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(回答先: 「敗戦責任」とは何か 投稿者 あっしら 日時 2003 年 10 月 24 日 22:11:21)
こんにちは、あっしらさん。お久しぶりですわね。
終戦直後に天皇陛下以下日本人は全員投降捕虜になったのです。
投降捕虜になることは残念なことですが、必ずしも悪いことでもなければ、絶対に避
けなくてはならないことでもありません。
実際には無条件降伏ではなかったし、本質的には絶滅するのが嫌で降伏したにせよ、
日本社会全体としてはそう単純に「命が惜しくて投降した」というわけではなかったよ
うです。やはり、当時は皇室の存続という問題は日本人にとって大きかったようです。
「ＮＨＫのドキュメンタリー番組でこういう話を聞いた。アメリカは原爆が完成する
とそれまで日本に提示してきた降伏条件を突然「皇室の戦争責任と存続」について厳し
くした。もちろん日本側はアメリカの要求を飲むことを拒否したが、もともとアメリカ
がそうしたことの狙いは日本の降伏を遅らせることにあった。こうしてアメリカは広島
長崎に原爆を投下することができた。結局「皇室の戦争責任と存続」についてはアメリ
カがある程度の条件を飲むことで終戦となった。だから今でも日本の降伏は無条件降伏
か条件付降伏かはっきりしないのだ。こういう内容だった。」
戦後日本の主流思潮になった「平和主義」とか「価値相対主義」は、まさしく投降捕
虜が開き直って自分の立場を正当化するどころかえばりちらすところに発するものです
。世界ではまったく通用しないし子供の教育上にも良くないことは言うまでもありませ
ん。
私は、自分をたなにあげて誰かや社会体制の「敗戦責任」を激しく糾弾するのは欺瞞
に満ちた甘ったれた行為だと思います。
私は投降捕虜が戦死した兵士たちや処刑された上官たちや一緒に投降した上官たちに
対して「お前らのせいでこんなことに！」と文句を言う資格はないと思うのです。
自分だってそこの兵士として戦闘活動に従事していたのだし、もう戦いはやめてしま
って敵の軍門に下っているのだし、死なずに生きているのですから。投降捕虜がどうし
て誰を非難できるのですか？
現代日本人が、腹いっぱい食事を取りながらアメリカに手も足も出せずにいいなりに
なって、広大な面積を基地として駐留費用と一緒に提供して、「敗戦責任」の追及など
悪い冗談でしかありません。
仮にあなたや私が反米闘争で基地内で戦死しても、敗戦責任の糾弾など果たしてでき
るものなのでしょうか。せいぜい戦争やインチキ裁判で死んだ兵士たちの仲間入りが許
される可能性が生じるだけです。
ましてや、アメリカの管理下でろくな抵抗もできずに、のうのうと対米従属で手に入
れた豊かな食事や平和な暮らしの上で生きている自分が大東亜戦争の「敗戦責任者」を
指定して、彼らを激しく糾弾するなどおかしなことでしょう。
『「天皇の戦争責任」なる概念のあいまいさ』
http://www.asyura.com/0306/dispute11/msg/960.html
投稿者 書記長 日時 2003 年 7 月 10 日
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。