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(回答先: Re: 個人的な感想レスです 投稿者 ; 日時 2002 年 8 月 02 日 17:51:10)
ご指摘の「追跡検証! 原宿大規模留置場建設問題のまとめ」(http://comcom.jca.apc.org/gounotori/judge/harajyuku_wakaru.html)を見てみました(小生は初見です)。石原問題(正しくは、原宿大規模留置場建設問題)が簡潔にまとめられているサイトで、参考になりますね。
ご指摘の【環境的な問題】のすぐ後に、【法的な問題】として、以下の記述があります。
【法的な問題】
そもそもこの土地は、平成7年、東京都側と、渋谷区(現地の住民)側によって、都市災害救助隊(約8000?)、災害対策初動要員宿舎約14000?(緑地保全約3000?を含む)、原宿警察署約3000?と3つの施設の利用計画案として、同意された上での、都が有した土地です。渋谷区とその住人との合意なしに、勝手に、大規模留置所などと、計画を変更するのは、合意違反です。
小生が別のところで目にしたのも、原宿駅側の、しかも文教地区のど真ん中に大規模留置場を建設するという無神経さに加えて、地域住民との合意に違反しているという記事でした。そこで、地域住民の反対運動は、素朴な住民エゴ運動とは違うレベルの問題と考えていました。
上の書き込みの方は、【環境的な問題】の一部だけを取り上げ、「こんな弱い主張しかできないんだらか、この問題は、地域エゴが感情的に暴走しているだけだと思ってしまうよ。」と結論づけています。
しかし、【法的な問題】にもあるように、原宿大規模留置場建設問題の反対理由は、これほどシンプルなものではありません。それは、ご指摘のサイト(せっかく見つけてくれたにもかかわらず)を一別すればすぐに分かるはずです。【法的な問題】にはさらに参照リンクが付いています。
これを長野のダム業者とダブって見えるというのは、やはり幼児的反応と思われます。
幼児的というのは、短兵急に結論を出すということです。
どのような自体が進行しているのか、どのような問題が生じているのか、それへの解決策はどのようなものなのか、当事者同士で十分な話し合いが行われているのか、情報公開は充分行われているのか、などについて、一応確認し、その上で、理のある結論を導き出すべきでしょう。
とりあえず、われわれはインターネットという手段を持っているのですから、少し調べてから発言すべきでしょう(しかも、上の方は該当サイトを見つけているのに!)。
ただ、小生は、素朴な地域エゴも肯定する立場です。
ここでの一連の石原ファンの方々とのやりとりを見ていて驚かされるのは、石原及び石原ファン全般に見られる、地域エゴへの絶大な拒否反応ですね。
あと、弱者擁護に対しても、同様の反応が見られます。
地域エゴも、弱者擁護も、民主主義社会の正当な権利、主張と思います。
自明のことで、いまさら確認するのもはばかられますが、民主主義とは十分な話し合いの上、それでも結論が出ない場合は、双方納得の上で、多数決が図られるべきです。
しかも、その運用には、最新の注意が必要です。