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人間は、「神に似た存在」でも「最も進化した生物」でもなく、強欲で狡猾で破壊力にも富んだどうしようもない存在なのです(笑)
http://www.asyura2.com/0403/dispute18/msg/596.html
投稿者 あっしら 日時 2004 年 7 月 05 日 02:08:32:Mo7ApAlflbQ6s
 

(回答先: 私物化(所有化)意識とは。 投稿者 ゆらぎ 日時 2004 年 7 月 04 日 18:18:14)


ゆらぎさん、どうもです。

あなたがヒューマニズム思想の枠内にあるのかなと勝手に推察したので一言だけ。

人間という動物は、全知全能の神に次ぐ優秀な存在とか、もっとも進化した生物といった大それたものではありません。
(揶揄的に言わせてもらえば、「欲と智恵と活動力をもったゴミ」というひと迷惑な存在になります)

これまでの歴史を顧みればわかるように、人間は、自分の欲求や快楽を満たすために、自然や他者を“浪費”することを厭わない存在なのです。
そして、それを領導する人たち(支配層)は、多数派である庶民にそのようなこと(とくに犠牲になるようなこと)を悪だと指弾されないよう、狡猾な説明や嘘で誤魔化し、ときには力ずくで押さえ込んできました。

幸か不幸か、人間は、都市文明に象徴されるように自然的景観さえ大規模に人工のものにするほどの智恵と活動力を保有しています。
自然を含む他者をとんでもないレベルで「痛い目」に合わせているということです。

(今の(刹那的な)欲求と快楽のために、緩慢な類の自殺行為と考えられることさえ理屈を付けて行うほど愚かな生き物なのです)

「私は人間の本質からすると、「殺し」を選択せずに「分かちあう」ことを選択することが、本当の「合理性」である」に異論はありませんが、「殺し」・「支配」・「強制」を自分たちの価値観や強欲を実現するために合法的に行おうとする者がいて、それを自分たちの理や利になると判断し受け容れるひとたちも多いほど、あまりにもひどい生き物が人間なのです。

それと、「殺し」や暴力は、「分かちあう」ことが「合理性」だとみんなが自覚している社会でも起きるものなのです。

空虚なヒューマニズム的人間観ではなく、欲深く狡猾で他を利用しまくるというエグイ人間観から物事を一度考えてみるのも悪くはないと思いますよ。

あなたのような方にはおぞましいことかもしれませんが、そこから、あなたが嫌っている現実を変える新しい視点が生まれるかもしれませんよ。

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