(回答先: Re: ペイオフは預金者へのプレッシャーであっても銀行経営者へのプレッシャーではない 投稿者 あっしら 日時 2002 年 3 月 14 日 15:34:21)
ペイオフは預金者、銀行の双方にとってプレッシャーとなる制度です。
金融のプロでない預金者が安心確実で一目瞭然の資料無しで銀行を選ばなくてはならない。不安を感じるのは当然だ。しかし自宅から近いとか金利が高いからという理由だけで銀行を選ぶことが多かった時代こそ不自然であったと考えるほうが自然ではないのか?
しかし、
ペイオフは銀行にとっても預金流出のプレッシャーを感じることになるだろう。特定の企業に偏って貸付が行われていたり、杜撰な融資審査をしていてはいずれ不良債権は増加し、信用を落とし預金流出を招いてしまうのだ。
預金の保護金額に上限を設けることで信用が落ちて資金不足になってから銀行が高利で預金を集める事態を防ぐ効果と、銀行存続の存否を一部預金者に委ねる効果が期待できる。
もし、これからも全額保護を国費で行うことになれば問題行がいつまでも破綻しない不公平が生まれるのである。