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発行日:1995年03月29日 夕刊 ページ:011 面名:1社 文字数:492 ■JR恵比寿駅の防犯カメラに不審な男 東京・地下鉄サリン事件 東京・地下鉄サリン事件で、JR山手線恵比寿駅の防犯カメラに、地下鉄日比谷線の電車内でサリンをまき、地下鉄恵比寿駅で 下車した不審な男と特徴の似た男が写っていることが二十九日、警視庁築地署の特別捜査本部の調べで分かった。特捜本部は映像 を分析して、特定を急いでいる。 調べでは、JR恵比寿駅の防犯カメラは、二つの入り口の券売機と改札口に一台ずつある。不審な男は、サリン事件のあった二 十日午前八時ごろ、二台のビデオに写っていた。三十―四十歳で、カメラに気づくと顔を背けるなどの不審な行動を取ったという 。 サリンがまかれた地下鉄日比谷線の電車は、中目黒駅を午前七時五十九分に出て、二分後の午前八時一分に恵比寿駅に到着した 。その後、車内でサリンが広がり、多数の死者と重軽症者が出た。この電車では、中目黒駅で先頭車両に乗り込み、座席の足元に 包みを置いたまま恵比寿駅で下車した三十―四十歳ぐらいの不審な男が目撃されている。 この男は黒縁メガネかサングラス、それにマスクをしていたとの目撃証言があるが、ビデオ映像の男は両方とも着用していなか った。だが、特捜本部は全体の特徴が似ていることから関心を寄せている。
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発行日:1995年04月01日 夕刊 ページ:015 面名:1社 文字数:457 ■2電車にマスク姿の不審者 目撃証言集まる 東京・地下鉄サリン事件 東京・地下鉄サリン事件で三月二十日朝、日比谷線の二本の電車の中でサリン入りの包みを置いた犯人とみられる二人の男の詳 しい特徴が、警視庁築地署の特別捜査本部の一日までの調べで分かった。 調べでは、中目黒発東武動物公園行きの日比谷線の中で目撃された犯人の男は、三十―四十歳で身長一七〇センチの中肉の体格 。顔が日焼けして浅黒く、黒いサングラスと白いマスクをかけていた。カーキ色かベージュ色のコートを着ていた。足元にサリン 入りの包みがあり、中目黒駅の次の恵比寿駅で降りたという。 北千住発中目黒行きの日比谷線では、六番目の駅の秋葉原駅にさしかかったころ、乗客が不審な新聞紙の包みに気づいた。液体 がすでに漏れていたといい、小伝馬町駅でだれかが駅のホームに包みをけり出した。 この包みがあった場所に立っていた男は、四十歳くらいで身長一七〇センチ、黒縁の眼鏡に白いマスクをかけていた。「ギョロ ッとした目をしていた」という証言がある。 サリンの被害が出た残りの千代田線一本、丸ノ内線二本の計三本の電車については、さらに目撃証言を集めている。
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発行日:1995年04月20日 夕刊 ページ:014 面名:2社 文字数:2302 ■だれが? 実行犯特定は難航 東京・地下鉄サリン事件から1カ月 死者十二人、重軽症者五千数百人を出した東京・地下鉄サリン事件から、二十日で一カ月がたった。事件の二日後の三月二十二 日、オウム真理教施設への大掛かりな家宅捜索が始まり、原料となる化学物質が発見されるなど教団のサリン製造の疑いは強まっ ている。関係施設への家宅捜索は続き、拉致、監禁や銃の密造、所持など、教団が関与した事件を立件し、さらに中枢に迫ろうと 、全国規模の捜査を展開している。 ■少ない物証 地下鉄事件で現場に残された物証は、サリンが入った袋だけ。袋に使われていたナイロンポリの樹脂は、化学薬品関係の企業な どが特注する特殊な素材で、不審な企業から注文がなかったか調べている。 袋を包んでいた新聞は、都心で売られるものより締め切りが早く、東京近県で配達されたもの。販売地域に犯人グループの拠点 があるとみている。 ■サリンとオウム 地下鉄にまかれた液体の分析で、化学合成を促進する化学物質「ジエチルアニリン」を検出した。サリン製造にも使われ、同じ ものが山梨県上九一色村のオウム真理教の施設でも見つかった。 同村の教団施設では、三塩化リンなどのサリンの原料が大量に見つかるとともに、施設からサリンが存在したことを示す分解物 も検出された。捜査本部はサリン製造の裏付けを進めるとともに、サリンそのものの発見に努めている。 ■目撃証言 サリン入りの袋が置かれた日比谷線の恵比寿駅と入谷駅で一人ずつ不審な男が目撃されている。有力な目撃は、いまのところこ の二人だけだ。 このほかにも「丸ノ内線の本郷三丁目駅で、新聞紙の包みを置いて下車した二人組の女性がいた」など、約千二百件の情報が寄 せられている。 (以下、割愛) |
で、この「目撃された不審な男たち」と、「実行犯として特定された容疑者たち」と、
どういうふうに似てるんだ?それに対する検討が今まで「全く」検討されてい無い。
ワイドショーにビデオが流され、それを見ながらまぬけなコメンテーターたちが
あーでもねーこーでもねーって、直ぐにやりそうだけど、この件に関しては
「全く」無い。裁判資料として温存されていると考えるのが唯一残された疑問解決
手段だが、現在までの裁判資料としては使われていない。
これをどう考える?実行犯特定も自白のみに基づいてされているのだ。では、 ビデオの男、目撃された男はいったい誰に対応するのだ? これを考えるのは当たり前のことだろう。なぜ、マスコミはそれをいわないのか? これも、超カンタンなことだ。理由は自分で考えてくれ。 いろいろと、書きすぎたようだ。俺はしばらく離れる。
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