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某A氏に議論の拒否を言い渡されているのであえて別スレッドです。
某A氏とゆらぎさんのやり取りを読んで感じたKの感想です。
色々なやり取りがありますが基本的には
「全ての不幸は『私物化』に要因がある」と云うのがゆらぎさんの主張のようです。
で、某A氏は反論に失敗してます。その原因はゆらぎさんの疑問に側面より応え論議において説得しようとした点にあるとKは見てます。
ついでに言えば「子供を育てる覚悟論」と「親の環境としての社会論」を持ち出す事によって議論をおかしくしてしまった感があります。
ゆらぎさんが求めているのは「私物化」によらない殺人の具体例などです。
そこを最後まで(最後に示してますが)示さなかったのが某A氏の失敗だったとKは見てます。
Kは思うのですが殺人事件の9割程度は「私物化」よりは「自分の生存の邪魔になるものの排除」の意識から来ていると思っています。
「私物化」による要因で説明出来るのは「親子心中」などの一部であり、他の殺人事件については要因のひとつではあっても主な要因では無いと思っています。
戦争による殺人には「私物化」の要因が多くある。と云う思いもありますが、兵士におけるそれは基本的には「殺さなければ、殺される」と云う自己生存の障害の排除面が多く、植民地政策が終了した以降においては国家レベルでも、「領土の拡張」と云う意味の「私物化」が原因と思われる戦争は比率が落ちていると認識しています。
自分の生命と云う意味まで含めて「私物化」を原因にするならば全ての不幸の要因が「私物化」になる可能性もあると思いますが、それは行き過ぎでしょう。
とすれば、「私物化」と云う概念を個人レベルで稀薄(完全に消滅させるのは困難)にしても「不幸が目に見えて激減するか」は疑問です。
問題は社会制度の方により重い原因があるとKは思っています。
全ての生物には「種族維持本能」があり、子供が生活できるまでは育てます。全くほったらかしと思える生物もいますが、相当な下等生物以外は「卵が孵化するまで」は責任を持って暖めたりします。
ほ乳類の人類ならば「独り立ち」するまでは親に一定の責任があると思っています。
法律の何歳までと云うのが適当かは疑問もありますが、「親の責任=私物化」はどうでしょうか?教育を受けさせなければ子供は少し程度の高い猿くらいの者になってしまうかもしれません。
現在の過酷な社会では「学習による知識の所得」は一定程度は必要とKは判断します。
現在の幼児虐待の原因の多くは「親の無知」、「親の責任感の欠如」、「親のストレス」に「私物化」より強い要因をKは感じます。
全ては、自由尊重と云う一種の理想論から来ているのではないでしょうか?
人類はおそらくは集団で助け合って生活する種類の生物なのです。蟻とか狼、ライオンなどがその手の生物です。行き過ぎた個人の尊重は核家族化につながり、「子供の育て方を知らない親」を作ります。
その社会現象の一端が問題としてあらわれた世界で「子供の自主的成長こそ重要」と「私物化による問題」と主張されるのは逆に問題だとKは思います。