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かつて石原都知事が都の知的障害者の施設を訪問し、「あの人たちに人格はあるのかね?」と言われたそうだ。
法律で者というと人格をもつものである。ただ知的障害者は法人ではありえないので当然自然人となる。このように日本の法律は者を扱う。
石原発言に戻る。もし知的障害者に人格がないのなら彼らはそもそも人ではない。なぜなら人は人格があるという前提で法律が策定されているからだ。
もちろん文学的な意味での人格もある。破綻した人格とか。しかし東京都知事が都の知的障害者施設を訪問して文学談義にふけるというのも不審な話だ。
アメリカでは胎児にも人格が認められており、もし妊婦を殺すと母親と子供二人殺害した罪に問われる。知的障害者は胎児以下なのか?
石原知事の考える人格は、文学的には疑問が多く(自身の子供が知的障害者である大江健三郎の反論にくわしい)、法律的には破綻しており、国際的には昔の概念である。
石原批判をするなら1つ1つ内容を吟味する必要があると思う。