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株式投資の方法
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/389.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 12 月 12 日 10:52:08: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

株式投資の方法

株式投資で常時監視すべき情報
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/349.html

スイングトレードのやり方
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1038.html

酒田罫線法 〜酒田新値の数え方から玉の入れ方まで
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/836.html  

エリオット波動
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/591.html

ポイント & フィギュア _ 最強チャート
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/561.html

MACD (Moving Average Convergence and Divergence)
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/573.html

RSI (Relative Strength Index)
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/574.html

中川隆 _ 相場関係投稿リンク
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/456.html

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相場に失敗すると奥さんとお嬢さんはこういう運命が待っている
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/250.html

無痛で安らかに1分で確実に死ねる『サルコー(Sarco)』と名付けられたマシンが完成した
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/794.html

投資損失でも自己破産はできる 常識は嘘だらけ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1017.html
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
1. 中川隆[-9346] koaQ7Jey 2020年12月12日 11:10:05 : eIoE9QZswE : VkQxbW1yT1RGa0U=[11] 報告
海外でカジノをやっていて、確信することがある。強いものが勝つ。

 強いかどうかの物差しは、確率に対する習熟と、1回の掛け金がどれほど当人にとって「大したことがないか」による。たとえ5億円を手元に持っていても、所詮カジノを経営する側の資金力にはまったくかなわない。だからハウスが必ず総体として勝ち、税金も払えるようになっている。

 あなたがもし、100人から1万円ずつ合計100万円を集め、1等の当選金は60万円、それ以外は胴元の手数料という商売を刑法改正後に始めたら、それだけで生活が成り立つだろう。そもそも、博打(ギャンブル)には2種類ある。勝率を自ら高められるものと、そうでないものと、だ。

 麻雀やブラックジャックや競馬や株は前者であり、丁半博打や宝くじは後者に属する。宝くじの当選を願って雨乞いしたり、銀座の某店で買うのが良いと本気で信じている人は小学生からやりなおすほかない。後者の勝率は常に一定なのだ。したがって、必ず一定数の勝者と敗者が出る。それだけの話なのである。

 対照的に例えば麻雀が「勝率を自ら高められる」ゲームであるのは、ビギナーズラックがあっても100回勝負すれば必ずプロ的に強い人が圧勝する事実を見れば明らかだろう。引いてくる牌は人智のあずかり知らぬところ(そうでなければイカサマ)だが、より速くより高い点数でアガるのは、もっぱら確率計算の習熟度に依存する。競馬新聞もよく外れるが、あの予想は確率を高めるためのデータであり、丁半博打とは異なる。

 刑法を当面度外視してあくまで論理的な例としてさらに述べておけば、月収150万円の人が5万円を、月収15万円の人が同じ額を賭けている場合、1回の掛け金に対する期待と絶望の深さは、単純に10倍以上違う。

安心して動かせる資金の「ゆとり」が多ければ多いほど、沈みにくいのである。同様に、なけなしの金を株に投じている人は、長い目で見るとほぼ確実に負ける。あたりまえだ。株もギャンブルも、波のように必ず浮き沈みがある。投下するものが「ぎりぎり」なら、波線が簡単に底辺に抵触して財産を失う。

 資産運用の手法としてポートフォリオ(リスク分散)が奨励されてきたわけだが、よほど資産がある人を除いてポートフォリオもくそもない。一般人は堅実に仕事をこなし、本業で稼ぐこと、万一の倒産やリストラに備えて転職できるように自己研鑽しておくこと。これしかない。

 株を経済の勉強や企業のファンクラブとしてやるなら、結構なことだ。が、小金持ち程度が株やギャンブルでマジに儲けようとするのは、ようこそカモネギチャンと思われるだけである。どうぞ勝手に沈んでいただきたい
http://asyura2.com/0601/hasan45/msg/981.html


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アナリストの予想は逆になる

経済メディアやエコノミスト、投資の専門家は少しでも上昇すると「上げ相場だ」と言い、少し下げると「下げ相場だ」と言っているだけです。

XXX銀行チーフエコノミストのような立派な肩書きを書いていても、やっている事はオウムと一緒で、早くAIで自動化したほうが良い。

オウムよりはしっかりした著名投資家や投資機関は中長期の見通しを発表するが、これがまた当たらない。


世界一の投資会社はゴールドマンサックスで、取引高は国家を遥かに上回る数千兆円とも言われていて、さぞ的確な予想をしているだろうと想像する。

だが2011年に東日本大震災が起きた後、GSの責任者は「日本売りで年末には1ドル195円を超え、国債大暴落が起きる」と言っていました。

現実には日本国債は大暴落どころか大人気でマイナス金利になり、年末に1ドルは80円でした。


予想の上手さと投資成績は無関係

GSの経済予想を時系列で並べても当たった例はほとんど無く、わざと逆の事を言って騙そうとしているのではという邪推すら起きてくる。

世界一の投資家のWバフェットも同様で、2008年の北京オリンピックの頃「中国の一人当たりGDPはアメリカ人と同じになり、中国のGDPはアメリカの5倍になる」という計算を披露しました。

この計算では中国の経済規模は日本の10倍になるが、現実には「水増し」を差し引くと未だにアメリカの半分、日本の1.5倍程度で頭打ちになっています。


バフェットと共に大投資家として名高いJソロスはトランプ大統領当選でドルが暴落すると予想したが、逆にドル高株高になって数千億円も損をしたとされています。

ソロスは2016年に中国人民元暴落も予想し、少しは下げたのだが暴落はしなかったので、これも儲からなかったでしょう。

冒険投資家Jロジャーズも2008年ごろは「子供を中国に移住させ、自分も中国人になるつもりだ」と述べるなど大変な入れ込みようだった。


「中国人はアメリカの4倍いるのだから4倍のガソリンを消費し、4倍の買い物をする」だから中国人になれば世界一の投資家になれると言っていました。

その後中国の失速が明らかになるとロジャースは中国の話をしなくなり、ベトナムとかミャンマーとか怪しげな国を「将来有望だ」と言っていました。

日本で経済や投資のニュース解説に必ず登場するのが元財務官僚のアナリストで、中でも「ミスター円」榊原英資は大人気です。


大恐慌でも投資家の財布は痛まない

だが榊原氏の相場予想となると、当たったことが一度も無いと言えるほど外れまくり、それでいて経済番組に必ず登場するので、テレビと財務省の癒着ではないかと疑っています。

このように経済専門家や投資専門家、アナリストから世界最大の投資機関まで、彼らの予想は99%まで外れる事になっていて、一般の人と同じレベルです。

それでもバフェットやソロスやGSは、我々一般人の年収を数分で稼いでいるので、相場の予想と投資で稼ぐのは無関係だと分かります。


彼らが運用する数兆円というような金額になると、「どこにいくら配分するか」という運用配分が重要になります。

どの国の株式に何%、どの国の国債にそれぞれ何%、あるいは成長分野の企業買収とか、細分化することで「絶対に損をしない」ようにします。

例えばリーマンショックの時ですら、世界全体では1年だけ0.05%マイナス成長だっただけで、分散していれば打撃を受けなかった筈です。


こうした事がお金持ちや大投資家の投資なので、予想が当たろうが外れようが、彼らの資産は守られているのです。

自分でリスクを負っているようで、実は株価が半分になっても、資産は保護される仕組みになっています。

一般の個人投資家はそうではなく、日経平均やNY株が1割も下がったら、資産の大半を失う人が続出します。


お金持ちや投資機関責任者の発言を真に受けると、個人投資家は酷い目に遭うでしょう。
http://www.thutmosev.com/archives/70226723.html


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投資は損失を他の人に回すこと
プロ投資家が必ずファンド運営するのは「客に損失を負わせるため」

画像引用:https://www.etf-gateway.jp/wp-content/uploads/2016/06/dreamstime_s_11585145-1.jpg

成功者が言わないこと

成功者に投資のコツは、ビジネスのコツはと質問すると、表向きは紳士的な答えが返ってきます。

真面目に働くこととか誠実さ、人脈や自分なりの成功術を披露するかもしれません。

成功者が決して口にしないのは、失敗を誰かのせいにして押し付けている点です。


成功者は自分は成功報酬だけを受け取り、失敗した損失を誰かに回すことで成功しました。

たとえばビルゲイツはウィンドウズなどを発売してマイクロソフトを成功させたが、同じような試みで失敗した人は多い。

OS(オペレーションシステム)というアイディアはアポロ計画で生まれ、発展してきました。


OSが高度化してパソコンが量産商品になったとき、たまたまウィンドウズが時流に乗ったのが真相に近い。

ウィンドウズ以前にコンピュータソフトに貢献した人たちは1ドルも受け取れず、ビルゲイツは数兆円も受け取った。

ビルゲイツがお金を奪ったわけではないが、間接的に他の人に失敗を負わせて、自分は利益だけを手にした。


アップルのスティーブジョブズも同じような経緯で、ジョブズ自身は何も発明していないし、パソコンを開発してもいない。

コンピュータが開発されたのは大戦前後のアメリカまたはドイツで、やはりアポロ計画で急速に発展した。

コンピュータが個人に普及する時期に成功を手にしたのがジョブズで、それ以前の人は何も得られなかったのにジョブズは大金を手にした。

プロ投資家は負けても損をしない

ほとんどすべての成功者にこうしたストーリーがあり、失敗したときは他の誰かや何かに損失を押し付けた。

世界的な投資家のジョージソロスやWバフェットは自分の金ではなくファンド運営を行っている。

他の人が出資した金で投資して、手数料収入を得るのがソロスやバフェットのビジネスで、世間で思われているイメージとは違う。


ファンド経営では投資が失敗しても手数料収入は得られるので、自分の財布は痛まない。

自分の個人資産も運用しているのでその意味では損失は出るが、「損失は客に追わせて利益は自分が手にする」事をしてきた。

日本のある有名なプロディーラーは著書の中で「損をしても客の金だから関係ない」と悪びれずに書いていました。


多くの人は「プロなんだから責任感を持って投資している」と考えているが、そうではありません。

証券会社にしても銀行にしてもファンドにしても、「客に損をさせても自分の給料はもらえる」制度で働いています。

これらは勝ったときに歩合制で報酬が貰えるのではなく、勝っても負けても手数料収入は同じなのです。


だからプロ投資家は、損失は客に負わせて儲けは自分のものにできるのです。
http://www.thutmosev.com/archives/77425588.html

