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プーチンの正体 _ プーチンはユダヤ人でユダヤ人の利害しか考えていなかった
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1184.html
投稿者 中川隆 日時 2021 年 10 月 17 日 11:31:15: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: ロシア・ウクライナの歴史と現代史 投稿者 中川隆 日時 2020 年 12 月 29 日 21:48:47)

プーチンの正体 _ プーチンはユダヤ人でユダヤ人の利害しか考えていなかった


「プーチンは今は3人で、本物はもう死んでいる」ジェームズ斎藤が徹底解説! プーチンとロスチャイルド、ユダヤ、ロシアの真実とは!?
2021.06.22
https://tocana.jp/2021/06/post_212901_entry.html

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】


──先日、プーチン大統領とバイデン大統領の米露首脳会談が行われましたが、何かこの二人に関連するニュースを教えてください。

ジェームズ それでは今回は特にロシアとプーチンについてぜひ知っておいて欲しいことがあります。まず、ロシアという国を見る時は、すべてがフェイクという前提で見ないといけません。もともとフェイクニュースの発祥の地がロシアなんですが、それはロシアそのものがフェイクの国だからです。

──ロシアはまるごとフェイクだと。

ジェームズ そうです。実は、その視点こそがロシアを、ひいてはプーチンを理解する際に凄く重要な点になります。いまのロシアに限らず、ソ連時代、さらにロシア帝国、モスクワ公国、キエフ公国時代からあの国はずっとフェイクだったんです。もちろん、共産党もフェイクです。多くの日本人は良くも悪くもロシアの革命の原動力だったと、共産党のことを考えていますが、全然違います。あれはユダヤ人やタタール人等の非ロシア人によるロシアの乗っ取りです。レーニンもユダヤの血が入っていましたし、トロツキーは生粋のユダヤ人です。

──つまり、フェイクとユダヤが関係しているんですね。

ジェームズ そうです。そもそもロシアという国は帝政時代にはポグロムといって、ユダヤ人をずっと迫害してきたんです。特に18世紀が一番ひどくてユダヤ人村を取り囲んで虐殺を繰り返していました。ユダヤ人たちにはその時の恨みがずっと残っているんです。その中で、ロシア革命が起きているんです。ですから、ロシア革命を単なる共産革命だと思ったらロシアという国を完全に見誤りますね。

──考えてみたら資本論を書いたマルクスがそもそもユダヤ人でした。

ジェームズ マルクスもフェイクです。彼はロスチャイルド家と親戚でかなり裕福な家庭で育ってますからね。

──えっ! そうだったんですか? プロレタリアートの味方じゃなかったんですか!?

ジェームズ まったく違います。彼は資産家でした。これひとつ取っても共産主義を導入したロシアのフェイクぶりが見えてくるでしょう。で、ここで大切なのが、ソ連時代の諜報組織KGBの歴代トップが全員ユダヤ人だと言われていることです。

──KGBまでユダヤなんですか!?

ジェームズ そうです。ということは当然プーチンもユダヤなんです。隠れユダヤです。

──えっ!


ジェームズ いえいえ、驚くことではありません。私のいる諜報の世界では常識ですし、いくつも証拠があります。まず、彼の母親の名字はシャロモビッチというのですが、最後にビッチがつくのはウクライナ系に多く、シャロモはシャロームで、ヘブライ語で平和を意味します。ロシア人ではこういう名前はありません。しかも、プーチンは自伝を書いているのですが、初版では母の名をシャロモビッチと書いています。しかし、第2版からはロシア風のシャロモーバに変えているんです。母親の名前が変わるなんて普通では考えられません。そして彼の父親ですが、タルムードの研究家なんです。

──シャロームにしろ、タルムードにしろ、完全にヘブライ、完全にユダヤ教ですね。

ジェームズ そうです。そしてプーチンの出身地、サンクトペテルブルク、当時はレニングラードと呼ばれていたんですが、彼が生まれたアパート街はユダヤ人居住区だったんです。あとは過去の発言を聞いてみるとソ連を礼賛しているようでいてユダヤを持ち上げることばかり言っています。一番はっきり言ったのは2010年で「私はユダヤ人のためならなんでもやる」と。ですから、プーチン・ユダヤ人説はほぼ確定しています。

──じゃあ、プーチンはユダヤ教の信者なんですね。

ジェームズ いいえ、プーチンは表向きは敬虔なロシア正教徒です。だから、そこもフェイクなんですが、もっと凄いのはロシア正教会自体もフェイクです(笑)。なぜなら、ロシア正教会を運営しているのはFSBという諜報機関だからです。ロシア正教会はソ連時代にKGBが乗っ取っていて、そのあとKGBの後継組織であるFSBが運営しています。事実、いまのロシア正教のトップ、キリル一世はFSBの大物エージェントです。

──FSBが裏で操っているとかじゃなくて。

ジェームズ そうです。ロシア正教会そのものがFSBなんです。ですから、キリルー一世は高額な給料を貰っていて、ベンツのリムジンに乗っていますし、ブレゲの高級銀時計も付けています(笑)。キリルー一世がブレゲを着けて宗教活動をしている画像もあります。これがロシアという国です。大統領がユダヤ教であることを隠して、民族を隠して、宗教が秘密組織そのものという国です。

──いやぁ、徹底的ですね。そういえば、昔、ジェームズさんが言っていた「プーチンは4人いる説」もありましたね。

ジェームズ プーチンは今は3人で、本物はもう死んでいると言われています。

──逆に本物がいない!?

ジェームズ そうです。ですから、これが一番のフェイクかもしれませんね(笑)。ともかくプーチンという存在はロシアのアイコンでしかありません。敬虔なロシア正教徒として世界のキリスト教徒を守る救世主であるというカバーをプーチンというアイコンはやっています。また、KGBとしてのプーチンは、大統領としての職業もカバーでしかありません。だから、彼は根っからの諜報員で、工作員のやり方で政治をやっているんです。つまり、プーチンのロシアそのものが謀略工作です。

──裏と表がまるで違いますね。

ジェームズ そうです。ロシアの裏側には常にユダヤがいます。ただし、ユダヤと言ってもプーチンのユダヤコネクションはユダヤの正統派、保守系で「チャバッド・マフィア」と呼ばれる、聖職者とマフィアを兼職する離れ業を生業にしている人士です。彼らの多くはヴァチカン、ロシア正教会、ヨーロッパ王室の金庫番を務めており、「権力者に擦り寄り稼ぐ」という独特のユダヤ流生き残り戦略を持っています。当然彼らはプーチンや彼の「お友達」の金庫番も務めています。彼らのお陰で大統領名義の個人資産は米国、英国、スイス等に厳重に保管され、その額は200兆円に上ります。おそらくプーチンは世界の指導者で最も資産家で、トランプやバイデンが小物に見えるほどです。プーチンのロシアはチャバッド・マフィアが支配し、国民から資産をカツアゲするただの泥棒国家です。そして、プーチンが表向き反グローバル主義を掲げている理由はここにあるんです。


──ただ、グローバリストたちもユダヤですよね?

ジェームズ そうです。ですから、グローバリストと反グローバリストの戦いというのは、実はユダヤの内ゲバなんです。ここを多くの人が理解していません。
 グローバリストという呼ばれる人たち、典型的なのがジョージ・ソロスですが、彼にしたって基本的にユダヤ系なんですけど、本音は無神論者です。彼らはユダヤ系ですけど、ナチスにも協力するような化け物なんですよ。ですから、彼らは神と決別し、約束の地もないような人たちなんです。
 しかし、反グローバリスト派は約束の地があるという立場で、それがカナンの地であるイスラエルです。プーチンはイスラエルを認める立場で、バリバリのシオニストです。なにしろ、いまロシアではホロコーストに関する疑問を持つだけで5年間の収容所行きです。プーチンは反ユダヤ主義に関しては物凄く厳しいです。ホロコースト説を法律によって守っている国なんです。反グローバリストとグローバリストの対立の軸はここです。

──ロスチャイルド家とかは保守系なんですか?

ジェームズ ロスチャイルドはどちらにも加担しています。ロスチャイルドにとっては、プーチンもソロスも投資のためのひとつのコマでしかありません。それはロックフェラーも同様ですが、影響力は遥かにロスチャイルドのほうが大きいです。ちなみにスターリンも革命家だった当時はロスチャイルド家がパトロンでした。もともとスターリンはギャングのメンバーで銀行強盗とかをやりまくっていたんですけど、それを裏で支援したのがロスチャイルド家です。彼はロスチャイルド家のためのマフィアだったんです。

 ともかく、プーチンはロシアファーストではなくてユダヤファーストです。ロシアファーストのように見せかけていますけど、ユダヤに忠誠を尽くしているという視点で見ると世界が見えてきます。

──確かに、こういった話を聞くと、いまの世界が見えてきますね。

ジェームズ ロシア、ユダヤ、プーチンを見ないで世界は語れないんです。恐らく読者の皆様にはプーチンファンが多いかと思われますが、彼も結局は私が以前から何度も唱えている「コントロールされた反対勢力」なのです。このようなことはマスコミや学会では絶対に知ることができず、クレムリンの中枢でしか知ることができません。ロシアを知ることで見えてくるのは、近代国家というのは一握りの異民族が多数派の民族を支配する、フェイク国家です。日本も然り。ロシアを注視することで、日本の将来も見えて来ます。

文=ジェームズ斉藤


▲△▽▼


謀略で大統領になった男・プーチンとユダヤコネクション 「ロシアという国」の本当の姿をジェームズ斉藤が解説!
2021.10.13
https://tocana.jp/2021/10/post_222938_entry.html

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】

謀略で大統領になった男・プーチンとユダヤコネクション 「ロシアという国」の本当の姿をジェームズ斉藤が解説!の画像1


ジェームズ 今回は世界を知る上で欠かすことのできないロシアについてお話したいと思います。以前、ロシアは国そのものがフェイクだという話をしましたが、今回はプーチンが権力を手にした方法から紹介しましょう。そもそも、プーチンという男はロシア史上だけでなく、世界的に見ても異例中の異例の男なんです。なにしろ、まったく無名だった元KGBの中佐が1998年にFSB長官、1999年に首相、2000年に大統領と1年毎に大出世です。普通はありえません。

──FSB長官からたった3年で大統領になっていたんですね。

ジェームズ ただのKGBの中佐が、ですよ。この大出世の裏には彼がユダヤ人だったことがとても大きいのです。プーチン=ユダヤ人説は前の記事でも話しているので見てほしいのですが、1つ言っておくと母親の名前がロシア人ではありえないシャロモビッチだったといった点です。

 つまり、プーチンはユダヤ勢力から推薦されて大統領になっているんです。具体的に動いたのはロシアとイスラエルの二重国籍を持つロマン・アブラモヴィッチという男です。彼は英国サッカークラブのチェルシーFCのオーナーとしても有名で、プーチンを当時の大統領だったエリツィンに紹介し、プーチンを大統領にするように進言しています。

──エリツィンに進言できるんですか?

ジェームズ エリツィンはウォッカを飲みまくるただの酔っぱらいで完全にユダヤの傀儡でしたので。彼はまったく政治をする気がなく、国内も統制できず、全世界のユダヤ系のヘッジファンドにロシアの財産を貪らせていたんです。

──エリツィンってロシアの民主化に向けて一定の評価がされていたと思っていたんですが、違ったんですね。

ジェームズ いえ、まったく評価できません。彼はロシアの財産をユダヤ人たちがシティ・オブ・ロンドンのユダヤ系ヘッジファンドに売りさばくのを黙認していました。そして、そのユダヤ系ヘッジファンド関係者の一人がロマン・アブラモヴィッチだったわけで、彼らがロシア政府を完全に乗っ取るために送り込んだのがプーチンだったんです。

 アブラモヴィッチに限らず、ロシアのお金持ちはマネーロンダリングでロンドンにたくさん口座を持っています。ロンドンに行くとロシアのお金持ちたちが買った高級アパート街があるんですよ。彼らはそういうところに住んでいるんです。

 プーチンは自分よりも10歳ぐらい下のアブラモヴィッチに推薦されて大統領になったんです。ちなみに、アブラモヴィッチの裏の顔はハバド・マフィアのリーダー格です。ハバド・マフィアとはユダヤの正統派保守系で聖職者とマフィアを兼業する人たちです。しかも、アブラモヴィッチのパトロンはロスチャイルド家です。ちなみに、いわゆる「ロシアマフィア」と言われるのはすべて「ユダヤマフィア」です。

──マフィアマネーと、ロスチャイルドマネーでプーチンは大統領になったんですね。


ジェームズ そうです。99年にプーチンが総理大臣になったのもその関係です。また、エリツィンは同じ年の12月31日に大統領職辞任を発表するのですが、そのお別れの挨拶でプーチンを次の大統領に指名しています。現役の大統領が後継者を指名するなど前代未聞です。

──民主主義ではありえませんね。

ジェームズ それによってロシアが民主主義の国ではないと露呈したわけですが、さすがに翌2000年には大統領選が行われ、当初プーチンは劣勢でした。ところが、選挙の2週間前にモスクワアパート爆破事件というのが起きるんです。

 夜の2時ぐらいにアパートがいきなり吹っ飛んで300人ぐらいが死んだんですが、プーチンは即座にチェチェンのテロリストの仕業だと言って、チェチェン戦争を開始するんです。この事件がきっかけでロシア人のナショナリズムが高まり、プーチン人気も盛り上がって大統領に当選しています。しかし、もちろん、この爆破事件には裏がありました。

──不審な証拠があがってきたと。

ジェームズ そうです。まず、モスクワアパートで死んだのは全員ロシア人でユダヤ人は一人もいませんでした。次に出てきたのが、爆破の直後に住民が不審な車を発見しているんです。その車のナンバーを照合するとFSBの所有だったんです。さらに、付近にいた不審者をロシア警察が捕まえていて、身分を照合するとやはりFSBの職員だったんです。つまり、アパート爆破はFSBの仕業であり、当時のFSBの裏にはプーチンがいたことは否定できません。

──謀略で大統領になったんですね。

ジェームズ はい。しかも、その裏にはユダヤコネクションがいます。ですから、プーチンのミッションは明快です。ロシアを欧米の対抗勢力に仕立て上げること。世界各地で戦争を繰り広げ、戦争経済を回すことです。また、国内では、エネルギー資源を独占し、人口の0.0001%のスーパーエリートに利権を配分し、同時に歴史的ユダヤ問題を解決するということです。彼の過去21年間の軌跡を見ると忠実にミッションをこなしていることがわかります。

──プーチンはユダヤのために動いていると。

ジェームズ というよりもロシアという国はユダヤそのものです。それはロシアの国旗を見ればよくわかります。

──ロシア国旗? そうか、あの赤地に鎌と槌のマークのやつはソ連の国旗か。ちょっと検索してみますね……ありました。上から白青赤の横縞の三色旗ですね。

ジェームズ それは表向きのロシア連邦国旗です。それではなく、ロシア連邦大統領旗というのを見てください。

──大統領旗? あ、ありました、三色旗の真ん中に双頭の鷲がいますね。あれ、双頭の鷲って!?

ジェームズ そうです。実はその双頭の鷲はロスチャイルド家の家紋の1つで、ロシア大統領旗のど真ん中にはロスチャイルド家がいることの証明です。つまり、ソ連崩壊後のロシアをロスチャイルド家が完全に乗っ取ったということを象徴しているのです。

 ちなみに、ロシア国旗の真ん中の絵は、軍や農民の守護聖人である聖大致命者凱旋者ゲオルギイ(聖ゲオルギオス)がサタンを退治するイコン(聖像)でロシア正教会、ロシア軍、ロシア人を象徴しています。双頭の鷲はクレムリンと帝国主義を象徴しています。

 つまり、ロシアの基本政策というのは、ユダヤのロスチャイルド家が出資し、クレムリンが戦争を起こし、正教を信仰する一般の素朴なロシア人たちが戦場に駆り出されるということです。その結果、何が起こるのかというと、戦争で得た利潤をロスチャイルド家が握り、クレムリンに寄生するユダヤ人の支配層に分配するということです。

 ロシアはロシア人だけが苦悩する国家レベルのブラック企業体質なのです。ロシアの帝国主義も正教ナショナリズムもすべてロスチャイルド家の投機対象だと言っていいでしょう。

──それがロシアの正体だと。このまま世界も乗っ取りそうですね。

ジェームズ ほとんどもう乗っ取られています。アメリカもヨーロッパも日本も。

──中国もですか?

ジェームズ 中国は周恩来がユダヤ人なんです。

──えっ!

〜後編に続く〜


▲△▽▼


「ユダヤとロシアをみると世界がわかる」プーチンとロスチャイルド、新世界秩序の本当の目的…ジェームズ斉藤が暴露
2021.10.14
https://tocana.jp/2021/10/post_222960_entry.html

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】

ジェームズ ロシアという国はユダヤそのものです。それはロシアの国旗を見ればよくわかります。ロシア連邦大統領旗というのがあるのですが、真ん中の双頭の鷲はロスチャイルド家の家紋の1つで、ロシア大統領旗のど真ん中にはロスチャイルド家がいるんです。

──それがロシアの正体だと。このまま世界も乗っ取りそうな勢いですね。

ジェームズ ほとんどもう乗っ取られています。アメリカもヨーロッパも日本も。

──中国もですか?

ジェームズ 中国は周恩来がユダヤ人なんです。

──えっ!

ジェームズ 中国に住み着いているユダヤの末裔です。しかも隠れ●●でした。だから、同じく隠れ●●でユダヤ人のキッシンジャーが周恩来を通じて毛沢東に会ったんですよ。キッシンジャーというのは重要な存在でバリバリのユダヤでグローバリストなんです。しかも両者は「裸の付き合い」ができる関係です。そして、プーチンが最近よく会ってるアメリカ人がキッシンジャーです。

──キッシンジャーが昔から中国べったりだったのはそういうことだったんですね。

ジェームズ そうです。だから、キッシンジャーが話す相手は必ず、ユダヤをバックに持っているんです。しかも、キッシンジャーはペドでもあります。だから、プーチンとも話が合うんです。

──キッシンジャーもプーチンもですか!? ユダヤ教的にいいんですか、ペドは?

ジェームズ だから、ここでもやっぱりユダヤの特異性が出てくるんですよ。プーチンはロシア正教会の敬虔な信者として振る舞っているんですけど、これも完全なフェイクで、なんとペドの決定的瞬間を映像で捉えられているんです。ユーチューブにあると思いますが、クレムリンを観光してきた金髪の小さなロシア人の男の子の頭を撫でたと思ったら、いきなりしゃがんで男の子の服をペロっとめくってお腹にキスしたんです。

──大胆ですね。

ジェームズ 日本でいう戦国武将のお稚児さん感覚でしょうね。この映像がリークされて凄い問題になった時期があったんです。そして、この映像をリークしたのがプーチンのKGB時代の元同僚と言われているアレクサンドル・リトビネンコです。彼は亡命先のイギリスで2006年に放射性物質ポロニウムを漏られて死にました。犯人はプーチンだと言われています。


画像はwikipediaより引用
 リトビネンコはペドの事実を暴露しただけではなく、チェチェン侵攻のきっかけとなった99年のモスクワのアパート爆破事件がプーチンの仕業だったということも暴露しているんで、ずっと命を狙われていました。

 また、以前お話しした、911とロシア黒幕説を世界で初めて暴露したのもリトビネンコです。

日本メディア初「9.11本当の陰謀と真実」公開!この情報を発言した人間は”毒殺”…ジェームズ斉藤【タリバン・アフガン】
https://tocana.jp/2021/08/post_218816_entry.html

ちなみに、彼の暗殺の最大の理由は「プーチン・ペド説」ではなく、「911ロシア黒幕説」(過去のジェームズ斉藤911特集記事を参照)を暴露したからです。これは諜報機関関係者の間では常識です。


タリバンと911の陰謀
https://tocana.jp/tag/%e3%82%bf%e3%83%aa%e3%83%90%e3%83%b3%e3%81%a8911%e3%81%ae%e9%99%b0%e8%ac%80


アレクサンドル・リトヴィネンコ氏 画像はwikipediaより引用
──いまのロシアはユダヤ人が完全に牛耳っているということなんですね。

ジェームズ ロシアの歴史には法則があって、異民族が必ずロシアを統治してきたんです。まあ、ロシアの定義も曖昧なんですが、ロシア正教を信じているスラブ系白人のロシア人がロシアを主導しているかというと必ずしもそうではなく、異民族、異教徒が政権の座に座っているんですよ。

 何しろ、ロシアの語源である「ルーシ」は「スウェーデン東部沿岸地域のヴァイキング」という語源で、当時ロシア貴族が利権争いに明け暮れた挙句、スウェーデン系のリューリク家を招待し、ロシアを統治させたというあり得ない歴史背景を反映しています。そして、異民族の支配者とそれに群がり利権を貪る「訳あり」なロシア人の集団を頂点とするロシア特有の権力ピラミッドができたのです。ユダヤ系のプーチンも例外ではないですし、ロシア革命もユダヤ人のグループでした。

──革命前の人たちもロシア人ではないということですか? 

ジェームズ そうです。ロシア王室のエカテリーナ女帝はプロイセン生まれですからドイツ人です。それ以前はロシアはタタール人、モンゴル人、スウェーデン系ヴァイキングによって支配されていました。エカテリーナ女帝を含むドイツ系ロマノフ家の統治時代にユダヤ系国際金融資本勢力がクレムリンに浸透し、本格的にクレムリンを乗っ取り始めたのは1904年の日露戦争が契機です。そして1917年のユダヤ人グループによるロシア革命によって「クレムリンのユダヤ化」は完了しました。

 ちなみに日露戦争はユダヤのマネーゲームに日露両国が駒として使われた戦争で、戦争終結後、日露両国は後に亡国となり、現在に至るまで完全にユダヤ系国際金融資本勢力に乗っ取られています。


──高橋是清がユダヤ人のジェイコブ・シフから金を借りて日露戦争を戦っていますね。

ジェームズ その金を日本は昭和の中頃になってやっと完済しています。一方、「敗戦国」のロシアは「戦勝国」の日本に賠償金を払わず、のちに日本がシベリア出兵を口実にロシア皇帝のゴールドを回収される羽目になっています。

 いずれにせよ、ロシアは常に異民族が統治してきた歴史を持っています。

──考えてみれば中国もそうですよね。漢民族が統治した時代はあまりありません。

ジェームズ そうです。ユーラシアの大陸国家というのはほとんどの場合、マイノリティの異民族が支配しています。実は、日本の天皇制もユーラシアの大陸国家の政治モデルを輸入してきたんですよ。マジョリティであった縄文系を支配していたのが当時、弥生系のエスタブリッシュメントだった天皇家でした。

 ロシアはでかい国なので、マジョリティは圧倒的にロシア人、ロシア正教会を信じる人ってことで定義するロシア人ですね。しかし、トップはほとんどが異教徒ですから。特にソ連自体がユダヤとタタールの連合政権なんです。レーニンもユダヤが入っていたし、トロツキーなどは生粋のユダヤ人です。

 また、KGBという組織は歴代のトップが全部ユダヤと言われています。だから、あんなメチャクチャなことができたんです。ファイクな罪を異民族に着せてすぐに死刑にしたり、あとは収容所をたくさん作ったのですが、あれはロシア人を大量に収容所に送り込んでそこで無給の奴隷にしたんです。

──なぜ、そんなにユダヤ人は他民族を迫害するんですか? 

ジェームズ それはイスラエルを失い世界を漂流する上で各地で迫害されてきたからです。特にロシアはずっとユダヤを弾圧したんですよ。ニコライ2世の時は徹底的にユダヤを弾圧しましたね。ロシアから見ると、ユダヤ人は高利貸し事業で借金まみれのロシア人を大量に作り出し、その一方で支配層に寄生して甘い汁を吸う「アンチキリスト(サタンと同意義)」という位置づけです。ですから、どっちもどっちなんですよ。

 結局、世界はユダヤ教とキリスト教の確執で動いているんです。この2つの宗教が国の歴史を動かしていることが最もよくわかるのがロシアです。「ユダヤを見ると世界がわかる」という本が以前流行りましたが、ロシアを見ると世界がわかるというのが私の持論で、世界の仕組みを見る上ではとても重要な視点となります。

文=ジェームズ斉藤

 

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コメント
1. 中川隆[-15964] koaQ7Jey 2021年10月17日 11:32:24 : NBvOYLDGKo : bEc5SzFFUlM0M2c=[10] 報告
プーチン - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%B3

プーチン大統領は神の申し子
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/297.html

プーチン大統領
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/809.html

カネも通信も丸裸、ロシア「監視社会化」の恐怖
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/599.html

ロシアの若者の間でスターリンがじわじわ人気上昇中
http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/757.html

ロシア革命とは何だったのか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/795.html

共産主義の時代
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/613.html

東西冷戦の時代
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/719.html

ベトナム戦争の時代
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/723.html

馬渕睦夫 deep state の世界を語る _ 朝鮮戦争も東西冷戦もアラブの春も対テロ戦争もすべてヤラセだった
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/105.html

北方領土 _ ロシアは最初から1島たりとも返すつもりはない 
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/180.html

日本に対し「不当の扱い」を繰り返してきたロシア
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/497.html

ロシア人は今でも日本の敵 _ あまりに辛辣!ロシア人の「日本人への本音」
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/561.html

2. 中川隆[-14366] koaQ7Jey 2021年12月31日 13:48:54 : cCpxunnU4w : S3FPbENyS1BiVy4=[8] 報告

2021年12月31日
ロシア皇帝プーチンの本性
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68883463.html


大国主義の大統領
Putin 7731Putin 9990

  悪人というのは、一種類じゃなく何種類かある。兇暴なだけの単細胞もいれば、臆病なのに狡賢い奴もいる。ロシア大統領にまで上り詰めたウラジミール・プーチンは、根暗で何を考えているのか分からぬが、紛れもなく頭脳明晰な独裁者だ。このロシア皇帝は狐のように用心深く、豹と同じように鋭い。そして、鷹のような大局観を有し、熊と間違うような豪腕を持つ。

  深い闇に包まれたプーチンではあるが、その経歴は少しだけ明らかとなっている。少年時代にサンボや柔道を習っていたことは有名だ。レニングラード大学に入ると法律を専攻し、そこを卒業するや直ぐさまKGBへ就職。一年間だけモスクワにあるKGBの赤旗大学で学び、1985年に東ドイツのドレスデンに配属される。ソ連が崩壊間際だった頃、レニングラードへ呼び戻され、「現役予備役」になると、レニングラード大学で学長補佐官になる。その後、恩師だったアナトリー・サプチャークがレニングラード市のソビエト議長に就任したので、プーチンは彼の顧問となった。さらに、サプチャークがサンクトペテルスブルクの市長に当選すると、懐刀のプーチンは副市長と対外関係委員会の議長になったという。

  しかし、1997年、サプチャーク市長が再選に失敗。プーチンは大統領の資産を管理するクレムリンの部署で働くため、モスクワへと異動になった。1998年7月には、ロシア連邦保安庁(FSB)の長官職に就く。一年後の1998年、プーチンはエリツィン大統領によって第一副首相になった。そして、ついに彼の運命を変える1999年になると、辞職したエリツィンの後釜として大統領代行に就任した。2000年には選挙の洗礼を経て正式なロシア大統領となる。元KGBのケース・オフイサー(工作員)が、動乱の時代を乗り越えてツァーリのような大統領になった訳だから、異例の大出世としか言い様がない。

  これは筆者の単なる推測だけど、プーチンの背後には誰かいるんじゃないか? ユダヤ資本にロシアを売り渡したエリツィンに腹を立てた有力者が、有能なプーチンを抜擢したとも考えられる。つまり、ユダヤ人の"国家乗っ取り"を阻む、ナショナリストのロシア人がプーチンの後ろ楯になっても不思議じゃない。ただし、プーチンは絶対に自分の過去を明かさないだろう。

  ところで、専制君主なみの権力を恣(ほしいまま)にするプーチンは、一体どんな支配者を目指しているのか? 先ず言えることは、この男は机上の空論を口にする左翼ではない、ということだ。確かに、プーチンは共産党の下で諜報員を務めたが、その根底には共産主義の理想は無い。むしろ、伝統的なロシア思想が流れている。プーチンが欲したのは、ロシアを混沌から救い出し、社会秩序を取り戻すことだった。それゆえ、彼は綺麗事の「リベラル思想」なんかは足蹴りだ。プーチンはロシア第一主義を掲げていた。

  国民の団結を尊ぶプーチンでも、"生粋"の民族主義者には警戒心を持つ。なぜならば、ロシア帝國が多民族社会であるからだ。もし、タタール人とかチェチェン人、ウクライナ人、カルムイク人などに民族主義を許してしまうと、ロシア共和国に亀裂が生じ、バラバラになってしまうだろう。だから、プーチンにとっての政敵は、ヤブロコ党首のグリゴリー・ヤブリンスキーみたいなリベラル派ではなく、むしろアレクサンドル・レベデフ将軍のような民族主義の政治家、あるいは共産党のゲンナジー・ジュガーノフ党首みたいな政治家の方であった。

  ロシア帝國の復活を望んだプーチンは、民衆を束ねるため明確な国家のアイデンティティーを求めていた。しかし、それは自由主義に基づくデモクラシーではなく、モスクワのクレムリンがしっかりと管理できる国家体制であった。プーチンには甘っちょろい理想はない。彼の精神にはリアリズムが貫かれている。この大統領が優先したのは、中央集権化した国家機構の再興だ。「強いロシアの復活」こそが、国家主義者のプーチンが追求する目標であった。氷のように冷静で、残酷なまでに権力を求めるプーチンは、ソ連崩壊でバラバラになったロシア国民を纏め、人々を結び附ける固有の価値観を掲げている。共産主義の崩壊によってロシア国民は個人の自由や権利、表現・言論の自由を手にしたが、これはロシアの"伝統的な価値観"とは異質なものであった。

  では、その価値観とは何か? ブルッキングス研究所のフィオナ・ヒル(Fiona Hill)とクリフォード・ガディ(Clifford G. Gaddy)によれば、愛国心、集団主義、結束、大国性(deezhavnost / デルジャヴノスチ)、そして翻訳不能な"gosudarstvennichestvo"(ゴルダルストヴェンニチュストヴォ)であった。(フィオナ・ヒル / クリフォード・G・ガディ『プーチンの世界「皇帝」になった工作員』濱野大道 / 千葉敏生 訳、新潮社、2016年、p.62.)

