在物理学を信じるかどうかであり、そうした考えは意味がないとお考え
>ならその根拠と代替的な宇宙とは何かの概念を示すべきでしょう。ただ既成の概念を
>批判するだけでは土井タカコ・日教組と何ら変わりないでしょう。
「宇宙が拡大しているというのは、観測論的な説明としては了解しますが、宇宙そのものが概念的存在であり物理的存在として確定できていないし、同時的観測もできない(数分前の事象と12億年前に事象を混在的に認識するしかない)わけですから、あくまでも観測事象の合理的な説明でしかないと思いますが....」と書いた内容から、“物理的に確認できない”概念だけ”の存在”という措定が出てくるのでしょうか?
物理的対象に関する観測限界の話をしているのであって、物理的不在の話をしているわけではありません。
>宇宙の同時的観測ができてないということに関しては光の速度は有限であり、過去の
>光を分析することである程度までの宇宙のおいたちを”推測”できると考えます。
宇宙の空間的形状や空間的範囲があるのかないのかを含めて未確定のなかで、同時的観測もできない(数分前の事象と12億年前に事象を混在的に認識するしかない)条件での観測事象の合理的な説明を宇宙論と言えるのかという問いです。
別にそのような知的営為が必要ないとか説明体系に合理性がないということではなく、直接知がないということでの認識の限界を踏まえなければならないということを言いたいのです。
>現に我々が宇宙で生きている以上、宇宙がただの概念的存在であるというのは自己否
>定に等しいと考えます。
包括的時空間(全存在でもいいのですが)としての宇宙に関しては概念的存在だと考えています。
概念的存在というのは観念のみの存在ということではなく、人の対象的知的活動力で論理的で体系的な説明がなされたものということです。