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(回答先: 陰謀の基本技その３？ 投稿者 リーマン 日時 2004 年 5 月 14 日 00:15:42)
ご無沙汰しております。
最近いろんなブログも散見しておりまして、
様々なところで勉強をしている毎日です。
さて、陰謀シリーズ第3弾、大変面白く拝見致しました。
三菱の件ですが、謝罪会見があってから
国営放送のゴールデンタイムの特集を見ておりましたら、
これに関する特集が組まれました。
で、そこで耳にするに、
特定の何者かが、三菱本社のある階のロッカーを是非見て欲しいと
国土交通省に電話があったと聞きます。
そしてそのロッカーを調べた結果、たくさんの資料が見つかったとの事。
なんだか不思議な事もあるのだなと思って見ておりました。
正義感が強くて会社という組織の中ではワル目立ちする「社内の不穏分子」でしょうか、
それとも、何か「取引」があったのでしょうか。真相はわかりません。
昨今、いろんな話題が世間を賑わしておりますが、
ご指摘の件も漏れず、様々な人為的「操作」を感じます。
社会学には「切断操作」という概念があるそうです。
以下引用しますが、これは人質事件の時に、あるブログで書かれた文章です。
（以下引用）
http://d.hatena.ne.jp/eirene/より
http://d.hatena.ne.jp/eirene/20040507#p1
社会学に「切断操作」という概念があるらしい。手元の「社会学事典」（弘文堂）に項目記事はない。だが、社会学徒には常識らしい。私は社会学専攻ではないので、いつ・どの学者が・どの著書で発案した概念なのか、よく分からない。
けれど、昨日の神保哲生・宮台真司さんのニュース・トーク番組を視聴し、これは重要な概念だと感じた。
切断操作というのは、共同体主義的なムラ社会に特有な問題処理の作法である。
たとえば、誰かがトラブル（例えば、殺人などの犯罪）を起こしたとき、ムラ社会では
「あいつは、変なやつだ。だから、おかしなことをやった」
とムラ人たちは判断する。「変なあいつ」と「変じゃないわれわれ」を切り離す訳だ。これが切断操作。
切断操作のメリットは「ムラ人たちの鬱な気分がスッとすること」だ。「あいつが変」「あいつがバカ」で問題を「処理」できる。他方、デメリットは、トラブルを生む構造的原因が何だったのかについて、ムラ人たちが思考停止してしまうこと。ひょっとしたら、ムラ社会の制度・構造に原因の一端が潜んでいるのではないかという反省的な思考が、ムラ人たちから失われること。
日本の学校の「イジメ」に対する（よくある）世間のまなざしが、切断操作の典型に思える。イジメられた生徒が苦しみを訴える。ところが「イジメられる方に原因がある」「お前が、みんなと一緒にふるまえない。おまえが変だから、いじめられるのだ」と反論されてしまう。
イジメ、特にイジメで身体に加えられる暴力はれっきとした「犯罪」だ。警察を呼び、イジメを加えた者は、市民社会の規則に従って裁判にかけられるべきだろう。
また、イジメの発生が「満員電車状況」（＠宮台真司）を生徒に強いる学級制度に起因することは、社会学の研究でも明らかになってきた。学校でのイジメを無くしたかったら、学級制度を廃止するのがいい。ところが「切断操作」に慣れたムラ人たち（多数の日本人）は、そのような視点を持ちえない。かくして、イジメを生みだす構造的原因を改革しようという気概は、ムラ人たちから失われていき、イジメは続く。
（引用終わり）
宮台氏は個人的にあまり好きになれません。
コギャルの分析を手前味噌でやりすぎて、かえって救いのない方向へ
彼女たちを追いやってしまった経緯があるためですが、ご存知ない方もおられると思いますのでだらだら書くのはやめておきたいと思います。
また、同じブログに、このようなことも書かれていました。
（引用開始）
http://d.hatena.ne.jp/eirene/20040511#p6
■ ディーバー・システムにやられないために
昨年、武田徹さんの『戦争報道』（ちくま新書）を読み、ディーバー・システムという、メディア・世論操作の戦略があることを知った。
下記に武田さんのインタビューがある。
「生中継された戦争」
http://subsite.icu.ac.jp/prc/webcampus/alumni/today/0306_takeda.html
「ほぼ日刊イトイ新聞」
http://www.1101.com/takeda/2003-04-03.html
ディーバー・システム 「報道メディアが飛びつきやすいような、魅力的に構成された情報を、洪水のように提供すれば、メディアは、目前の取材や検討を加えることがなくなり、この『魅力的な情報』から、離れられなくなる・・・。そのように、情報の洪水で、情報の質を操作すること」
http://www.1101.com/takeda/2003-04-08.html
http://www.1101.com/takeda/2003-04-09.html
http://www.1101.com/takeda/2003-04-10.html
http://www.1101.com/takeda/2003-04-11.html
http://www.1101.com/takeda/2003-04-14.html
http://www.1101.com/takeda/index.html
メディアから溢れる情報の洪水に、情緒的に反応し過ぎると、報道の受け手の側（私たち）は、戦争の全体像を想像する力、なぜ人は戦争をするのかという問題についての思考力を失い、戦争の共犯者になってしまう構造があるということだろう。
写真は酷いものだが、より苛酷で悲惨な現実が、この写真の背後に拡がっていることを考えると、気持ちが沈む。
(引用終わり 注：文中赤字部分 Q太郎による強調）
これらの引用で何がいいたいかというと、
「切断操作」と「ディーバーシステム」を合わせ技で利用すれば、
世論の誘導を簡単にできると思っているのではないでしょうか。
大量に情報を流して、目前の情報の吟味をしないままに様々な情報が洪水のように流れる。
そして、悪者を作りだし、嫌悪感を持たせる事で「切断操作」し、
問題を覆い隠し、本質的な具体策を考えさせない。
という訳で、マシリト（小泉）政権は
これらによってさらに延命を図っているのかな？とふと思いました。
年金しかり、北朝鮮問題しかりです。
もう一方で、こうしたぼろが出るまで
待っていた人間が必ずいるわけですが。
（本当の事をいうと素朴に生きていきたい身としては
そういう人達もあまり好きではないですが）
あとはその状況ができれば、
リーマンさんがお書きになったように、
AくんもBくんが一触即発になり、
嫌いなPくんが、タイミングに合わせて石を投げつけるわけです。
わたしがもしその立場なら、
AくんもBくんもPくんが属しているそのクラスが
嫌いだったりするので、不登校になるかもしれません。
以上、こんな「合わせ技」が使われているのでは？
という意見を書いてみました。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。