  強力な国家は社会秩序を保障する源であり、あらゆる変革を開始する主な原動力である。プーチンは自分自身を国家の建設者(gosudarstvennik / ゴスダルストヴェンニク)、すなわち国家の公僕であると称した。ゴスダルストヴェンニクは国家そのものだけを信じ、自薦か他薦かを問わずに永久に国家に仕える約束をした人間なのである。(上掲書、p.62.)

Putin as Emperor 002( 左 / 皇帝に描かれたプーチン )
  歐米諸国のマスコミは、ロシア支配を目論むグローバリストに隷属するから、プーチンの国家運営を否定的に報道するが、個別の政策を調べてみると、意外にも保守的な一面があったりする。それは何故か? 答え。プーチンがロシア共和国を自分の「縄張り」と見なしているからだ。つまり、プーチンはマフィアのボスと同じである。「俺が手にした領土(シマ)だから、世界一の国家にするんだ ! 誰もが羨む素晴らしい国家にしてこそ、俺様に相応しい。だから、俺のシマに手を出す奴、ロシアを荒らす"よそ者"は容赦しないぞ。アメリカ人だろうがユダヤ人だろうが、全力で叩きのめしてやる !」とプーチンは思っているんじゃないか。

  これはアドルフ・ヒトラーにも通じる行動様式で、ある種の独裁者は民衆から選ばれる国会議員よりも立派である。なぜ、ヒトラーは歐米の知識人から全否定されるのに、一部の「右翼」からは称讃されるのか? なるほど、ヒトラーは残忍な独裁者なのかも知れない。だが、ドイツ第三帝國は彼の"所有物"になったから、ドイツを世界に冠たる超一流国にしようとしたのだ。それには、国家を支える民衆を豊かにし、藝術が栄える文明国にしなければならない。藝術家を目指したヒトラーが、永遠のローマに憧れ、ドイツの都市を壮大にしよう、美しく光り輝く祖国にしよう、と考えたのも当然だ。

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( 上写真 / ヒトラーとナチス時代のドイツ人 )

  また、国家は国民で構成されるから、国民の"質"を考えることも重要である。ユダヤ人のような浮浪民族は、素晴らしいドイツにとって目障りだから排除せねばならない。ドイツにはゲルマン系ドイツ人、ないし北方種族のヨーロッパ人が住むべきで、穢らわしいユダヤ人はパレスチナへ追放するに限る。日本人はワイマール共和国を理想のデモクラシーと考えるが、実際は貧困と腐敗の巣窟だった。以前、当ブログで紹介したように、ユダヤ人が経営する風俗店やナイト・クラブでは同性愛、SM、頽廃藝術がはびこり、不健康な文化が至る所に満ちていた。(記事A参照) 高校や大学で西洋史を担当する先生で、ゲオルグ・グロスを紹介し、彼の卑猥な絵を見せてくれる教師は何人いたのか?

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(上写真 / ワイマール時代の頽廃したドイツ人 )

  左翼の知識人はナチス時代のドイツを徹底的に糾弾するが、本当にナチスは悪事ばかりを働いていたのか? 具体的に考えてみれば、日本人やイギリス人だってドイツ人と同じ行動を取るんじゃないか? 例えば、学校や会社の清掃は気が進まないから、校庭の草むしりなんて苦痛だし、便所掃除や倉庫の床磨きなんて真っ平御免だ。しかし、自分の部屋とか自宅になると話は別になる。普通の庶民が書斎やリビングをエドワード朝の家具で豪華にするのは無理だけど、ちょっと奮発して、クリ木製の書斎机(chestnut executive desk)を置いたり、スウェーデン製のストーブを購入することくらいは可能だ。

  巷(ちまた)の女子高生だって似たり寄ったりだろう。ポケモンやトトロの縫いぐるみを並べることもあれば、アンティークのランプを買ってきて、御洒落な勉強部屋にすることもある。中高年になると草木に目が向くようで、マーサ・スチュアートの番組などを観て、生活のクォリティーを考えたりする。ちょいと気取った奥様は、庭の一角に紫陽花(アジサイ)とか薔薇(バラ)を植えたりして御満悦。定年間近の亭主は、長年連れ添った女房よりもペットを大切にするから、庭にドッグ・ランを拵えたり、部屋にキャット・タワーを設置したりと大忙し。

  自分の所有物なら素晴らしくしたいと思うのは人情だ。もちろん、世の中には自分の家を「ゴミ屋敷」にする人は居るけど、そんなのは極僅かで、大抵の日本人は家を綺麗にし、娘や息子の結婚相手にも気を配る。自宅の隣に浮浪者が住み着けば追い払うし、在日朝鮮人の居候なんて寒気がする。もし、娘が黒人兵の恋人を連れてきたら両親は激怒するし、息子が支那人かフィリピン人と結婚すると言い出せば「絶対だめ!」と許さない。こうした日本人はネオナチの右翼みたいだけど、昭和時代には普通だった。

  アメリカ人同様、日本人もユダヤ勢力によって精神を改造され、ドイツの主人であるドイツ人を非難し、居候のユダヤ人を支援する。フランス人やイギリス人だってジプシーとユダヤ人は嫌いなのに、ジプシーだけ追い払うというのは、どういった了簡なのか? ジプシーをルーマニアやユーゴスラビアに突き返すのであれば、ユダヤ人を叩き出し、パレスチナに送ってしまえばいいじゃないか? 居候がぶん殴られて、国外追放になるのは仕方ない。「追い出した方が悪い」という反論は馬鹿げている。

  第21世紀のロシア皇帝となったプーチンは、ロシア特有の価値観に基づく「強い国家(シリノエ・ゴスダルストヴォ / sil'noye gosudarstvo)」を目指した。独裁者のヒトラーはドイツ国民の健康や道徳に配慮したが、プーチンもロシア国民の精神衛生に敏感だった。なぜなら、国民精神の退廃は国家の弱体化を招くと解っていたからだ。それもそのはず。対外工作を専門とするKGBは、歐米諸国を弱体化させるため、現地の若者を根底から腐敗させたし、倫理道徳を蔑ろにするよう仕向けていた。ソ連の工作員は過激思想を広めたり、反戦運動や学生運動を金銭的に支援した。その他にも様々な悪事を企てたから、アメリカや西ヨーロッパの社会は今でも滅茶苦茶だ。KGBの協力者になった知識人は、フェミニズムを使って家庭崩壊を目論んだし、赤いユダヤ人は人種対立を煽って西歐社会の破壊を楽しんでいた。

  敵を倒すにはミサイルや刃物は要らない。相手が自滅するよう仕向ければいい。これに気づかない馬鹿を利用するのが工作員の秘訣である。東大医学部の赤色学生なんて、所詮は世間知らずの受験秀才で、自分達が社会革命の先駆者だと思っていた。1968年のパリに憧れて、ゲバ棒を振り回していた学生なんか、卒業間近になると急に就職先が心配になり、床屋に行って髪を切っていた。東工大で「全学改革推進会議」を創った菅直人や、信州大で全共闘議長だった猪瀬直樹に訊けば、コッソリ転向した者を紹介してくれるかも知れないぞ。ちなみに、新宿騒乱事件が起きた1968年、猪瀬は裏通りのパチンコ屋を覗いたそうだ。その時、彼は店内で「普通の生活」、すなわち現実の日常を目にしたという。作家になった猪瀬は昔の自分を回想し、斜めに構えて呟く。「学生運動で世界が変わる」とは思わなかった、と。(臼井敏男『叛逆の時を生きて』 朝日新聞出版社、2010年、p.145.) しかし、猪瀬は東京都知事になっても世界を変えられなかったじゃないか !

  脱線したので話を戻す。プーチンはKGBの対外工作を実際に知っていたから、不道徳な思想の浸透には殊のほか厳しかった。無神論やニヒリズム、同性愛などは以てのほか。ロシア社会を腐敗させるだけだ。宗教を敵視する共産党に属していたのに、プーチンは意外と信仰深く、ロシア社会にはロシア正教が必要だと解っていた。もちろん、敬虔な信仰心は政治的なポーズで本心じゃない。だが、プーチンはロシア国民の精神的空白を懸念していた。なぜなら、民衆には心の支えとなる思想が必要で、共産主義は国民の士気を高める思想じゃない。確固たる信念を持たない人間は、利用されるばかりか、国家にとって有害な人物となる。金銭や報償で容易に外国の手先となるし、健全な家庭を築くこともない。プーチンは勇猛果敢なロシア兵や愛国心に満ちた国民を求めていた。彼は立派な人間を育成するロシア正教を支援する。

  ロシアの民衆を一つに束ねる組織があるとすれば、それはロシア正教に他ならなかった。KGBは宗教家の活動が政治活動に変化するのではと恐れていたので、反体制派の司祭達は迫害されていたという。しかし、ロシアの大地に根づく伝統的宗教は強い。現実派(リアリスト)のヨシフ・スターリンは、共産主義というユダヤ思想ではロシア人は動かないと解っていた。それゆえ、この大元帥はロシア人の愛国心に訴えた。対独戦争は祖国防衛戦争である、と。ロシアの民衆は愚鈍だけど、信仰心と愛国心は非常に強かった。となれば、ロシアの為政者は宗教心で国民を鼓舞しなければならない。ロシア正教は多くの人々に訴えかける力を持つ統一的な思想であり、奥深い思想と影響力を提供してくれるものだった。

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( 左 : プッシー・ライオットのメンバー / 右 : ロシア正教の聖堂を侮辱するプッシー・ライオット )

  宗教の重要性を認識するプーチンだからこそ、西歐風のリベラリズムや世俗主義には大反対。彼が人気藝人の「プッシー・ライオット」を目の敵(かたき)にしたのも当然だ。プッシー・ライオットのメンバーは「フーリガン」であり、彼女らの楽曲「パンク・プレイヤー」が侮辱したのは、プーチンではなくロシア正教会であった。彼女達のパフォーマンスはロシア正教の神聖な場所である「至聖所」を穢したのだ。(『プーチンの世界「皇帝」になった工作員』、p.307.) プッシー・ライオットのメンバーは無政府主義者だったが、それよりも性質(たち)が悪かったのは、信仰を持たない無神論者であったことだ。彼女たちのような人々--- ロシアのインテリゲンチャ(知識階級)やその理念の支持者 ---- は「よそ者」であり、ロシアの一員ではなかった。(上掲書、p.308.)

  以前、AP通信のインタヴューに応じたプーチンは、ジョン・ダニゼウスキからの質問を受けて、次のように答えていた。

  世の中には、常に国家や社会的有機体を蝕む、ある種の病原菌が潜んでいる。しかし、その病原菌が活性化するのは、免疫力が低下し、問題が現れ、一般民衆が苦しみ始めた時である。これら何百万もの人々は、それ以上事態は悪くならないと信じる。どんな対価を払ってでも変革を成し遂げよう、そこにあるもの全てをぶち壊そう、我々は新たな世界を創るんだと思い、中身の無い者が全てになる。

 エリートの忠誠心不忠についてだが、おそらく、こうした特殊問題は存在する。そう言えば、確かプーシキンが述べていたけど、「誰も彼を国家の総督あるいは皇帝の太守(satrap)とは思わず、反対に彼は自由を愛する者、デカブリストの友、そして誰もそれを疑わない。さらに、プーシキンは言った。「政府じゃなく、ロシアに反対する者が実に多い」と。残念ながら、我が国のインテリゲンチャにもこうした伝統がある。しかし、これは人々が常に文明人としての躾の良さ、つまり、いかに自分が深い教養をもっているかを強調したいからだ。人々はいつも最良の模範に従うことを欲する。たぶん、それは一定の発展段階まで来れば避けられないことなんだろう。

  だが、このように国家との一体感を失ったことが、ロシア帝國の崩壊、およびソ連の瓦解に甚大な影響を与えたことは否めない。我々は前もってそれを理解せねばならないし、第一次世界大戦の末期やソ連の晩年と同じような状況に陥ることは、何としても防がねばならない。(Interv'yu Pervomu kanalu i agentstvu Assoshieyted Press , Vladimir Putin's Channel One and Associated Press interview) 4 September 2013.)

  このインタヴューを聞くと奇妙なことに、あのプーチンが"まともな"常識人に見えてくる。権謀術数に長けたプーチンとくれば、暴力団の組長みたいな頭目なのに、国家運営に関しては妙に道徳的だ。しかし、この独裁者は岸田文雄みたいな"お坊ちゃん"じゃない。本音どころか、素顔さえも隠す古狸。口にする発言だって紛らわしく、幾つもの解釈ができるように予め計算したりする。プーチンの真意を摑めない相手は、額面通り受け取っていいのか判らず、ただ困惑するばかり。偽情報を流したり、心理戦を用いて相手を操るのは、プーチンにとって朝飯前だ。

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(上写真 / ロシア正教の司教とプーチン大統領)

  このプーチンは根っからの策士だから、ロシア正教会を大切にするといっても、それは彼の管理下での宗教組織に過ぎない。つまり、プーチンはビザンツ帝國の皇帝みたいなものである。東ローマ帝國に君臨する皇帝は、キリスト教徒になっても、ヨーロッパの国王みたいに教皇の臣下にはならない。むしろ、コンスタンティノポリスの総大司教を従える帝王だ。ロシアにおいて聖職者が政治活動に参加するのは御法度。教会の司祭は魂の救済にだけ専念しろ、という訳だ。

  ウクライナ問題で歐米諸国と対峙するプーチンだが、この豪腕大統領は米国の圧力に屈服して負け犬の道を歩むことはないだろう。彼は常に「国父のような皇帝」を演じる。ロシア人は暴君でもいいから、力強い指導者を求めてしまう。今でも、一部のロシア国民がスターリンを懐かしむのは、第二次世界大戦でロシアを勝利に導いた英雄であるからだ。

  翻って、我が国を見渡せば、どの政治家もクズばかり。外務大臣を経験した河野太郎や茂木敏充は支那人の下僕だし、ウォール街へ参拝した菅義偉は、お代官様に怯える村役場の事務員みたいだった。岸田文雄は財務省の親戚に囲まれた操り人形。小泉内閣からずっと政権にタカっている竹中平蔵は売国奴の典型だ。吉村洋文知事が率いる日本維新の会も売国奴の集まりで、大阪を賭博屋のMGM(ユダヤ人のリゾート開発業者)に売り渡そうとしている。未来の総理大臣たる小泉進次郎は、これまた情けなく、米国のCSISに養われる人質だった。日本にプーチンのような首相がいれば、ちょっとはマシなんだけどねぇ〜。

http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68883463.html

3. 中川隆[-13625] koaQ7Jey 2022年2月28日 08:11:27 : mkl3sc5Em6 : c05NYWpNU0h2RTY=[2] 報告
「バイデンはウクライナをプーチンに渡す」米露の“密約”をジェームズ斉藤が暴露! 危機は出来レースだった!?
2022.02.23
https://tocana.jp/2022/02/post_230969_entry.html

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】「ウクライナ侵攻」の真実 第1回


■バイデン凋落の背景

──日本ではあまり報道されていませんが、アメリカではトランプの人気が上がっているって本当ですか?

ジェームズ斉藤(以下、ジェームズ)  本当です。簡単な話、トランプの人気は上がることはあっても下がることはないですから。なにしろ、去年、落ちるところまで落ちてますので(笑)。一方、バイデン政権はバイデンが大統領に就任した時から落ちっぱなしです。バイデン政権になってからのアメリカは異常なインフレ状態になっています。日本同様にガソリンの値段が高騰していて、2020年と比べると3倍ぐらいになっています。私も少し前にアメリカでSUVに乗っていたんですが、満タンで50ドル、日本円だと5800円ぐらいなんですね。

──ん? でも、それって日本よりも安くないですか? 日本も40リットル満タンで6800円ぐらいだったと思います。

ジェームズ  アメリカのガソリン代はもともと日本の半分ですから。それが日本と変わらないということはアメリカ人の感覚だと異常事態です。一般国民が怒るのも当然です。また、本来、バイデンを支えていたエリートの間でもバイデンには幻滅しています。はっきり言ってしまうと老人ボケがひどいんです。

──いまさらですか(苦笑)。認知症疑惑は2020年の選挙の時からあったじゃないですか。

ジェームズ  だから、ここまでひどかったのかってことでしょうね(笑)。去年6月にイギリスでG7があったじゃないですが、それに出席していたことを忘れてしまっているんですよ。

──そんな報道ありましたけど、本当だったんですね。

ジェームズ  本当です。かなり認知症は進んでいますね。あと、決定的だったのはアフガンからの撤退です。私は撤退そのものは悪い判断ではなかったと思っていますが、撤退の仕方が最悪でした。現地のアフガン人の協力者を置き去りにしたじゃないですか。

──あれは確かにひどかったですね。空港から飛び立とうとする米軍の飛行機に何十人もアフガン人が飛びついて、次々と滑走路に落下してましたね。

ジェームズ  あれで何人も死にました。ただし、実際はアメリカ人で置き去りにされた人もいましたし、アメリカ永住権保持者や特別移民ビザ保持者の多くも置き去りにしました。彼らはみんなアメリカ人ですから、それを見殺しにする政権が保つわけないんです。ワシントンのエスタブリッシュメントはバイデン政権はもうダメだと匙を投げています。ただし、バイデンがダメだからと言ってトランプにはいかないので、エスタブリッシュメントたちは選択肢が今ない状況です。

──副大臣のカマラ・ハリスは推さないんですか?

ジェームズ  外交経験がない彼女では、現在の事態を収めることはできません。特に今はウクライナ問題がありますし。結局、ワシントンのエスタブリッシュメントたちは既に金持ちなので自国の経済に関してはもうどうでもよくて、気になるのは外交だけなんです。なのにアフガンの撤退の仕方は最悪だったということです。彼らはトランプを退場させて、まだマシな大統領を誕生させたつもりだったようですが、アフガンで裏切られて、ウクライナでも裏切られています。バイデン政権はもう保ちません。

──では、今年11月の中間選挙で民主党が勝てないという話も本当なんですね。

ジェームズ  はい。間違いなく勝てないでしょう。バイデン政権はウクライナ問題への対応でも失態を繰り広げていますから(取材は2月20日)。実を言いますと、昨年バイデン政権が樹立して以来、常時ウクライナ情勢に忙殺されている状態です。この問題は日本のマスコミが考えている以上に深刻です。なぜならば、バイデンはいまウクライナをロシアに渡そうとしています。


■オバマ時代に密約が!?

──えっ!? 渡そうとしている? どういうことですか? 今バイデンは盛んにロシア側を非難していますよ。

ジェームズ  非難してますね(笑)。しかし、それは完全に出来レースです。バイデンとプーチンは去年の6月にスイスのジェネーブで米露のトップ会談をしています。その裏でウクライナに関する合意をしていたんです。

──えーーっ! だって、ウクライナ問題って去年の12月の末ですよ、問題になったのは。

ジェームズ  そうです。ただし、それは昨年6月の時点でもう決まっていたんです。正確に言えば、アメリカは2012年、オバマ政権の時にロシアにウクライナを渡す秘密合意を結んでいました。今回バイデンがオバマ政権から引き継ぐ形でその任務を遂行しているだけと言った方が正しいです。

──ジェームズさんを疑うわけじゃないですけど、にわかには信じられない話なんですが。

ジェームズ  本当です。アメリカとロシアは実は裏でつながっています。これはロンドン方面の諜報機関からのリークですからかなり確度の高い情報です。

──つまり、MI6ってことですよね?

ジェームズ  まあ、ロンドン方面です(笑)。では、どんな話をしたのかというとアメリカがイランを取って、ロシアがウクライナを取るという密約です。また、プーチンとバイデンは個人的に国内政治に問題を抱えていますので国外で問題で起こしたいんです。

──それでいま盛んにバイデンはプーチンを非難しているということですか?

ジェームズ  そうです。あれはバイデンの断末魔なんです。詳しい話は次のウクライナ問題でお話ししますが、今そういうデタラメな状況になっているので、中間選挙での民主党の勝利はほぼありえません。ウクライナの裏まで知っている一般のアメリカ国民はほとんどいませんが、エスタブリッシュメントの中には理解している人もいるので、中間選挙だけでなく、2024年の大統領選挙でも民主党は勝てないというわけです。というか、これは再選以前の話で、毎年数百万人の不法移民がメキシコから密入国するほど、自国の国境が脆弱なのに、「ウクライナの国境は尊重せよ」と吠えまくっている大統領が信頼されるはずがありません。


■頭角を現す“トランプ後継者”とは?

──ということはトランプが大統領に復活すると。

ジェームズ  そこはまだ断言できません。中間選挙で実力を誇示して2024年の大統領選での復帰を画策しているのは確かですが、去年1月6日の議会突入デモでかなり悪い印象がついていますから、果たして国民がトランプについてくるかどうかはわからないです。たとえ、バイデンが完全に“使えない”とわかっていても、それでトランプに投票するかというとそうでもないと思います。本人はなんとしても出ると言うかもしれませんが、トランプの意向を代表できるような新しい顔が必要ではないかという意見も強いです。それがフロリダ州の知事ロン・デサンティスです。2024年の大統領選挙には彼が出るんじゃないかとも言われています。デサンティスはヒスパニック系なので、ヒスパニック票を押さえることができますし、トランプの白人至上主義のイメージを払拭することもできます。それに彼は一応、トランプの“忠実なしもべ”ですから(笑)。

──“忠実なしもべ”とかいう言葉ももう聞き飽きましたが……。

ジェームズ  前回、何人も裏切っていますからね(笑)。いずれにせよ、トランプ的なものの復活は間違いありません。いまの共和党ではトランプの考え方が主流になっていますので、誰が大統領になってもトランプ的な自国至上主義は台頭してくると思います。ただ、現状、バイデン政権もれっきとした「アメリカ・ファースト」の原則を推進しています。米露緊張下で「ウクライナのポイ捨て」を行っているのがその証拠です。これを日本の政治家は他山の石と見ないほうがいいです。日本も同じ運命が待ち構えているかもしれないと思って対処してほしいですね。


▲△▽▼


ウクライナ侵攻「本当の黒幕」はバチカンか!? 米露の結託と“裏世界の縮図”をジェームズ斉藤が緊急解説!
2022.02.24
https://tocana.jp/2022/02/post_231036_entry.html

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】「ウクライナ侵攻」の真実 第2回

──前回はバイデン人気が下がっているという話からいきなりウクライナ情勢のとんでもない裏話が飛び出してびっくりしました。

ジェームズ斉藤(以下、ジェームズ)  現在のウクライナ情勢は完全に出来レースだということです。前回も少し触れましたが、昨年6月にバイデンとプーチンがスイスのジュネーブで米露首脳会談を行っています。その際にアメリカがイランを取って、ロシアがウクライナを取るという密約をしています。アメリカとロシアは実は裏でつながっているということです。これはロンドンの情報筋から入ってきたので信頼性は高いです。

──驚きの話ですよね。だけど、なぜ、そんな密約をバイデンは交わしているんですか? トランプだったらプーチンと仲が良かったんでわかるんですけど、バイデンはプーチンと密約ができるような仲なんですか? 

ジェームズ  バイデンはトランプ以上にズブズブです。彼はビジネスで90年代のロシアだけでなく、ウクライナなどの旧ソ連圏に深く関わっていたのでロシアとは中国以上にズブズブな関係なんです。

──そういえば、2020年の大統領選挙中、息子のハンター・バイデンがウクライナの企業から金をもらっていたことが発覚して大問題になった事件がありましたね。

ジェームズ  ハンターは天然ガス企業のブリスマの幹部でしたからね。それで当時、副大統領だったお父さんのジョー・バイデンをブリスマに紹介して、金をもらっています。ですから、トランプどころじゃないですね、ズブズブ具合は。実はヒラリー・クリントンもウランの供給に関してウクライナと黒い関係にあります。

──共和党じゃなくて民主党のほうがロシアとべったりじゃないですか。

ジェームズ  そうです。ただし、それを言えばアメリカという国家が、ロシアとは裏ではつながっています。互いの中央銀行が同じサーバーでつながっていますので。

──えっ!?

ジェームズ  信じられない話ですが、本当です。ですから、今バイデンはロシアに対して経済制裁だなんだと言ってますけど、ロシアが本当に潰れそうになったらいつでもワシントンにある連邦準備銀行からロシアの中央銀行であるロシア銀行に簡単に送金できるんです。つまり、全部フェイクなんです、米露関係は。逆に言えば、ここまで裏でつながっているのでプーチンとバイデンの間であんな罵り合いができるんです。いますぐアメリカがロシアに侵攻するぞみたいな茶番劇ができるんです。
──ということはロシアのウクライナ侵攻はないんですね?(編集注:取材日は21日。24日にロシアがウクライナに全面侵攻したことが報じられた)

ジェームズ  ここは侵攻という言葉に気をつけないといけないんですけど、既に2014年のクリミア併合の時からずっとロシアは侵攻中です。なので、これから起きることというのは侵攻のエリアの拡大です。まずウクライナの東部2州ドネツク、ルガンスクから拡大していってロシアが究極に目指すのはウクライナ全土の掌握です。これはもうクレムリンの中枢でも決められている規定事項ですし、ロシア軍の参謀本部でもウクライナ全土を制圧するような軍事作戦が練られています。

──軍事的侵攻はあると?

ジェームズ  軍事的侵攻の定義を明らかにしないといけないんですけど、すでに大軍を集結させているんで、いつでも通常兵器は使用できますね。つまり、ロシアのやりたいことはじわじわと緊張度を高めていって戦争が普通の状態を作りたいんです。この状態に世界が慣れることを待っています。

 そしてバイデンは、そこでもロシアと結託しています。というのも、そもそも、バイデンが「明日にもロシアが侵攻するぞ」と吠えていること自体がおかしいんです。これまでだったらアメリカはとっくに軍を送ってロシア軍を撃退しているはずです。しかし、ずっとアメリカは負け犬の遠吠えみたいに「明日はロシアが来るぞ」と吠えているだけで何もしません。バイデンは煽っているだけです。プーチンにとってもバイデンにとっても、戦争状態が日常というふうに持っていきたいんです。

──戦争状態が続けば、国内は1つにまとまるとよく言いますね。プーチンはそれを狙っているんですか?