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【投資】する上で最も重要な事は短期売買を止めて長期売買に徹すると言う事が言えます。
短期売買では手数料・税金と言った経費がばかにならない金額になる事があるからです。

【株式】・【投信】・【商品先物】でも短期で売買する投資家がいますが長い目で見た場合、殆ど損失を出しています。

手数料ばかりかさむからです。

これは【現物】でも言えます。

最もポピュラーな現物である『純金』売買でも売り買いの゛差゛はばかにならない金額となっており、短期で利益をあげる事は至難の業とも言えます。

それに為替変動が絡んできます。


稀少金貨・銀貨、美術品も同じであり、最低でも5年以上保有する意志がないと現物は購入するべきではないといえるのです。

資産家と言われる一流の投資家は最低でも10年間は保有しており、もし状況に変化がなければ更に5年、10年と保有し続けます。そして莫大な利益を確保して資産を増やし続けているのです。

短気(短期)は損気 と昔から言われていますがこれは今でも勝ち組投資家の座右の銘にもなっています。
http://blog.livedoor.jp/nevada_report/


現物資産投資(資産家・資産家になる人・消える人)

日本人が今まで現物投資をしてこなかったとよく言われますが、実際には物凄い投資を行ってきています。

その典型例が【大昭和製紙会長コレクション】です。

ゴッホ(医師ガシェの肖像) $82.5 Million(125億円)
ルノワール(ムーラン・ド・ラ・ギャレット) $78.1 Million(119億円)

世界最高の傑作と言われるこれら2点を200億円を超える金額で買った斉藤氏でしたが、日本で一回も公開せずに海外の本当のコレクターの元に戻って行ってしまったのです。

ではその価格は?

【ゴッホ】は半値以下で銀行の担保として処分され、それが$90 Million で個人画商に買い取られ、その後$120 Millionでオークション会社が引き受けそれがスイスの富豪に買い取られたと言われています。
(現在市場に登場すれば$200 Millionは下回らないと言われています)


【ルノワール】は銀行の担保処分として50億円で売却されたと言われており、その後転売が繰り返され、今や200億円以上は妥当とさえ言われています。

そのほかにも三越をはじめ貸しビル業者、不動産会社等が【ピカソ・セザンヌ・モネ】等そうそうたる作品を購入していますが、それらは今や殆どが海外に戻され、海外の本当の富豪や美術館等に買い取られています。

日本人は昔から書画骨董に慣れ親しんできた民族であり、素晴らしい現物を身近においてきた民族であり、本来なら現物投資は欧米人より歴史が深い筈なのです。

ところが、今や【現物投資】は欧米人の専売特許みたいになってきており逆転してきています。

なぜでしょうか?


金融界の戦略に見事にはまったということがあります。


資産運用は昔は本当の資産家だけのものでしたが、日本経済が発展するに従って本当の資産家ではない、『にわか資産家』が登場するようになり、この『にわか資産家』はお金は握ったものの、そのお金の本当の価値がわからず、不安にさいなまれ、とにかく増やしたい、守りたいとしてバランスを崩すことになるのです。

本当の資産家は昔から代々伝わってきた法則にのっとり、資産=忘れた資産、としてそれらの時価や運用には目もくれず、ひたすら新しい収益を求めて前に進みます。
中には何十億円という資産を完全に忘れてしまっている方も多くいますが、日々生活するには必要ないものであり時価など知る必要もないといわれる方が殆どです。

ところが『にわか資産家』は違います。

日々動きをチェックし、自分の資産が今日はこれだけ増えた、今日はこれだけ減ったと一喜一憂しています。

結果、資産が減り続けると不安になり『何か良い運用法はないかな』と動き回ります。
金融界からすれば『かも』が登場することになります。

素晴らしい宣伝文句を掲げてこれら『かも』が登場するのを待っているからです。


日本ではよく『プライベートバンク』といわれますが、本当の『プライベートバンク』とは預け入れ資産が1,000万ドル(10億円)以上の方を対象にしており、即ち、一箇所に10億円預けるということは総金融資産は100億円以上ないとできません。

これら100億円以上の金融資産を持っている方にはそれは最高の運用手法を教えてくれますが、100億円以下で数年単位であちらこちらと動き回っていることをヒアリングで掌握すれば、これら小額運用者はいずれ消えていく顧客として、銀行側に有利な金融商品を『あてがい』、収益確保に動きます。

結果、数年もしない間に資産は激減することになります。

そして更に動き回り最後には殆どの資産を失い『消えていく』ことになります。

【現物資産】をじっと保有し続けることが出来る方は資産家と同じ道を歩んでいるわけであり、金額の多寡はありますが、資産家の仲間入りをする可能性を持っていると言えます。

http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/

今後、世界的に政治の安定は終わり、激動する時期に入ります。

今までは、日銀が世界に資金を供給することで、世界的に過剰流動性を作り上げ、今の株高を演じ、これが経済の安定=政治の安定とされてきましたが、株高を煽れば煽るほど、実態が変わらない大多数の国民からすれば、不満が溜まります。

米国でもそうですし、イギリスでもそうです。
唯一日本だけが、怒る事を忘れて、平穏になっていますが・・・。

株が上がれば、株を推奨する人も多くなり、ゴールドが上がればゴールドを推奨する人が多くなり、ユーロが上がればユーロを推奨する人が多くなります。

これで、多くの投資家が右往左往する事になり、結果気がつけば、膨大な損を抱えて身動きが取れない事態に陥ることになるのは、今までの相場上昇期・下降期に見られた事です。


相場で利益をあげようと思えば、一年に一度の売買で良いと言われる程であり、いわば、勝ち逃げですが、これが出来る投資家は、100人に1人か2人しかいません。


お客様の中に、この1人がいますが、私がお奨めした銘柄をそのままじっと保有されている方がいます。

下がったら、買い増しを行い、相場が天井をつける段階で売り逃げるそうですが、この方は、そろそろ、ポートフォリオ銘柄以外は、全て売却すると言われています。

既に、持ち株の収益は、2倍以上になっているようですが、見事という他ありません。

一切雑音に耳を貸さず、大局を見て買い続け、今、最後の<売り>場を探しているようです。

そして、当分は株には手を出さないと言われています。
個人が動いてきたために、もう終わりという判断をされています。

投資とはこのようにつまらないものです。
じっとして動かないのが最も収益力が高いのですから
http://www.collectors-japan.com/nevada/wr_qa_fr.html

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投資は利益5%で成功 大きな利益は大きなリスクを支払う
奇跡の連勝ができるのは万人に1人もいない

