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(回答先: Re: 日本より米国のほうが先に... 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 9 月 14 日 23:23:57)
つまり、アメリカ軍が世界最強である以上、世界中の資産・企業がその「庇護」を求めてアメリカに集まります。
ですから、世界情勢が不安定になればなるほど、アメリカのデフォルトはあり得ません。
つまり基軸通貨アメリカドル紙切れとは、今でさえ、ある意味で「軍事本位制」なのです。
では、このところ、なんでドルからの資金逃避が起こっていたのだ?ということになりますが、引き金になったのはアメリカ帝国とアメリカに寄生する多国籍企業体の安全を脅かすアラブ人のマネーが資産凍結を恐れて逃げ出したことが端緒になっています。
アラブ人はアメリカで資産運用をしても、別にアメリカ人になるつもりはなかったのですから、こういうことも起こるわけです。彼らが黙ってアメリカの戦争遂行に協力していたなら、裁判でサウジ政府が追及されるなんていやがらせもされなかったことでしょう。
私はドル高局面は、アメリカのイラク攻撃の数週間後には誰にも明白な形で終わっていると予測します。これは黒田財務官の口先介入が効果を発揮したとかどうのという話ではありません。
事実、アメリカと一心同体の恭順の意を示したポンドの相場は、ドルのゆくえを先取りしているといえます。
あとはスイスフランも高くなるでしょうが、これはスイスという国が欧州の王侯貴族や財閥の金庫として存続を許されているからという話で、ドルとはまた異質な話です。