ウクライナ侵攻「本当の黒幕」はバチカンか!? 米露の結託と裏世界の縮図をジェームズ斉藤が緊急解説!の画像2
https://tocana.jp/2022/02/post_231036_entry_2.html


ジェームズ  そうです。しかし、それは裏を返せば、今プーチン政権は国内に大きな火種を抱えているということでもあります。そもそもプーチン政権とは何かというと、前にトカナの記事でも書いていますが、プーチンは隠れユダヤ人で、プーチンのお友達もユダヤかチェチェン人というロシアでは少数派です。少数派の異民族が多数派のロシア人を押さえつけて支配している構造です。さらに、彼らの特徴というのは組織犯罪です。プーチンの周りは元KGBや軍人あがりのビジネスマンが多く、違法なビジネスに手を染めています。その違法ビジネスの利権をプーチンが吸収して富の再分配を仲間たちと行っているのがプーチン体制のロシアです。ですから、今のロシアでは普通のロシア人として生まれて生きていくのが一番損な人生なんです。ただし、ロシア人というのは多数派なので、一度国民が目覚めてしまうと厄介なんです。実際、国民の不満は大きくなっていて反プーチン熱はかなり高まっています。プーチン派はマイノリティなので、いくら無力とはいっても国民全体が暴れ始めると少数派では収拾できないのでそれが怖いんです。

──去年ぐらいからロシアではデモが頻発しているのでそういうのが怖いんですね。

ジェームズ  いえ、反プーチンデモは実はクレムリンによってコントロールされた反対勢力で、野党を内部崩壊させるための巧妙な工作です。しかし、今はソーシャルメディアの時代なので、このやり方も国民に気づかれ始めたので、違うやり方をする必要性が出てきました。そこでクレムリンが考え出したのが戦争です。

──ロシア国民の視線をそらすためにウクライナを利用したと。

ジェームズ  そうです。ロシア人を統治するやり方って、帝政ロシアの時代からまったく変わってないんですけど、戦争か革命しかないんです。しかし、今は国民に革命というオプションを与えてしまうと自分たちの身が危ないんで戦争しかないわけです。戦争を起こして外敵を作ってロシアが被害者という構図を作ることで、マジョリティのロシア人の尻を叩いて戦場に行かせて、死んでもらう。これがプーチンロシアのやり方です。

──最悪ですね。

ジェームズ  超ブラック国家ですから。少数派の異民族が支配するクレムリンからすれば、多数派のロシア人など奴隷です。実際に帝政ロシアの時代には農奴制があり、あれはれっきとした奴隷制で今なお、過去を引きずっています。

──反プーチン派の旗振り役をする人が一人でも生まれると、ひっくり返る可能性もあるんですね。

ジェームズ  それは理論的にはそうですけど、ロシアにはまともな反対勢力はもういません。全部消されています。昔はアンナ・ポリトコフスカヤといった反プーチン、反FSB(ロシア連邦保安庁=KGBの後進)の記事を書きまくっていたジャーナリストもいましたが、みんな殺されています。ポリトコフスカヤは自宅アパートのエレベーター内で射殺されました。
──アレクセイ・ナワリヌイという反政府ブロガーも逮捕されましたね。

ジェームズ  いえ、彼はクレムリンにコントロールされた反対勢力で、現実的には体制側です。なので、彼はまだ生きているんです。それで象徴的なのが1月31日に全ロシア将校協会のトップの元陸軍大将が「プーチン体制という組織犯罪に対して我々は対抗する。プーチン大統領にはいますぐ辞任を要求する。ウクライナの侵攻というのは国家犯罪だ。ロシアはいままでの戦争はすべて自衛の戦争だった。しかし、プーチン大統領がやろうとしていることは侵略である。これはロシア人として看過できない」と語っているんですね。

──まだ、骨のある人間たちがいますね。

ジェームズ  いえ、この発言をよく聞くと「自衛の戦争であればOK」という解釈ができるんです。ここがロシア的カラクリでして、私が“コントロールされた反対勢力”という由縁なんですが、反対勢力のように見せかけて、実はプーチンに激励を送っているんです。プーチンに「戦争するんだったら自衛にしてくれ」というメッセージであり、国民には「自衛の戦争だったら仕方ないだろう」という意識を植え付けています。ロシア軍はこういった巧妙なディスインフォメーションを仕掛けてきます。これを真に受けて「ロシアはもう国内が脆弱でプーチンが侵攻したら軍がクーデターを起こす」とか言っている日本や欧米の専門家たちがいますが、そんなことは絶対にありえません。

──ということはプーチン体制のロシアは危うい一方で、かなりコントロールはされているんですね。

ジェームズ  それがロシアです。常にパワーバランスを見ながら政治を運営しているんです。要は毎日ギャンブルやっているようなものです。そういう意味では、プーチンは大したタマです。歴史的にロシアの指導者は世界でも最高レベルの謀略家しかなれませんが、プーチンも例外ではないです。

 そして、もう1つ、頭に入れておかなければいけないのは、去年の米露会談がなぜスイスのジュネーブで行われたのか、という点です。理由はスイスが金融のセンターだということです。スイスにはたくさんの秘密口座があって、バチカンやロシア正教の秘密口座もたくさんあります。ここで大量の秘密資金を動かしていると関係者からは聞いています、米露の間で。

──それはプーチン側からバイデンですか? バイデン側からプーチンですか?

ジェームズ  バイデン側からプーチンのはずです。といっても、アメリカからロシアにお金をあげたというわけではありません。というのも、アメリカもお金がないからロシアに直接渡せないのです。前から言っていますけど、アメリカはいま日本のゴールドをくれくれとうるさくおねだりしていますから。もともとロシアはGDPでいうとテキサス州のGDPよりも小さいし、東京のGDPよりも小さいんです。あんなデカい国なのに。その国が約20万人の大軍を4カ月も集結させるなんてことは本来できないんです。兵站はどうするんだという話です。

──兵隊たちの維持管理費は相当ですね。それをアメリカがもったということですか? 

ジェームズ  アメリカがもったというよりも、バチカンが担保したということです。いつも言っていますが、こういった国家間の取り決めを裏で担保するのはバチカンなんです。例えば、よく考えてみてください。今アメリカとロシアはウクライナでこんなに罵り合っています。先日はロシア政府が在モスクワ・アメリカ大使館のナンバー2を追放したほどです。それだけ国家間の緊張があるのに米露核軍縮条約だけは脈々と生きているのはなぜですか? アメリカの核軍縮の担当官はいまでもモスクワにいますよ。

──表向き戦争も辞さないと言ってる時に核軍縮だけはしようというのは…。

ジェームズ  とてもおかしいんですよ。

──それはそれ、これはこれですか?

ジェームズ  そこまで分けて考えることができるということは何らかの保証人がいないとダメなんです。そして、その保証人こそがバチカンです。なぜ、バチカンが保証人になれるのかというと最強の超国家的な存在だからです。一応、バチカン市国とは言っていますが、影響力は超国家です。そして、彼らの力の1つが天皇陛下もお世話になっているバチカンの秘密口座で、スイスにはそれが大量にあるんです。彼らは、そこで国家間の危機などがあるとお金を捻出するんです。米露核軍縮条約はまさに核戦争の脅威の排除という大義名分を掲げた、れっきとしたマネーロンダリング装置です。つまり、核廃棄処理という名目で日本円にして数兆〜数京円の資金がバチカンによる監督の下で動いているんです。

──えっ!?

ジェームズ これが本当の世界なのです。

■「ウクライナが戦場になるのであれば問題ない」

──バイデンにとってウクライナ侵攻を(裏で)認めるメリットってなんですか?

ジェームズ  ウクライナは、残念ながらいまヨーロッパの癌のような感じになってしまっているんです。

──でも、それはロシアのせいですよね?

ジェームズ  それもありますし、ウクライナが民主主義国家であるとマスコミは言っていますが、あれもプーチンのロシアとそれほど変わらないような組織犯罪的な傾向が強い政府だからというのもあります。いまの大統領のウォロディミル・ゼレンスキーもユダヤ人で、少数民族がウクライナ人というスラブ系をまとめ上げているという意味でロシアと同じなんです。そしてアメリカからの裏金がたくさん入ってウクライナの現政権が作られているというのも似ています。そういうのもあって、アメリカももうウクライナに振り回されるのは嫌なんです。

──単純にもともとウクライナってロシアなんだからくれてやれっていうのもあるんですか?


ジェームズ  それもあります。正教ロシア文明の発祥地がクリミアですから。元々キエフ大公国というのが今のウクライナの辺りでできて、そこから北東にモスクワ大公国ができて、モスクワのほうが強くなっていまのロシアになっていったんです。ですから、ロシアのもとはキエフ大公国です。そこにはウラジミール1世という王がいて、ウラジミール1世が正教会の関係者をビザンツ帝国から受け入れて洗礼をしたんです。そこから東方正教会のロシア、ウクライナの文明が生まれたんです。

──まさにロシアの生誕の地がウクライナなんですね。

ジェームズ  そうです。だから、去年の9月にプーチンも論文を書いているんです。「ウクライナ人というのは民族じゃない」という。どういうことかというと、ウクライナとは民族主義に煽られたのちの時代に作られたものでもとを辿れば、1つのスラブ民族があのエリアに住んでいていまのロシアにつながるスラブ系の文明が生まれたんだと。

──一応、大筋は合ってる気はしますが。

ジェームズ  ですから、プーチンが言ってることはある意味間違っていないんですけど、それを去年の9月にぐらいに出したというのは作為的で完全なディスインフォメーションの証しです。そのタイミングで出すということは、侵攻前に仕掛けた情報戦に他ならない。つまり、過去をいじれば現在もいじれるということです。ウクライナ人は民族じゃないと言い出した瞬間、ウクライナの主権とか国を全否定しているんです。「昔、ロシアとウクライナは国境もなく1つの民族として住んでいたじゃないか。そこに戻そうじゃないか」と言って、今侵攻しようとしています。しかし、その昔というのは中世以前の話で国際法とかができる前ですから、メチャクチャな論理なんですよ。

──中世なんて主権国家という概念すらない時代ですよね。

ジェームズ  そうです。なぜなら公国ですから。封建主義では、国は王家の持ち物です。国家主権が確認されたのは1648年のウェストファリア条約からで、それも欧米の国々だけです。しかし、それ以前の話をプーチンはしているので、彼のやり方って、封建時代の諸侯が守護大名みたいな感じで領地をまとめ上げていくのと同じなんです。日本で言えば室町時代の論理を持ち出すのと同じことです。

──バイデン政権はそういうものにはもうかかわりたくないんですね。

ジェームズ  さきほども話したように、バイデンは国内基盤が脆弱な状況にあります。それはプーチンも一緒で、2人とも国外に問題を起こして、国民の目を国内から逸らせたいんです。わかりやすく言えば、「俺たち2人、国内がヤバいから罵り合おうぜ」みたいなことで動いたと思ってもらえばよくわかると思います。実際、2021年1月にバイデン政権樹立直後にバイデンが「プーチンは殺し屋だ」と挑発し、今度はプーチンが「人の発言というのは本人の深層心理を反映する」のようなロシア流の回答で応戦し、一気に同年4月にはロシア軍がウクライナ国境に集結し、直ぐに撤退はしたものの、やはり大軍が10月に再集結し、今回の流れになりました。しかし、そういった動きは、私を含む諜報機関の関係者から見ると下手なプロレスの八百長レベルです。ですから、今回のウクライナ問題はプーチンとバイデンの保身のためというのは確かです。

 しかも、今回のウクライナはイギリスがバイデン政権以上に煽っているんです。日本ではあまり報道されてませんが、この問題はイギリスも相当気にしています。なぜかというと、アメリカがウクライナ、ヨーロッパから撤退するというのはもうわかっているので、それならば昔のイギリスの外交戦略のように大陸のパワーバランスに積極的に介入するというやり方です。ですから、バイデンが発信する情報が日本では目立っていますが、イギリスもかなり情報を発信しています。イギリスとしてはできるだけNATOの結束力を保ちたいんです。NATOの結束力が落ちてしまうと、例えば、ロシアなり大陸の国がイギリスに攻め込んで来る恐れがあるんです。かつてナポレオンがヨーロッパの大国をまとめてウォータールーの戦い(ワーテルローの戦い)でイギリスに挑戦したという歴史もあるので、今イギリスは必死に介入しています。「プーチンとバイデンが裏で取り決めをした、という情報が出てきたのがイギリスからだった」という理由もこれです。イギリスがあえてリークしているんです。

──裏では丁々発止でやりあっているんですね。

ジェームズ  そうです。ただし、もう1つ上の段階ではこれはまったくの茶番です。なぜなら、イングランド銀行もロシアの中央銀行と同じサーバーでつながっていますから。

──金の出所は同じだと!


ジェームズ  そうです。もちろん、バチカンともつながっています。ですから、世界支配の拠点というのはどこかというとアメリカ、イギリス、バチカン、ロシアです。ここにロシアが入っているのが重要です。あとはスペイン。ここもある程度パワーを持っています。ドイツとかフランスは彼らに振り回されているだけです。その中で、今回一番の被害者になったのがウクライナだったということです。ウクライナはやはりスラブ系民族なので、世界支配の構造においてはただの消耗品です。ウクライナでの戦争は世界の権力者たちにとっては痛くも痒くもありません。実際、第一次世界大戦、第二次世界大戦でもウクライナは戦場になっており、特に独ソ戦の戦場となって激烈な戦いが展開されました。彼らの本音は「ウクライナが戦場になるのであれば問題ない」です。ここまでわからないと本当のウクライナ情勢はわかりません。

──裏世界の縮図なんですね。

ジェームズ  そうです。こういった内容は、多分どこにも出ていないと思います。実際、諜報機関関係者でも知っている者は限られます。

──勉強になります。ところで、ちょっと気になったのが、さきほど世界支配にスペインもかかわっていると言っていたことで、それって大航海時代の海上帝国スペイン、フェリペ2世の頃のカトリック帝国の力がまだ残ってるってことですか?

ジェームズ  そうです。ヨーロッパを最初に帝国主義でまとめ上げようとしたのはスペインですから。例えば、大航海時代に獲得した植民地にアルゼンチンってあるじゃないですか? あの国名の意味を知っていますか? ラテン語で銀という意味です。化学記号の銀を意味するAgなんです。だからアルゼンチンなんです。銀がよく取れたからです。

──そうか。スペインは南米の銀を大量に搾取していた銀帝国でしたね。

ジェームズ  その銀がどこに行ったのかと言いますと全部バチカンです。バチカンがラテンアメリカを運営する時はスペインを経由するんです。

──また、バチカンですか!

ジェームズ  ですからバチカンの力は圧倒的なんです。それから、もう1つ、プーチンがウクライナを狙う理由がありましたが、すいません、今日はここまでで続きは次回、お話しします。

──え、最後まで聞きたいんですが!

ジェームズ  すいません。時間がなくて。ヒントだけを言いますと核です。詳しいことは明日お話しします。


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ロシアの目的はウクライナの「隠し核兵器」だった!? 侵攻が放置された“真の理由”をジェームズ斉藤が暴露!
2022.02.25
https://tocana.jp/2022/02/post_231090_entry.html

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】「ウクライナ侵攻」の真実 第3回


ジェームズ  今日(2月22日)、ロシアがウクライナの東部2州に侵攻しました。これは予想通りというか、既に敷かれたレールの上に乗って実行されただけですが、これからどういう展開になるのかというとロシアが目指しているのはウクライナ全土の制圧です。その過程で、ロシアはウクライナの隠し核兵器を強奪しようとしています。

──えっ、そうなんですか?

ジェームズ  そうです。今回の侵攻の一番大きな理由は国内のガス抜きですが、2番目は隠蔽された核兵器の対処のためです。これが前回の最後に言った核問題です。

──ウクライナって核を持っていたんですね。

ジェームズ  多くの人が忘れていますが、ウクライナは冷戦終結直後、アメリカ、ロシアに次いで3番目の核兵器所有国だったんです。なぜかというとウクライナはソ連軍の核兵器保管場所だったためです。ところが、突如ソ連が崩壊し、ウクライナが独立したので大量の核兵器が残ってしまった形になったんです。しかし、アメリカとロシアの間では核軍縮条約というのが1989年のゴルバチョフとレーガンの時代から結ばれているので、それを根拠にウクライナの核兵器はロシアに引き渡すという合意が1990年代になされたんです。その合意を受けてウクライナは核兵器を段階的にロシアに引き渡していってすべて終わったのが2012年です。その1年後です。ロシアがウクライナに侵攻してクリミアを併合したのは。つまり、ウクライナは、核兵器をロシアに全部引き渡した途端にロシアに攻められて、国を盗られたのです。

──ロシアは最初から裏切る気だったんですか?
ジェームズ  その答えはスターリンのこの発言が物語っているでしょう。「条約は破るためにある」。スターリンはそう言って日ソ中立条約を破って対日侵攻をしました。ウクライナも同じことをされたんです。ロシアの政治家は、約束は破るものだと本気で思っています。これはロシアにおいてはビジネスでも常識です。また、ウクライナは核兵器を渡した瞬間に侵攻されたので、核兵器こそ平和をもたらすことが見事に証明されました。

──それでウクライナはいま核兵器を隠しているんですか?

ジェームズ  そこは微妙です。確実に言えるのは、ソ連時代の核は全部引き渡しているはずだということです。しかし、ウクライナには大量のウランの埋蔵量があります。そのウランの量ですが、2015年から2020年で約60%減っているんです。ウクライナの説明では「インドやパキスタンといった核保有国に売った」と言っているんですが、それはありえないです。なぜなら、インドやパキスタンが買ったウランの量とウクライナが失ったウランの量が合わないからです。ウクライナは失ったウランの一部を、ほぼ間違いなく自国の核兵器開発に使っています。そして、ここが大切な点ですが、もしも、ウクライナに1つでも核兵器があったら今回、ロシアは侵攻していません。ウクライナからモスクワは近いですから、侵攻を始めたらすぐに核ミサイルを射ったでしょう。ロシアもスパイをウクライナに大量に送り込んでいますから、ウクライナの核開発の状況は掴んでいます。ウクライナの核開発はロシアを攻撃できる直前の段階だったと見ています。

──完成の手前で叩くという大義名分もあったんですね。

ジェームズ  だから、侵攻に踏み切ったという要因は間違いなくあります。ただし、それで侵攻の正当化は絶対にできませんが。もう1つの要因としてはロシアの天然ガスの価格が上がるということです。

──ヨーロッパはいまロシアからの天然ガスを止めていますね。

ジェームズ  そうですね、ドイツは早速止めましたね。しかし、エネルギー供給を完全にロシアに頼っているヨーロッパがそれをしたら、自分で自分の首を絞めることにしかなりません。今後、ヨーロッパは軍事侵攻と高い天然ガスを渋々受け入れることになると思います。

──NATO軍は介入しないんですか?

ジェームズ  ウクライナはNATOの加盟国ではないですから、ウクライナにNATO軍は派兵できないはずです。NATOに加盟していないとNATO軍の自衛権を発動できないんです。アメリカにしても、NATOの枠組みの中ではアクションは起こせないでしょう。

──なぜ、ウクライナはさっさとNATOに入らなかったんですか?


ジェームズ  これは簡単な理屈で、NATOの加盟条件に“国土が紛争状態ではないこと”というのがあるためです。ウクライナはクリミア問題を抱えています。つまり、NATOに入るためにはクリミア問題は「問題ではない」、クリミアでは「紛争は起こっていない」と言わないといけないのです。しかし、そんなことをすれば、ロシア軍の駐留を認めてしまうことになり、ひいてはクリミアはロシア領だと認めてしまうことにもなりかねないんです。そんなことは当然できないので、ウクライナはNATOに加盟できないんです。

 恐ろしいのは、プーチンはそれをわかった上で2014年にクリミアを併合し、無理やり領土問題を作り、ウクライナを永遠にNATOに加盟できないようにしたのです。しかも、その後プーチンは「ウクライナはNATOに加盟する疑いがある」とずっと言い続けて煽っています。彼はそれを侵攻の大義名分にしようとしているのです。本来であれば、バイデンなんかが「ウクライナがNATOに加盟するはずがない」と言えばいいんですが、あえて言わないんです。ヨーロッパも言いません。そうなると、プーチンの発言ばかりが一人歩きして、欧米の専門家の中には、「NATO軍に対する危機感があるから今回プーチンはアクションを起こしたんだ」というフェイクな見方をする人間まででてきているのです。日本のロシア専門家の中にも「日本でもロシアの気持ちに配慮しないといけない」と言い出している人もいます。クレムリンと奇妙な関係で有名なS議員や日本国内ではインテリジェンス専門家として有名なS氏などは意図して言っている場合がほとんどなので注意が必要です。

──「日本でもロシアの気持ちに配慮しないといけない」ってどういうつもりで言っているんですかね。「あの家は泥棒に対して備えているから泥棒が怒っているぞ」というのと同じじゃないですか。

ジェームズ  そうです。まったく馬鹿げた話です。極左の専門家というのは本当にデタラメです。ですから、今回のウクライナ侵攻からわかることは、いまの世界は大国のエゴとディスインフォメーションしかないということです。それは今日(2月22日)のメディアの第一報を見てもわかると思います。アメリカもヨーロッパも「ロシアがウクライナに侵攻した」とは書いていません。ほとんどが「侵攻か?」です。

──あ、それは日本でもそうでした。「プーチン氏ウクライナ東部への派兵を指示。侵攻の危機に直面」といったものばかりが第一報でした。だから、最初、侵攻したとは思わなかったぐらいです(その後、論調は“一部侵攻”で落ち着く)。

ジェームズ  結局、どこの国もウクライナには関わりたくないんです。例えば、アメリカが侵攻したと書かなかったのは、ロシア軍が入ったと言ってしまうと「戦争になった」という解釈ができてしまうからです。戦争になったとなるとアメリカが介入しないといけないという世論が作られてしまうので表現を控えているんです。それはヨーロッパもそうでした。私がロシア軍侵攻のニュースを一番最初に見たのはイスラエルのエルサレム・ポストです。イスラエルはアメリカとロシアの二股を懸けていますから中立の立場で堂々と事実を言えるんです。

──それを聞くとつくづくウクライナは悲惨な状況ですね。

ジェームズ  今回のウクライナ問題は最初の報道から間違っているのです。ウクライナ東部2州、ルハンスク、ドネスクには2014年のクリミア併合からロシア軍の部隊が堂々と入っているんですよ。

──じゃあ、とっくに侵攻しているんですね。

ジェームズ  侵攻済みです。だから、今回のは侵攻ではなく、追加派兵です。これが一番正確な言い方です。

──どうあっても西側は侵攻を認めたくないんですね。

ジェームズ  ですから、ロシアも西側もどちら側もフェイクを仕掛けているんです。こういうフェイク合戦になった時には中立にあるような情報源をもっておかないといけないです。今回の場合はイスラエルが参考になるんです。あとはインドですね。

──情報はそっちから持ってこないといけないんですね。

ジェームズ  逆に日本にいるロシア専門家の発言には注意が必要です。ロシアのディスインフォメーションに侵されている可能性のほうが高いです。例えば、前述の有名なS氏は毎日新聞のインタビューで「この間、クレムリンから伝言があった」とはっきり言っていましたが、それは自分でロシアのスパイだと認めたようなものです。スパイでないにしろ、ロシアからもらったという伝言そのものにディスインフォメーションの可能性がありますからね。それを手柄のように言ってしまうのは考えものです。

 ともかく、今回のロシアのウクライナ侵攻の本当の狙いは、プーチン体制の死守であり、核兵器の強奪です。バイデンも同様にバイデン体制を死守しようとしているだけです。ウクライナのゼレンスキー大統領も然りです。ヨーロッパはそれを遠巻きに見ているだけです。また、日本などはこのタイミングで親中派の林芳正が日露経済協力の話をクレムリンとしましたが、見当違いも甚しく、いかにウクライナ情勢に関心がないかを表しています。誰も本気でウクライナの人々のことなどを思っていません。残念ですが、それが世界なのです。

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ウクライナ侵攻直前にロシアが流した“謎の映像”の意味とは!? 本当に怖いプーチンの実像をジェームズ斉藤が解説
2022.02.26
https://tocana.jp/2022/02/post_231158_entry.html

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】「ウクライナ侵攻」の真実 第4回

ジェームズ斉藤(以下、ジェームズ)  今日(2月24日)、ついに恐れていたロシアのウクライナ全面侵攻が開始されました。

──いきなりでしたね。じわじわ行くのかと思っていたら電撃でした。

ジェームズ  そうですね。私も含めて世界の諜報関係者も全面侵攻は段階的に進むだろうと見ていました。3月に入るとウクライナの雪が解けて泥沼の大地と化してしまうので、攻めるのであれば、戦車が入っていける今しかないのは確かなので、2月中に1度は侵攻があるとは思っていましたが、このタイミングで全面侵攻という「サプライズ」を仕掛けてきました。

──今回プーチンが急いだ背景に何か理由があったんですか?

ジェームズ  現在、黒海にロシアの黒海艦隊が展開し、第二次世界大戦の硫黄島作戦を彷彿とさせるような上陸作戦を通じ、黒海沿岸部の都市を侵攻しています。これをすることで、クリミアの水不足が解消できるというのはあります。現在、クリミアの人民は水不足であえいでいて、黒海沿岸部を押さえてしまえば、ウクライナ本土から水を供給することも可能になります。

──クリミア人民のためですか? プーチンが?

ジェームズ  戦略的にクリミアは大切なので。ただし、クリミア人民のためだけということはないと思います。ウクライナ沿岸部を押さえる意味でいうとウクライナの首都キエフの経済封鎖ができるんです。キエフは黒海から物資を入れているので食料が届かなくなるというのもあります。

 ただ、現時点ではまだ詳しい情報が入ってきていませんので、なぜこの時期なのかという理由については断言できません。しかし、面白い情報として1つあるのが、侵攻の前々日に非常に不思議な映像がクレムリンから上がってきていることです。

──どういう映像ですか?

ジェームズ  順を追ってお話しすると、22日にロシアがウクライナ東部に侵攻し、プーチンがウクライナの2州ドネツクとルガンスクの独立を承認すると発表しました。実はその数時間前とおぼしき時間に、クレムリンでは安全保障会議が開かれていました。そこでロシア対外情報局(SVR)のセルゲイ・ナルイシキン長官が失言をしてプーチンを怒らせてしまったんです。しかも、その様子はテレビで生中継されていたので、プーチンが激怒している姿を世界中が見ているのです。

──そんな映像があったんですか!?

ジェームズ  そうです。その会議のテーマはドネツク、ルガンスクを独立国家として認めるか、否かというもので、当然、答えは独立を認めるというものです。ですから、会議とは言え、結論はもう決まっていました。閣僚たちはそれぞれ決まったセリフをプーチンの前で発表するだけという、いわば、セレモニーのような会議なんです。実際、会議室も広い大理石の部屋で左側にはプーチンが大きなマホガニーか何かの机の前にゆったり座っています。一方、閣僚たちは右側の壁際に並んだ椅子に座らされて、自分の順番が来たら、スピーチ台で自分の意見をプーチンに向かって述べるという、完全な御前会議です。しかも、テレビの中継が入っていますから普通であれば、閣僚たちは失言なんかしません。セリフを覚えて言うだけですから。

 ところが、今回、SVR長官のセルゲイ・ナルイシキンはウクライナ問題で忙殺されていたのか、しっかりセリフが入っていなかったようで、「私たちは、キエフに平和を選択させ、ミンスク合意を履行させるために、最短の時間で西側諸国のパートナーに選択肢を提示しなければいけません。最悪の場合、今日議論しているような決断を下さなければなりません」と言ってしまったんです。

──え〜と、それは何か問題あるんですか?

ジェームズ  大問題です。「今日議論しているような決断」がどういう意味かというと、「ドネツクとルガンスクがロシア連邦に加盟する(ロシアに無理矢理吸収させる)」という意味になるからです。もちろん、会議の席上でそういった議論はされていません。いませんが、言外の意味としてそう受け取れてしまうのです。そうなってしまったのは日頃からそういうことを言っているためだと思いますが、あろうことかそれを諜報機関トップが口にしてしまったのです。

──「加盟する」という表現はかなりマズいんですね?


ジェームズ  当然です。「併合」という意味になってしまいます。「独立承認」と「併合」は全く意味合いが違います。前者はウクライナの市民の総意をクレムリンが認めることで国際法上問題ないのですが、後者はロシア連邦の中に「吸収」するロシアの領土拡大の意味合いになり、明らかな侵略行為になります。

──つまり、テレビカメラの前で「最悪の場合、侵略の決断を下すこともある」と言ってしまったということですか!?