引用:http://fxbinaryoption.biz/wp-content/uploads/bio.jpg


投資は何%なら成功か

政府は日本人に投資をさせたいようで、「貯蓄から投資へ」を合言葉に投資を呼びかけている。

NISAという優遇制度をつくり、年間120万円を上限に投資利益が非課税になるが、どうでも良いこと夥しい。

まず勝って始めて税金の問題が発生するので、大多数の人は心配をする必要が無い。


起業して商売を始めるのに置き換えると、商売で利益を挙げる前から税金が優遇されるから「自分は有利になった」と錯覚するようなものです。

それは実際に利益が出たら非課税は嬉しいに違いないが、どっちみち利益が出なければ税金は課されない。

そして投資をしている人の多くは、税金の心配をするほど利益なんか出せていないのです。


投資家のタイプを分けるとまず小遣いで小額投資している人は、税金を心配するほどの利益を出すことは無い。

次は大きな金額を投資するがリスクの低い投信や国債中心で、継続すれば複利効果でかなりの利益が出るかもしれない。

ダメなのは投資を「勝負事」にしている人で、元手を短期間に数倍や数百倍に増やそうとするタイプです。


ネットでは証券会社や投資業者や情報販売会社が「10万円を1億円に増やした」ような体験談を必ず掲載しています。

こうした体験談の99.999%は何の根拠もないデマで、『水素水を飲んだらガンが治った』のような類の宣伝です。

金融庁はこうした「10万円を1億円に増やした体験談」のようなものを規制しているが、違法ではないので数字の桁が変わっただけで、今も続いています。

儲かる投資ほど損をする仕組み

こうした体験談の多くは見慣れると見出しを見ただけで区別できるが、中にはストーリーや設定を良く練ってあるものがある。

「リーマンショックで大損をして人生を棒に振ったAさんだが、確実な投資で損失以上の利益を上げている」というようなものです。

ばかげた事に業者が勧める「確実な投資」がバイナリオプション(高リスク投資)だったりするので呆れてしまう。


およそどんな賭け事でも、当たったときの倍率が大きいものほど「胴元」の取り分が多くなり、プレイヤーの負けが多くなるよう設定されています。

競馬では複勝より単勝、さらに連勝より馬単と配当が大きくなるにつれてJRAの取り分が大きく、プレイヤーの負けが大きくなっています。

さらに同じ種類の馬券でも、オッズ2.0の場合よりも10.0つまり当たったら10倍になる馬券は、回収率が数分の1になるのが知られています。


これは馬券を買う人の多くがが高配当な馬の馬券を買い求める事で偏りが起こり、高配当の馬券ほど過大評価される事で起きるとされています。

いわゆる万馬券になる100倍以上の馬券を買い続けると、長期間のトータルでは購入金額の50%以下しか払い戻されないのが分かっています。

一方複勝元返しになるような馬券だけを買い続ける人は、生涯通産では少し利益が出るのが統計的に分かっています。


なぜ元返しなのに利益が出るのかは、複勝は3着までの他の馬が不人気馬ならば、組み合わせによって払戻金が増えるからです。

こうした「倍率が高いほどトータルで損失が大きい」という法則は投資でも成立します。

先ほどの「バイナリオプション」を筆頭として、元手が数倍になるような儲かる投資ほど必ず胴元の取り分が多かったり、参加者が早く損をするように設計されています。

投資は利益5%なら勝者

だが世の中には本当に「10万円を1億円に増やした」ような人が居たのは事実で、10年ほど前にBNFとかCISとかの投資家がマスコミをにぎわせました。

どちらも最初の元手は100万円程度だったのを一日に何度も短期取引を成功させる手法で増やし、数年後に100億円にしてしまったそうです。

この例で考えなくてはならないのは「BNFが増やした分は貴方が負けた」という事で、投資は参加者同士がお金を奪い合うものです。


この2人が100億円づつ資産を増やしたということは、1万人の投資家が200万円ずつ負けたのを意味しています。

しかもこうした短期取引を繰り返すと手数料の負担も大きいので、実際にはもっと多くの投資家がもっと大きく負けたでしょう。

ハイリスク取引では一人の天才のせいで数万人が数百万負けてしまうので、「貴方や私が勝者になる事は絶対にない」のです。


では堅実な投資家はどの程度のリスクを負うべきなのか、例えば今人気のマンション投資やアパート投資は年利10%の利益なら成功とされています。

年利10%は表面上の売上げなので、そこから税金や諸経費を引いたら年利5%で成功と言われています。

世の中の大半の企業の利益率を調べると5%以下で、トヨタですら10%には届いていません。


200万円のプリウスのうち、利益になるのは15万円くらいで、そこから将来への投資などもするので、ほとんど残りません。

銀行や証券会社のプロ投資家で継続して年利10%も上げたらスーパースターで業界の伝説になれるでしょう。

それどころかかなりのプロディーラーは手数料込みでは損失が出ていて、その損失を個人投資家に負わせています。

投資で毎年5%安定して勝てたら実はその人は相当投資がうまい人で、物足りないかも知れないがそういうものなのです。
http://www.thutmosev.com/archives/68355165.html


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ヘッジファンドの平均的な利回り

日本市場で運用するヘッジファンドの2014年の運用成績は5.4%でして世界平均の4.4%を上回りました。

出展:Bloomberg 日本のヘッジファンド成績より
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NIGU486JIJUT01.html

米国のファンドや、香港・シンガポールに登録されている有名なヘッジファンドの年間成績の平均値は年間で15%から20%だといわれており、これが利回りの世界基準だと言われております。
http://1000万円資産運用.com/yield/


バフェットの生涯運用成績は年利 20.8%です。


これを51年続けると、1,598,284%の資産上昇をもたらします。

1965年にバークシャー株に投資していた株主は、投資資金を51年間で約15,983倍に増やしているわけです。

100万円を投資していたら、約160億円に増えている計算です。

いかにバフェットの年利20.8%という成績が凄いのかを物語っています。

バークシャーの純資産も年利19.2%のペースで増えていて、過去51年間で798,981%のリターンを得ています。

(2)の株価だけではなく(1)の純資産(株主資本)を記載している理由は、これが株価の裏付けとなっているからです。この純資産の伸び率を記すことで、バフェットは、株価は企業の利益や資産からその価値を求めることができると、暗に伝えようとしているのでしょう。

さて、いっぽうで50年前に S&P500(配当込み)に投資していた場合でも、年利9.7%のペースで資産が増加します。過去51年間では11,355%のリターンを得られます。

1965年に S&P500 に投資していた場合、2015年の終わりには資産が約114倍に増えます。
100万円を投資していた場合、約1億1400万円に増えている計算です。

バークシャーの成績と比べると、かなり見劣りはしますが、それでもかなり高い成績です。

※前回のメルマガでも触れたように、近年ではバークシャーの成績が大幅に落ちており、S&P500と良い勝負を繰り広げています。

2001〜2015年の期間ではバークシャー:年利7%/S&P500:年利5%です。
http://www.mag2.com/p/money/32649


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世界最大のヘッジファンド: 量的緩和で人々はリッチになったような気がする
2020年5月8日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/10616

世界最大のヘッジファンドBridgewaterを運用するレイ・ダリオ氏がLinkedInでのブログ投稿で量的緩和についてこれまでより雄弁に語っている。

為替相場の終着点

ダリオ氏は現在の為替相場について次のように述べている。

ドル、ユーロ、円は債務の膨張・破裂サイクルの後期にあり、これらの通貨で債券を保有することの実質リターンは低く、新たに大量の債務が作り上げられマネタイズされてゆく。

そしてマネタイズの問題点について次のように説明する。

多くの人々は通貨を永遠に続くものと考えたり現金がもっとも安全な資産の保管場所だと思ったりするが、すべての通貨はいずれ減価するか消滅するのでそれは正しくない。

そしてそうなるときには現金と債券(それは通貨を受け取るという約束である)は減価されるかなくなるだろう。紙幣印刷と債務の減免は債務負担を減らすためのもっとも都合の良い方法だからである。

先進国はほとんどの国が巨額の債務を抱えている。ダリオ氏は債務を減らすためには以下の方法があると説明する。

緊縮財政(消費を減らすこと)
債務の不履行または減額
資金と信用の移転(増税など)
紙幣印刷と通貨の減価
最後のものは要するに量的緩和である。

ダリオ氏は次のように続ける。

この中で紙幣印刷はもっとも便利で、もっとも誤解されやすく、もっとも行われやすい債務縮小の方法である。

実際、紙幣印刷は債務の急な縮小を和らげ、この金融上の富を供給する代償として誰が富を取り上げられる被害者になるのかが分かりにくい(しかしそれは実際には通貨と債券の保有者全員である)。しかも大抵の場合資産価格が減価された通貨建てで上昇するので人々はリッチになったような気がする。

リッチになったような気がする。良いことではないか。

しかしダリオ氏は次のように続ける。

主要な準備通貨がこのように減価したり準備通貨としてのステータスを失ったりすることはわれわれが想像出来るなかで一番破滅的な経済的イベントである。

量的緩和の終着点

量的緩和と似たようなことは過去にも行われた。そして大抵の場合まともな終わり方をしなかった。ダリオ氏は次のように説明を続ける。

ほとんどの人は通貨の下落リスクに注意を払わない。ほとんどの人が心配するのは自国通貨建てで資産が増えるか減るかであって、自国通貨自体が上がるか下がるかを心配する人はほとんどいない。

1700年にはおよそ750の通貨が存在したが、今残っているものはたった20%であり、残っている通貨はそのすべてが減価している。

ドイツではグルデンやターラーが使われていた。日本には円がなく、小判や両が使われていた。イタリアでは6つの通貨のうちいくつかを使っていた。

それらの通貨の内いくらかはハイパーインフレになったり、敗戦や巨額の戦費で債務の支払いが不可能になったりして通貨が消滅し、別の通貨で置き換えられた。いくらかは別の通貨に統合された(ユーロのように)。ドルやポンドのようにいくらかは現在も残っているが価値は下落している。

ちなみに日本の両はいわゆる小判だったが、円に変わるまでの間に金の含有量が何度も減らされている。円ももともと金貨だったがついに紙切れになった。そして紙切れになっても誰も文句を言わないのである。アメリカでも同じことが起こっている。

レイ・ダリオ氏、「現金がゴミ」になったニクソンショックの経験を語る
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/9645


何故それでも量的緩和か

ダリオ氏が挙げた債務の4つの対処法の中でいつの間にか財布の中身をなかったことにされる紙幣印刷は本質的にはもっとも不公平なのだが、面白いことに人類が負債という問題に直面した時には大抵紙幣印刷が選ばれてきたのである。ダリオ氏は次のように述べている。

