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(回答先: 科学技術の発展問題が根本要因ではありません − 経済システムにとって過剰な生産力の存在がそれを物語っています − 投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 24 日 16:51:43)
あっしら様、
三つ書かれたうちの最初の項(標題にある問題)は同感でございます。秀逸。
つまり、今日、科学技術の発展のためには膨大な開発費用がかかる。
それを回収し、かつ次の開発への資本を得るためには、
そこそこ高い価格を設定した新製品を、しかも短期間に相当大量に売らなければならない。
そこから、昨日の新製品を笑い、今日発売したものにしか今日的な価値がない、という
プロパガンダを広める必要が生まれたわけでございますね。
現在の経済システムは、リサイクルに真剣に対処せずにゴミを生みだす一方であるだけでなく、
我々の文化も使い捨ての精神に感染された、退廃したものにしてしまっております。
新モデルが出てしまうと、現モデルにはもう価値がないかのような。
現在は、もう芸術家ですら今日も明日も専ら『何か目新しいもの』という問題に
こだわって活動するような時代でございます。
『何か一片の真実であるもの』をどこまでも追求する文化は死につつあるかのようです。
ではまた、ごきげんよう。