ジェームズ  そうです。当然、プーチンは「教えてくれ、最悪の場合とはどういう意味なのか」と怒りを抑えながら質問するんですが、その時の映像がこれです。


──おぉ、確かに、プーチンは呆れた顔して「最悪のケースとはどういう意味だ」と言っていますね。

ジェームズ  最初は呆れ顔ですが、そのあとどんどん険しい顔になっていきます。なぜなら、SVR長官セルゲイ・ナルイシキンは自分の失言に気づいてろれつが回らなくなり、「ええと……いや、私は……ええと……」しか答えられなくなってしまうからです。プーチンはその様子を見て、だんだん怒りが増して、「教えてくれ、セルゲイ。最悪の場合とはどういう意味なのか」「はっきり言え! イエスか、ノーかで答えてくれ、セルゲイ」とか、メチャクチャ詰めていくんです。ちなみにロシア語で政府関係者が他人をファーストネームで呼ぶことは、旧来の友人の証で、やはりプーチンとナルイシキンも元KGB同僚で、今回の説教は友人として行っています。

──(動画を見ながら)うわぁ、本当ですね! プーチンは感情を抑えようとしていますが、目に怒りが出てますね。

ジェームズ  プーチンのボディーランゲージを見る限り芝居ではなく、本物の感情に見えます。これが本当であれば、ナルイシキンは間違いなく粛清されるでしょう。

──え? 本当じゃない可能性もあるんですか?

ジェームズ  そうなんです。実はこの映像にはカラクリがあって生中継ではなく、収録された映像の配信を生中継という形をとっている可能性があるのです。なぜ、収録された映像なのかというと、プーチンの腕時計の時間が10:45AMなのに、ラヴロフ外務大臣とショイグ国防大臣の腕時計は11:45AMになっているからです。プーチンと閣僚の腕時計の時間が違っているなどということはロシアでは絶対にありえません。

──ということは、さっきの一連のやりとりも芝居の可能性があると。

ジェームズ  あります。しかし、そうなると腕時計の時間をあわせていないのがお粗末です。一方で生中継でなければナルイシキンの失言をカットできたのにしなかった理由もよくわかりません。欧米では「プーチン激怒」といったタイトルで流れていますが、なんとも不可解な映像なんです。

──それが全面侵攻の前々日に公開されたということに、なにか意味があるんじゃないということですか?

ジェームズ  可能性の1つとして外せません。まず、この映像からわかることは、どんな形であれ、SVR長官の失態が世界に流れたということです。フェイクだろうとなんだろうと、SVR長官の信用はこれで落ちました。セリフも覚えられない無能な長官だと言ってるようなものなのですから。また、それから見えてくることは、ウクライナ侵攻の主導権を握っているのはSVRではなく、ロシア軍、特にGRU(ロシア連邦軍参謀本部情報総局)だということです。

──GURが暗躍している可能があるんですね。だけど、確か昔はGRUよりもSVRのほうが諜報活動では主導権を握っていませんでしたか?

ジェームズ  場合によります。ウクライナ侵攻はもともと諜報機関ではなく、ロシア軍の案件なんです。2014年のクリミア併合作戦にしてもロシア軍がずっと以前から温存していた作戦で、それをプーチンに飲ませて現在に至っています。それ以来、軍が政治的に台頭しています。プーチンは元々SVRの前進機関のKGB対外諜報部出身でセルゲイ・ナルイシキン長官とは同僚です。

──軍閥のGRUと、プーチン派閥のSVRの抗争みたいなものもあるんですか?

ジェームズ  それは昔からあったんですが、ここに来てという感じなんですね。そんな中で、まさかの電撃侵攻が起こったわけです。もちろん、命令したのはプーチンですが、実際に動いているのはロシア軍ですから軍閥の思惑も捨てきれないわけです。


──そんな面倒くさいことがクレムリン内部で起こっているんですね。

ジェームズ  可能性ですけどありますね。

 いずれにせよ、全面侵攻が開始されてしまいました。私のところに入ってきた情報ですと既にキエフにミサイルが射ち込まれて軍事施設が破壊されています。その軍事施設はコマンド&コントロールを司る施設で、そこを破壊されるとウクライナ軍としては耳目を塞がれた状態になります。加えて、大量にサイバー攻撃が加えられていますから、部隊同士でも話し合うことができなくなっています。あとは、チェチェンの特殊部隊が派遣されました。彼らは処刑専門の殺戮部隊です。インターネットに流れている首切り映像の元祖は彼らです。チェチェン戦争の時に首切り映像をわざと流して、それでロシアの民衆に恐怖を与えて「やっぱりチェチェンは潰さなければいけない」という世論を作りあげたのです。しかも、そのオペレーションはチェチェンとロシア軍事インテリジェンスのGRUの合作です。

──また、GRUですか。ところで、全面侵攻するにあたってプーチンはどんな大義名分を掲げているんですか?

ジェームズ  新しくプーチンが出した声明文があって、彼はウクライナの脱ファシズム化及び武装解除のためだと言っています。どういう論理かといいますと、ネオナチが欧米の指示を受けてウクライナを強奪しているという理屈です。それをもって「ウクライナ全土はネオナチだ、ファシズム打倒だ」などと言い出し、ウクライナの武装解除をやっています。ですから、プーチンはファシズム政権であるキエフの政権を追い落とし、次はウクライナの市民に選択肢を与えるということをするでしょう。ロシア側につくか、ファシストにつくかということです。

──そこでファシストにつくと言ったら?

ジェームズ  チェチェンの首切り部隊が動きます。つまり、事実上、選択肢はありません。「ロシア」と言うしかないんです。

──欧米諸国はどんな行動を取るんでしょうか? たぶん、アメリカもNATOも動かないんですよね? 
ジェームズ  動きません。遠巻きに経済封鎖か何かをするだけでしょう。そもそもアメリカ軍はウクライナに展開していませんし、前回語ったようにNATO軍も介入できません。ウクライナはNATOに加盟していないので自衛権は発動できません。よって欧米は傍観して終わりです。バイデンは負け犬の遠吠えのようにプーチンは侵略者だを繰り返すだけでしょう。完璧に出来レースです。

──では、プーチンはウクライナをもう取ってしまったということなんですね。

ジェームズ  残念ながら。だって考えてみてください。チェチェンの殺戮部隊がデカいナイフを首に当てて「ロシアにつくか」と言ったら「つきます」と言うしかないじゃないですか、一般市民の感覚からすれば。それをもってプーチンは「ウクライナの民意を代表して」とか、「ロシアに再編入することを希望した」と言うんですよ。この再編入がロシア的に言う併合です。ずっと言っていますが、ウクライナはどこまでいっても生贄なのです。とてもつらい話ですが、世界支配層にとっては、かつて奴隷だったスラブ系民族の命など単なる消耗品なのです。ウクライナの歴史的悲劇が2022年にも繰り返されることになってしまいました。 痛恨です……。


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ウクライナ大統領の正体は「ロシアのスパイ」だった!? 停戦仲介に動くバチカンの黒い思惑も… ジェームズ斉藤が暴露
2022.02.27
https://tocana.jp/2022/02/post_231211_entry.html

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】「ウクライナ侵攻」の真実 第5回

ジェームズ斉藤(以下、ジェームズ)  ついにバチカンが動きました! 今日(2月25日)、プーチンが停戦に向けてウクライナの大統領ゼレンスキーと話す用意があると発表しましたが、これにはバチカンが裏で仲介に入っています。プーチンが停戦にむけた発表をする前に、ローマ教皇がバチカン内のロシア大使館を訪ねています。

──ちっちゃくニュースに出ていましたね。

ジェームズ  これは重大なニュースです。教皇が直接、大使館を訪ねるなど異例中の異例です。先程、バチカン関係者に確認したところローマ教皇がプーチンに停戦を提案した模様です。これは関係者にとっても予想外だったようで、教皇が自ら乗り出して仲介するのは前例がないそうです。おそらくバイデンか、フランスのマクロンなんかが教皇に泣きついた可能性があります。

──結局、欧米は何もできませんでしたからね。

ジェームズ  完全に傍観でした。いかにバイデンがポンコツで、EUやNATOが無能であるかが証明されました。信じられないのは24日に世界銀行がウクライナの復興のために資金を出す用意があると発表したことです。ロシアが首都キエフを占領しようという時にどういうつもりなのか。ロシアに金を渡すことにしかなりません。

──そんな不甲斐ない欧米を見かねて教皇が動いたということなんですか?

ジェームズ  いえ、それはあまりにも美談です。もちろん、欧州の歴史においてバチカンは終戦工作を頻繁に仲介しています。日本も第二次世界大戦末期、バチカンに和平工作を依頼しています。

 しかし、いずれの場合でもバチカンが動いた理由はマネーです。今回もそうで、プーチンロシアの対外関係における巨大スポンサーはバチカンです。ですから表舞台に出て仲介する必要は本来まったくなかったのですが、今回は欧米の体たらくを強調するためにローマ教皇のロシア大使館訪問があったと見ています。これでローマ教皇の世界に対する影響力は一段と大きくなりました。

 さらに、今回、ローマ教皇が直接乗り出した背景にはカトリックと正教との歴史的和解を模索しているというのもあります。正教との歴史的和解を成し遂げれば、現ローマ教皇フランシスコは永遠に名前が残るでしょう。

──教皇にとってもメリットがあると。

ジェームズ  そうです。その教皇が示した停戦交渉の内容ですが、場所はベラルーシのミンスクはどうかと勧めたそうです。一方、ウクライナのゼレンスキーからの提案はポーランドだったそうです。ゼレンスキーとすれば、カトリック国のポーランドのほうが有利に話を進めやすいし、教皇も乗ってくるだろうと考えたのでしょうが、教皇がプーチンに勧めたのは明らかにロシアに有利なミンスクでした。教皇はゼレンスキーの提案を一蹴しています。

──教皇はロシア寄りなんですか?

ジェームズ  教皇はロシアのオーナーの一人と言ってもいい存在ですから(笑)。米露核軍縮条約はバチカンの秘密資金によって担保されているので、プーチンといえどもバチカンには頭が上がりません。特にいまのロシアは経済制裁が加えられているのでバチカンマネーが絶対に必要です。

──ローマ教皇の提案ならばプーチンも聞く以外にないんですね、いくら攻めたくても。

ジェームズ  いえ、プーチンはプーチンで停戦に乗った理由があります。実はロシア軍の電撃侵攻は思ったより成果が出ておらず、いたずらに戦死者ばかりが増えているので、国内の反プーチン運動が活発化し始めているのです。プーチンはこれにかなり焦っていてクレムリンに「プーチンのお友達」のビリオネアを集結させて、「今回のウクライナは侵攻以外に選択肢はなかったんだ」と情けなく言い訳しています。プーチンはクレムリンという組織犯罪ビジネスのCEOでビリオネアたちは株主なので、今回の会合はまさに株主総会そのものです。倒産の危機に立たされたCEOがクビを回避するために必死に言い訳をしているという構図だと思っていただくとわかりやすいでしょう。

──停戦交渉に応じたプーチンも実はかなり追い詰められていたんですね。いずれにせよ、まもなく停戦になるというのは間違いなさそうですね。

ジェームズ  ウクライナ軍参謀本部関係者から送られてきた最新情報によると、ドニエプル川でラインを引いて停戦というのがいま検討されているようです。まだ確定していないので断言はできませんが。ただ、すでにバチカンが絡んでいるので、ウクライナ西部のリヴィウなどのカトリックが多い都市への侵攻はないと予想されています。よって、今回はウクライナ全土の制圧はないでしょう。同じ理由でカトリック国のポーランドへの侵攻も難しくなりました。

 ただし、プーチンとすれば、キエフも包囲し、チェルノブイリも既に押さえているので一応の目的は果たしたと言えなくもありません。

──そういえばロシアは隠し核兵器を見つけたんですか?

ジェームズ  チェルノブイリの核施設から出てくる可能性はあります。しかし、それが本当に隠蔽された核兵器かどうかはわかりません。ロシアは自国の核を持ち込んで「これがキエフ政権が隠していた核だ!」と宣言することもできますので。やはり、全てがフェイクな国なので最後までフェイクで通すと見ています。ウクライナの生物化学兵器漏洩疑惑もロシアが盛んに騒ぎ立てており、これもロシアから持ち込んだ生物化学兵器を放ち、「キエフ政権が細菌戦を始めた!」と言い出すかもしれません。フェイクではないのはウクライナ領土の簒奪(さんだつ)と失われた命のみです。

──今後、ウクライナはどうなりそうですか?

ジェームズ  まず、バチカンの仲介で今回の停戦交渉のテーブルにプーチンとゼレンスキーがつくと、ロシアの戦略目標であるキエフ政府転覆は難しくなります。既にゼレンスキーと交渉している時点で政権転覆を自ら否定しているようなものです。なので、まずは停戦交渉でウクライナの東西分割を確定し、そこに世界銀行の復興資金を垂れ流し、プーチンとゼレンスキーがその利益を回収するという流れになるでしょう。

──えっ、プーチンとゼレンスキーが利益を分けるんですか?

ジェームズ  ウクライナの大統領ゼレンスキーはロシアのスパイの疑いがありますので。実際、彼はプーチンと同じユダヤ人で、しかも母国語はロシア語、ウクライナ語は大統領になってから勉強し直したレベルです。コメディアンをやっていた時には頻繁にモスクワにも通っていました。それによく考えてください。まともな指導者であれば、ロシアに対して必ず徹底抗戦するでしょう。1939年の冬戦争当時のフィンランドのマンネルヘイム元帥がそうでした。普通は自国を守るために命を懸けます。クレムリンとの交渉などあり得ません。なぜなら、今回のロシアの行動はまぎれもない侵略行為です。侵略国家と交渉するなど、侵略を認めているようなものです。であるのに、ゼレンスキーは戦闘が始まって2、3日で白旗ですからスパイの可能性は濃厚です。首都が陥落しないうちから白旗を上げた大統領のゼレンスキーですが、いずれはロシアに引き渡しとなって、そこで悠々と暮らすはずです。クリミア併合前のウクライナ大統領のヤヌコヴィッチも、いまはロシアに亡命し悠々自適の生活ですので。よって、諜報機関関係者の間ではゼレンスキーはクレムリンが周到に用意した、親欧米派のふりをしたレベルの高いロシアスパイという見立てで一致しています。

──本当に茶番ですね。とはいえ、侵攻は終わったは終わったんですね。

ジェームズ  いえ、残念ながらウクライナ侵攻は終わったわけではありません。ロシアにとって停戦はただの時間稼ぎです。いずれまた侵攻を開始するでしょう。まさにウクライナの歴史は悲劇の繰り返しとなるのです。

(取材が終わって20時間後)

ジェームズ  どうやら状況が変わってきました。通常であれば、すでに停戦合意のニュースが出ているはずです。しかし、まだ出ていません。ということはロシア側が停戦に難色を示している可能性が大です。

──教皇の意向を無視するんですか!?

ジェームズ  その可能性が出てきました。クレムリン内で軍が強硬論を展開し、プーチンがそれに傾いているようです。SVRはまだ欧米との対話路線も維持しようとしていたのですが、先日のナルイシキンSVR長官がプーチンに叱責を喰らい、穏健派の意見が通らないようです。もちろん、合意のニュースが出れば、さきほど私が言った内容になってくるでしょうが、このまま出ないとなるとさらなる泥沼となります。

──プーチンを止める人間はいないってことですか!?

ジェームズ  教皇の言葉すら無視するとなれば難しいでしょうね。

──バチカンマネーが止まる可能性もあるんですよね?

ジェームズ  確かにバチカンはロシアのスポンサーです。しかし、現実的には微妙な綱引きがありますから、いますぐ止めるということは難しいのです。脅しには使えても本気でやるかどうかは別の話です。いま言えることはローマ教皇の言葉すら簡単には頷けないほどプーチンの身辺も危険な状況の可能性もあるということです。だからこそ、強気で進まなければいけないという最悪の状況も考えなければいけません。その一方で「プーチン下ろし」という宮廷クーデターの可能性も出てきました。戦局が刻々と変わる戦争を予測するのは至難の業ですが、もし今回バチカンの和平提案を拒絶するならば、最悪でも首都を制圧しないとこの戦争は終わらないかもしれません。

4. 中川隆[-13614] koaQ7Jey 2022年3月01日 18:59:05 : 6oimzvqJ1E : eWhINHdRc1pwYk0=[14] 報告
ウクライナ侵攻の陰で「プーチン暗殺」クーデターの気配!? 軍人とユダヤが牛耳るロシアの今をジェームズ斉藤が解説
2022.02.28
https://tocana.jp/2022/02/post_231255_entry.html
【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】「ウクライナ侵攻」の真実 第6回


ジェームズ  やはり昨日(26日)の予想通り、プーチンがバチカンの調停を蹴り、ロシア軍がプーチン政権を掌握しようとしています。すでに欧米のメディアでも「プーチンのバックに軍が」とニュースが流れ始めています。今後は軍に乗っ取られた政府が支離滅裂な軍事作戦をやめられず、プーチン政権は終焉を迎える可能性が出てきています。

──具体的に軍の誰がプーチン政権を掌握したんですか?

ジェームズ  セルゲイ・ショイグ国防大臣とヴェレリー・ゲラシモフ参謀総長のコンビです。彼らは2012年以来、10年も現職の座に居座っています。普通は3年、長くて5〜6年です。こんな長く国防大臣と参謀総長をやり続ける政治家と将軍など前例がありません。このコンビがGRU(ロシア連邦軍参謀本部情報総局)を完全に掌握しています。

 このGRUですが、彼らの報告義務は国防大臣と参謀総長のみです。つまり、プーチンには直接報告が行きません。これがFSBとSVR(ともに元KGB)との大きな違いです。国防大臣が完全に軍に都合の良い情報をプーチンに吹き込むことができます。その結果、既にプーチン政権は元KGBによる諜報機関の独裁体制から変わり、今は戦時中の大日本帝国や現ミャンマーのようなれっきとした軍事政権です。

──プーチンは失脚ですか?

ジェームズ  失脚の前に先のコンビがGRUを使ってプーチンを暗殺する可能性が出てきました。今後は戦局により宮廷クーデターが起こる可能性があります。実際、ソ連時代は軍が宮廷クーデターを起こし、戦車部隊をクレムリンに向けて包囲し、KGB長官のベリヤ(ユダヤ系)を引きずり下ろしました。

 なぜ、クーデターが起きるのかというと、ロシア軍はユダヤ系が主流ではないからです。正教徒のロシア人たちが主流で、元々は農民から駆り出された人々が軍に入っています。つまり、現政権の「プーチン派のユダヤ系のロシア」と、「ロシア人によるロシア軍系ロシア」の対立構造があり、現在は「ロシア人によるロシア軍系ロシア」が台頭しつつあります。

──ロシアをロシア人の手に。レコンキスタが起こっていると!

ジェームズ  まさにそうです。そもそもKGB系がなぜユダヤ系主導だったのかといえば、ロシア人主導の軍の監視も兼ねていたからです。

 ウクライナ国防省発表なので水増しされた数字ですが、ロシア軍はこの3日間で3500人ほど兵士が犠牲になっています。ロシアは一般兵士に被害が大きいと国内が揺れます。日露戦争でも旅順攻囲戦でロシア軍に1.6万人ほどの犠牲が出て、当時も国内で反戦デモがあり、後に革命になりました。もちろん、その反戦デモは帝国陸軍の明石元二郎大佐と英国諜報機関が黒幕でしたが。ソ連アフガン戦争も犠牲が多く、のちにソ連崩壊につながりました。プーチンも今やかなり危うい状況です。

──失脚どころか、体制そのものが変わってしまいそうだと!

ジェームズ  1950年代のソ連で、軍がKGB長官のベリヤを排除した後、フルッショフ、ブレジネフ等の非ユダヤ人のスラブ系ウクライナ人が指導者になりました。次にユダヤ系が登場したのはアンドロポフです。プーチンはアンドロポフの部下で同じユダヤ系です。おそらく、今後ショイグがトップになり、非ユダヤ系のサイクルが再度できると見ています。しかしここでも皮肉ですが、非ユダヤ人でもショイグも非ロシア系で、モンゴル系のトゥヴァ人に当たります。宗教も元々はチベット仏教です。やはり、正教徒でスラブ系のロシア人は政権を取れないです。

──今後のウクライナはどうなりそうですか?

ジェームズ  今回のウクライナ侵攻はロシアの国内問題に起源がありますので、全ての流れは国内問題に左右されるでしょう。ロシア軍がプーチンに無謀な作戦を継続させ、厭戦気分が頂点に達したところで宮廷クーデターという筋書きです。元緊急事態大臣のショイグがロシア国内に戒厳令を敷き、クレムリン内の反対勢力を一掃するというものです。軍事作戦の失敗をプーチンに押し付けて、ナルイシキンやオリガルヒも引きずり下ろすという流れです。ただ、クーデターが起きてもウクライナの戦場はどうなるかはわかりません。クラウゼヴィッツが言ったように、常に様々な変数が関わりしかも秒速で変化し続けるので、インテリジェンスがほとんど機能しないのです。アフガン化してしまう可能性も十分にあります。

──隣国ロシアにクーデターが起きた場合、日本はどうするべきですか?

ジェームズ  日本に対してもロシアは完全に脅威になったので、これを口実に安全保障の議論を一気に進めるべきでしょう。もちろん主敵は中国を視野に入れてのことです。戦争に賛成するわけではありませんが、隣国ロシアや中国の状況を見れば、自国の防衛を本気で考える時です。ゼレンスキーも開戦直前に平和を訴えました。しかし、完全にプーチンに無視されました。これが現実なのです。憲法9条など愚の極みです。ラテン語の格言にある、「平和を欲するならば、戦争の準備をせよ」の意義をよく考えてください。


▲△▽▼


プーチンはチェルノブイリに核を落とすつもりか!? ロシア軍に“弱点”も… ウクライナ侵攻の裏をジェームズ斉藤が暴露
2022.03.01
https://tocana.jp/2022/03/post_231338_entry.html

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】「ウクライナ侵攻」の真実 第7回

ジェームズ  事態が急遽動いて、ロシアとウクライナが停戦交渉に入りました。第一回目の交渉は予想通り結局決裂でしたが、そもそも交渉自体が始まったのはプーチンが核攻撃をちらつかせた結果です。しかもロシアにおいて交渉とは「戦争で優越性を確保するための時間稼ぎ」の意味しか持ちません。実際に、今回の交渉でロシア側は軍人もしくは軍事専門家が参加していません。つまり停戦する熱意はほぼありません。

 ここで重要なのは、ロシアという国は、武器は抑止のための防衛的な意味合いを持たず、攻撃のために使うものだと思っていることです。

──核も含めてということですか!?

ジェームズ  もちろんです。ロシアや中国以外の普通の国では、核兵器の意義は抑止力だと思われています。しかし、ロシアでは核兵器も武器なので使用のタイミングがあれば使用すると考えます。それどころか、ロシア軍とすれば核は使ってみたい戦略兵器なんです。

──本当ですか!?

ジェームズ  信じられないでしょうが、本当です。

──うーん。なんて国だ。ちなみに、そもそもなぜプーチンは核の使用を今の段階で考えたんですか?

ジェームズ  前回もお話ししたように、プーチンはいま軍の傀儡のような形になり始めていて核を使うぐらいしかイニシアチブを取り戻す手段がなかったからです。核をちらつかせることで停戦交渉に持っていけますし、これならば軍もOKします。

──軍も核は使いたいわけですしね。

ジェームズ  そうです。ただし、そこには別の理由もあります。というのも、今回の侵攻を見ているとロシア軍は我々が思っているよりも苦戦しているじゃないですか? 犠牲者もかなり出ています。ウクライナ発表で水増しされているかもしれないですが、開戦3日でロシア軍3500人が戦死し、Twitter上では投降したロシア兵士を市民が囲んでリンチして、ロシア兵が「やめてくれ」と泣き叫んでいる動画まで上がっています。

──なんか、意外に弱いな、ロシア軍って思いました。

ジェームズ  確かにメチャクチャ弱かったです。ここまで弱いと本当にウクライナに負ける可能性まで出てきているので、軍としても核兵器の使用はOKだということです。ただし、それはそもそも核のゴーサインを出すのはプーチンだからです。すべての責めはプーチンに及びます。実際、ロシア国営放送で、プーチンが昨日お話ししましたセルゲイ・ショイグ国防大臣とヴェレリー・ゲラシモフ参謀総長のコンビに核兵器に関する命令を下す映像が流れました。ショイグら2人はすごく嫌な顔をする演出をし、巧妙にプーチンに責任をなすりつけています。本当はこの2人にとっても核攻撃は歓迎のはずですが。また、ウクライナにはチェルノブイリという核を落としやすい場所があります。既に汚染されている地域に落とすのですから、ウクライナに関していうと落としやすいことも確かなんです。

──被害も最小限にとどめることができる上で本気だと示すこともできると。

ジェームズ  それに、そもそも、彼らにとって武器は使うものですから。ウクライナもそういったことをわかっているので、一旦は拒否した停戦合意の場に着くことにしたのです。

──だいたい状況はわかりましたが、これで停戦になるんですか?

