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構造論的物象化を縦糸に、地政学的関係性を横糸にして紡がれているのが人類の歴史である。
http://www.asyura2.com/08/idletalk31/msg/491.html
投稿者 彼岸楼 日時 2008 年 5 月 13 日 22:03:34: njbqC.Mf1PyZ2
 

(回答先: このご意見に賛同します。 投稿者 ワヤクチャ 日時 2008 年 5 月 12 日 22:41:15)


 ワヤクチャさん、こんにちは。


 >このご意見に賛同します。

 「このご意見」とはチベット問題に関して中国批判をしない左派は偽善者であると云った主張を指してのことだと想われますが、ワヤクチャさんは「左派」=「偽善者」との全称的命題を肯定(是認)されるのでしょうか。
 「〜そうである」や「〜という」等で表現されるような伝聞や想像をもとに導かれる言説にも拘わらず、考察者k氏がそれを“論証”と強弁して厭くことがない推論について無批判に賛同することに、私は違和感を禁じ得ません。

 >チベットの件に関しては中国政府を批判しなといけないと思います。

 チベットと中国との間にある問題は最早単なる人権上の事柄にとどまらず、1951年の「17カ条協定」を契機にして主権をめぐる鬩ぎ合いに完全に転化してしまっています。これはチベット亡命政府側も中国政府側も先刻承知のはずですので、中国批判にあたってはそのことを十分踏まえて行なうことが要求されると考えます。

 標題:『構造論的物象化を縦糸に、地政学的関係性を横糸にして紡がれているのが人類の歴史である。』とは、松浦氏の諸々の言説に触発され、また多くの示唆を受けながら私流に纏めてみた歴史観であり、さらに『時に横糸は人類全体にとって災厄の種にもなるが、育て方次第では済いの実にもなり得るだろう。』と続いています。
 縦糸に内在する本性とその顕現(横糸の現出)に伴なう矛盾を明らかにしたのがマルクスであり、問題解決の当事者能力の所在を新興勢力としての“プロレタリアート”に求めたことは言辞をまたないでしょう。そして、それは人類に課せられた問題であり、当事者意識において、特段、左派と右派とを別つような謂れは見当たりません。
 松浦氏が再三強調されてもいることなのですが、キーワードはやはり『常に現象の外に立つこと』でしょう。それは部外者であれという意味ではなく、政治的社会的な事象を考察するために必要不可欠な主体に求められるべき基本姿勢であると考えます。同志ワヤクチャさんには是非とも松浦氏が示されている見識を心の片隅に置いていただければと望んでいます。

 Auf Wiedersehen.


 <参考URL>
 影の闇さんの論法の興味深い特徴。 投稿者 松浦 日時 2008 年 5 月 09 日
 http://www.asyura2.com/08/asia11/msg/276.html
 社会と権力、何が実体なのか? 選挙で反ファシズム戦線? 投稿者 松浦 日時 2007 年 7 月 28 日
 http://www.asyura2.com/07/kenpo1/msg/613.html
 不可欠なルール 投稿者 松浦 日時 2007 年 6 月 26 日
 http://www.asyura2.com/07/senkyo36/msg/1243.html


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