(回答先: Re: 金融庁よりも悪辣なIMF=国際金融資本 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 3 月 15 日 18:21:19)
FP親衛隊国家保安本部殿、レスありがとうございます。
>今の段階で、IMFの審査を受け入れることが自国破壊行為であると断じる事は、大
>東亜戦争末期に日本政府がポツダム宣言を受諾することは国体破壊であり、非国民的
>行為だというようなものです。
仕掛けた戦争に勝てずに300万人もの犠牲者を出した戦争を早期に終結させるのは、統治者として義務とも言える当然の政治行為です。
しかし、現在の“金融危機”と「大東亜戦争」&「太平洋戦争」は、同じように国際金融資本の利害が絡んでいるとは言え異質ものです。
無謀にも仕掛けた戦争とは異なり、現在の“金融危機”や「デフレ不況」は、日本政府と日銀の合理的な政策で解消できるものです。
>金融封鎖された揚句、世界の市場から締め出され野垂れ死にするぐらいなら、
>もうIMFでも米国政府にでも降伏すべきなのです。
どうして日本が金融封鎖されるのですか?
米国政権にしてもIMFにしても、日本から金融資産が米国に回らないほうが破滅的な事態に陥ることはよくわかっています。
どうして世界の市場から閉め出される野垂れ死にするのですか?
現段階ではまだ、日本(企業)が「世界の工場」の役割を担っています。日本(企業)が稼ぐ資金が米国に還流しなければ、米国経済が最大の打撃を受けるのです。
現在ブッシュ政権が遂行している「対テロ戦争」にしても、日本からの資金環流がなければ、国民の猛反発を受けないまま継続することはできないのです。
逆に、日本政府が将来を憂い、米国に資金を環流させないという「国際金融封鎖」を実行すると宣言すれば、米国が軍事力を行使すると脅してでもそれをヤメさせるでしょう。
日本が、それなりにまともな経済状態を保とうと考えるなら、自力で“金融危機”と「デフレ不況」を克服し、米国にもそれなりの資金を環流させていくしかないです。
もちろん、米国に還流させる資金は“喜捨”になりますが、....
冷静に、現在の世界経済構造を見極めたほうがよろしいかと思います。