ジェームズ  ここまで状況が二転三転すると確かなことは言えません。停戦の協議の場に着いていたとしても合意に至るかどうかはまだわからないわけですから。それに、仮に停戦になったとしても、あくまで停戦で終戦ではありません。いつロシアが再び侵攻するかわかりません。通常のロシアであれば、遠からず再び侵攻を繰り返すでしょう。ただし、それは国内情勢が落ち着いてからだとは思いますが。

──いまロシア国内は反プーチン運動が勢いづいているところに、ロシア軍の台頭もあるわけですもんね。

ジェームズ  ですから、プーチンは個人的にかなりヤバい状況です。昨日少しお話しましたが、つい一昨日ぐらいにプーチンはオリガルヒ(ロシアの新興財閥のオーナーたち)との密会で、彼らから「この状況はどうなっているんだ!」と吊し上げをくらっています。その時、プーチンは「俺は3日でこの戦争は終わると聞いていたんだ!」と絶叫したという情報が入っています。ですから、プーチンとしてはなんとしても一旦幕引きしたいという思いは強いでしょう。

──絶叫したんですか!? あのプーチンが。

ジェームズ  はい。プーチンの進退もかなり危ういです。読者の誤解を招かないためにも強調しますが、ここでいうプーチンとは「テレビの前に映るプーチン」です。諜報機関関係者の間ではプーチンは最低でも2015年以来、軍の傀儡です。しかし、指導者交代となると一応形式上は何らかの形で消えてもらわなくてはなりません。ですから、幕引きしたいのですが、幕引きしたところで、今回のウクライナ侵攻で得たものって何もないんですよ。首都キエフすら陥落させていないのに戦死者は多数出て、経済は止められて、国際金融からも締め出されて、世界から孤立しただけです。国内ではすっかり反プーチン運動に火がついてしまいました。彼にとってはどこを向いてもデメリットしかありません。つまり、「テレビ画面からプーチンを消す」という芝居にはもってこいの状況なのです。

──結局、なんのためにやったのかと思いますね。

ジェームズ  ここは私の分析になるのですが、さきほど言ったロシア軍が弱い理由と関連してきます。そもそもこのウクライナ侵攻はロシア軍及びGRUのオペレーションです。それはプーチンが「俺は3日で終わると聞いていた!」と絶叫したことでもわかります。それでロシアはウクライナに侵攻したわけですが、最初に投入した部隊というのは訓練された兵士ではなかった可能性が高いのです。その証拠に市民にリンチされて泣くなどという兵士はまともな兵隊ではありません。もともとの一般市民が今回、急遽徴兵された急造兵の可能性があります。それを前線に出したら負けるに決まっています。

 そして、もう1つ、兼ねてから私がロシア側のスパイの可能性濃厚だと言っていたウクライナの大統領ゼレンスキーです。彼はスパイと言ってもプーチンがいたロシアの諜報組織FSBのエージェントではなく、ロシア軍側の諜報組織GRUのエージェントです、もしもスパイであるならばですが。

──彼は本当にスパイなんですか? いまSNSとかでは英雄扱いですけど。

ジェームズ  現時点では各国の諜報機関関係者でも完全な裏が取れていません。有力な可能性が、ロシアスパイで西側にも通じている「GRUコントロール下の二重スパイ」です。というのも彼の行動は気になることが多いんです。例えば今回の侵攻は、ロシアが「ウクライナはミンスク合意を破っている」というのが口実になっているわけです。ミンスク合意とはウクライナ政府が東部2州ドネツクとルガンスクの自治を認めるというものです。ところが、ゼレンスキーが大統領になってからドネツク、ルガンスクへのドローン攻撃が頻繁に行われるようになったのです。それまではドネツク、ルガンスク側からミサイルを射ってきても結構無視していたんですが、ゼレンスキーが大統領になるとドローンで反撃するようになったんですね。もちろん反撃は悪くはないのですが、それをロシアが侵攻の口実にしてくるぐらいはわかるじゃないですか。実際、プーチンは「ウクライナが東部2州の人々をジェノサイドしようとしている」といって侵攻してきているわけですから。

──確かにその流れであれば、スパイの可能性はなくはないですね。

ジェームズ  不可解なことをしているんです。また、GRUのエージェントである可能性は、GRUのオペレーションがそもそも海外の要人をエージェントに仕立て上げるということにあるからです。実際、ウクライナの第4代大統領のヴィクトル・ヤヌーコヴィチはロシアのスパイで、現在はロシアに亡命しています。その彼はGRUのエージェントだったんです。ですから、このウクライナ侵攻はプーチンの息の根を止めるためのロシア軍とGRUが仕掛けたオペレーションである可能性は捨てきれません。

──確かに振り返ってみると、今回、もっとも損をしたのはプーチンだけですもんね。

ジェームズ  戦争を起こしたのも人々を虐殺したのも、国内を恐怖政治で締め上げたことも、核兵器を持ち出そうとしたこともすべてプーチンのせいにできます。

──筋は通ってますよね。

ジェームズ  ですから、停戦になれば、今度はロシアの国内が慌ただしくなるでしょう。また停戦にならなかった場合はロシア国内もウクライナも泥沼でしょう。戦時下ではなにが起こるかわからないですし、状況があまりにも頻繁に変わってくるので本当に確実なことは言えませんが、それでも最大限の情報を流していきます。

5. 中川隆[-13611] koaQ7Jey 2022年3月02日 10:31:17 : FZOBU9yPw6 : NVZHWXJmdjBqS00=[4] 報告
今暴落中のロシア株を買えない人は株式投資に向いていない
2022年3月1日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/20534

ロシアによるウクライナ侵攻への対抗措置として、欧米諸国はロシアの主要銀行を国際決済システムであるSWIFTから排除する経済制裁を発表した。これを受けてロシア株は暴落している。そして株価が暴落していると聞けば、投資家として興味を示すのは当然である。株は安く買うものだからである。

ロシア株とルーブル暴落

まず暴落しているものの暴落の程度を確認しよう。何よりも先に暴落したのはロシアの通貨ルーブルである。ドルルーブルのチャート(上方向がドル高ルーブル安)は次のようになっている。


一時30%以上下落した計算になる。

このルーブルの暴落はロシアによるウクライナ侵攻の時点で始まっていたが、欧米諸国がロシアの主要銀行5行をSWIFTから排除した時点で更に加速した。

一方で株式市場はどうなっているだろうか。ロシアの株式市場は金融市場の混乱を受けて閉鎖された。だがロシア株がどの程度暴落しているかは確認することが出来、ニュースにも流れている。

何故か? アメリカに上場しているロシア株ETFは生きているからである。よってこの状況でのロシア株の値動きに興味を持っている金融関係者はそちらの値動きに注目している。例えばiShares MSCI Russia ETF (NYSEARCA:ERUS)である。


これは米国株なので価格はドル建てで、下落幅にはルーブルの暴落と株価の暴落の両方が含まれている。

さて、この状況の株価チャート見て、「危ない」「近寄りたくない」と思うか「買いのチャンスがあるのではないか」と思うかが、あなたが株式投資をすべきかどうかの試金石になる。どちらかが良いと言っているのではない。しかし前者の人々は少なくとも株には向いていない。他の投資対象を検討すべきである。

ロシア株の現状

その理由も含めて説明しよう。まずロシア株をとりまく状況はどうだろうか。ウクライナ情勢自体についてはここでも連日報じていたが、株式市場については米国株への影響を述べるに留めていた。

世界同時株安の原因はロシアとウクライナではない
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/20260


ロシア株が下落しているのは知っていたが、これまでは言及してこなかった。暴落がまだ序盤だと考えていたからである。

しかしここに来て西洋諸国はロシアの主要銀行をSWIFTから排除し、ようやく少なくとも実効性を検討する余地のありそうな経済制裁に踏み切った。

「少なくとも実効性を検討する余地のありそうな」というのは、例えばアメリカはアメリカに銀行口座など持っているはずのないプーチン大統領の「アメリカの銀行口座」を凍結したと言って誇らしげにしているからである。

西側が制裁で海外資産を凍結したプーチン氏とラブロフ氏、海外口座を持っていない模様

政治家はこういう意味のない制裁表明でも自分たちが何かしているという印象を国民に与えられると信じている。つまり政治家は完全に国民を舐めているのであり、そして私見によればその評価はまったく正しい。多くの人がそのまま騙されているからである。

SWIFTからの排除

だがSWIFTからの排除は少なくとも一考の余地がある。一方で、奇妙なことに大手メディアではあまり報じられていないことだが、SWIFTから排除されたのはズベルバンクなどの主要5行だけであり、他の銀行は含まれていない。

にもかかわらず報道ではあたかもロシア全体を国際決済システムから追い出したかのような口ぶりである。大手メディアの報道を見ていては何も真実が見えて来ない。

だがSWIFTからたった5行を排除するだけでも特にEUは大いに躊躇った。決済が出来なくなることは貿易に支障が出るということであり、ロシア産の天然ガスに日常生活を大いに依存しているEUとしては自殺行為になりかねないからである。

それで妥協案として出されたのがこの限定的排除である。また、EU側はこの後もエネルギー資源に関する決済は可能だと主張している。何とも片手落ちな制裁である。

だが少なくとも為替相場には効いたようであり、多くのロシア国民が自国通貨暴落を恐れてルーブルを売ったこともあり、ルーブルは30%以上暴落した。


この状況を受けてルーブル防衛のためにロシアの中央銀行は政策金利を9.5%から20%に引き上げた。高金利にすれば金利を求めてルーブルを買おうとする人が増えるので、通貨暴落時にはよくやる手である。

しかし一方で高金利は株式市場にダメージを与えるので、今度は株式市場が大いに下落している。


ここまでが現状である。

いまは「最悪」の状態か

ロシアの主要銀行はSWIFTから閉め出され、20%の金利は株式市場を苦しめている。ロシア株には最悪の状態である。

この話を聞いて「ロシア株を買えそうだ」と思った人は投資の才能がある。何故ならば、最悪の状況とはすなわち底値のことだからである。

だから筆者は「最悪の状況」をずっと探していた。ロシアがウクライナに攻めた段階ではまだロシア株にとって最悪ではないと思った。

問いは常にこうである。「状況は更に悪くなるだろうか?」。状況が更に悪くなるならば、株価は更に下がるということである。状況が本当に「最悪」まで行き着いたならば、そこが底値である。

現状はどうだろうか? 厳密には完全な「最悪」ではないかもしれない。SWIFT制裁はまだ5行しか含まれていないので、強化することは理論上可能である。

だが存在しない「プーチン氏のアメリカ口座」凍結を制裁だと言い張る辺り、アメリカやEUは制裁の実効性よりも自国民を騙せるかどうかに興味を持っている。5行限定という事実を喧伝せずに「ロシア締め出し」を主張したのだから、追加のSWIFT制裁は彼らにとって逆効果になるか、やるとしてもこっそりやるだろう。

一方でロシア株の買い手が注意すべきはEUが身を切ってロシア産の原油や天然ガスの購入を止めるケースである。この場合EU内にエネルギー資源が足りなくなり、既に悪化しているEU内の物価高騰がかなり酷いことになる。

フランス、インフレ対策で現金給付へ


だが何事も安全側に考えるのが良い。プーチン氏とウクライナの交渉が纏まらなくなればEUが交渉カードとして使ってくる可能性はあると思っておいた方が良いだろう。つまり、ロシア株にはもう1段階の下げが有り得ることを前提とした買いを行う必要がある。

金利20%の功罪

では金利はどうだろうか? ロシアの政策金利は元々9.5%で、それが20%に上げられた。

そもそも何故政策金利が9.5%と高かったかと言えば、ロシア国内のインフレの影響である。ロシアの1月のインフレ率は8.7%であり、アメリカの7.5%よりやや高い。

1月の米国CPIは7.5%に加速、コロナが全力でインフレを支援
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/19786


アメリカでは政策金利がまだゼロである一方でロシアは9.5%だったのだが、ルーブル暴落を受けてこれを20%に上げた。

当然ながらこれは株式市場には強烈な逆風だが、株価はその強烈な逆風を既に織り込んでいるから下がっているのではないのか。


ここで米国株のチャートと比べてみたい。


ロシア株は金利が既に20%まで引き上げられ、それを織り込んで株価は暴落している。

米国株はこれから利上げが行われ、しかも金融市場は現在のアメリカの物価高騰を抑制できる量の利上げをまだまだ全然織り込んでいない。

1969年の米国で6%のインフレを抑えるためにどれだけの利上げが必要だったか
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/19818


つまりロシア株は、金利に関してだけ言うならば、アメリカが物価高騰に耐えられず大幅な利上げを強いられ、株価が暴落した後の状態に既に至っているということである。

言い換えればこれは利上げで暴落する前の株式が良いか、利上げで暴落した後の株式が良いかの問題なのである。この2つのチャートを見てどちらが良いと思うかは、あなたが株式投資をするべき人間かどうかを完全に物語っている。ついでに言っておくが米国株は完全にもう無理である。

アメリカ、2018年の株価暴落を引き起こした量的引き締めを発表
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/19181


結論

金利に関して言えばロシア株は完全に買いである。だが制裁やウクライナの戦争状況は目まぐるしく、読めない要素も多い。上記に述べたように更なる制裁を覚悟しなければならない余地もある。米国上場のETFが今後の制裁に引っかかる可能性もゼロではなく、再開したロシア株現物に乗り換えればまた取引停止になるリスクもある。

だがSWIFTからの排除という伝家の宝刀を抜き、利上げも既に行なったことで、ロシア株は明らかに買いを考えて良い段階に来ている。少なくとも考えられるリスクを覚悟すれば、足を踏み入れるべきリスク・リワード比である。

買い方には色々あるだろう。ドルコスト平均法などはいつでも使える便利な買い方である。

だがこの記事で本当に言いたいのは、ロシア株を買うべきだということではない。強烈な金融引き締めが避けられない2022年の状況で暴落前の米国株を余裕で持っているのに、既に暴落したロシア株を見て「危ない」「買えない」と思う人は株に手を出してはいけないということである。

「株価が高いから買いたい」と思う人間が株式投資で成功することは絶対にない。その人が米国株や日本株に手を出したタイミングはほぼ間違いなく間違っている。そういう人は債券か現金か何か別のものを考えるべきだろう。

2022年の株式市場はインフレと金融引き締めで暴落する
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/18367


https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/20534

西側が制裁で海外資産を凍結したプーチン氏とラブロフ氏、海外口座を持っていない模様
2022年2月26日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/20400


ロシアがウクライナを侵攻した。プーチン大統領にとって決心の決定打となったのは、バイデン大統領が「ウクライナ派兵はしない」とうっかりコメントしてしまったことだろうということは前回の記事で報じている。

ロシアのウクライナ侵攻でバイデン大統領が犯した一番の間違い
プーチン氏は「ラッキー」と思っただろう。思っていても言ってはいけないことがあるが、アフガニスタンにアパッチヘリと民間人をうっかり忘れてきたバイデン氏にうっかりを期待しない方が難しい。

経済制裁発動

さて、この件でウクライナとロシアの争いを煽るだけ煽って何もしていないアメリカとEUだが、ロシアのウクライナ侵攻を受けて厳しい経済制裁に踏み切ると発表した。

この経済制裁にはついにプーチン大統領とラブロフ外相個人が対象となった。

アメリカのサキ大統領報道官は「プーチン氏とロシア軍に反対するという明確なメッセージを送る」と強い口調で発表した。アメリカ財務省によれば、プーチン氏とラブロフ氏が米国などに保有している資産は凍結されるという。

大変だ。もしプーチン氏やラブロフ氏がアメリカの銀行に大金を保有していれば、そのお金が使えなくなってしまうではないか。苦境に立たされたロシア外務省のザハロワ報道官は、アメリカとEUの強力な経済制裁に対して次のようにコメントした。

プーチン大統領とラブロフ外相は海外に口座を持っていない。

結論

アメリカは馬鹿ではないのだろうか。

そしてこの件でアメリカやEUに同調している多くの日本人や日本の政治家も馬鹿ではないのだろうか。

この件でロシアを擁護する理由は何もないが、マスコミの言うことを鵜呑みにして何も考えずに西洋諸国に同調する人々に言っておくと、この件でアメリカとEUはウクライナに対する加害者である。前回の記事を100回読んでもらいたい。

ロシアのウクライナ侵攻でバイデン大統領が犯した一番の間違い
ウクライナのゼレンスキー大統領は自分が今まさにロシアに命を狙われているなか、ウクライナはロシアとの交渉に応じると表明し、「西側はウクライナを完全に見捨てた」「ウクライナはNATOにまだ加盟していないから、自分でロシアと交渉することができる」と述べた。

日本人にこのゼレンスキー氏の瀬戸際の叫びが理解できるだろうか? アメリカとEUはウクライナの政権転覆を支援し、NATOへの加盟をけしかけて自分に都合の良い対ロシア用の尖兵として扱っておきながら、実際にウクライナが危機に瀕した時には何もしないのである。ウクライナは太平洋に浮かんでいる何処かの国と似ていないだろうか?

この戦争が終わった後、ウクライナ人がアメリカやEUをどう思うか考えてみてもらいたい。日本やアメリカのメディアを鵜呑みにする人には、何故ウクライナがこの件で反西側になるのか全く分からないだろう。

そして正当な理由で敵を増やしてゆく人々に自分の国が与しているということを日本人は分かっているだろうか。自分の国が同じ目にあったはずなのに、彼らは何も分かっていない。

何故人々は何の役にも立たない大手メディアのニュースを信じるのだろう? このように簡単にマスコミに乗せられて異国に敵対的になる人々こそがまさに戦争の直接原因なのだということを彼らは分かっているだろうか。彼らは戦争に反対するという建前で戦争に賛成している。こういう人々が居なくなれば世界は平和になるだろう。
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/20400

ジム・ロジャーズ氏: 米国のウクライナ支援はロシアが米国直下のメキシコの反米を煽るようなもの
2022年2月28日 GLOBALMACRORESEARCH
著名投資家の多くがロシアのウクライナ侵攻について語りたがらず、インタビューにも出ていない中、ジョージ・ソロス氏とともにクォンタム・ファンドを立ち上げたことで有名なジム・ロジャーズ氏がWall Street Silverのインタビューでウクライナ問題について語っている。

ロシアのウクライナ侵攻

これはウクライナ侵攻の直前に収録されたインタビューだが、ロジャーズ氏は状況を的確に予想していたようだ。彼は次のように述べている。

ワシントンは戦争を欲しているようだ。ワシントンの政治家は無能でどうしようもない。

ビクトリア・ヌーランドという名前の官僚の女性がウクライナにおける2014年のクーデターを支援し、今の反ロシアかつ親ビクトリア・ヌーランドのウクライナ政権を打ち立て、それが今まで尾を引いている。

そして彼女は今また争いを煽っているようだ。

そしてアメリカやEUがウクライナに反ロシア政権を据え、対ロシアの武器として使っていることに対しては、次のような例えを用いて説明している。

彼女がそうする理由はよく分からない。考えてみてほしいのだが、もしロシアがアメリカの真下にあるメキシコと軍事同盟を結んだりすれば、アメリカ人だって激怒するだろう。それがアメリカのやったことだ。

むしろロシア・メキシコ軍事同盟はアメリカのウクライナ関与に返答する良いジョークになったかもしれない。

バイデン氏は蚊帳の外

このインタビューは侵攻前のものであるにもかかわらず、ロジャーズ氏は事態をよく把握していたようだ。

ビクトリア・ヌーランドは戦争を望んでいるようで、他の人々を説得している。彼女はプロの官僚だ。

一方でプロの官僚、プロの政治家であるためには能力が欠如した人物も居る。ロジャーズ氏はその人物について語る。

バイデン氏は何も分かっていないだろう。彼はウクライナで大金を儲けているからウクライナが何処にあるかぐらいは知っているだろうが。

この発言はアメリカ人が世界地図を見て他国の場所を当てられないというよく知られたジョーク(かつ事実)に基づいている。一方で彼や彼の家族がウクライナで何をしていたかはあまりジョークではない。以下の記事で説明している。

ロシアのウクライナ侵攻でバイデン大統領が犯した一番の間違い

この記事では2014年にウクライナで起こった反ロシア派のクーデターをアメリカとEUが支援した経緯までは解説したが、そもそもこの話はもっと過去に遡る話であり、インタビュワーはその辺りをまず説明している。

ベルリンの壁崩壊

話の始まりは1989年のベルリンの壁崩壊とそれに続く東西ドイツの統一である。

この時東ドイツは西ドイツに吸収される形で統一された。第2次世界大戦の結果、東ドイツを管理していたのはロシアだったが、ロシアが東西ドイツの統一を認めればNATOはそれ以上東に拡大することはないとアメリカが約束したためロシアは自国に撤退し、東西ドイツの統一を承認した。

しかしアメリカのした約束だから当然なのだが、その後NATOはチェコ、ハンガリー、ポーランド、ルーマニアを加え、ついにはロシアと国境を接しているウクライナを加盟希望国として認めるところまで至っている。

プーチン氏がウクライナを攻めるにあたり「ロシアはこれ以上何処にも撤退出来ない」と言った時、その言葉には少しの嘘も含まれていない。ロシアは自国の国境まで下がってきているのでもうそれ以上下がりようがない。

ロジャーズ氏はインタビュワーの指摘に対して次のように述べている。

その通り。以前言ったように、われわれは勢力を拡大しないと約束した。そして見事に勢力を拡大した。

もうロジャーズ氏は半笑いで説明するしかない。アメリカの行動はほとんどジョークだからである。ロジャーズ氏はこう続ける。

これは勿論政治家が、特にアメリカの政治家がついた初めての嘘ではない。

わたしがモスクワにいて同じことをされれば、攻められたと感じるだろう。

プーチン氏を擁護するわけではないが、彼が自国の国境付近にそんな巨大な敵がいてほしくないということくらいは分かる。

結論

ウクライナについては十分記事を書いたのでもうそろそろ良いだろう。日本や西洋のメディアがあまりに出鱈目を書いているので、バランスを取りたくなっただけの話である。

世界同時株安の原因はロシアとウクライナではない

ロシアのウクライナ侵攻でバイデン大統領が犯した一番の間違い


西側が制裁で海外資産を凍結したプーチン氏とラブロフ氏、海外口座を持っていない模様
しかし大手メディアの記事を信じ、ロシアに対して敵対的になっている人で溢れているのを見ると、人間にはほとんど馬鹿しかいないのだなと思う。ロシア国民はNATOが悪いと本音では思いながらも戦争行為に反対しているし、ウクライナ国民もこれは自国とロシアの問題ではないと知っている。

だがそういう記事に惑わされる人々は、例えばロシアへの戦争を提案されると容易に賛成するだろう。トランプ政権時にアメリカ人が嬉々としてシリアにミサイルを打ち込んだのを思い出したい。

彼らにとって自国が敵国にミサイルを打ち込むのは戦争行為ではないらしい。彼らがこそが一番愚かな戦争主義者なのである。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/20487

6. 中川隆[-13609] koaQ7Jey 2022年3月02日 11:15:34 : FZOBU9yPw6 : NVZHWXJmdjBqS00=[6] 報告
「ウクライナ侵攻」拡散されたTwitter動画から見える若いロシア兵の“士気の低さ”と“迷い”
2022/03/02 08:45デイリー新潮
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/world/dailyshincho-832239.html

「ウクライナ侵攻」拡散されたTwitter動画から見える若いロシア兵の“士気の低さ”と“迷い”

捕虜になりウクライナ兵から尋問を受けるロシア兵(Twitterより)

(デイリー新潮)

 プーチン大統領は焦っているという。当初の目算では、とうに首都キエフは陥落しているはずだった。祖国防衛で団結するウクライナ兵が、予想以上の抵抗を見せているのだ。ロシア軍が手こずっている原因の一つに“士気の低さ”も挙げられる。なぜ同じ民族を侵略しなければならないのか――。ウクライナ側から拡散された動画を見ると、若いロシア兵たちのそんな“迷い”が垣間見えてくる。

 ***

怯える若い兵士
「誰もおまえらを呼んでないぞ! おまえらのせいでたくさんのウクライナ人が死傷したんだ!」

 私服姿のウクライナ人たちが、拘束された軍装のロシア兵を問い詰めている。20歳くらいにしか見えないロシア兵は怯えきった様子だ。耳を両手で覆って、何も答えることができない。怒鳴られてビクンと屈むような仕草も。ウクライナ人によってTwitterで拡散された動画である。

 ウクライナ側の発表によると、ロシア軍の犠牲者は3月1日現在で約6000人。多数の捕虜も出ている模様で、Twitterを検索すると他にも捕虜を尋問する動画が散見される。

 戦車部隊所属とおぼしきロシア兵を尋問している動画では、116番と書かれたヘルメットをかぶった兵士の顔が大きく映っている。見るからにあどけない。ウクライナ兵に名前と年齢を問われ、彼は「21歳」と答えた。「どこから来た?」という問いに「レニングラードから来た」と答えると、「おりこうさんだな」とウクライナ兵は返した。

ジュネーヴ条約
 ロシア兵が目的をきちんと知らされないまま前線に送られていた可能性を示唆する動画もあった。目の下に怪我を負ったロシア兵が直立して尋問を受けている。

ウクライナ兵:ここで何をしていたんだ?
ロシア兵:演習に出された。そしてここに送られた
ウ:どこからだ?
ロ:ニジニ・ノブゴロド
ウ:(皮肉っぽく)男前じゃないか

 自衛隊OBはこれらの動画を見て次のように解説する。

「捕虜の扱いについてはジュネーブ条約で決まっていて、捕虜は尋問された場合、【1】氏名、【2】階級、【3】識別番号、【4】生年月日を答えなくてはいけません。逆にそれ以外は聞かれても答える必要はありません。動画を見ている限りでは、ウクライナ側の扱いは丁寧で国際法を理解して遵守している印象があります」

 だが、このような動画がSNS上でさらされている状況については、

「ジュネーヴ条約は捕虜に対する精神的拷問や不快な待遇を禁じています。顔や名前をネット上にさらして捕虜を辱めているという点では問題があるかもしれません。同条約は50年以上前に制定されたものなので、こういった事態を想定していません」(同)

ニュースではどう伝えている?
 捕虜の尋問以外でも、緊張感に欠けたロシア兵の様子を収めた動画があった。一般市民らしき撮影者が、停車しているロシア軍の戦車部隊を通り過ぎさまに、ロシア兵に声をかけている。

ウクライナ男性:ようガキ、故障したのか?
ロシア兵:燃料が切れた
ウ:ロシアまで牽引してやろうか?
ロ:はっはっは
ウ:どこに行くか知ってるのか? キエフか?
ロ:いや……ニュースはどう伝えている?
ウ:ウクライナ側が優勢だ。ロシア兵はたくさん投降している。当然だ。おまえもどこに行くか知らないからだ。おまえの前に戦車の奴にも聞いたが、そいつらもどこに行くか知らなかったよ。

 もちろん、ウクライナ側が情報戦の一環として、こうした動画を拡散している可能性もある。2月28日に開かれた国連の緊急特別会合で、ウクライナのキスリツァ国連大使は、死亡したロシア兵の携帯電話に残されていたとされる、母親とのメッセージのやり取りを読み上げた。兵士は訓練中と聞かされままウクライナに進攻させられ、「母さん、僕はウクライナにいるんだ。本当の戦争が始まっているんだ。怖いよ。一般市民もターゲットにして攻撃している」などと怯えたメッセージを送ったあと、死亡したという。ロシア大使は「でっち上げだ」と強く非難した。

同じ民族同士
 だが、ロシア事情に詳しいジャーナリストは「一般市民が撮影してそのまま拡散された動画も多く、ロシア兵の実態を表していると言えるだろう」と指摘する。

「ロシア人とウクライナ人は非常に近い関係なんです。そもそも1991年のソ連崩壊までは同じ国家だった。同じ民族で言葉も通じるし、双方に親戚だっている。ロシア兵からすれば、なぜ同胞を殺しに行かなければいけないんだ、という気持ちなんでしょう。NATO当局者もロシア軍が士気に問題を抱えていると分析しています」

 モスクワ在住の日本人も、ロシア人の本音は「戦争反対だ」とはっきり断言する。

「誰がどう見ても侵略戦争ですから。言論統制が敷かれていて大きな声で言えない状況ですが、『こんなことやって恥ずかしい、ウクライナ人に対して申し訳ない』と本音を漏らすロシア人は少なくありません。SWIFT(国際銀行間通信協会)の動きもありましたし、自分たちの今後の暮らしについての不安もあります。ルーブルも株価も史上最安値を更新中ですから」

 大義なき戦争に駆り出される若き兵士たちも、犠牲者なのかもしれない。

デイリー新潮編集部
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/world/dailyshincho-832239.html

7. 中川隆[-13603] koaQ7Jey 2022年3月03日 02:20:01 : duKCvj3ppk : bC9aVUVXSGZSbW8=[4] 報告
意味のないロシアへの制裁

ロシアによるウクライナ侵攻への対抗措置として、欧米諸国はロシアの 大手7銀行を国際決済システムであるSWIFTから排除する経済制裁を発表した。
しかし、 SWIFTから排除されたロシアの銀行は 7行だけであり、他の銀行は含まれていない。にもかかわらず報道ではあたかもロシア全体を国際決済システムから追い出したかのような口ぶりである。大手メディアの報道を見ていては何も真実が見えて来ない。

欧州連合(EU)は2日、ロシアへの金融制裁の一環として、大手7銀行を国際決済システムから締め出すことで合意した。2位のVTBバンクが対象となる一方、欧州のエネルギー取引で関係が深い最大手ズベルバンクと3位ガスプロムバンクは見送った。
ロシアの企業がズベルバンクに口座を移せば取引を続けられ、「抜け道」となる。

SWIFTはロシアの全銀行を対象としなければ抜け穴を埋めることが出来ない。7銀行から国際送金が出来なければ、他の銀行でやれば良いからである。
結局、SWIFTからの全排除が行われていないのは、ヨーロッパがロシアの天然ガスを買いたいからである。

金融市場はロシアがヨーロッパに天然ガスを売れなくなって破産すると織り込んでいるにもかかわらず、ヨーロッパが天然ガス不足で物価高騰に見舞われるとは織り込んでいない。後者が織り込まれれば、ユーロの下落はこの程度では済まない。ロシア経済が死ぬというシナリオは、ヨーロッパが物価高騰に見舞われるというシナリオと分けることは出来ない。片方が起こって片方が起こらないというのは無理である。

金融関係者は相場にとって戦争が大した意味を持たないことを経験と歴史から学んでいるが、一般人には知られていない。

戦争そのものは株式市場に大した影響を与えるものではない。むしろチャートを見て分かるように、経験的には戦争による短期的下落は買いである。これは金融関係者には常識である。だから現在の米国株下落はウクライナ情勢とは一切関係がないし、もっと言えば当事者であるロシアの株価下落でさえも戦争状態そのものとは何の関係もない。

ここに来て西洋諸国はロシアの主要銀行をSWIFTから排除し、ようやく少なくとも実効性を検討する余地のありそうな経済制裁に踏み切った。

「少なくとも実効性を検討する余地のありそうな」というのは、例えばアメリカはアメリカに銀行口座など持っているはずのないプーチン大統領の「アメリカの銀行口座」を凍結したと言って誇らしげにしているからである。

政治家はこういう意味のない制裁表明でも自分たちが何かしているという印象を国民に与えられると信じている。つまり政治家は完全に国民を舐めているのであり、そして私見によればその評価はまったく正しい。多くの人がそのまま騙されているからである。

