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「衣食足りて礼節を知る。」という故事がある。
先日NHKのニュースアップでベーシックインカムの話題があり
そこでも使われていた。
多分であるが、「衣食足りて礼節を知る」という人はいる。
しかし、あくまで比率の問題ではないだろうか?
決して少なくない人は「衣食住保障されて礼節を忘れる。」となる気がする。
一寸、周りを見渡してみると「親の財産」だけで食っていけるような者に「礼節など無関係」というような感じの人がいる。
基本的には「礼節」を知るのは、ギリギリの貧困生活にあれば「礼節」などにはかまっていられないで、食うのが精一杯と言う事で、「衣食」が足りてこそ、「人間の心」が取り戻せるという意味で、逆に「衣食」の心配をしなくても良いと言う状況になったら「礼節」を忘れても、「衣食」には困らないということになる。
比率的にはどの程度かは予測できないが、仮にBIを導入する事で2割の人が「礼節を忘れる」という方向に流れれば、経済は大混乱となるだろう。