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(回答先: Re: ボルシェビキ革命で赤軍にやりたい放題された歴史 投稿者 ジャック・どんどん 日時 2004 年 11 月 29 日 00:43:24)
これについては、多くの論者が指摘しています。ケレンスキー政府(第一革命によるもの)を武力で倒したのですが、その時レーニンは「あらゆる権力をソビエトへ」と言って、武力による権力奪取を呼びかけたと記憶しています。詳細については調べてください。当時、ソビエトという労働者による自主的な権力が存在していて、そこに権力の総てを移行しようとの主旨(くだけて言えば)であったのでしょう。そのために政府は倒そうと言う事だったのでしょう。
しかし、その後のソビエト連邦の歩みは「共産党の一党独裁」でありました。
当時、レーニンのボルシェビキは全くの少数派であり、共産党はメンシェビキが主流派で大多数であったわけです。彼らはクーデターなんかはやろうとはしなかったのです。
そもそもレーニンは第一次大戦でロシアと戦っていたドイツ帝国が、封印列車に彼を乗せて、スイスからロシアへ送り込んだのです。ドイツ帝国が彼をロシアへ送り込まなければ、ボルシェビキ革命なんかは起こらなかったと思います。ほかの人物にはそんな指導力は無かったでしょう。「神話化」されていますから、ボルシェビキ革命は起こるべくして起きた必然であると考えている人はいまだに多いと思います。
しかし、ロシアに革命を起こして不安定化させようとする陰謀は存在していたと考えられ、その現実の姿が、ソ連と言う形になったのでしょう。
別の形として、ケレンスキー政府の傀儡帝国主義化という選択も有り得たかもしれません。それについては、硬く考えずに「幾つもの現実的姿が有り得た」と考える方が恐らく現実にあっていると思います。
歴史的事実については専門的には間違って書いているかもしれません。記憶だけで書いていますから。調べなおして書く時間がありませんので。
「ロシア革命と明治維新は似ている」との主張をされた人が居られましたが、私も同感です。「共にクーデターである。政権の武力奪取である。」と考えています。
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