だがSWIFTからたった 7行を排除するだけでも特にEUは大いに躊躇った。決済が出来なくなることは貿易に支障が出るということであり、ロシア産の天然ガスに日常生活を大いに依存しているEUとしては自殺行為になりかねないからである。

それで妥協案として出されたのがこの限定的排除である。また、EU側はこの後もエネルギー資源に関する決済は可能だと主張している。何とも片手落ちな制裁である。

だが少なくとも為替相場には効いたようであり、多くのロシア国民が自国通貨暴落を恐れてルーブルを売ったこともあり、ルーブルは30%以上暴落した。

この状況を受けてルーブル防衛のためにロシアの中央銀行は政策金利を9.5%から20%に引き上げた。高金利にすれば金利を求めてルーブルを買おうとする人が増えるので、通貨暴落時にはよくやる手である。

しかし一方で高金利は株式市場にダメージを与えるので、今度は株式市場が大いに下落している。
ここまでが現状である。

ロシアの主要銀行はSWIFTから閉め出され、20%の金利は株式市場を苦しめている。ロシア株には最悪の状態である。
この話を聞いて「ロシア株を買えそうだ」と思った人は投資の才能がある。何故ならば、最悪の状況とはすなわち底値のことだからである。

だから筆者は「最悪の状況」をずっと探していた。ロシアがウクライナに攻めた段階ではまだロシア株にとって最悪ではないと思った。

問いは常にこうである。「状況は更に悪くなるだろうか?」。状況が更に悪くなるならば、株価は更に下がるということである。状況が本当に「最悪」まで行き着いたならば、そこが底値である。

現状はどうだろうか? 厳密には完全な「最悪」ではないかもしれない。SWIFT制裁はまだ5行しか含まれていないので、強化することは理論上可能である。

だが存在しない「プーチン氏のアメリカ口座」凍結を制裁だと言い張る辺り、アメリカやEUは制裁の実効性よりも自国民を騙せるかどうかに興味を持っている。5行限定という事実を喧伝せずに「ロシア締め出し」を主張したのだから、追加のSWIFT制裁は彼らにとって逆効果になるか、やるとしてもこっそりやるだろう。

一方でロシア株の買い手が注意すべきはEUが身を切ってロシア産の原油や天然ガスの購入を止めるケースである。この場合EU内にエネルギー資源が足りなくなり、既に悪化しているEU内の物価高騰がかなり酷いことになる。

金利20%の功罪
では金利はどうだろうか? ロシアの政策金利は元々9.5%で、それが20%に上げられた。
そもそも何故政策金利が9.5%と高かったかと言えば、ロシア国内のインフレの影響である。ロシアの1月のインフレ率は8.7%であり、アメリカの7.5%よりやや高い。

1月の米国CPIは7.5%に加速、コロナが全力でインフレを支援
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/19786

アメリカでは政策金利がまだゼロである一方でロシアは9.5%だったのだが、ルーブル暴落を受けてこれを20%に上げた。
当然ながらこれは株式市場には強烈な逆風だが、株価はその強烈な逆風を既に織り込んでいるから下がっているのではないのか。
ロシア株は金利が既に20%まで引き上げられ、それを織り込んで株価は暴落している。
米国株はこれから利上げが行われ、しかも金融市場は現在のアメリカの物価高騰を抑制できる量の利上げをまだまだ全然織り込んでいない。
つまりロシア株は、金利に関してだけ言うならば、アメリカが物価高騰に耐えられず大幅な利上げを強いられ、株価が暴落した後の状態に既に至っているということである。

言い換えればこれは利上げで暴落する前の株式が良いか、利上げで暴落した後の株式が良いかの問題なのである。この2つのチャートを見てどちらが良いと思うかは、あなたが株式投資をするべき人間かどうかを完全に物語っている。ついでに言っておくが米国株は完全にもう無理である。
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/20534

つまり、詰んでいるのはロシアではなくアメリカ経済の方なのですね。アメリカは既に破綻した資本主義のグレートリセットをする目的で、プーチンがウクライナを侵攻する様にけしかけたのです:

「バイデンはウクライナをプーチンに渡す」米露の“密約”をジェームズ斉藤が暴露! 危機は出来レースだった!?
https://tocana.jp/2022/02/post_230969_entry.html

8. 中川隆[-13540] koaQ7Jey 2022年3月09日 17:15:36 : 6RXKtDV6I6 : NldSY1NTcjE1QlE=[8] 報告

2022年03月08日
オリガルヒの対立と暗躍 / ウクライナ紛争の背後に潜む闘い
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68890538.html


新興財閥の影がちらつく戦争

Ukraine at war 43Oleg Deripaska & Putin 2

(左 : 戦場となったウクライナ / 右 : プーチン大統領と親しいオルガルヒのオレグ・デリパスカ )

  海外報道によれば、ウクライナ紛争はようやく停戦交渉の段階に入ったようで、今のところ、ウクライナの命運がどうなるのか日本人にはよく分からない。トルコを仲介役にし、ロシアが様々な条件を出すと思うが、戦後処理の取引には両国の思惑が交差するので、ある程度の時が経たないと我々には全体像が摑めないと思う。

  今回、日本の一般国民はロシア軍とウクライナ軍の戦闘ばかりに目を向けたが、本当に注目すべきは、どのような計画や魂胆で紛争状態になったのか、あるいは誰の野望や組織の利益で戦闘状態になったのかである。こうした疑問を解く鍵になるのは、ロシアやウクライナ、そしてアメリカの政財界で暗躍する人々の動向だ。

  政府は有力議員や高級官僚が動かす。しかし、彼らの背後には資金提供する者や人事を操る者、財界や軍需産業に影響力を行使する者、世界政治を動かしてしまう勢力などいる。だいたい、あのジョー・バイデンがホワイトハウスで采配を振るい、微妙な作戦を監督したとは到底思えない。確かに、ブリンケン国務長官やオースティン国防長官が何らかの方針を固め、対ロシア戦に影響力を持っていたのだろうが、彼らが一連の騒動を仕組んでいたとは考えられない。おそらく、彼らに指令を与え、想像もしない利益を狙う闇組織がいたはずだ。「大統領」を演じるバイデンなんか、単なる操り人形に過ぎない。せいぜい、ジル夫人に介護される痴呆症患者といったところだ。

Petro Poroshenko 2016(左 / ペトロ・ポロシェンコ)
  日本の主流メディアは決して報道しないが、ウクライナやロシアには両国の政財界を動かす大富豪が存在する。なぜか日本では一般的に知られていないが、2014年から2019年までウクライナ大統領を務めていたペトロ・ポロシェンコ(Petro O. Poroshenko)も元々は裕福なビジネスマンで、お菓子や自動車などを製造する投資会社、「UkrPromInvest」を創業した人物だ。1996年、彼は「ロシェン菓子グループ(Roshen Confectionery Group)」を設立し、ここが製造するチョコレートやビスケット、キャンディーにどは日本にも輸出されている。(同社の日本支部は、津田沼パルコや横浜ポルタに出店しているそうだ。) という訳で、ポロシェンコは政界進出前に「チョコレート・キング」と呼ばれていたらしい。

  しかし、この元大統領はカタギの商売人じゃなく、腐敗に満ちた政治屋だった。2020年にはウクライナの検事当局が、元権力者のポロシェンコを20件以上の犯罪容疑で起訴したというから凄い。しかも、2021年12月には国家反逆罪に加え、テロ支援でも訴えられていたのだ。彼はドネツクやルガンスクで独立運動を画策するテロリスト・グループに資金を流したという廉で槍玉に挙がり、またもや裁判沙汰になっている。もし、有罪判決を受ければ15年以上の懲役になるから、彼は急いでポーランドへ逃げてしまった。ところが、今回、ウクライナ紛争が勃発したため、ホロドミール・ゼレンスキー大統領は事態の打開を目指したのか、この政敵と和解することにしたらしい。確かに、ポロシェンコは西側と太いパイプを築いていたから、何らかの助けになると考えたのだろう。これにより、司法当局は前大統領の逮捕を断念した。

Kostyantyn Zhevago 03( 左 / コスティアンチン・ゼヴァゴ )
  ウクライナには他にも大物がいる。例えば、ロシア生まれのコスティアンチン・ゼヴァゴ(Kostyantyn Zhevago)は、ウクライナにある鉱山会社「Ferrexpo」を所有する大富豪だ。彼はまた、「Fianace & Credt」という銀行を所有する金融業者でもあり、政界にも食指を伸ばしていた。1998年に代議士となったゼヴァゴは、再選を果たすと2006年に「ユリア・ティモシェンコ党(Yulia Tymoshenko Bloc」に入った。しかし、2019年の選挙ではどの政党にも属さぬ独立候補となったから、美味しい議席を失ってしまった。

  政治腐敗で知れ渡るウクライナでは、瀆職議員や売国議員なんか珍しくない。落選したゼヴァゴも公僕とは程遠い人物で、カタギのビジネスマンでもなかった。彼は自分の銀行である「Finance & Credit」を使ってマネーロンダリングをやらかしていたし、銀行の横領事件にも手を染めていた。日本人も呆れてしまうけど、ゼヴァゴが横領した金額は1億1千300万ドルであったという。('Ex-MP Zhevaho put on international wanted list', The Kyiv Post, July 15, 2021.) しかも、銀行制度を利用して"クスねた"お金は、25億フリヴニャ(Hr)に上るというから、日本円に換算すれば約96億2千500万円もネコババしたことになる。(1フリヴニャ = 3.85円で計算。)

  捜査当局(SBI)のローマン・トゥルバ(Roman Truba)長官によれば、ゼヴァゴ元議員は今や「お尋ね者」であるという。('Zhevaho declared wanted in Ukraine, placing on intl wanted list being prepared', Interfax Ukraine, 9 October 2019.) しかし、お金持ちは選挙に落ちても、逃亡者になっても大丈夫。米国のフォーブス誌によれば、彼は14億ドルもの資産を持っていたのだから。日本のチンピラ議員とは大違い。何しろ、ゼゴヴァは豪華なヨットやプライヴェート・ジェット機まで所有していたんだから。彼には息子と娘がいるらしいが、女房のアリーナ(Alina)夫人だって養育費の心配は無かろうし、生活費の苦労だって無いはずだ。

Kostyantyn Zhevago private jet 443Kostyantyn Zhevago super yacht 01

(左 : プライヴェート・ジェット機 / 右 : 豪華なヨット)

  話を戻す。陰謀渦巻くロシア同様、ウクライナでも政界の腐敗は深刻で、ユダヤ系の新興財閥があちこちで跋扈している。そもそも、大統領のゼリンスキーや首相のホロドミール・グロイスマン(Volodymyr B. Groysman)が、スラヴ系とかノルマン系のウクライナ人ではなく、異人種のユダヤ人なんだから、日本人じゃなくても「何だ、この国は !!」と叫びたくなる。以前、当ブログで紹介したヴィクトル・ピンチュク(Victor Pinchuk)もユダヤ人で、投資会社の「EastOne Group」やパイプ製造の大手企業「Interpipe Group」を率いる総帥だ。彼が"親西歐"なのはウクライナ人のためじゃなく、自分のビジネスを拡大させるためだろう。また、ユダヤ人オリガルヒであるイゴール・コロモイスキー(Ihor Kolomoyskyy)が西側に接近するのも、国民のためじゃなく、自分が所有する「PrivatBank」の利益を考えてのことだ。

Victor Pinchuk 991Ihor Kolomoyskyi 155Rinat Akhmetov Leonidovich 03


(左 : ヴィクトル・ピンチュク / 中央 : イゴール・コロモイスキー / 右 : リナット・アフメトフ )

  一般のウクライナ国民とは程遠く、自分のビジネスばかりを心配する大富豪は他にもいて、ウクライナで最も裕福と評されるリナット・アフメトフ(Rinat Akhmetov)は、その典型である。彼は金融や投資、鉱山、金属加工、製造業、農業、運輸、通信など、多彩な分野に跨がる「System Capital Management」を創業した経営者ときている。このオリガルヒは意外にもユダヤ人ではない。彼はドネツク生まれのヴォルガ・タタール人らしく、スンニ派のイスラム教徒であるという。

Alina Zagitova 1( 左 / アリーナ・ザギトワ )
  ただし、ユダヤ系雑誌の『Tablet』によれば、アフメトフは"ユダヤ系"の大富豪らしい。(Marc Tracy, 'The Richest Jews in the World', Tablet, March 15, 2011.) 我々は「タタール人」と聞けば、直ぐにモンゴル系やテュルク系のアジア人を想像してしまうが、ロシアの「タタール人」にはスラヴ人に近い人々が多い。例えば、日本でも人気のフィギュア・スケート選手、ロシアのアリーナ・ザギトワ(Alina I. Zagitova)は、ロシアのマスコミでも言われているように、おそらく「タタール系ロシア人」の子孫であろう。

Irina Shayk 0332(左 / イリーナ・シャイク)
  2014年に公開された映画『Hercules』に出演したイリーナ・シャイク(IrinaShayk)もタタール系ロシア人だ。彼女はクレイグ・ファーガソンのトーク・ショーに招かれた時、本名に言及し、難しい発音で「シャイクイスラノワ(Shaykhlislamova)」と披露していた。一般的に、アフメトフはヴォルガ・タタール人と思われているが、もしかすると血統的にはユダヤ人なのかも知れない。記事を書いたマルク・トレイシーは同胞だからこそ、躊躇なくアフメトフの素性を明かしたのだろう。

  日本人は国籍で血統や民族を考えてしまうが、ロシア国籍者だからといって、必ずしもスラヴ系民族とは限らない。カザフスタンやグルジアから流れてきたユダヤ人もいるし、ガリツィア地方からやって来たユダヤ人も少なくなく、ロシアやウクライナで裕福になり、アメリカやブリテンに移住する連中もいる。カナダやオーストラリアに渡ったアシュケナジム系のユダヤ人なんかは図々しいから、素性や家系を隠してヨーロッパ系の「移民」に成りすます奴も結構いるんだぞ。

Vadym Novynskyi 03( 左 / ヴァディム・ノヴィンスキー )
  ウクライナには親ロシア派の大富豪もいて、それがロシアとの交渉を呼びかけたヴァディム・ノヴィンスキー(Vadim Novinsky)である。ただし、彼の本名は「ヴァディム・ルドルフォヴィッチ・マルカシアン(Vadim Rudolfovich Malkhasyan)と言うそうだ。当初、ノヴィンスキーは"愛国者"を演じており、英国の諜報組織が「ロシアでクーデタが起きるかも知れないぞ」という情報を流した時、彼はそれに同調しなかった。彼はフィナンシャル・タイムズ紙のインタヴューに応じた際、「そんなのは全くのナンセンスだ」と否定した。

  ところが、ロシア軍がウクライナに侵攻すると、ノヴィンスキーは態度を一変させ、プーチン政権の危険性を理解し始めた。ウクライナ人の政治アナリストであるタラス・ベレゾェツ(Taras Berezovets)によれば、親露派のノヴィンスキーでも、戦争という深刻な状態に直面したから、ウクライナのオルガルヒもプーチンのターゲットになっている、と悟ったそうだ。(Giacomo Tognini, 'Richest Ukrainians with billions to lose close ranks as Putin unleashes war', Forbes, February 24, 2022.)

プーチンを支えるエリート・ビジネスマン

Igor Rotenberg 22Boris Rotenberg 1223(左 : イゴール・ロテンベルク / 右 : ボリス・ロテンベルク)
  翻ってロシアに目を向ければ、ここにもユダヤ系オルガルヒが存在する。プーチン支持派のユダヤ人も困った状態に陥ったようだ。米国や歐洲の政治家は、侵略国となったロシアを経済的に苦しめるべく、「SWIFT」からロシアの企業や個人を排除し、取引や送金のドル決済を出来ないようにした。プーチンに近い大富豪どもは、西側による経済制裁は"かなり"重傷となり得るぞ、と予想しており、大御所の投資家であるウィリアム・ブローダー(William Felix Browder)も、前々からプーチンに警告を発していたそうだ。石油やガスの輸送販売を手掛ける「S.G.M. group (Stroygazmontazh)」を創設したイゴール(Igor Rotenberg)とボリス(Boris Rotenberg)のロテンベルク兄弟も、制裁リストに載ったユダヤ人オルガルヒで、個人的にプーチンと親しいから、何らかの忠告をしたのかも知れない。

  ちなみに、ブローダーは投資アドヴァイザー会社の「Hermitage Capital Management」でCEO(最高経営責任者)を務める人物として知られている。だが、日本人には合衆国共産党(CPUSA)のリーダー格であった、アール・ブローダー(Earl Browder)の孫と紹介した方が良いだろう。父方の祖父に当たるアールは、ロシア系ユダヤ人のライザ・バークマン(Raisa Berkman)と結婚したから、孫のウィリアムにはユダヤ人の血が流れている。

  ついでに言うと、アールの同志であったジェイ・ラヴストン(Jay Lovestone)も米国共産党のリーダー格であったが、彼の本名は「ジェイコブ・リープシュタイン(Jacob Liepstein」という。この共産主義者はリトアニア系ユダヤ人の息子であった。CPUSAの前身である「アメリカ共産党(Communist Party of America)」の総書記となったウィリアム・ワインストーン(William Wolf Weinstone)も同類で、ロシアからアメリカへ流れてきたユダヤ移民の息子であったという。

Jay Lovestone 1121William Weinstone 01Mossaye Joseph Olgin


( 左 : ジェイ・ラヴストン / 中央 : ウィリアム・ワインストーン / 右 : モシェ・ヨセフ・オルギン )

  共産主義者にはユダヤ人が異常に多く、ニューヨーク市で創刊された『Morgen Freiheit』紙はイディッシュ語で書かれた日刊紙であったし、これを創刊・発行したのもユダヤ人のモシェ・メヨセフ・オルギン(Moissaye Joseph Olgin)であった。彼はロシア帝國時代のキエフで生まれ、キエフ大学で勉強した反ロシア主義の赤色学生だった。ロシア人のポグロムを憎み、ロシア革命に共感した「ユダヤ人ブント」のオルギンであったが、第一次世界大戦が勃発したため、活動拠点のロシアに戻れず、1915年にアメリカへ移住することにしたそうだ。こういう厄介者や有害分子が流れ込んでくることを思えば、やはりユダヤ人を排斥する移民法が必要なんだなぁ、と日本人でも解るだろう。

Bill Browder 5Felix Browder 33Earl Browder 1939


(左 : フェリクスの息子であるウィリアム・ブローダー / 中央 : 父親のフェリックス・ブローダー / 右 : 祖父のアール・ブローダー )

  アールの息子であるフェリックス・ブローダー(Felix Browder)も父親と同じく、ユダヤ人女性のエヴァ・ツィロウィッツ(Eva Tislowitz)と結婚する。しかし、フェリクスは幼い頃から数学の才能を発揮し、16歳でMITに入るや、2年で卒業したというから、本当に神童だった。しかし、プリンストン大学で博士号を取得し、数学者の道を歩もうとするフェリクスであったが、前途有望な青年の前には巨大な壁が現れた。運悪く彼の就職時期は、丁度マッカーシー旋風と重なっていたのだ。共産主義者の親爺を持つから仕方ないけど、ほとんどの大学は赤い家庭で育った子息を雇うことに躊躇いを示した。

Eleanor Roosevelt 021( 左 / エレノア・ローズヴェルト)
  ところが、「類は群れる」というか、「赤は紅を助ける」のか、共産主義に好意を寄せる元ファースト・レディー、あのエレノア・ローズヴェルトが現れ、就職に困っているフェリクスに助け船を出したのだ。マルキスト夫人エレノアのお陰でフェリクス・ブローダーは、ユダヤ系のブランダイス大学に就職ができ、その後、彼はイェール大学に移り、シカゴ大学でも教鞭を執ることが出来たという。これは何となく、日本の左翼学会と似ている。日本でも学生運動で就職できなかった奴に同情し、大手企業で出世した仲間が色々な業界で奔走し、適当なポストを用意することもあった。

  脱線したので話を戻す。歐米の財務担当者はプーチン大統領を兵糧攻めにしたいのか、彼の資金源を枯渇させる目的で「プーチンのリスト」なるブラックリストを作成した。ここには有力者のユダヤ人オルガルヒが列挙され、「Alfa Bank」を創設した金融業者のミハイル・フリードマン(Mikhail Fridman)や、「Alfa Group」の最高幹部を務めるピョートル・アーヴェン(Petr Aven)、「Alfa Group」の共同創設者であるゲルマン・カーン(German B. Khan)などが名を連ねているそうだ。

Mikhail Fridman 344Petr Aven 022German Khan 3


(左 : ミハイル・フリードマン / 中央 : ピョートル・アーヴェン / 右 : ゲルマン・カーン )

  ところが、この億万長者達は「ジェネシス慈善グループ(Genesis Philanthropy Group)」のスポンサーになっており、ロシアにも存在する正統派ユダヤ教徒の「シャバッド・ルバヴィッチ(Chabad-Luvavitch)」運動や「ハシディズム(Hasidism)」運動、そしてモスクワにオープンした「ユダヤ博物館・寛容センター(Jewish Museum and Tolerance Center)」へ多大な寄付をしていたのだ。

  「ジェネシス慈善グループ」は、この他にも様々なユダヤ人組織を手懐けていたそうで、歐米ではよく知られている「Jewish Agency for Israel」、「Joint Distribution Committee」、「Federation of Jewish Communities of Ukraine」、「Hillel」、「Moishe House」、「 Birthright」、「Limmud」などにも寄付金を渡していた。さらに、同グループは「ユダヤ・ノーヘル賞」とも評される「ジェネシス賞」を設立し、高名なユダヤ人を対象に年間で100万ドルの報奨金を与えているそうだ。(Asaf Shalev,' Sanctions highlight money flow from Russia Jewish billionaires to Jewsih nonprofits', The Times of Israel, 2 March 2022.) もう、ユダヤ人ってホントお金をばら撒くのが上手い。

  あまり言いたくはないけど、正直に意見を述べるとすれば、宗教団体の役員や信徒といえども、お金を前にしたら只の俗人で、気前よく御褒美をくれる旦那衆には滅法弱い。それゆえ、歐米諸国に住むユダヤ人は同胞を窮地から救うべく、地元の政治家や政権の要人に働きかける。各界に影響力を持つユダヤ人は、個人的ネットワークや団体役員を通して、米国財務省の役人とか政権の閣僚に「何とかなりませんかねぇ〜?」とお願いするらしい。悪代官に媚びる越後屋じゃないけど、彼らは太っ腹の支援者をブラックリストから除外してもらうよう頼み込む。

Roman Abramovich 011(左 / ローマン・アブラモヴィッチ )  
  プーチンを支えるユダヤ人オルガルヒとして有名なのが、ロシアからブリテンへ移り住んだローマン・アブラモヴィッチ(Roman Abramovich)である。彼は投資会社の「ミルハウス(Millhouse LLC)」を経営する大富豪なのだが、日本では英国のサッカー・チーム「チェルシー(Chelsea)」を所有するロシア人の方が馴染み深い。(報道によれば、ロシア軍のウクライナ侵攻を聞いて、彼は「チェルシー」を売却したそうだ。) しかし、彼は純粋なロシア人ではなく、イスラエル国籍やポルトガル国籍を保持する三重国籍のユダヤ商人である。 

  ユダヤ人というのは何時の時代でも、何処の地域でも嫌われ者となる。それゆえ、彼らは常に迫害とか暴動、虐殺、追放、不景気などに対する備えをしている。アブラモヴィッチも用心深く、彼は色々なところに"保険"を掛けていた。その一つがホロコースト記念博物館の「ヤド・ヴァシェム(Yad Vashem)」だ。とても慈善活動家とは思えないアブラモヴィッチであるが、このオルガルヒは数千万ドルの寄付を行っていたらしい。そこで、ヤド・ヴァシェムを統括するダニー・ダヤン(Dani Dayan)館長に加え、首席ラビのダヴィド・ラウ(David Lau)、「シェバ医療センター」の総括部長であるイツァク・クレイス(Yitshak Kreiss)教授が、在イスラエル米国大使宛ての嘆願書に署名し、アブラモヴィッチを制裁リストに加えないよう求めた。('Yad Vashem, chief rabbi urged US not to sanction Roman Abramovich', The Times of Israel, 27 February 2022.)

Dani Dayan 7765David Lau 11Yitshak Kreiss 1


(左 : ダニー・ダヤン / 中央 : ダヴィド・ラウ / 右 : イツァク・クレイス)

  自分の地位と財産を守ろうとしたのか、2018年、アブラモヴィッチは140億ドルの資産を携えてイスラエルに移住した。しかし、生活の拠点は依然としてイングランドであったから、イスラエルは「もしも」の為の「セイフハウス(安全な避難場所)」なんだろう。しかし、彼は自己保全のために餌をバラ撒いており、様々な団体に5億ドルほど与えていたのだ。まぁ、40億ドルもするサッカー・チームを持っていたくらいだから、非営利団体への寄付なんか、小遣い程度の出費なんだろう。

  ユダヤ人ではないが、ロシア人でもないウズベキスタン出身のアリシェル・ウスマノフ(Alisher Usmanov)も、制裁リストに載らなかったそうだ。彼は金属業界の大物で、140億ドルくらいの資産を持つという。そして、彼も英国のサッカー・チームである「アーセナル(Arsenal)」を所有していたが、最近7億ドルで手放したそうだ。

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( 左 : アリシェル・ウスマノフ / 右 : ウスマノフ夫人となったイリーナ・ヴィネル)

  ここで我々が注目すべきは、ムスリムのウスマノフが結婚したユダヤ人女房、イリーナ・ヴィネル(Irina Viner-Usmanov)の方だ。彼女はロシアとウズベキスタンで活躍する女傑で、プーチンに女を斡旋して政治権力に食い込もうとした。柔道家のプーチンは日本でも有名で、野心家のイリーナが親露的ユダヤ人として接触し、スポーツを介して大統領に近づこうとしたのも当然だ。それに、意外とプーチンはユダヤ人に親切で、シャバッド・ルバヴィッチの首席ラビであるベレル・ラザール(Berel Lazar / Shlomo Dov Pinchas Lazar)によれば、プーチンは最も親ユダヤ的な人物であるという。(Walter Laqueur, Reflections of a Veteran Pessimist, London : Routledge, 2017, pp.85-86.) 確かに、プーチンが小学生の時、ヤンチャなウラジミール少年を可愛がってくれたのは、ユダヤ人教師のヴェラ・グレヴィッチ(Vera Gurevich)先生であったし、柔道の練習相手もユダヤ人オルガルヒのアルカディー・ロテンベルク(Arkady Rotenberg)だった。(このアルカディーは、先ほど紹介したイゴールとボリスの父親である。)

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( 左 : アルカディー・ロテンベルクとプーチン / 右 : ベレル・ラザールとベレル・ラザール )

  新体操のトレーナーだったイリーナは、ロシアのオリンピック・チームでヘッド・コーチを務め、彼女が育てた選手の中には、金メダリストのアリーナ・カバエヴァ(Alina Kabaeba)もいた。タブロイド紙によれば、38歳のアリーナは69歳になるプーチン大統領の愛人というか、前々からの恋人であるようだ。しかし、公式な結婚式を挙げていないから、内縁の妻としか言い様がない。ところが、驚くことに、アリーナは既にプーチンの子供を身籠もっていたというのだ。ゴシップ誌によると、アリーナは7歳になる双子の娘を2015年からスイスで育てているという。(Emily Smith, 'Vladimir Putin hiding lover Alina Kabaeva and their kids in Switzerland', Page Six, March 6, 2022.)