こうした通貨と信用の創造に誰も文句を言っていないようだ。それどころか、政府が通貨を印刷しなければ政府は残酷だなどと悲鳴が聞こえてきそうである。政府には送り出す金などなく、しかも政府とは金持ちの誰かではなくわたしたち自身であり、それをわたしたちが支払わなければならないということを誰も理解していない。

しかしそれでも量的緩和が終わるということをダリオ氏は予想しない。彼は次のように述べている。

今の状況で政府が予算とバランスを取るために支出を減らし、国民にも同じようにするように求め、不況でもたくさんの債務の不履行や減免をそのままにしたり、あるいはお金を持っている人から直接税金によってお金を持っていない人に再分配しようとしたりした場合のことを想像してみてほしい。紙幣印刷のほうがよほど政治的に受け入れられやすい。

つまり、ダリオ氏はそれが良いから量的緩和が行われるのではなく、良し悪しにかかわらず起こりやすいことが起きると言っているのである。

良いことは起こらない。それは起こりにくいからである。ダリオ氏はこうした量的緩和の状況を以下のように例えている。

これはある意味モノポリー(訳注:人生ゲームのようなもの)でプレイヤーのほとんどが文無しになって怒り出したので銀行役の人が現金を配り始める瞬間と同じようなものだ。

政治とは子供をあやすようなものなのである。しかし政治家はあやす対象から金を十分にせしめて帰ってゆくという点が子育てとは違っている。

政治家が何の責任も取らずに帰った後にはどうなるのだろうか? どれだけ紙幣を刷っても円は下がらないだろうか? しかし同じ先進国であるヨーロッパにはその運命は近づいてきているのである。


そして米国がそうなる前に日本がそうなるだろう。

結論

ダリオ氏を含め、ほとんどの著名投資家は量的緩和について同じことを言っている。例えばコロナショックを予想したガンドラック氏である。

例えばクォンタム・ファンドでポンド危機の際にポンドの空売りをしたドラッケンミラー氏である。

ドラッケンミラー氏: 金融緩和こそがデフレの元凶
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/7103


筆者には彼らの理屈は当たり前のように聞こえるのだが、不思議と理解者は少ない。量的緩和を何も考えずに支持している人々はきっと彼らより深く経済を理解しているのだろう。

物事を理解できる人間は理解できない人間より大幅に少ないので、民主主義は常に間違え続けるしかない。彼らが間違えるのは勝手だが、巻き添えは遠慮をしたいものである。

幸いにも投資家は相場を使って自衛をすることが出来る。まずはユーロが量的緩和の犠牲になるだろう。
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/10616

世界最大のヘッジファンド: ドルは既に紙くずになっている
2020年5月9日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/10645

世界最大のヘッジファンドBridgewaterを運用するレイ・ダリオ氏が引き続き政府による紙幣印刷から身を守る方法について語っている。

通貨下落への防衛手段

前回の記事ではダリオ氏がLinkedInのブログ記事で何故量的緩和は債務の解決手段として悪手であるにもかかわらず人は量的緩和に頼ってしまうのかについて説明した部分を紹介した。

世界最大のヘッジファンド: 量的緩和で人々はリッチになったような気がする
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/10616


そして通貨の価値は破滅的に下落すると主張していた。では投資家はどうすれば良いのだろうか? 今回はダリオ氏が通貨の代用品について語った部分を紹介したい。

通貨とは獲得した富を保存するための手段である。今日手に入れた収入を来月でも来年でも使えるのは、多くの人にとっては銀行に現金を置いておけるからである。しかし現金の価値が下落する時にはどうすれば良いのか? ダリオ氏は次のように説明する。

金は時代を問わず普遍的な代替通貨としての役割を果たしてきた。

株式もまた富の貯蔵手段となりうる。

不動産や美術品なども富の貯蔵手段である。

順番に見てゆきたい。

預金 vs 金積立

まず金だが、ダリオ氏は主要な通貨が1600年以来金に対してどれほど減価したかのチャートを示している。見事にすべてゼロに近づいているのだが、実は通貨の価値は下落するものだということを理解するためには400年も遡る必要はない。

読者は金価格の長期チャートを見たことがあるだろうか。見たことのある読者も少なくないだろう。しかし本当にその意味を実感するためにはグラフの上下を逆にする必要がある。つまり、金価格がどれだけ上がったかではなく、現金の価値がどれだけ下がったかを見るのである。以下は過去50年ほどの間に金に対してドルの価値がどう推移したかのチャートである。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/10645


50年の間にものの見事に紙くずになっている。50年ほど前のドルの価値を100%とすると、現在のドルの価値はその2.3%である。そして考えてほしいのは、この50年間ほとんどの人は資産の大部分を現金のままにしており、その資産は実際に紙くずになったということである。ダリオ氏が言っているのは、今現代人もそうなるのではないかということである。

現金が勝者だった黄金時代

しかし一方で現金のリターンがゴールドを上回った時期もある。ダリオ氏は次のように説明している。

1850年から1913年(第一次世界大戦まで)の期間では通貨(預金など短期金利による収入を含む)を保有した場合のリターンはゴールドを保有した場合のリターンよりも概して良くなっている。

この60年ほどの期間がどういう期間だったかと言えば、ほとんどの通貨は金か銀に為替レートが固定されており、しかも第二次産業革命と呼ばれるこの繁栄の時代では借金の借り手が借りた資金を収入に変え、収入が借金を返していたために貸し手は魅力的な金利を得ることが出来た。

借金で消費や自転車操業の企業を増やすのではなく生産性を増やし、その後には借金をしっかり返せていた時代があった。返せない借金をしないということがどれほど大事かということである。しかしそうでなければ通貨が紙切れになってゆく。

通貨の価値が維持され、しかも経済が成長していて借り手が金利を払える場合には誰もが問題なく良い生活を送っていた。「紙幣を印刷すると豊かになるのではないか」という「壺を買えば幸せになるのではないか」同然のまやかしで自分を騙す必要もなかったのである。この2つに何か違いがあるだろうか? 誰か教えてほしいものである。紙切れよりはむしろ壺のほうが価値があるだろう。


富の貯蔵手段としての株式

そして最後にダリオ氏が株式について語った部分を紹介しよう。

量的緩和により通貨と信用の供給が増加すると、通貨と信用の価値は減り、(その保有者は損害を受け、)債務の負担は減少することになる。

債務負担の減少によって通貨と信用が生産性と企業利益に流れ込む場合には株価の実質値(インフレによる株価上昇を差し引いた後の株価)が上昇するだろう。

まず前提となるのはインフレは株価にとってプラスだということである。インフレとは通貨の価値の下落なので、その通貨以外のすべてのものの価格が上昇する。株価も例外ではない。

ダリオ氏がここで言っているのは、創造された通貨と信用が生産性と企業利益の上昇に寄与する場合にはインフレの影響を除いても株価は上がるということである。今回のコロナショックではどうなるだろうか。そちらについても徐々に書いてゆきたいと思っている。

次のダリオ氏の更新は大英帝国とオランダがどのように基軸通貨のステータスを失ったかについての記事となるらしい。これまでの記事も再確認しながら待っておこう。
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/10645


▲△▽▼


金融市場にインフレの兆し: 金、原油、穀物価格が高騰
2020年10月14日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/11801#more-11801

新型コロナウィルスへの対応のために日本やアメリカの政府は現金給付を行なっているが、金融の専門家たちはこの対応が物価の高騰を生むのではないかと心配している。

アメリカの実体経済にその気配が現れたことは先日記事にした通りである。

米国経済、個人消費が鈍化、インフレは止まらず
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/11782


しかし実体経済を先読みすることの多い金融市場では状況は更に進んでいる。今回の記事では世界の金融市場がインフレをどう考えているのかを見てゆきたい。

新型コロナで企業利益が落ち込んでいるにもかかわらず、株式市場は息を吹き返した。以下は米国株のチャートである。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/11801#more-11801


その原因は中央銀行による金融緩和と政府による現金給付にある。しかしGDPが5%も落ち込むと推計されている大不況を紙幣印刷で無理矢理支えるために金融市場に膨大な資金を流し込めば、噴き上がるのは株式だけではないはずである。

コモディティ市場の高騰

まず上がったのはゴールドである。株式はようやくコロナ前の水準まで戻ったが、金相場はコロナ前の水準を大きく超えて上昇している。


金の値段が上がったために歯科治療に大きな支障が出ている。しかしここまではまだ良いだろう。金は実用されるケースが少なく、ほとんどは投資用として保有されるだけで、歯科治療など一部の例外を除けば社会の大半には影響を与えることはないと言える。

しかし仮に5%もの景気後退(リーマン・ショック時でさえその半分程度だった)を紙幣印刷で無理矢理支えられてしまうとすれば、その資金は株式と金を噴き上がらせるだけに留まることがない。

他のコモディティも上昇開始

原油価格も回復した。金ほどの噴き上がりではないが、いまだ飛行機もほとんど飛んでいない中でここまで回復したことが奇跡と言える。


しかしこれはまだ序章である。次は銅価格のチャートである。


ここまで来ると実体経済に影響を与え始める。銅は電線や建設資材に使われるからである。ホテル業などがまだ低迷しているため不動産市況は悪化しているが、建設費用が高くなることになる。他の金属も上がっており、建設業と住宅購入者はますます厳しくなるだろう。

