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(回答先: Re: あっしら さんへ 投稿者 けん 日時 2003 年 2 月 22 日 17:44:15)
レスありがとうございます。
>宗教の考え方が私と異なるようですね あっしらさんはそれを必要悪
>いや悪とは考えていないようですね。
>私のゆう宗教は一神教はゆる人造宗教です、日本の古来のものは
>宗教のジャンルにははいらないのでは、通常それは精霊信仰、原始
>信仰と宗教の前駆的な信仰と結論ずけられてますが。
宗教というより、価値体系や自己を含む世界観というくくりで考えています。
その意味で、「精霊信仰、原始信仰と宗教の前駆的な信仰」も加えています。
一神教(超越神信仰)には“危険性”を抱いています。
とりわけ、人が全知全能の神に近い存在であるという捉え方に危険性を感じています。
一神教のなかでは、共同体性維持と自然との融和という面でイスラムがもっともまっとうだと受け止めています。
>しかしこの宗教とゆう名の元にかの狂気による破壊、殺戮が許される
>ものでもないです。
その通りです。
人は類的存在として、その無意味性を長い歴史をかけて体得し論理化したはずです。
>そこですかさず、いやそれは宗教が単に悪用されたまでだと反論が
>きそうですね。
ユダヤ教やカソリックキリスト教は、はじめから支配の手段としてつくられた宗教だと思っています。
それぞれが、既存の別の宗教を援用したという面では悪用とも言えますが...
>それから あっしらさんは人は性善ではなく性悪説ととらえているみたいですね
>これも私とは逆ですね、ひとはただくもり、くもらされてる存在だと思っています。
性善とも性悪とも考えていません。
“わがまま”は性悪という意味ではありません。
人は、“性わがまま”で、それを現実の関係的活動と概念的思考力により、類的存在の欲求に補正していく存在だと考えています。
>それから目に見えない世界、科学に認定されない考え方を抽象論と称せられま
>したが、私はその世界こそ確実でたしかな本質だと考えてます。
>まあ量子力学の出現でその境界も大分あやふやになりましたけどもね。
「目に見えない世界、科学に認定されない考え方を抽象論」としたわけではありません。
目に見える世界までも抽象的な説明体系で覆い、それに反したりそれと異なる感じ方や捉え方を抑え込んでいるのが、現在浸透している価値観や世界観だと考えています。
科学もその意味では同じです。科学は、ある世界観に基づく説明体系でしかありません。(別に有用性や有効性を否定しているわけではありません)
「私はその世界こそ確実でたしかな本質だと考えてます」をもっと敷衍していただければ幸いです。
私は、現在において内的基盤としている価値観及び世界観と感性で受け止める世界のみが確かなものと考えています。
内的基盤や感性は移ろうものなので、確かだと受け止める世界も移ろいます。