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(左 : アリーナ・カバエヴァ / 右 : カバエラとプーチン )

  日本のワイドショーでもプーチンの離婚や恋愛を取り上げていたが、それはあくまでもゴシップ・ネタとしてである。プーチンは既に最初の女房であるリュドミラ・シュクレプネヴァ(Lyudmila Shkrebneva)と離婚しており、一応、「独身者」となっているから、どんな女性と付き合おうが問題は無い。ただし、別れた女房との間には、マリア(36歳)とカトリーナ(35歳)という二人の娘がいるから複雑だ。さすがに、この娘達も自分と同じ世代の「継母」を持つとなれば、権力者の父親に呆れてしまうだろう。一方、24歳も離れたスロヴェニア美女(メラニア夫人)と再婚したドナルド・トランプ(75歳)なら、「男だから仕方ないよなぁ〜」と解ってくれるかも。にわかに信じられないが、エミリー・スミスの記事にれば、アリーナとプーチンとの間には二人の息子もいるそうだ。

  これは流石に「噂話」だろうが、もし存在するとなれば、プーチンの遺産相続人になるはずだ。隠し子騒動はともかく、歐米や日本のワイドショーでは、「プーチン狂人説」や「独裁者プーチン」の一大キャンペーンが花盛り。米国の大手メディアから情報をもらう日本の地上波テレビは、「プーチン発狂」というテーマを取り上げ、この独裁者は核戦争までも覚悟していたから、愛人のカバエヴァと子供達を核シェルターに避難させていたんだ、との憶測を流していた。真相は闇の中だが、とにかくプーチン包囲網を形成したい勢力は、盛んに「プーチン極悪人説」や「ハルマゲドン説」を唱えていた。こうやって一般国民は、知らず知らずのうちに、政治プロパガンダで洗脳されて行く。

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( 左 : 傀儡政権のゼレンスキー / 中央 : 痴呆症のバイデン / 右 : 独裁者のプーチン )

  隠し子の父親となったから、「もう一稼ぎ」として現役を続ける訳じゃないだろうが、プーチンには権力を支えてくれる強力なパトロンや支援者がいるようだ。敵対するゼレンスキーやバイデンの背後にも資金提供者がいるはずで、たぶん彼らには命令を発する黒幕もいるんだろう。日本人は映像に現れる戦闘シーンばかりに目を奪われるが、本当に重要なのは水面下で戦う大富豪達の方である。彼らにとって、デモクラシーとかファシズムといった観念論は関係ない。ウクライナ国民やロシア兵が何人死のうとも"お構いなし"で、武器や軍需物資の販売で大儲けできればよく、ついでにロシアの天然資源も掠奪できれば大喜び。たとえ、ウクライナ軍が敗れても、経済制裁でプチン政権を潰せるから、NATOの拡大なんてどうでもいい。一方、巻き添えになったウクライナ人は本当に憐れだ。家を失って難民になるんだから。

  大富豪や闇組織の連中が次に何を狙っているのか判らないけど、アメリカの中間選挙までは、"もう一波乱"あるかも知れないし、中間選挙が終わってから、また何かを仕掛けるつもりなのかも知れない。様々な情報に惑わされる一般人は、月日が経ってから紛争の全体像がボンヤリと解る程度。それよりも深刻なのは、ウクライナ紛争にばかりに気を取られる日本人が、北方領土の奪還に興味が無いことだ。ロシアが経済的に沈没すれば、占領された国土を取り戻す絶好のチャンスだ。しかし、岸田総理はポンコツ宰相だから、日本版リコンキスタには無関心。岸田内閣が熱心なのはワクチン接種や増税なんだから馬鹿らしくなる。

  そう言えば、南鮮人が占領する竹島の奪還はどうなったんだ? 我が国の領土を侵食する南鮮には、巡航ミサイルくらい撃ち込んでやればいいのに。ウクライナに向けてイスカンデルを発射したロシアが羨ましい。岸田総理もプーチンを見倣って強硬手段に出てみろ ! 以外と支持率が上がるかも知れないぞ。対南鮮攻撃なら、筆者もジャベリンを担いでソウル辺りを駆け巡りたい。国土恢復の竹島奪還となれば、志願する元自衛官も100名を超えるんじゃないか? ただし、外務大臣があの林芳正(リン・ホウショウ)じゃ無理だよねぇ〜。(あっ、うっかり支那風の発音をしてしまった。)

http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68890538.html

9. 2022年3月31日 12:02:42 : bL68MO5PpA : VlB6R3hBU3dPMi4=[13] 報告
【ゆっくり解説】プーチン大統領の激やばエピソード7選
2022/03/30

10. 中川隆[-13391] koaQ7Jey 2022年4月01日 05:34:40 : jZtrjXCxpU : S3Z5VHkyVFhXMW8=[4] 報告
【伊藤貫の真剣な雑談】第5回「米露関係破綻の原因は何か?」[桜R4/3/31]




この番組は、米ワシントンに30年以上在住で、外交・国際関係・金融問題に定評のある国際政治アナリストの伊藤貫氏が、月並みな時事解説とは一線を画す真剣な雑談を、毎月1回のペースでお送りいたします。

出演:伊藤貫(国際政治アナリスト)

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伊藤貫 - YouTube動画
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11. 中川隆[-13375] koaQ7Jey 2022年4月01日 17:03:25 : jZtrjXCxpU : S3Z5VHkyVFhXMW8=[23] 報告
※LIVE 3/24 16:00〜『ひとりがたり馬渕睦夫 #73』ウクライナ情勢―歴史の教訓

12. 中川隆[-13374] koaQ7Jey 2022年4月01日 17:04:42 : jZtrjXCxpU : S3Z5VHkyVFhXMW8=[24] 報告
【桜無門関】馬渕睦夫×水島総 第37回「ロシアとソ連を同一視する人々の限界、ウクライナの命運は天然ガス利権と米中間選挙に翻弄される」[桜R4/3/31]




既成概念にとらわれない大きな視座で国際情勢を俯瞰し、ぶれることのない日本の軸を示し続けている馬渕睦夫氏。
閉ざす門を一度解き放つことによって見えてくるものがあるように、物事の本質を見極める言葉と思考を、対談を通じて伺います。

出演:馬渕睦夫(元駐ウクライナ兼モルドバ大使)・水島総(日本文化チャンネル桜代表)
13. 2022年4月21日 07:05:41 : i1sICl8Gis : ckJqbUxVVWZ1RWM=[2] 報告


ユダヤ人 プーチン大統領
2022年04月20日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1832.html


 プーチンがユダヤ人という公式報道は確認できないが、ロシア・ユダヤ教長老派の集会に頻繁に顔を出していたプーチンは、ユダヤ人であるという指摘が多かった。
 ちなみに、侵略されているウクライナのゼレンスキー大統領もユダヤ人である。また、プーチンと兄弟のように懇意になっていたトランプ前大統領も、ユダヤ教徒に改宗したユダヤ人である。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%80%E3%83%A4%E4%BA%BA#:~:text=%E3%83%A6%E3%83%80%E3%83%A4%E4%BA%BA%EF%BC%88%E3%83%A6%E3%83%80%E3%83%A4%E3%81%98%E3%82%93%E3%80%81%E3%83%98%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A4,%E6%B0%91%E6%97%8F%E3%81%AE%E3%81%BF%E3%82%92%E6%8C%87%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82

 「ユダヤ教徒」と定義されるユダヤ人は、世界に2000万人しかいないといわれている。全人口78億人からみれば、わずか0.25%である。
だが、そのユダヤ人が、ノーベル賞(別名、ロスチャイルド賞ともいわれる)の20〜25%を占めているといわれる。不定なのは、ユダヤ人であることを隠している「隠れユダヤ人」が含まれているからだ。

 アメリカ合衆国、共和党政治家の多くもユダヤ人だといわれ、FRBやウオール街の支配者たちの9割以上がユダヤ人だといわれる。
 GAFAMと呼ばれる世界の経済支配者の9割以上もユダヤ人であり、ロスチャイルドやロックフェラーの二大財閥はもちろんユダヤ人であり、いずれもシオンの丘に広大な土地を所有している。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%80%E3%83%A4%E4%BA%BA%E3%81%AE%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E8%B3%9E%E5%8F%97%E8%B3%9E%E8%80%85

 ユダヤ人とユダヤ教徒が一致しない理由は、ユダヤ人の人種的・民族的定義が複雑だからだ。
 3500〜4000年前に、カナンの地(パレスチナ)でユダヤ人の祖(三大宗教の祖)となったアブラハムは、ノアの子「セム」の子孫であり、「セム族」と称され、これはモンゴロイドだったといわれる。
 だから、キリストも本当はモンゴロイドだった。
 http://enigme.black/2015121501

 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%8F%E3%83%A0

 それから、集合離散を繰り返しながらイスラエル国家が成立したが、キリスト生誕の時代、2000年前には、ローマ帝国の侵略を受けて、もはやイスラエル国家は存在できなかった。
 しかし、キリストも含めて、この地にヘブライ民族=ユダヤ人が根を下ろしていたのは間違いがない。だがキリストは、ヘブライ語ではなくアラム語を話していたといわれる。
 その秘密は、「クムラン死海文書」によって、現在、解読されつつあるとされる。

 日本人に似たユダヤ民族が、なぜ現在のようなコーカソイドの風貌(ビルゲイツがそうだ)になったのか?
 といえば、それは奈良時代に、黒海沿岸にあった「ハザール王国」の王が、中央アジア騎馬民族の圧力を受けながら、国ぐるみユダヤ教に改宗することで、国を守ろうとしたからといわれる。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%AB#%E3%80%8C%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%B1%E3%83%8A%E3%82%B8%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%AB%E8%B5%B7%E6%BA%90%E8%AA%AC%E3%80%8D%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6

 ハザール国の民族は、本来、コーカソイドだったといわれるが、ユダヤ人と一体化することを目指して混血し、「アシュケナージ・ユダヤ人」という混血民族を成立させたといわれる。これが、現在、世界で認識されている「ユダヤ民族」である。
 いわゆる「ナチズム・ホローコスト」の対象になったユダヤ人、欧州でボグロムの対象として憎悪された「金貸しユダヤ」といわれた人たちがこれだ。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%AB#%E3%80%8C%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%B1%E3%83%8A%E3%82%B8%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%AB%E8%B5%B7%E6%BA%90%E8%AA%AC%E3%80%8D%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6

 これに対して、アブラハムの後裔民族は、モンゴロイドであり、バスク人やスペイン人などの黒髪・黒瞳の民族が近いといわれ、「スファラディ・ユダヤ人」と呼ばれている。 このグループは、2000年前に、シルクロードを通じて日本と交流があったとされ、「失われた十支族」の一部として日本人の源流をなしていると考える人もいる。
 当時、シルクロードには駅馬システムがあったので、ペルシアから長安まで、わずか二ヶ月で到達できたといわれる。

 日本とスファラディ・ユダヤとの間には、不可解で不思議な共通点がたくさんあって、それは「日猶同祖論」として語られている。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E3%83%A6%E5%90%8C%E7%A5%96%E8%AB%96

 キエフ公国やハザール系ユダヤ人(アシュケナージ)の歴史については、以下に詳しい。
 http://www1.s-cat.ne.jp/0123/Jew_ronkou/Jew_hakugai/rosia_yudayajin.html

 ロシアの原点であったウクライナにあったキエフ公国は、ハザール系ユダヤ人が主体だったが、これをコサックが襲って大虐殺を行ったことなどが書かれている。その後に、モンゴル帝国による「タタールのくびき」に遭って、一時は滅亡状態だった。
 現在、ロシア人にユダヤ系が多い理由も、この時代のホローコストを逃れてロシアに移り住んだユダヤ人を源流としている。
 レーニンも、トロツキーも、そしてプーチンも、ハザール系ユダヤ人の末裔なのだ。

 ユダヤ人=プーチンについては、面白い解説が出ている。

 謀略で大統領になった男・プーチンとユダヤコネクション 「ロシアという国」の本当の姿をジェームズ斉藤が解説!
 https://tocana.jp/2021/10/post_222938_entry.html

 ジェームズ 今回は世界を知る上で欠かすことのできないロシアについてお話したいと思います。以前、ロシアは国そのものがフェイクだという話をしましたが、今回はプーチンが権力を手にした方法から紹介しましょう。

 そもそも、プーチンという男はロシア史上だけでなく、世界的に見ても異例中の異例の男なんです。なにしろ、まったく無名だった元KGBの中佐が1998年にFSB長官、1999年に首相、2000年に大統領と1年毎に大出世です。普通はありえません。

──FSB長官からたった3年で大統領になっていたんですね。

 ジェームズ ただのKGBの中佐が、ですよ。この大出世の裏には彼がユダヤ人だったことがとても大きいのです。
 プーチン=ユダヤ人説は前の記事でも話しているので見てほしいのですが、1つ言っておくと母親の名前がロシア人ではありえないシャロモビッチだったといった点です。

 つまり、プーチンはユダヤ勢力から推薦されて大統領になっているんです。具体的に動いたのはロシアとイスラエルの二重国籍を持つロマン・アブラモヴィッチという男です。
 彼は英国サッカークラブのチェルシーFCのオーナーとしても有名で、プーチンを当時の大統領だったエリツィンに紹介し、プーチンを大統領にするように進言しています。

──エリツィンに進言できるんですか?

 ジェームズ エリツィンはウォッカを飲みまくるただの酔っぱらいで完全にユダヤの傀儡でしたので。彼はまったく政治をする気がなく、国内も統制できず、全世界のユダヤ系のヘッジファンドにロシアの財産を貪らせていたんです。

──エリツィンってロシアの民主化に向けて一定の評価がされていたと思っていたんですが、違ったんですね。

 ジェームズ いえ、まったく評価できません。彼はロシアの財産をユダヤ人たちがシティ・オブ・ロンドンのユダヤ系ヘッジファンドに売りさばくのを黙認していました。そして、そのユダヤ系ヘッジファンド関係者の一人がロマン・アブラモヴィッチだったわけで、彼らがロシア政府を完全に乗っ取るために送り込んだのがプーチンだったんです。

 アブラモヴィッチに限らず、ロシアのお金持ちはマネーロンダリングでロンドンにたくさん口座を持っています。ロンドンに行くとロシアのお金持ちたちが買った高級アパート街があるんですよ。彼らはそういうところに住んでいるんです。

 プーチンは自分よりも10歳ぐらい下のアブラモヴィッチに推薦されて大統領になったんです。ちなみに、アブラモヴィッチの裏の顔はハバド・マフィアのリーダー格です。
 ハバド・マフィアとはユダヤの正統派保守系で聖職者とマフィアを兼業する人たちです。しかも、アブラモヴィッチのパトロンはロスチャイルド家です。ちなみに、いわゆる「ロシアマフィア」と言われるのはすべて「ユダヤマフィア」です。

──マフィアマネーと、ロスチャイルドマネーでプーチンは大統領になったんですね。

 ジェームズ そうです。99年にプーチンが総理大臣になったのもその関係です。また、エリツィンは同じ年の12月31日に大統領職辞任を発表するのですが、そのお別れの挨拶でプーチンを次の大統領に指名しています。現役の大統領が後継者を指名するなど前代未聞です。

──民主主義ではありえませんね。

 ジェームズ それによってロシアが民主主義の国ではないと露呈したわけですが、さすがに翌2000年には大統領選が行われ、当初プーチンは劣勢でした。ところが、選挙の2週間前にモスクワアパート爆破事件というのが起きるんです。

 夜の2時ぐらいにアパートがいきなり吹っ飛んで300人ぐらいが死んだんですが、プーチンは即座にチェチェンのテロリストの仕業だと言って、チェチェン戦争を開始するんです。この事件がきっかけでロシア人のナショナリズムが高まり、プーチン人気も盛り上がって大統領に当選しています。しかし、もちろん、この爆破事件には裏がありました。

──不審な証拠があがってきたと。

 ジェームズ そうです。まず、モスクワアパートで死んだのは全員ロシア人でユダヤ人は一人もいませんでした。次に出てきたのが、爆破の直後に住民が不審な車を発見しているんです。
 その車のナンバーを照合するとFSBの所有だったんです。さらに、付近にいた不審者をロシア警察が捕まえていて、身分を照合するとやはりFSBの職員だったんです。つまり、アパート爆破はFSBの仕業であり、当時のFSBの裏にはプーチンがいたことは否定できません。

──謀略で大統領になったんですね。

 ジェームズ はい。しかも、その裏にはユダヤコネクションがいます。ですから、プーチンのミッションは明快です。ロシアを欧米の対抗勢力に仕立て上げること。世界各地で戦争を繰り広げ、戦争経済を回すことです。また、国内では、エネルギー資源を独占し、人口の0.0001%のスーパーエリートに利権を配分し、同時に歴史的ユダヤ問題を解決するということです。彼の過去21年間の軌跡を見ると忠実にミッションをこなしていることがわかります。

──プーチンはユダヤのために動いていると。

 ジェームズ というよりもロシアという国はユダヤそのものです。それはロシアの国旗を見ればよくわかります。

──ロシア国旗? そうか、あの赤地に鎌と槌のマークのやつはソ連の国旗か。ちょっと検索してみますね……ありました。上から白青赤の横縞の三色旗ですね。

 ジェームズ それは表向きのロシア連邦国旗です。それではなく、ロシア連邦大統領旗というのを見てください。

──大統領旗? あ、ありました、三色旗の真ん中に双頭の鷲がいますね。あれ、双頭の鷲って!?
 rosia00.jpg


 ジェームズ そうです。実はその双頭の鷲はロスチャイルド家の家紋の1つで、ロシア大統領旗のど真ん中にはロスチャイルド家がいることの証明です。つまり、ソ連崩壊後のロシアをロスチャイルド家が完全に乗っ取ったということを象徴しているのです。

 ちなみに、ロシア国旗の真ん中の絵は、軍や農民の守護聖人である聖大致命者凱旋者ゲオルギイ(聖ゲオルギオス)がサタンを退治するイコン(聖像)でロシア正教会、ロシア軍、ロシア人を象徴しています。双頭の鷲はクレムリンと帝国主義を象徴しています。

 つまり、ロシアの基本政策というのは、ユダヤのロスチャイルド家が出資し、クレムリンが戦争を起こし、正教を信仰する一般の素朴なロシア人たちが戦場に駆り出されるということです。その結果、何が起こるのかというと、戦争で得た利潤をロスチャイルド家が握り、クレムリンに寄生するユダヤ人の支配層に分配するということです。

 ロシアはロシア人だけが苦悩する国家レベルのブラック企業体質なのです。ロシアの帝国主義も正教ナショナリズムもすべてロスチャイルド家の投機対象だと言っていいでしょう。

──それがロシアの正体だと。このまま世界も乗っ取りそうですね。

 ジェームズ ほとんどもう乗っ取られています。アメリカもヨーロッパも日本も。
──中国もですか?
 ジェームズ 中国は周恩来がユダヤ人なんです。
──えっ!

〜後編に続く〜

文=ジェームズ斉藤

●ジェームズ斉藤(@JamesSaito33)
某シークレットセミナー教官。某国諜報機関関係者で、一切の情報が国家機密扱い。国際ニュース裏情報の専門家。ツイッターはこちら
 https://parler.com/profile/JamesSaito33/posts

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引用以上

 かなり面白い、プーチンがロスチャイルドの傀儡だという。この記事の信憑性については、私はまだ分からない。ただのヨタ記事である可能性も捨てきれないが、プーチンが、エリツインの後継者になったあたりの事情は、私の知識と一致している。

 プーチンは、KGBの大佐であり、彼が大統領選に勝利した事情は、まったく上の通りであって、同胞300人を犠牲にしてチェチェン人のテロを捏造することによって大統領に成り上がった、世界史上でも、最悪クラスの非人間陰謀策士だった。
 その残酷さは、ヒトラーにも匹敵するだろう。
 「ウクライナからナチズムを追放する正義の戦い」と吹聴するプーチンの悪質なデマは、人類史上最悪といってもいいほどだ。

 プーチンの背後には、おそらくFSBというより、モサドがいるはずだ。だから、現在、、これから米国介入世界戦争への発展に備えて、イスラエルに移住しようとしているロシア人が数万とも数十万ともいわれている。
 https://www.jiji.com/jc/article?k=20220419042892a&g=afp

 ナチスドイツによるユダヤ人(アシュケナージ)ホローコストの真犯人は、「シオンに帰還する神との契約」を実現しようとした、シオニストユダヤ教徒(長老派)だといわれている。
 在ロシア、ユダヤ人たちが、プーチンの起こした戦争を嫌ってイスラエルに移住しようとしているのは、シオニストにとって「神との契約」の実現なのだ。

 さて、ここでプーチンという存在の本当の意味が見えてくる。
 
プーチンを操ってるユダヤのラビ、ベレル・ラザール〜いろんな派閥のユダヤ人たち
  https://blog.goo.ne.jp/marugao/e/b773ceed3411ea65f7e12dd0a0a7bbd5

 プーチンは共産主義者ではない。何よりもユダヤ教徒なのだ。そしてユダヤ教徒は、旧約聖書において「神と契約した」人々である。
 そのアブラハムが契約した相手、「旧約聖書」の神とは何者なのか?
 それは「ルシファー」である。
http://www.bible-jp.com/his/lucifer_is_satan.html

 https://www.amazon.co.jp/%E7%9C%9F%E8%A8%80%E8%A8%98_%E8%81%96%E6%9B%B8%E3%81%AE%E7%A5%9E%E3%81%AF%E6%82%AA%E9%AD%94%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F-%E6%B3%89-%E5%B1%B1%E7%A7%8B-ebook/dp/B00HQ7B1IA

 最も親愛なる(旧約聖書の)神よ、いつになったら(どれだけ人々を殺したら)満腹になるのか。 ビズィ ピープルの為の聖書の一括
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1717.html

 こうしてみれば、プーチンという血に飢えた悪魔が、世界中の人々を殺しまくる姿の背後にいる正体が見えてくる。
 かれは、人類を殺戮し、ユダヤ人のための世界を作り出すために送り出された悪魔だと、私は思う。
 それは、半世紀も前に、旧約聖書の正体が「殺人教書」であることを知ってから、ずっと心の底にわだかまってきた疑問だったのだ。

http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1832.html

14. 中川隆[-12495] koaQ7Jey 2023年6月14日 12:48:44 : YjzNWkdknk : UHdHMzdZTVlLbXM=[11] 報告
<▽30行くらい>
工作のため、イギリスは留学を利用してきた。崩壊直前の帝政ロシアを支えていたのは大地主と産業資本家。ドイツとロシアを戦争させたいイギリスはロシアの支配層にネットワークを作っていた。その中心人物が有力貴族のフェリックス・ユスポフ。

 ユスポフ家が雇っていた家庭教師の中にはイギリス人もいた。その宮殿で教師の子ども、スティーブン・アリーが1876年2月に誕生しているが、のちにMI6のオフィサーになった。フェリックスが生まれたのは、その11年後だ。

 フェリックスは1909年から13年にかけてオックスフォード大学で学んだ。クラスメートのオズワルド・レイナーと親しくなるが、この人物は後にイギリスの情報機関SIS(秘密情報局、通称MI6)のオフィサーになる。また在学中、フェリックスはブリングドン・クラブに入っている。

 クラブのメンバーは多くがイートン校の出身、つまり富豪の子どもたちで、素行が悪いことで知られている。1980年代のメンバーにはボリス・ジョンソン、デイビッド・キャメロン、ジョージ・オズボーン、トニー・ブレアといった後の政治家、そしてナット・ロスチャイルドも含まれている。

 こうした仕掛けのほか政略結婚もあり、ロシアのエリート層にはヨーロッパへの憧れを抱く人が少なくなかった。フェリックスたちはドイツとの戦争に向かうが、それに反対したのがグレゴリー・ラスプーチン。ロシアとドイツを戦争させるためにはラスプーチンを排除しなければならない。そこで1916年12月30日にラスプーチンは暗殺される。フェリックスが殺したとされているが、使われた銃弾の口径からフェリックスが真犯人だと推測する人もいる。

 ロシア革命当時から最近までロシアのエリート内には「親ヨーロッパ派」とまでは言えなくとも、欧米を信じている人は少なくなかったが、状況に変化が見られる。ロシア連邦院議長を務めるワレンチナ・マトヴィエンコの発言から判断すると、欧米幻想からロシア人は抜け出しそうだ。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202306130000/

15. 中川隆[-12132] koaQ7Jey 2023年11月28日 07:13:27 : wf3ifCUNUw : UnlVYVZEMGdma2c=[2] 報告
特番『「プーチン大統領」で読み解く中東危機とアジア危機』ゲスト:著作家 宇山卓栄氏
https://www.youtube.com/watch?v=UEawHOQSNLA&t=292s
16. 中川隆[-11950] koaQ7Jey 2023年12月21日 19:55:10 : hZAPLO84CU : NTFDT3hqNTE1MlU=[4] 報告
<■82行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
中国・ロシアでは閣僚や要人が説明もなくこの世から消える
2023.12.21
https://www.thutmosev.com/archives/318513gt.html

プーチンに全面的に賛成しないと窓から転落するシステム


https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000267052.html ロシア石油大手「ルクオイル」幹部が病院の窓から転落死
共産主義の呪い

共産主義国家では成立時から政府高官や最高指導者がある日を境に消えてしまい、まるで最初からその人が存在しなかったかのように国中が振舞うという事が起きます

いわゆる西側世界では軍事国家や独裁国家であっても「何々の罪で失脚し処罰された」のような発表がされるが、東側世界ではその人の出生記録まで消して最初から生まれなかった事にする

最近中国でそんな事が起きたのは2023年で3月に全人代で任命されたばかりの秦剛外相が、6月19日にアメリカのブリンケン国務長官と会談し、6月25日にロシア高官と会談したのを最後に姿を消した

7月25日、全人代常務委員会で解任が決定、9月19日に秦剛外相はアメリカで不倫をし隠し子がいたとメディアを通じて非公式に説明されたが誰か信じるだろうか

それで失脚し行方不明になるなら中国の政治家と高官は全員解任されなくてはならず、解任されたうえ失踪し行方不明になる理由にはならない

さらに奇怪なのは「習近平に唯一物言える男」だった李克強首相が23年3月に解任されて10月27日に心臓発作で亡くなったことで李克強は習近平の次のリーダー候補だった


自民党では良くあるが総理争いで安倍氏と石破氏が争って安倍氏が勝ち、対立した相手を閣僚や党の要職に据えて政権安定を図る

習近平政権に李克強が入り”反習近平”のような立場を続けてこれたのは支持する人が多かったからだが、そうした人たちが相次いで失脚や失踪した

記憶に新しいのは22年10月の全人代で習近平の隣に座っていた胡錦濤元国家主席が発表された人事名簿について、習に直接文句を言って議場からつまみ出されて、それから誰も胡錦濤を見た人はいない

李尚福国防相も23年3月の全人代で任命されたがロイター通信は軍備の調達をめぐって調べを受けていると報じ、その数週間前には核ミサイルを管理する「ロケット軍」の最高幹部2人と軍事裁判所の裁判官も解任された

こうした失踪は2010年代にあったがもっと目立たない形で行われていて、誰の目にも異常に映る形で行われたのはジャックマーの失踪が最初だった

アリババ総帥だったジャック・マーは2020年10月24日に上海の会議で演説をし、共産党の金融幹部が居並ぶ前で「中国の金融制度は時代遅れの質屋だ」と罵倒して以来22年5月頃まで検証可能な形で姿を目撃した人はいない

23年1月に突然タイの料理店に現れて記念写真に応じ、東京で半年間過ごして孫正義の仲介で不動産を購入したとも言われている

2019年以前の失踪は富裕層や富豪が不正蓄財絡みで公安に連行される事件が多かったが、表ざたにならないように配慮していたようだった


ロシアのソ連化、プーチンのスターリン化
ロシアについてはプーチン政権発足以来対立候補の政治家が次々に失踪したり襲われたり、逮捕されたりしてプーチン以外投票できない状況を作った

ナワリヌイは2011年頃から反プーチン運動を始め選挙でも立候補しようとしたがそのたびに逮捕されて今も収監され、プーチンが権力を握る限り自由になることはない

それまでもプーチンの対立勢力が出来るたびに襲撃されたり逮捕されたり、徴兵されて戦地や北極に送られたりし、こうした事でプーチン政権を維持している

22年2月のウクライナ侵攻後はもっと露骨になり1年半ほどで侵攻に異議を唱えた人や、国防産業、エネルギー産業の要人数十人が謎の失踪や謎の最後を遂げている

中でも目立つのは原油や天然ガス関連産業の要人が海外で、ホテルのベランダや旅客船から転落する「事故」の多発で毎月のようにプーチンに反対した人がベランダから落ちて亡くなっていた

ロシア第2位の石油会社ルクオイルのウラジーミル・ネクラソフ会長(66)が23年10月に急性心不全のため急死したが、ほぼ1年前に会長だったラビル・マガノフ氏も入院先の病院で窓から転落していた


このように特定のエネルギー会社で1年間に何人もの要人が「ベランダから落ちた」り急な病気で次々になくなっています

しかもホテルから要人が転落するのは必ずロシア国内かロシアの友好国(インドなど)で、タイや西側のホテルでは転落や病死しない

インド東部オディシャ州で、ロシアの富豪パヴェル・アントフ氏(65)が滞在先のホテルから転落して死亡したが、SNSでウクライナ侵攻を批判するメッセージを投稿していた

分かりやすいのは毒物を用いた襲撃で、政権を批判したロシアの元スパイ、アレクサンドル・リトビネンコは2006年に亡命先のロンドンで放射性物質のポロニウム入りの緑茶を飲み、3週間後に亡くなった

西側先進国に亡命した人に対しては毒物を用いることが多く、ロシアの友好国に潜伏した人は「ホテルから転落」させられる場合が多い

最近話題になったのは軍事会社ワグネルを率いてクーデターを起こしたプリゴジンで、2023年6月23日にクーデターを試みたが僅か一日で撤回した

プリゴジンは「安全を保障する」という意味の分からない保証で停戦したが23年8月23日にモスクワから離陸したワグネルのヘリが墜落し他の仲間と共に亡くなった

こんな国がロシアなので彼らが言う「合意」だの「停戦」「和平」「交渉」はすべて相手を騙して陥れる手段だと断言できます

https://www.thutmosev.com/archives/318513gt.html

17. 中川隆[-11625] koaQ7Jey 2024年2月12日 11:15:37 : EZ1Kcv5cQk : TTJaaXFRS29EeHc=[8] 報告
<■376行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
2024年02月11日
哲人皇帝プーチン / 国益を重視する民族主義者
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68956509.html

言論の自由を失ったアメリカ
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(左 : タッカー・カールソン / 右 : ウラジミール・プーチン大統領)

  皮肉な事だが、冷戦に勝ったずのアメリカでは、報道や言論の自由が抑圧され、不気味な全体主義がはびこっている。かつて、ソ連には「プラウダ(真実)」という新聞があったけど、当時のロシア人(一般国民)は誰も「プラウダ」の報道が“真実”を伝えているとは思わなかった。西側のヨーロッパ人やアメリカ人は、言論封殺の独裁国家を嗤(わら)っていたけど、まさか自分たちの国が「ソ連化」になるとは夢にも思っていなかったはずだ。

  ミハイル・ゴルバチョフと交渉していたロナルド・レーガン大統領は、あるパーティーの席で次のようなジョークを披露していた。

  ロシア人を前にした或るアメリカ人が、自国の自由を自慢した。「私はホワイトハウスの執務室に怒鳴り込み、大統領の面前で机を叩き、“あなたの政策に私は反対だ”と言える自由があるんだぞ!」と喝破した。すると、話を聞いていたロシア人は驚かず、「私たちもできる」と言い返した。曰く、「私もクレムリンに乗り込み、書記長の前で“私はレーガン大統領の遣り方に反対だ!”」と。

  レーガン大統領のジョークを聞いた聴衆はみな大爆笑。2004年に亡くなったレーガン大統領が、現在の米国を目にしたら、一体どんな感想を述べるのか?

