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キリスト教国家ではない日本で聖書を取り上げてもあまり意味がないかもしれないが、現在の世界の動きを「宗教戦争」と見ているので、聖書の内容を少しずつ再確認してみたい。
※ 聖書の引用は、日本聖書協会の1955年改訳版に基づく。
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「エデンの園」の話は日本人のあいだでも有名だが、聖書は、どういう経緯で誕生した(創造された)か記述していないが、アダムとエバの他にも人が存在していたことを示唆している。
アダムとエバは、カインとアベルを産んだが、供え物の違いでカインが神から冷遇され、カインがアベルを殺したことも有名な話だ。(神が肉の焼ける匂いをお好みで穀物や野菜などはあまりお気に召さないことは、「旧約聖書」全編から伝わってくることである。神は肉そのものは食べず、祭司ファミリーの取り分としている)
カインは弟アバルを殺したことで神から咎められるが、
「創世記」第4章14に、「「わたしを見付ける人はだれでもわたしを殺すでしょう」。」と訴え、続く第4章15で、神は、「「いや、そうではない。だれでもカインを殺す者は七倍の復讐を受けるでしょう」。」と応えている。(神が創造したアダムとエバが人類共通の祖であれば、この時点でカインを殺す可能性がある人は、アダムとエバしかいない)
そして、続く第4章17では、「カインはその妻を知った。彼女はみごもってエノクを産んだ。」とある。
カインの子供たちも、性別は明示されていないが、結婚して(近親婚ではないようだ)子供たちをもうけている。(第4章18〜22)
※ アダムは、エバ以外の女性とも関係を持ったようだ。(第4章25)
もちろん、この後で、レメクの子であるノアの時代に、神が地球の生き物を一掃する大洪水を起こすので、「旧約聖書」に基づけば、人類の共通の祖がノアであり、アダムとエバであるとは言える。
ノア一家以外の神が創造したアダムとエバの血を受け継ぐ多くの人も、“あの”神以外の要因で生まれた多くの人たちも、一つがいずつ以外の動物とともに大洪水で死に絶えた。