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(回答先: 国は異議申し立てへ 細田官房長官が意向示す(毎日新聞) 投稿者 シジミ 日時 2004 年 8 月 26 日 19:26:54)
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/env/news/20040826k0000e040047000c.html
諌早湾干拓事業についての佐賀地裁の仮処分決定は午前10時2分、東京・霞が関の農水省前で集会を開いていた原告の漁民と支援者ら約40人にも伝わった。弁護士の1人がマイクで「第一報が入りました。勝利の仮処分決定です!」と叫ぶと、拍手がわき、原告と支持者らは「うれしいね」「涙出ちゃうね」と言いながら、喜び合った。
「勝訴」「工事中止命令」「直ちに開門せよ」などのたれ幕と大漁旗に囲まれた集会で、弁護団の河西龍太郎副団長は「司法が行政の行き過ぎを断罪した。この決定は、日本の公共事業を見直す意味で大きい」と話した。福岡県大牟田市の早米ケ浦漁協組合長の森永栄三さん(67)は「正直に言って、こういう形になるとは思っていなかった。喜ぶ用意をしていなかった。言葉がありません」と、笑顔であいさつした。熊本県荒尾市の漁業、前田力さん(55)は「多くの仲間が漁業をやめていったが、漁民でよかったと思う。これからも頑張る」と話した。
また熊本県の川辺川ダム計画に反対する住民グループ11人も集会に加わった。川辺川尺アユ裁判原告団長の吉村勝徳さん(56)は「おめでとうございます。農水省は(控訴を断念した)川辺川訴訟に続いて2度目の敗北。これからも手を取り合って頑張りましょう」とエールを送った。【早川健人】
毎日新聞 2004年8月26日 11時15分