現在地 HOME > 掲示板 > 戦争63 > 1050.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20041128/mng_____kok_____002.shtml
【キエフ=滝沢学】大統領選をめぐる混乱が続くウクライナの最高会議(国会)は二十七日、事態打開に向けた臨時会を開き、今月二十一日の決選投票に不正があったとし、選挙を無効とする決議を採択した。同時に与党のヤヌコビッチ首相の勝利を決定した中央選管の不信任も採択。決議に法的な拘束力はないが、議会が「不正」と判断したことで、野党側が求める投票やり直しへの流れが強まった。
ヤヌコビッチ首相は選挙不正の問題点は裁判で決着すべきだとし、再投票に応じない姿勢を貫いてきた。しかし、最高会議が首相と野党のユシチェンコ元首相による政治的合意を求めることも決めたため、首相側が妥協することも考えられる。
このほか臨時会では、クチマ大統領に対し、十二月一日までに中央選管の新メンバーを選出することを要請。これらの動きをにらみながら再投票の日程が詰められていくとみられ、十二月十二日実施の情報も出ている。
臨時会には最高会議の定数四五〇のうち四百二十八議員が出席。リトビン議長が「中央選管は(十月の)第一回投票の集計で既に信用を失っていた」とし、不正な集計がまん延していたことを示唆。「最高会議は今回のすべての状況に対し責任を負う」として無効の決議を提案、二百五十五議員の賛成で採択した。
再投票を求める野党幹部は二十七日、投票を公平に実施するためには、ヤヌコビッチ氏が首相を辞任すべきだと主張した。
一方、両氏とクチマ大統領、国外の仲介者らが二十六日夜の会談で設置に合意した平和的解決へ向けての「作業部会」も二十七日に始動。野党側は、作業部会が長引けば街頭での抗議行動を拡大すると表明した。
首都キエフでは同日も両陣営の支持者がそれぞれ集結。ユシチェンコ氏の支持者は、政府庁舎などの封鎖を継続し、政府機能はマヒしたままとなっている。