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(回答先: Re: 都民としての率直な感想・・・ 投稿者 zzz 日時 2002 年 7 月 31 日 23:12:13)
たしかに、多くの国の現状を考えれば、オリンピック選手の待遇の悪さなど問題にもならないか、或いは瑣末なものなのでしょう。
日本は「今のところ」一応平和だし、飢餓のおそれもなく、また政府に明確な形で弾圧をされることもない。治安も他の国にくらべればよい。教育の水準も今のところ何だかんだと言っても高い国の部類に入る。等々。
それで何が不満だ、というわけですね。オリンピックでは、「超一流の選手」が開催地で亡命を企てたり、そのまま集団で行方不明になって逃げてしまう国すらあるのに…というわけです。
しかし、僕は書いたように、大会が始まると途端に祭り上げられて、終わるとまた一顧だにされない多くの選手たちを見ていると、とても空疎なものを感じます。また、日本というのは上にあげたような多くの要素の状況からいけば、今以上に、もっと精神的に豊かで、文化も薫り高いものになる可能性があるのに、それを妨げているものは何かと考えると、やはり悪しき政治・行政にそれは負うところが多いと考えざるをえなくなってくるのです。官僚は別として、無論政治家などは市民が選ぶものです。だから、それも含めて、市民一人一人の生き方も関わってくるのでしょう。
ここから先は”情報”とか”世の中のしくみ”みたいな話になってしまうのでやめておきますが…。
>あと有力な選手は各企業から協力なスポンサードを得てトレーニングに100%時間を使っています。
日本ではそういう幸運な選手はそう多くはないのではないでしょうか。
>それと科学の分野も企業の研究部門は多大なる資金使える
>環境にあります。産学協同というのも最近は多いですね。
>そしてきちんと成果を挙げているではありませんか。
企業というのは最終的には利益を得ることを目的とする団体ですから、研究もお金になるものに偏るものにならざるをえません。つまり、何の役に立つのかはわからないような基礎研究の分野はないがしろにされる傾向が特に日本においては強いような印象を受けます。そしてそういう分野こそ、国が補助すべきものなのです。
もっとも「もういらないNHK」のような大失敗もあるので、補助すればそれでよいのか、ということでもないのでしょうが…