更に日常生活に身近なコモディティを挙げてみよう。砂糖である。


次はコーンである。


次は大豆である。


ここまで来れば投資家ではない素人でも危機感を覚えるのではないか。米国政府と日本政府による現金給付が日用品の価格を上げ始めている。株式市場のバブルが金相場だけにとどまらず、普段人々が使うような品物の価格までも上げ始めているということである。

結論

最大の問題はバブルが日用品に波及してインフレになっても人々は困窮し、バブルが崩壊して株式と日用品の価格が暴落しても人々は困窮するということである。行くも地獄、帰るも地獄ということになる。

世界最大のヘッジファンド: 政府が金融危機から守ってくれると思うな
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/10473


ざっくりとした言い方になるが、2021年はかなり酷い年になるのではないか。投資家の読者のみならず、投資をしていない読者にも警戒することをお勧めしたいものである。浪費は禁物ということだろう。
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/11801#more-11801

2. 中川隆[-9345] koaQ7Jey 2020年12月12日 11:35:51 : eIoE9QZswE : VkQxbW1yT1RGa0U=[12] 報告

日経のウソ記事にだまされるな
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/277.html

他人の言うことを聞くだけで儲かるほど株は甘くない _ 「S氏の相場観」
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/891.html

株で儲ける方法教えてあげる(こっそり)
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/430.html

株で儲ける方法教えてあげる(こっそり) 新スレ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/822.html

株で損した理由教えてあげる
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/428.html

株で損した理由教えてあげる 新スレ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/823.html

知らぬが仏 _ FX は『ネットパチンコ』 _ 金はすべて胴元に取られる
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/892.html

今人気沸騰の 「レバレッジ型・インバース型ETF」 は 『ネットパチンコ』
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/893.html

FX ・ 先物取引 ・ 空売り は『ネットパチンコ』、 絶対に手を出してはいけない
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/894.html

優良株の長期投資以外はすべてギャンブル
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/907.html

資産を増やすには ほったらかし投資法が断然優れている
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/975.html

年収200万円は資産1億円と同じ、資産を持つより労働収入が大事
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1041.html

高配当銘柄を買うとこういう目に遭う _ JT 日本たばこ産業 (2914)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/976.html

高配当銘柄を買うとこういう目に遭う _ キヤノン (7751)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1014.html

日本郵政グループ株(日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命)を買ったらこういう目に遭った
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/981.html

絶対に損しないプロのポートフォリオ投資法
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/989.html

景気が悪くなるから株価が下がるのではなく、株価が下がるから景気が悪くなる
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/996.html

バッド・ディールよりもノー・ディールの方がいい
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/938.html

借金は「時間を買うこと」_ 良い借金と悪い借金
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/942.html


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鈴木傾城 _ アメリカ株で儲けるほど簡単な事は無い
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/895.html

バフェットの2面性 庶民を装う超富裕層の素顔
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/715.html

株式投資の神様「ウォーレン・バフェット」の言葉を真に受けると悲惨な結果になる
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/886.html

大富豪投資家ジム・ロジャーズ氏の奇妙なコメント
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/633.html

なぜバフェットはコカ・コーラを選んだのか? 優れたビジネスにある3要素とは
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/980.html

幻の柴田罫線
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/429.html

トレンドラインをローソク足チャート上に直線で引くのは間違い
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/974.html

オオカミ少年 Nevadaを斬る
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/326.html

不安を煽って儲けよう 1 _ 松藤民輔という人物
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/890.html

3. 中川隆[-9343] koaQ7Jey 2020年12月12日 12:39:09 : eIoE9QZswE : VkQxbW1yT1RGa0U=[14] 報告
2020年04月19日
バブル崩壊で勝ったのは国債だけだったという事実
http://www.thutmosev.com/archives/68138564.html


危険を煽ってもっと危険な投資や移住を勧めると、どこかから報酬が貰えるのだろうか

引用:http://utel.jp/792-8939/blog/%E9%80%9A%E8%B2%A8%E3%81%A8%E5%9B%BD%E5%82%B5.jpg


最も「勝ち組」の投資は日本国債だった

投資をしている人は「日本国債が危ない」「国債が破綻する」「国債を買うな」という情報を、今までに数多く聞いてきたと思います。

ニュースを見れば国債破綻、投資コラムでは国債を買うなという具合で、悪い投資の筆頭に上げられることが多い。

だが現実に1990年台バブル崩壊で「1円も損をせず」「元金が7倍以上になった」のは日本国債を買った人だけだった。

バブルの頃は色々な投資がブームで、金銀、土地、ゴルフ会員権、株やピカソの絵、ハワイや湯沢の別荘が人気でした。

これらの投資はその後のバブル崩壊で全て損をした筈で、保険や年金商品ですら政府の方針でカットされていました。

そんな中で唯一バブル崩壊の影響をまったく受けなかった投資商品が「日本国債」で、日本国債が危ないという定説とは真逆の結果です。


バナナ売りみたいな投資アナリスト達は毎日毎日「あぶないよあぶないよ、さあ国債が破綻するよ」と道端で「国債が危ない」と言い続けています。

彼らがそう言っている理由は国債以外の投資商品を売って稼いでいるからで、国債が売れたら困るのです。

日経先物とかFXとか株とか土地とかピカソの絵を売って初めて「カモ」から金を取れるので、日本国債が売れたら儲からなくなるのです。


1980年に日本国債を購入した人は、30年後の2010年に7倍に増えていて、もし最初に1000万円なら7000万円、100万円でも700万円に増えていたのです。

バブル崩壊も阪神大震災も福島原発もリーマンショックもすべて無関係で、1980年台に買っていさえすれば誰でも7倍になったのです。

では日本国債を買う以外でこの30年間に投資で資産を7倍にした人がどれだけ居たか、聞くまでもなくほとんど居ないはずです。

日本国債より危険な投資に手を出す人々

「そんなのウソだ。日本国債はゼロ金利じゃないか」というもっともな意見がありますが、それでも30年間毎年金利が付くことで、5倍とか7倍に増えるのです。

考え方を変えれば本当に「金利ゼロ」だったとしても、デフレで物価が下がると実質的にお金が増えるのです。

「経済専門家は皆日本が破産すると言っている」というもっともな意見もあるが、逆に日本政府が破産した後に残る安全な物って何なんでしょう?


例えば土地は消えませんが、戦前日本最大の資産家だった本間家(ローソク足を発明した本間宗久の子孫)は敗戦でアメリカ軍に土地を没収され、ただの釣具屋になり今は中国に買収されて消滅しました。

有名企業の株を保有しても日本政府が倒産するほどの事態なら、三菱や三井やトヨタだって倒産するでしょう。

金などの貴金属は物質として目減りしませんが、あの手のものは長期的には必ず物価上昇率より価値が目減りしていきます。


日本国債がデフォルトするほどの危機なら、どんな資産も無価値になる可能性が高く、それらより危険ではありません。

例えば沖縄県知事のアホは「中国に統一してもらって日本から独立しよう」と言っていますが、中国は共産国家で個人の土地所有が認められていません。

米軍基地が中国軍基地にかわり、土地は政府の所有になり、住民は政府から借りた借地に住む事になります。(中国人民はそうしている)

日本国債より安全な投資って何?

日本国債が無効になるほどの衝撃というのはこれほどの事が起きると推測でき、こんな事を考えるよりは自衛隊に税金を払ったほうが幾らかマシです。

「日本国債がアブナイから他に投資しよう」という考えは一見合理的にみえて、相当におかしいのが分かると思います。

例えていえば「巨大隕石が地球に落下するから地球の裏側に逃げよう」みたいな話で、恐竜より頭の働きが鈍いです。


日本国債ではなく米国債など外国政府に投資しようという人も居て、こちらの方は理にかなっています。

円高が進んでも日本よりアメリカの金利が高いので、最終的に日本国債を買うよりも、数十年後に元本が増える可能性は高いです。

だがしかし日本の証券会社から米国債を買って、日本政府が倒産したときにその証券会社は存在し、銀行は投資した元本を保証してくれるのか甚だ疑問です。


日本が破産したとき自分が買った証券会社が倒産していて、資産保全しているメガバンクも倒産したら、買っておいた米国債も消滅するでしょう。

アメリカの証券会社から米国債を買うという方法もあるが、おそらく日本からだと余計なコストを取られたり不利になるかも知れません。

このように考えると「日本国債があぶない」から色々な投資を試みるのは、結局どれも日本国債そのものより危険な投資に手を出すハメになります。
http://www.thutmosev.com/archives/68138564.html  

4. 2021年2月21日 20:27:08 : 8zr4M1HZ5I : d2dDT2ZmcVFyV00=[24] 報告
【バフェット流】長期投資の極意!誰でも株でうまくいく方法
2021/02/15





短期投資は猛者たちがしのぎを削る「ゼロサムゲーム」ですが、長期投資はみんなが幸せになれる「プラスサムゲーム」です。誰でも資産を増やせる方法を、バフェットの名言に沿って解説します。
5. 中川隆[-6964] koaQ7Jey 2021年3月02日 15:20:36 : FnXfRqdhm6 : NHdEMUozR20zbHc=[21] 報告
「米金利上昇で株価下落」は古い?下げ相場しらぬ新人投資家が波乱要因、今後の2シナリオ=栫井駿介
2021年3月2日

日経平均株価は先週末に1,200円超えの急落を演じ、昨日3月1日には697円高と反発して2万9,663円となりました。米長期金利の上昇とその一服が原因とされていますが、なぜ株価は上下したのか。その原理と今後の展開について解説します。ワイルドカードとなるのは、恐れを知らない個人投資家の存在です。(『バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問』栫井駿介)

大きく上下する日経平均株価。コロナが終わると株価は下がる?

