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1995年3月20日朝。通勤時間。悪魔の事件は起こった。
その日、こんな報道があっことを覚えている人はいないだろうか?
そして、続報はこれである。
こんな、馬鹿な話があるかぁ! いや、感情的になってはいけない。詳細に検討をしてみよう。検討してみると言っても ただわたしが言いたい放題書くだけだ。別に新たな情報が有るわけではない。期待 しすぎも良くない。 サリン袋は、傘でつついて穴が開けられた。あの日は快晴だ。傘を持っている男は それだけで少し怪しい。満員電車の中、一人の男がごそごそ動いている。なにやら 傘を動かしているようだ。しかし、満員電車の中だからよく見えない。ただ、 その男はなにやら動いている。『なにやってるんだぁ?』 電車は次の駅に停まった。男は走って電車から離れる。何となく、変なにほひがする。 乗客がむせる、倒れる。 あいつだ!つかまえろ!。 高校の時には、足に自身があった俺は反射的に走り出した。あの怪しい男をつかまえろ! 体が思うように動かない。息苦しい。なんだ?しかし、あの男もふらふらしている。 何とか捕まえなくては!!! 男の肩に手をかけ、男を引き倒した瞬間、体から力が抜ける。気が遠くなる、、、 気がつくと病院の中だ。騒然としている。家族も来ている。どうしたんだいったい。 夕刊を見て何が巨大な事件が合ったらしいことがわかる。サリン?なんだそれは? 死者も出ているらしい。俺はとりあえず、死にはしないそうだ。良かった。 頭が良く回らない。しかし、犯人を俺は捕まえた。その犯人も入院しているらしい。 こいつをとっちめれば事件の解決ははやいかな?俺は表彰もんだな。頭痛いから もう少し寝よう。おやすみ。 気がつくと、家族が心配そうな顔で俺を起こしているのに気がついた。人払いが された。家族も部屋の外へ出された。何者なんだ?この背広のおっさんは? なにぃ!言っていることが始め理解できなかった。しかし、自分が見たことは 何かやばいことらしい。やっと夫婦生活も軌道に乗り、子供ももうすぐ生まれる。 よくわからんが、選択肢は一つしか無いらしい。黙っていること。そうすれば、 結構な額の金がもらえる。たぶん、しゃべったら殺されれるかもしれない。 家族には、気が動転してよく覚えていないことにしよう。よくわからないが、 裏の世界ってほんとに目の前まで来てみても、実感わかないなぁ。 ★阿修羅♪が言ってた事って嘘ばっかりでは無いのかもしれない。 しかし、俺にはかなわない相手だ。家族の安全が第一だ。忘れよう。 第一報は報道された。日本中が注目した。しかし、人違いの報道の後は世間の注目は オウム教団に移った。俺が捕まえた男は直ぐにどこか違う病院に移ったらしいが よくわからない。追求しようなんて、おそろしくて考えることもできない。 世間の人は別に疑問にも思わないらしい。テレビはオウムでもちきりだ。 俺が見たものはなんだったのだろう?俺の目の前で、一つの事件が闇に消えた。 俺の見てないところで、いくつの事件が闇に消えているのだろう。いままでも、 そして、これからも。まぁいいや。俺には関係ないしね。 追伸。最近、 インターネットで新聞の検索ができるようになった。俺が捕まえた 犯人の第一報の記事、『犯人も入院』の記事を検索してみた。 どうやっても、引っかかってこない。出てこない。どうしたんだ? 俺が見たものは夢だったのか?でも、俺は確かにこの目でみて、この体で 犯人を捕まえたのだ。今となっては金庫の中の口止め料だけが 俺が見たことの証明となってしまった。
このストーリーはフィクションです。しかし、冒頭にあった報道、これは 覚えている人が多いと思います。もし、覚えてなかったら近くの人に聞いてみて下さい。 きっと覚えている人がいるはずです。 わたしが非常に気になっている事例を参考に作りました。本当のことは解りません。謎です。
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