株価が下落傾向に転じています。先週末の2月26日、日経平均株価は久々に1日で1,000円以上の下落となり3万円を割り込みました(※編注:原稿執筆時点2月28日。週明けの3月1日の日経平均終値は前週末比+697円と反発、2万9,663円となっています)。

日経平均株価 日足(SBI証券提供)
https://www.mag2.com/p/money/1025020

株価が下落している最大の要因は、米長期金利の上昇です。10年国債利回りは1年ぶりの高水準となっています。

米国国債10年 日足(SBI証券提供)
https://www.mag2.com/p/money/1025020

私はこれまで口を酸っぱくして言い続けてきたように、米国の景気回復傾向が見られるとFRBは金融緩和の終了(テーパリング)に向けて動き出します。

すなわち、コロナ禍の終了によって金利が上昇するのです。

金利上昇で株価が下落する理由
これまで株式市場の上昇を牽引してきたのが、この金融緩和によるバリュエーション水準の上昇でした。この原理は、以下の計算式によって導かれます。

PER=1/(rーg)
※r=金利+α、g=成長率

この計算式に数値を代入すると理解しやすいと思いますが、金利が下落すると分母が小さくなるので、PER水準は上昇します。さらに、成長率(g)が高い企業ほど分母が小さくなり、PER水準は高くなることがわかるでしょう。

これによって、成長率が高いと目されるハイテク企業を中心にバリュエーション水準の切り上げが起こり、株価が上昇したのです。

今起こっていることはそれとは反対です。金利の上昇によって分母が大きくなったことで、PER水準の切り下げが起こるのです。また、成長率が高い企業ほど金利への感応度は高くなりますから、株価も下落しやすい状況になります。

だからこそ、多くの投資家は金利上昇に敏感に反応しているのです。

それではなぜ金利が上がっているのかといえば、景気回復への期待感があります。米国の失業率は最悪期から低下し、期待インフレ率は2%を超えました。FRBは金融緩和の出口(テーパリング)の目安をインフレ率2%としており、景気回復が早期の金利上昇を意識させているのです。

もっとも、景気回復を伴う金利の上昇は「良い金利上昇」と言われ、この後本当に景気が回復するようなら株価にはプラスの影響を与えます。上記の計算式で言えばgが上昇するからです。


政府の手厚い支援は貯蓄に回った
一方で、必ずしも望ましくないシナリオもあります。それが景気回復を伴わないインフレです。

目下失業率は低下していますが、その裏にはそもそも求職活動を諦めてしまった「隠れた失業者」が存在すると言われます。彼らは統計には出てこないのです。これが、景気回復の判断を誤らせる可能性があります。

景気回復の主体にも注意が必要です。一般的に、所得が低い層ほど、限界消費性向が高いと言われます。限界消費性向とは、収入が増えた分どれだけの割合を消費に回すかという指標です。すなわち、所得の低い層の収入が増えた方が、実体経済を回復させる力があるということになります。

ところが、日米問わず所得の低い層ほど飲食やサービスなどの現場で働いている割合が高くなります。そして、これらの業種はコロナ禍で危機的な状況です。したがって、彼らの収入が増える状況ではないのです。

では、どこの景気が回復しているのかと言えば、ITなどホワイトカラーにおいてです。彼らの収入は安定していますが、もともと貯蓄性向が高い上にコロナ禍で消費する場所もありませんから、その多くは貯蓄に回ることになるでしょう。

実際に、日本でも米国でも、支給された給付金の大半は貯蓄に回っているのです。

あり余るマネーが向かう先は?
そこで私たちが見るべきは、貯蓄に回ったお金の行方です。

米国ではゲームストップ株の騒乱に見られるように、個人が直接的に投機によって市場を揺るがしています。ビットコインの上昇もその一端でしょう。彼らが直接投資せずとも、銀行預金や投資信託などを介して金融資産にお金が流れることになります。

このお金がこれまでは株に流れていましたが、それだけでは物足りなくなり、やがて資源(コモディティ)や不動産に流れることになるでしょう。すでに原油価格の上昇が見られますし、銅価格は11年ぶりの高値を記録しています。

Copper先物<COMEX> 週足(SBI証券提供)
https://www.mag2.com/p/money/1025020/2


株価の上昇は実体経済に直接的な影響を与えにくいのですが、資源や不動産価格は私たちの生活に直接的な影響を与えます。1970年代のオイルショックはその典型的な例ですし、上記で挙げた銅も電気自動車をはじめさまざまなハイテク製品で利用されます。

ここに投機的な資金が流れ込んでしまうとどうなるでしょう。

景気回復を伴わないインフレの懸念
原油価格が上昇すれば世の中のあらゆる製品が値上がりしますし、不動産価格が上がれば住む場所にも困る人が出てきます。

現にアメリカでは、家賃の上昇で住む場所を追われる低所得者も少なくありません。失業はこれにダブルパンチを与えるでしょう。

このようなコスト・プッシュ型のインフレになると、誰にとっても良いことはありませんから、投機的な動きを抑えるために、FRBも金利を引き上げざるを得なくなってくるのです。

私は景気過熱によるインフレよりも、投機的な動きによるインフレの可能性の方が高いと考えています。したがって、私たちが今後気にすべきは原油や銅などの資源価格、不動産価格と言うことになるでしょう。

上記のシナリオは、数年単位の長期的な話になる可能性もあります。じっくり見ていく必要がありそうです。

今週も下がるようなら大きく崩れそう
それでは、長期投資家として私たちはどのように動いたら良いでしょうか。

これまで株価上昇が続いたおかげで、多くの機関投資家はそろそろ利確したい思惑に駆られていると思います。その証拠に、この1週間はハイテク株の下落が目立ちます。代わって割安株に資金が流れつつありますが、成長性の見込みにくい割安株に資金が流れ込む時はおおよそ相場の終盤です。

ただし、ここでワイルドカードとなっているのが、恐れを知らない個人投資家の存在です。

最近参入したばかりの投資家は下げ相場を知りませんから、先週のような少しの下落があれば喜んで買いを入れる可能性があります。マクロ的に見ても、その資金余力がある状態でしょう。

一方で、下げ相場を知らないからこそ、今後下げが続く場合はパニックになり、一斉に売り浴びせる可能性もあります。この両方の可能性が、相場の見通しを難しくしているのです。

ただ、パターンはそんなに多くありません。ここで下げ止まるならさらなる上昇を呼び込むでしょうし、さらに下がるなら大きく崩れることになるでしょう。どちらになるかは、一旦は今週の動きによって左右されそうです。

そんな中で、私たちが取るべき行動はさらにシンプルです。上がるようなら無理についていくことはありませんし、下がるようなら絶好の買い時となります。

長期投資家として、久々にワクワクしてきました。来るべき時に備え、心の準備を整えたいと思います。

6. 2021年3月09日 12:29:16 : jYfMRWGpzc : dG5QRVRuR3NmRWs=[73] 報告
日銀ETF買い入れ減額?「ステルス・テーパリング」で急な株価下落に注意
2021/03/08





7. 2021年3月09日 16:51:57 : jYfMRWGpzc : dG5QRVRuR3NmRWs=[84] 報告
米株式市場を揺るがした”ロビンフッド騒動” _ 初心者は高レバレッジで巨額投資をして破産する
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1134.html
8. 中川隆[-6676] koaQ7Jey 2021年3月09日 18:19:31 : jYfMRWGpzc : dG5QRVRuR3NmRWs=[97] 報告
「バフェット指数」が30カ月ぶりの高水準…世界の株式が割高であることを示す Aug. 14, 2020
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/348.html

バフェット指数
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1139.html

9. 2021年3月13日 11:59:50 : F4ypLK0IXM : NHNoY1VYZEpXUXc=[13] 報告
パナソニック株は買い?売り?業績低迷の原因と今後の見通し
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1135.html
10. 2021年3月18日 16:23:25 : dzHoUYWlyY : RjZTcGp4cTNLSms=[15] 報告
田村秀男×木内孝胤<日本再興>#1 生放送


11. 2021年3月19日 21:48:16 : XaF5TPsry2 : bG5IWDJHbksveFU=[23] 報告
銀行株上昇!まだ上がるか?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1136.html
12. 2021年3月21日 13:45:37 : 56w0TbOpRk : SWJDemhtTzJaUWc=[16] 報告
伝説の相場師・詐欺師
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/130.html
13. 2021年4月05日 16:55:42 : yvoVOPRldA : cC9XWU5uS3VveE0=[54] 報告
日立1兆円買収!高値づかみ?金額の妥当性とこれからの見通し
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1153.html
14. 2021年4月05日 17:59:08 : h9VJIcOGtw : bllJeXJXSnZxbGc=[2] 報告
フィボナッチ 計算ツール
https://jp.investing.com/tools/fibonacci-calculator
15. 中川隆[-5162] koaQ7Jey 2021年4月28日 08:59:06 : hXgPIRrCOI : QW03RVRmUlRTU2c=[5] 報告
米国株は割高か?連日最高値更新の死角
2021/04/19




米国株が最高値更新を続けますが、バフェット指数は200を超え、その他の指標でも割高感を示しています。この上昇はどこまで続き、何をきっかけに下落を始めるのでしょうか。そのリスクを考えます。
16. 中川隆[-5264] koaQ7Jey 2021年5月01日 15:12:39 : lVUDwG90TQ : My9UOTJ4RWJwSms=[24] 報告
投資に関する本を読んでいて、著者は昔活躍した有名な外資系ディーラーで、教え子が数千人居ると書いていました。

その投資教官は「自分の教えた中で投資で勝っているのは1人もいない」全員が負けていると書いていました。

多くのプロディーラーは自分が負けているのに客に指南したり、客に代わって投資しているが当然負けているのだそうです。


銀行や大手証券会社勤務のプロディーラーの99%は生涯トータルで負けていて、考えてみるとそれは当たり前だそうです。

自力で投資で勝てる人は外資系銀行なんかに勤めていないで、バフェットやソロスのように独立すれば数兆円稼げるのです。

勝てないあるいは勝ち負けぎりぎりの人は独立しても食えないので、銀行や証券会社に勤めているのだそうです。

自分が教わる教師を選んだ方がいい

プロ投資家やプロディーラーという肩書の人が非常に多いが、その実態は99%負けているのです。

一般に投資家は9割が人生トータルで負けるとされるが、プロの勝率が素人より低いのには理由があります。

素人つまり私は「調子悪いな」と思えば投資しなければ良いが、プロは会社から「今日のノルマ」を言い渡されます。


勝とうが負けようが投げなければいけない野球のピッチャーと同じで、負けると分かっててもやらなくてはならないから負けます。

あるいは動画サイトのユーチューブを見ていると「動画の再生数を増やす方法」などを指南してる人たちが居ます。

笑ってしまうのはそれらの動画自体のアクセス数が数十とか数百だったりして、「自分の再生数を増やしたらどうか」と思います。


ネット時代になり一般の人が簡単にブログや動画で発信できるようになり、教える人の知識や経験が生徒より未熟という例が出てきました。

パソコンのトラブルで検索したら同じ症状の人がブログを書いていて、読んだら結局自分と同レベルだったという事がありました。

最近学校の教師が色々問題を起こしていて、教師の質の低下が言われています。


今の教師が数十年前に教わった知識は古く(IT関連など)、現代では通用しない事が多いでしょう。

おまけに日本の教師は新卒採用なので全員が社会経験ゼロ、生まれてから学校の中しか知らない人達です。

学生が学生に教えているようなのが日本の学校で、これでは生徒のためにも良くないでしょう。


数年前eスポーツ(スポーツとしてpcゲームなどをする競技)の学校が創設され、入学した人が実態を報告していました。

学校は創設したものの教える人がおらず、生徒はずっと自習でスマホゲームをやらされていたそうです。

誰でも教える側になれる時代だからこそ、自分が教わる教師のレベルがどの程度なのか知る必要がある。


もし自分よりレベルの低い「教師」に当たったら人生を棒に振りかねない
http://www.thutmosev.com/archives/85706310.html

17. 2021年5月09日 08:09:27 : pH7LB4YiqE : NWpMZVlHRmxRT0E=[3] 報告
JR東日本が本気を出した!コスト削減とREIT参入の勝算
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1183.html
18. 2021年7月16日 04:14:52 : sYFWmwfDwI : WVVBRG5XRlp5U0k=[1] 報告
ストキャスティクス分析
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1191.html
19. 中川隆[-16548] koaQ7Jey 2021年9月07日 04:49:22 : r5z45lvW9w : b2RKcGJ1YVo0ZE0=[9] 報告
インフレ相場における投資家の選択肢は高成長株より低成長株
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1192.html
20. 中川隆[-14842] koaQ7Jey 2021年12月06日 10:26:41 : pnaVn9Bjno : L2Rtbi5QL3JDcXc=[7] 報告
12%の法則 _ 12%動くとその方向に20%動く確率が高くなり、20%動くとその方向の相場が始まる
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1202.html

9月と10月は株式市場にとってパフォーマンスが最弱の月 _ 5月に売って10月に買うのが良い
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1199.html

酒田罫線法 〜酒田新値の数え方から玉の入れ方まで
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/836.html

21. 中川隆[-14336] koaQ7Jey 2022年1月03日 11:05:17 : 6LlYltVJk2 : UzNNQUhISVRpOGM=[3] 報告
2022.01.02 今年の投資で勝つ為のキーワード。
 2022年の予定表を見ますと、日本では7月の参議院選挙、米国では11月の中間選挙が目に入りますが、結果によっては波乱要因ですが、これは短期的な事でマーケットの方向性を示すものではないと思います。やはり重要な事は、テーパリングの終了や利上げに動き出すFOMCの動向とそれに対する市場の反応が大きな分岐点になります。世界の大半の投資資金は米国中心に運用されていますので、米国の相場次第である事は22年も変わりません。

 ただ、米国株はダウで言うと、リーマンショック(2008年9月)後のダメ押し底6547ドル(09年3月)から急角度の上昇で21年11月8日の史上最高値3万6432.22ドルまで5.57倍となる13年に渡る大相場の最中です。しかも、新型コロナウイルス感染拡大という特殊要因があるとは言え米国11月の消費者物価は前年同月比+6.8%と言う高水準で、テーパリングから利上げへと進もうとしています。当然、大相場14年目の今年、大天井を打ってもおかしくありません。

 従って多くの投資家の心の中にはこの考えがありますから、少しの事象に対して過度な反応をすることになります。22年は21年より上げ下げの激しい年になる事が考えられます。この時、それが短期的な事象か、相場が後退期に入る大きな流れの入り口かの判断で、今年の投資成果の結果が分かれます。

 重要な事は「インフレは企業にとって敵ではない」と言う事です。「敵は価格転嫁できない」ことです。価格転嫁出来れば高インフレは企業に莫大な利益をもたらします。単にインフレ率だけで下げたところは押し目買いのチャンスです。

 利上げについても同じ考えです。景気の上昇と共に金利が上がるのは当然で、これを「良い金利上昇」と言います。企業の利益率や景気を圧迫したら「悪い金利上昇」となり売り要因になります。それが何%かは企業の利益率によります。

 まとめますとキーワードは「価格転嫁できないほどのインフレ率」と「企業利益を圧迫する金利水準」です。
 実はまだ重要な事がありますが、それは明日書きます。
http://kasset.blog.fc2.com/blog-entry-2746.html


2022.01.03 需給・人気的アプローチ。
http://kasset.blog.fc2.com/blog-entry-2747.html

 昨日申し上げた事はファンダメンタルズ的アプローチです。相場には両輪とも言える需給・人気的アプローチが必要です。

 株価は「業績・需給・人気」が3大要素です。株価の集まりであるダウや日経平均の動きも同じことが言えます。一企業として擬人化した日経平均予想EPSと言う概念がその代表です。

 さて、需給を見て見ましょう。マネタリーベース(日銀が直接的に供給するお金)は、10月の平均残高660兆円の過去最高の後、11月も659兆円と過去2番目の水準。

 マネーストック(企業、個人などの通貨保有主体の通貨量の残高 )も11月現在1527兆4000億円と過去最高です。モノの値段を決めるのはおカネとモノの量のバランスです。モノの方は、岸田政権が規制をかける(有り得ませんが)と言われる自社株買いはIPOの時価総額を上待っています。この流れがどう変わるか見ていましょう。

 最後が最も投資家にとって分からない「人気」です。これは株価に聞くしかありません。移動平均乖離率や騰落レシオ等短期的な指標はたくさんあります。ご自身の感覚に一番合った指標(あるいは複数の指標)を採用したらどうかと思います。長期的には12%の法則(相場は12%下がると20%下がる可能性が高く、20%下がるとその相場は終わる)を参考にしたらどうかと思います。

 とにかく、自分で決めたルールを波乱の時に忘れない事です。せっかく押し目買いと決めていたのに下げたら怖くなって売ってしまったとか、高くなったら売ろうと思っていたのに逆に高いところで買い乗せてしまったとか、投資には良くあることです。冷静に相場を見れば、今年の波乱はチャンスになります。
http://kasset.blog.fc2.com/blog-entry-2747.html

22. 2022年1月29日 15:03:31 : B9JL8APU2Y : cEFEaDNPdW5NRC4=[6] 報告
世界最大のヘッジファンド: 2022年世界同時株安の理由
2022年1月28日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/19213#more-19213


世界最大のヘッジファンドBridgewaterを運用するレイ・ダリオ氏が2022年の株価急落の原因について語っている。それは利上げを含む金融引き締めなのだが、そもそも利上げで株価が下落するのは何故だろうか? 一度復習してみるのも悪くないだろう。

世界同時株安の原因

まずは米国株の主要株価指数S&P 500の現在のチャートを掲載しよう。


https://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2022/01/2022-1-28-s-and-p-500-chart.png


S&P 500に関して言えばまだ辛うじて上昇トレンドを崩しているとは言えない。しかし米国小型株や日本株など他のものに関してはかなり崩れてきている。以下の記事で事前に予想した通りである。バブル崩壊前夜にはいつもこうなるのである。

2022年のスタグフレーションに投資する方法

何故株価は崩れかけているのか? ダリオ氏はコロナ後の経済の状況をこう説明する。

これまでわれわれは大量の負債を作り出し、大量の現金を給付した。それで誰もが現金を受け取った。更にものを買うためにお金を借りようと思えば、それも簡単だった。

背景にあるのは量的緩和と現金給付である。こうした緩和策は経済を浮揚させると見せかけて実は何年も持たず、大きなバブル崩壊の原因となるのだが、人々はそれに気付かずに紙幣を印刷したがる。

しかも今回のバブル崩壊は例えばリーマンショックの頃よりも深刻である。何故ならば、アメリカでは40年ぶりの物価高騰が起きているからである。

コロナ蔓延でもインフレ止まらず、12月米物価上昇率は7.1%


7.1%のインフレとは1年の間に預金の価値がそれだけ減ったということである。日本でもガソリンなどの価格が上がっているが、それはその分貯蓄の価値が目減りしたということである。インフレを喜んでいる人々は、もう随分減ってきたとは思うが、その意味を理解しているのだろうか。

ダリオ氏は次のように続ける。

購買力をそれほど大幅に増強すれば、経済は商品とサービスを作ろうとはするが、結果として大規模なインフレになる。

それで利上げが必要となる。政策金利が上がるとそれに連動する住宅ローンや自動車ローンなどの金利も上がり、ものを買うための資金を借りにくくなり、インフレが抑えられる。

インフレと金融引き締め

金融市場では金融引き締めが必要となることを早くから織り込んでいたが、アメリカの中央銀行Fed(連邦準備制度)のパウエル議長はインフレが手遅れになるまでインフレの脅威を否定し続け、緩和を継続してインフレに燃料を供給し続けた。

ガンドラック氏: パウエル議長はただインフレが続かないように祈っているだけ
何故ならば、自分の金融引き締めが引き起こした2018年の世界同時株安のように、金融引き締めをすれば株価が暴落すると分かっていたからである。

世界同時株安を予想できた理由と株価下落の原因 (2018/10/28)


パウエル氏は自分が株価暴落の引き金にはなりたくなかったが、アメリカ社会がインフレを恐れ始め、「株価を急落させても利上げをしなければ物価高騰が続いてしまう」という免罪符を手に入れるや否や強力な金融引き締めを発表している。

アメリカ、2018年の株価暴落を引き起こした量的引き締めを発表


免罪符を手に入れるまでパウエル氏が引き締めを避け続けたという事実だけでも現在の株価急落の説明にはなるのではないか。

手遅れになった物価高騰

元々インフレが酷くない間に金融緩和を止めていればこれほどの事態にならなかったのだが、上記の経緯から緩和のブレーキは遅れた。それで本来必要だった以上の金融引き締めが必要となり、その規模は明らかに株価を殺してしまう量が必要とされている。ダリオ氏は次のように続ける。

金融市場は早くから利上げが必要になると織り込んできたが、Fedは市場よりも後手に回り続け、金融引き締めは遅れた。したがって今、高騰した物価に対応するべく金利が上昇している。

政策金利を先回りする市場の2年物国債の金利を見てみよう。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2022/01/2022-1-28-us-2-year-treasury-bond-yield-chart.png


怒涛の勢いで上がっている。上がってはいるが、1.2%程度で7.1%のインフレが収まるわけがない。金利は何処まで上がるだろうか。そして1.2%でも株価にとっては十分脅威なのである。

金利上昇と株価の関係

以上がこれまでの経緯である。しかしそもそも金利が上がれば株価が下落するのは何故だろうか? ダリオ氏は次のように説明する。

すべての資産は互いに競争しなければならない。

金利、つまり債券の利回りは1%程度上がった。そうすると他のものにも連動する。

競争とはどういうことだろうか? 債券や株式など様々なものに投資をする投資家の気持ちになってみれば良い。

例えば国債に投資をしても金利が0%の状況で株価が年間5%上昇するならば、誰もが株式に投資をしようと思うだろう。

一方で国債の金利が仮に4%まで上がったとして、株価の上昇見込みが変わらず5%だったとすれば、1%の差のために下落リスクのある株式を買いたいと思うだろうか?

これがダリオ氏の言う競争である。だから金利が上がると株価は下がらなければならない。株価が下がると将来の上昇余地が増えるということだから、株式の予想リターンは改善して5%から8%に増えるかもしれない。それならば4%の金利とも釣り合いが取れるだろう。このようにして市場は互いに調整するのである。

緩和を永遠に続けられる時代は終わった

金融引き締めで株価が下落することは過去にもあった。例えば2018年である。

世界同時株安を予想できた理由と株価下落の原因 (2018/10/28)
当時は市場が20%程度下落したところでパウエル氏が株安の原因は自分だと認め、引き締めを撤回して株価は反発した。

しかし今回の問題は、金融引き締めを止めると物価高騰が続いてしまうことである。

ダリオ氏は次のように続ける。

市場を資金漬けにしても物価が高騰せず、金融引き締めも必要にならない、そういう時代は終わった。いまや相場のサイクルの新たな局面に達している。

これはインフレ愛好家たちの致命的な矛盾なのだが、緩和を永遠に続けられていたのはデフレのおかげである。物価が上がらないからこそ緩和が続けられたのだ。だがその時代は終わった。

ハイエク: インフレ主義は非科学的迷信
何故その時代は終わったのか? ダリオ氏が「サイクルの新たな局面」と呼んでいることに着目したい。サイクルと言うからにはこれまで同じ事が何度も起こってきたということである。

暴落までのサイクル

金融緩和のサイクルとは次のようなものである。まず経済成長が以前ほどではなくなってきて、人々は金融緩和に頼るようになる。金利を下げると経済と株価は回復し、人々は喜ぶ。

そうしている内に今度は金利がゼロまで下がってしまい、これ以上下げられなくなる。そうすると人々は紙幣を印刷し始める。量的緩和である。(もう公に紙幣印刷と呼んでしまって良いのではないか?)

量的緩和はリーマンショック以後の新しいものだと思われがちだが、人類の歴史上紙幣印刷は何度もあった。元々は紙幣ではなく金貨だったから、改鋳によって金貨に含まれるゴールドの含有量を減らしたりしたのだが、それは要するに貨幣の価値を薄める今の量的緩和と同じことである。

奇妙なことに国民は政府の借金を薄めるために自分の貯金の価値を減らす政策を喜んで支持している。人々は生まれながらの奴隷なのだろう。

しかし問題は、紙幣印刷を行なっても10年か20年の間はインフレが起こらないということである。この10年という期間はレーガノミクスの1980年代に緩和が始まって緩和バブルが完全に崩壊するまでの50年から見れば短い期間なのだが、人々の実感として10年は長い。

だから人々は「どれだけ紙幣を印刷してもインフレにはならない」とする錯覚に陥ってしまう。そう主張しているMMT(現代貨幣理論)は新しいものに思われがちだが、歴史を振り返れば緩和バブル相場の末期にいつも同じ主張が現れ、バブル崩壊とともに消えてゆく、いつものことなのである。

ただ、この紙幣印刷理論はいつも違う名前で現れるので新種だと錯覚されがちである。紙幣印刷でみな幸せになると主張する幸せな人々にはダリオ氏の以下の言葉を贈りたい。

世界最大のヘッジファンド: 共産主義の悪夢が資本主義にのしかかる
われわれが消費をできるかどうかはわれわれが生産できるかどうかに掛かっているのであり、政府から送られてくる紙幣の量に掛かっているではない。

紙幣は食べられない。

結論

こうしたことは金融史をきちんと勉強した人間には当たり前のことである。ドル以前に世界の基軸通貨だった大英帝国のポンドやオランダ海洋帝国のギルダーが金融緩和でどうなったか、ダリオ氏が説明しているのでそちらも参考にしてもらいたい。

世界最大のヘッジファンド: 大英帝国の基軸通貨ポンドはいかに暴落したか
世界最大のヘッジファンド: 量的緩和で暴落した世界初の基軸通貨
また、「でも日本は紙幣印刷してもインフレにならないではないか」と思う人ももしかすればまだ居るかもしれないが、それについては以下の記事で説明しているので参照してもらいたい。

世界最大のヘッジファンド: 何故日本円は暴落しないのか?
ここでは2022年の株価暴落も含めてすべて事前に説明しているのである。

2022年の株式市場はインフレと金融引き締めで暴落する
株価暴落とはもちろん、現状の10%程度の下落や2018年のような20%程度の下落のことを言っているのではない。

ここの読者にはその意味が分かるだろう。インフレで株価が60%下落した1970年代のチャートをもう一度掲載しておく。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2021/11/1970-1974-nasdaq-composite-chart.png


https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/19213#more-19213

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