  2月8日、アメリカの保守派国民の間では、タッカー・カールソンのインタビュー映像が瞬時に話題騒然となった。FOX TVの元キャスターで、禁断の領域に踏み込んだカールソン氏は、失業者となったけど、ジャーナリストの魂までは失っていなかった。政府からの妨害工作にもめげず、彼はウラジミール・プーチン大統領に渡りをつけ、インタビュー交渉に成功した。カールソン氏は以前にもインタヴューを試みたが、この動きを傍受したNSA(国家安全保障局)の妨害を憂慮し、不本意ながらもインタビューを諦めたことがあるそうだ。もし、強硬に取材計画を進めていたら、カールソン氏は社会的に抹殺されていただろう。たぶん、何らかの人格攻撃を仕掛けられるか、個人的なスキャンダルを暴かれて、人生の終わりとなった可能性は高い。必要とあれば、政府の工作員は捏造記事をブレンドして攻撃を加えるから、民間人のカールソン氏は一巻の終わりだ。

  日本の地上波テレビはあまり取り上げなかったが、カールソン氏のインタビュー映像は、我々日本人にとっても非情に興味深い対談であった。(この動画はカールソン氏の独自サイト「Tucker Carlson Network」で視聴できる。ただし、英語通訳の対談となっているため、英語が苦手な日本人は、日本語字幕が附いたYouTube動画を観るといい。本来なら、NHKが翻訳を加えて全部を流すべきなんだけど、現在の日本では民間の有志が国民のために尽くしている。)

  インタビューで表明されたプーチンの見解や回答は、色々な解釈ができよう。しかし、大切なのは各国民が自分の目と耳で確かめ、自分自身の考えで判断することだ。日本のマスコミは論外だが、アメリカのCNNやABC、ブリテンのBBCとかフランスのAFPはバイデン政権の味方である。偏向報道が当たり前のメディアは、きっと「こんなのはプーチンによるロシア側の政治宣伝だ!」と盛んに批判するはずだ。でも、報道規制や言論封殺を繰り返してきた連中は、プーチンの発言を「嘘っぱち」と却下できるのか? タッカー・カールソンを貶す前に、自分たちの大衆操作を反省すべきだろう。

  予想通り、タッカー・カールソンはプーチンに対し、ウクライナ紛争に関する質問を投げかけていた。通訳を介して質問を聞いていたプーチンは、米国や日本の保守派国民が既に知っている見解を述べていた。例えば、英米側がミンスク合意を破り、NATOの東方拡大を強行したという内容だ。(軍事衝突の停止を決めた「ミンスク議定書Minsk Protocole」の件は日本でも報道されている。) この解釈はアンゲラ・メルケル前首相の発言を思い出せば、ある程度「もっともな反論」と頷くことができよう。メルケルはティナ・ヒルデブラントやジョヴァンニ・デ・ロレンツォによるインタビューを受けた時、次のように述べていた。

  2014年のミンスク協定(Minsker Abkommen)は、ウクライナに時間を与えるための試み(Versuch)だった。("Hatten Sie gedacht, ich komme mit Pferdeschwanz?" , Interview: Tina Hildebrandt und Giovanni di Lorenzo, Die Zeit, 7 Dezember 2022.)

  その後の展開を思い出せば判るけど、英米がミンスク合意を利用し、ウクライナを強くするために“時間稼ぎ”をしたことは確かだ。ヴィクトリア・ヌーランド達が仕組んだ「クーデタ」は、仲間内の会話が暴露され、今では日本人にも知られている。

  そもそも、当時の軍事バランスを考えれば、ウクライナ軍がロシア軍を撃退するなんて無茶な冒険だ。たとえ歐米諸国の支援があっても、ウクライナ側が苦戦するのは予想できたはずである。しかし、オルガルヒとバイデン政権にとっては、ウクライナ人は単なる“使い捨ての駒”でしかない。ウクライナ兵が何人死のうがお構いなしだ。仮に、ウクライナが勝たなくても、泥沼の長期戦に持ち込めば、ロシア側の国力を削ぐことになるし、新たな冷戦構造の構築にもなるから、軍産複合体にとったら“喜ばしい不幸”である。

歴史に残る偉大な指導者

Putin 1980sPutin 524Putin with gun
(左 : 1980年代のウラジミール・プーチン / 中央 : KGBを辞めて政界に入った頃のプーチン / 右 : 妙に銃が似合うプーチン大統領 )

  カールソンが行ったインタビューで、最も印象的だったのは、プーチン大統領が“優秀な指導者”に見えたことだ。もちろん、プーチンは有能な諜報局員であったから、一般の視聴者に自分がどう映るのかは計算済みだ。たぶん、プーチンは対談の前にプロパガンダ職員と協議し、「どのような対応にしたら最も効果的か」を入念に検討したんじゃないか。ただ、頭脳明晰でプライドの高いプーチンだ。部下の言いなりで動くとは思えない。岸田文雄とは全く逆だ。もしかすると、自分の構想だけで本番に臨んだのかも知れない。バイデンゆ岸田と違って、プーチンは普段から、つまり若い頃から非情に勉強熱心だ。

  大統領報道官のドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)によると、プーチンは今でも常に本を読んでおり、その大半はロシアの歴史に関する書物であるという。彼はロシア史の偉人が記した回顧録を読んでいるそうだ。(Fiona Hill and Clifford G. Gaddy, Mr. Putin : Operative in the Kremlin, Washington, D.C. : Brookings Institution Press, 2013, p.64.)

  一方、ジョー・バイデンは学生時代から怠け者で、誇張と嘘の常習犯。まともに勉強していなかったから、政治家になってもボロが出ていた。

  例えば、大統領選挙に挑戦した1987年、バイデンは昔の“ズル”を認めて選挙戦から離脱したことがある。法科大学(ロー・スクール)に通っていた頃、バイデンは論文を書くにあたって、法学雑誌の文章を“拝借”したそうだ。ところが、担当教授がこの“剽窃”を見抜いてしまったから、さあ大変。アメリカの大学は“チョロまかし”に対して非常に厳しい。論文の不正行為が発覚したから、バイデンはかなり焦ったのだろう。往生際の悪いバイデンは、大学側に「退学処分にしないでください」と泣きついた。

Joe Biden 1987Joe Biden 7723
(左 : 大統領選挙候補から撤退したジョー・バイデン / 右 : 痴呆症の大統領となったバイデン)

  しかし、「一度淫売、一生淫売(Once a whore, always whore.)」と言うように、卑怯者は何時まで経っても卑怯者のままである。報道陣を前にしたバイデンは、この「剽窃事件」を指摘されると「引用における誤りだった」と言い張り、「騙すつもりはなかった」と釈明していた。 (Joe Perticone,‘Joe Biden's first presidential run in 1988 cratered amid multiple instances of plagiarism’March 13, 2019) でも、バイデンは心の底から根性が卑しい。アイオワ州で開かれたイベントでも、ニール・キノック(Neil Kinnock / 英国労働党の議員)の演説を盗み取って、自分の演説にしていたのだ。後にアメリカの報道陣は、この“剽窃”を指摘する。盗作が発覚したたげても恥ずかしいのに、バイデンは学業成績の“水増し”までバレてしまったのだ。(Harrison Kass, 'Joe Biden Has Plagiarism Problems He Admitted', The National Interest, February 4, 2024.)アメリカには「生き恥を晒すくらいなら、潔く死を選べ」という格言が無いのかなぁ〜?

  歐米の主流メディアは、プーチンの受け答えを“狡猾な演技”と批判するが、これはアメリカの大衆操作と同じで、政治家なら誰でもすることだ。例えば、大統領選挙の公開討論に臨む候補者は、事前に心理学者や演出家、PR会社の専門家を雇い、選挙参謀や法律顧問と組んで何回もシュミレーションを行うことがある。しかし、何度リハーサルを重ねても“駄目な奴”はいるもので、その典型例がジョージ・W・ブッシュだ。2004年に行われたジョン・ケリーとの討論会を覚えている者なら解るはず。本番でドジる姿を見た側近は、「駄目だ、こりゃ!」と呟き、暗い表情で頭を抱えていたのかも。

  悪い時に悪い事は重なるもので、映像に映ったブッシュの背中には、奇妙な“膨らみ(bulge)”があった。これに気づいた一部のマスコミは、「何だ、これ?!」と騒ぎ立てた。テレビ局のスタッフも、「ブッシュは“何か”を背負っているんじゃないか?」と疑っていたから、親父のハーバート・ブッシュやジェイムズ・ベーカー、デック・チェイニーが「ダメージ・コントロール」を命じてもおかしくはない。選挙参謀のカール・ローブ(Karl Rove)も焦ったんじゃないか?

Robert Nelson 1( 左 / ロバート・M・ネルソン博士 )
  NASAの研究員であったロバート・M・ネルソン博士(Dr. Robert M. Nelson)は、ブッシュの背広の下には何らかの電子機器が隠されている、と疑っていた。(Kevin Berger,‘NASA photo analyst: Bush wore a device during debate', Salon, October 30, 2004.) おそらく、背中の突起物は通信機器で、外部の誰かが適切な答えを送信し、その音声をブッシュが聞いて質問に答える、という仕組みであったに違いない。要するに、ブッシュは腹話術の人形になっていた、という訳だ。討論会の後、ブッシュ大統領はマスコミからの“疑惑”を笑い飛ばしていたが、リベラル派のマスメディアは猜疑心でいっぱいだった。天文学や地質学を専攻するピッツバーグ大学のブルース・ハプケ教授は、マスコミからの取材を受け、“疑惑の膨らみ”に関する推測を述べていた。

George W. Bush 0824George W. Bush & device
( 左 : 背中の「突起物」が目立つジョージ・W・ブッシュ大統領 / 右 : 推測された通信機器)

  話を戻す。カールソンから質問を受けたプーチンの受け答えは見事だった。このロシア大統領は用意周到で、ウクライナ侵攻の動機を話す前に、ロシアとウクライナの歴史を説明する。ただし、大卒でも一般のアメリカ国民は、基本的な東歐史はおろか、西歐史に関しても知識が乏しく、ロシア史に至ってはチンプンカンプンだから、どの程度アメリカ人が理解したのかは不明だ。何しろ、政治学の授業を取っている大学生だって、アレクサンドル・ソルジェニーツィン(Alexandr I. Solzhenitsyn)の『収容所群島』や、ロバート・コンクェスト(Robert Conquest)の『悲しみの収穫』を読んだことがある者は少ないし、ニコライ・ベルジャーエフ(Kikolai A. Berdyaev)の著作やセルゲイ・カラガノフ(Sergey A. Karaganov)の論文を知らない学生も結構多い。

George Clooney & puppy 222(左 / 仔犬を抱きかかえるアルマ夫人とジョージ・クルーニー )
  こんな塩梅だから、アメリカの一般国民は“特殊軍事作戦”の意味すら解らないし、“善悪二元論”でウクライナ紛争を判断して満足している。アメリカの一般国民は退屈な歴史講義よりも、スポーツ観戦や藝能スキャンダルの方に関心がある。俳優のジョージ・クルーニーが誕生日プレゼントとして、女房のアルマにセント・バーナードの仔犬を連れてきた、という記事の方に興味があるんだから。流血の戦場となったウクライナに大衆の関心は無い。

  プーチンは歴史的経緯を説明するため、キエフ公国やリューリック王朝(Rurikid dynasty)にまで遡ってロシア史を語っていたけど、対談を聴いていた一般人がどの程度理解したのかは判らない。しかし、ヨーロッパの歴史や文化に詳しい上層中流階級、そして軍事や地政学に一定の知識を有する教養人には、それなりのインパクトを与えたんじゃないか。というのも、“まとも”なアメリカ国民、特にウクライナ支援に懐疑的な軍人や保守派の国民、リアリスト学派の知識人がプーチンの話を聞けば、「まぁ、ロシア側にも一理あるよなぁ〜」と思ってしまうからだ。そもそも、平穏な暮らしを望むアメリカ人は、他国への「軍事介入」を嫌うし、「代理戦争」はベトナムでコリゴリときている。でも、ユダヤ人の上院議員であるチャック・シューマーは別。このユダヤ人左翼は、連邦議会、とりわけ共和党がウクライナへの財政支援を否決するなら、アメリカ軍を派兵すべきだ、と呼びかけていた。(Andrew Rodriguez, 'Schumer Warns U.S. Troops Will Be Sent to Fight Russians if Border Bill Is Not Passed, ' State of the Union, February 8, 2024.)

  歐米や日本のマスコミはロシアの侵略行為を糾弾するが、そもそも北方の熊を挑発したのはバイデン政権の方じゃないか! 政治力学を学んだ者がNATOの東方拡大を聞けば、「それは危険なギャンブルだ」と直ぐに解る。アメリカにとり中南米が“裏庭”なら、ウクライナはロシアにとっての“脇腹”だ。その脇腹に核兵器という匕首(あいくち)が突きつけられれば、プーチンじゃなくても蹶起するだろう。

国家主義者のプーチンと痴呆症のバイデン

  プーチンのインタビュー映像を観ていると、ソフト全体主義に陥ったアメリカと伝統的帝国主義を受け継ぐロシアの“どちら”が“まし”なのか判らなくなる。認めたくない光景だけど、現在のアメリカ合衆国大統領は、四軍の「最高司令官」どころか、その資格さえ無いボケ老人だ。痴呆症が進むジョー・バイデンは、ビックリするような事実誤認を口にしていた。まぁ、息子(ボー・バイデン)の死さえ間違えてしまうくらいだから仕方ないけど、聴衆を前にしたバイデンは、生きている人間と死んだ人間をごちゃ混ぜにしていた。

  例えば、ニューヨークで行われた資金集めの席で、バイデンは2020年の大統領選挙について触れていただが、その際、彼はヘルムート・コール首相と一緒に歐州事情を話していた、と発言していたのだ。だが、バイデンが話したのはアンゲラ・メルケル首相で、2017年に亡くなったコール氏ではない。現世と来世の区別がつかないバイデンは、ネヴァダ州でも“幽霊”と会話を交わしていたそうだ。バイデンは記者を前にして、1月6日の議事堂事件をフランソワ・ミッテラン大統領に語ったと述べていたが、それはエマニュエル・マクロン大統領のことである。('Biden mistakes living European leader for dead one – for second time in a week', The Guardian, 8 February 2024.) おそらく、バイデンは頭の中の記憶が錯綜しているんだろう。周知の通り、ミッテラン大統領は1996年に亡くなっている。バイデンの“迷言”を聴いたアメリカ国民は、「またかぁ〜」とウンザリしているんじゃないか。

Helmut Kohl 22Angela Merkel 2334Francois Mitterrand 1Emmanuel Macron 1
(左 : ヘルムート・コール / アンゲラ・メルケル / フランソワ・ミッテラン / 右 : エマニュエル・マクロン )

  一方、世界政治のキーパーソンと化したプーチンは、核大国の指導者らしく頭脳明晰だ。例えば、カールソンから経済問題を質問されると、プーチンは具体的な数字を挙げて貿易収支やエネルギー問題を語り出す。こうしたインタビュー映像を目にすれば、代理戦争に反対する軍人や国内経済を憂慮するビジネスマンは、何となく羨ましくなるし、保守派のアメリカ国民は“アメリカン・デモクラシー”に嫌気が差すだろう。言うまでもなく、米国は世界最強の軍隊を有する“超大国”なのに、それを統率する大統領が操り人形で、自分が何をやっているのか、何を喋っているのかも解らないボケ老人とくれば、高級将校じゃなくても涙が出てくる。

  「腐っても鯛」の米国で、未だにドナルド・トランプが人気を博しているのは、彼が「アメリカ・ファースト」、つまりアメリカ国民と合衆国の利益を優先し、偉大であった頃のアメリカを取り戻そうと呼びかけているからだ。プーチンも国家優先主義者で、ロシアの国益を追求する為政者である。プーチンは色々なイベントや会見でロシア固有の思想や民族性、そして歴史に根づくロシア正教といった信仰に言及している。彼が大切にするのは、愛国心や集団主義、結束、大国性(derzhavnost)、国家主義(gosudarstvennichestvo)といった価値観である。大統領に就任したプーチンは、次のように自身の国家理念を述べていた。

 我々にとり、国家とその制度および構造は、祖国と国民の生活において常に極めて重要な役割を果たしてきた。ロシア人にとって、強力な国家というのは敵対すべき変種ではない。逆に、強力な国家は秩序を保障する源泉であり、あらゆる変革を起動させる主な原動力である。・・・社会は国家の指導力や統率力の恢復を求めているのだ。(上掲、Fiona Hill and Clifford G. Gaddy, Mr. Putin : Operative in the Kremlin, p.36.)

  エリツィンの政権時代を経験したロシア人なら、政治的に混乱したロシアを立て直したプーチンの行政手腕を褒めるに違いない。何しろ、ソ連の崩壊を経たロシアは、ユダヤ人のオルガルヒが跳梁跋扈していた時代だ。ボリス・ベレゾフスキー(Boris Berezovsky)はテレビ局を買収し、ミハイル・ホドルコフスキー(Mikhail Khodorkovsky)は石油成金になっていた。ウラジミール・グシンスキー(Vladimir Gusinsky)やミハイル・フリードマン(Mikhail Friedman)、ウラジミール・ポタニン(Vladimir Potanin)、アレクサンドル・スモレンスキー(Alexander Smolensky)も“同じ穴の狢(むじな)”で、仲間とツルんでロシアの天然資源を強奪し、金融業界を牛耳っていた。

Boris BerezovskyVladimir Gusinsky 2Mikhail KhodorkovskyVladimir Potanin 1
(左 : ボリス・ベレゾフスキー / ウラジミール・グシンスキー / ミハイル・ホドルコフスキー / 右 : ウラジミール・ポタニン)

  こうした辛酸を嘗めていたから、ロシアの民衆がナショナリストのプーチンを称賛するのは当然だ。プーチンもロシアを強欲なユダヤ人から取り戻したという自負を持っている。プーチンが自分自身のことを国家の建設者(ゴスダルストヴェンニク/ gosudarstvennik)、すなわち国家の公僕と宣伝するのは、ちっともおかしくはない。ウォール街の大富豪とワシントンのネオコンに協力し、ロシアの資源をドンドン売り渡したボリス・エリツィンなんかは“国賊”だ。

  話を戻す。木偶の坊たるバイデンとロシアを憎むユダヤ人は、「ウクライナを侵掠したプーチンは赦せない! 政権転覆を目指せ!」と鼻息を荒くするが、一般のアメリカ国民にしたら、「南米からの侵入者を何とかしてくれ!」と言いたくなるだろう。南部だけじゃなく、ニューヨークやシカゴの国民も不満を漏らすくらいだから、アメリカの社会不安はかなり深刻だ。でも、バイデン政権は不法移民や偽装難民に苦しむ一般国民を無視。その一方で、勝ち目が全く無いウクライナには、600億ドルもの軍資金を与えようと必死なんだから、「お前はどこの大統領なんだ?!」と訊きたくなる。バイデンの言い草を聞いていると、穏健な国民だって激怒するぞ。自国を優先するプーチンと他国を優遇するバイデンとを比較すれば、普通のアメリカ人だって「何か変だ!」と感づく。

  カールソンのインタビューで面白かったのは、ノルドストリーム2の爆破に関する質問であった。カールソンの意図を察知したプーチンは、「あなた、判っているでしょ!」という反応で、二人とも笑みがこぼれていた。主流メディアしか観ていない人だと何を言っているのか解らないが、セイモア・ハーシュ(Seymour Hersh)の暴露記事を読んだ人なら、CIAや米国海軍、あるいはノルウェーかブリテンの諜報機関による破壊工作と判る。ドイツの政治家や知識人だって英米の極秘作戦に気づいているが、これを口に出せないのがドイツの悲劇だ。

  アメリカの闇を知っていても、カールソンは敢えてプーチンに答えを求め、なぜCIAの仕業と判っているのに、証拠を挙げて反論しなかったのか、もし証拠を提示すればプロパガンダ戦に勝つことができたのに、なぜあなたは使わないのか、と真面目に問い質していた。しかし、諜報機関の人間なら、一般的にこうした質問には答えない。下っ端の諜報員だって黙秘するのが鉄則だ。ましてや、KGB出身のプーチンなら絶対に情報源を口にしないだろう。公の席で“モグラ(潜入した手先)”の存在を明かすなんて、まず有り得ない。

  プーチンの受け答えは、本当に冴えていた。彼は不思議がるカールソンに向かって、その理由を説明する。プーチン曰く、たとえ証拠を提示しても、西側のメディアはアメリカの支配下にあるから、一般人を納得させるのは難しい、と。確かに、プーチンが仄めかす通り、歐米の主流メディアは金融業界や軍需産業の有力者、およびグローバリストのユダヤ人に牛耳られている。となれば、たとえロシアの報道機関が真相をリークしても、NBCやBBCといったマスメディアは、談合したかのように、息を合わせて「これはロシアの偽情報である!」と決めつけ、「プーチンの戦時プロパガンダ」に過ぎない、と斬り捨てる。

  2020年の大統領選挙だって、あれほどの不正行為が明らかになっても、大多数のアメリカ国民には伝わらず、八百長選挙の実態は闇に葬られていた。仕事や育児に忙しいアメリカ国民は、CNNのウォルフ・ブリッツァー(Wolf Blitzer)とか、MSNBCのレイチェル・マドー(Rachel Maddow)、PBSのジュディー・ウッドラフ(Judy Woodruff)、ABCのデイヴィッド・ミュアー (David Muir)といったキャスターの話を信じている。大手メディアのアンカーマンが、「根拠なき誹謗中傷」と却下し、「トランプ派による陰謀論」と断言するば、巷の大衆は「そうなんだぁ〜」と鵜呑みにする。「大手信仰」というのは、日本だけの国民病じゃない。

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(左 : ウォルフ・ブリッツァー / レイチェル・マドー / デイヴィッド・ミュアー / 右 : ジュディー・ウッドラフ )

Lester Holt 11Nora O'Donnell 111( 左 : レスター・ホルト / 右 : ノラ・オドンネル)
  カールソンが行ったインタビューは2時間を超える対談となってしまったが、インターネットで公開された映像は多くの視聴者を魅了していた。プーチン大統領に対する評価はともかく、この番組で印象的だったのは、大手メディアでは出来ないことを個人営業のカールソン氏がなしえたことだ。普通の日本人でも、「どうして、もっと早い段階(2022年か2023年)でプーチンへの取材を行わなかったのか?」と首を傾げてしまだろう。もし、全米放送のテレビ局が政府の“手先”でなく、“独立”したメディアであれば、NBCはレスター・ホルト(Lester Holt)を、CBSなら ノラ・オドンネル(Nora O'Donnell)をモスクワに派遣したはずだ。

  しかし、有名テレビ局の社長や重役は、「ブチャの虐殺」や「ケルチ大橋の爆発」が起こっても、クレムリンに特派員を差し向けず、一方的にロシアを非難するだけであった。本来なら、ニュース番組の名物キャスターを派遣し、直接、プーチン大統領や有力議員にコンタクトを試みるはずだ。たとえロシア側の「言い訳」でもいいから、反対意見の情報を紹介するのがジャーナリストの務めだろう。(日本のNHKや民放は、米国メディアの下請け企業だから最初から無理。)

  今回、クレムリンがカールソンの取材を承諾したのは、カールソンが“保守派のジャーナリスト”で、なるべく“公平性”を保とうと心掛ける人物であったからだろう。FOXをクビになって“独立系のジャーナリスト”になったカールソン氏は、テレビ局の上層部からの“圧力”を受ける立場ではない。YouTubeからは排除されたが、「X」で自由に発言できる身分になった。もし、彼が“忖度”を気にする「社員」のままであれば、冷静にプーチンの反論を聴くことはできなかったはずだ。

  “保守派メディア”と呼ばれるFOXでも、所詮、看板キャスターは「雇われ人」に過ぎない。プロデューサーや現場スタッフは、国務省の役人や社主のマードック家には逆らえないから、どうしてもプーチンを前にすれば“敵対的な態度”を取ることになる。保守派キャスターのショーン・ハニティー(Sean Hannity)やローラ・イングラム(Laura Ingraham)でも同じだ。上層部からの指令や禁止が言い渡され、不本意な質問しか口にすることはできない。おそらく、ハニティーやイングラムが特派員になっても、カールソンのようなインタビューにはならないし、不満を募らせるアメリカ人を満足させるような対談にもならないはずだ。

Sean HannityLaura Ingraham 111Rupert Murdoch 3234Victoria Nuland 1
( 左: ショーン・ハニティー / ローラ・イングラム / FOX所有者のルパート・マードック / 右 : 国務省のヴィクトリア・ヌーランド )

  プーチン大統領に対するンイタビュー番組には、様々な賛否両論があると思うが、岸田文雄へのインタビューよりマシだろう。まともな日本国民は岸田総理に対し、何も期待しないし、何を喋るのかさえ関心がない。「あの人は何がしたくて総理になったの?」というのが、一般国民の意見だ。日本の命運を左右する岸田総理がすることといったら、ウクライナへの巨額贈与とワクチン接種の更なる推進、新たな増税の準備、移民の本格的な輸入であるから、意気銷沈の国民は開いた口が塞がらない。

  新聞やテレビは「次の総理大臣は誰になるのか?」を話題にするが、候補者の顔ぶれを見た一般人はウンザリする。ゾッとするけど、唯一ヤル気満々で意欲的なのは小池百合子だ。この女帝なら、躊躇なくモスクワに飛んでプーチンと会談するんじゃないか? 元“美人キャスター”を自称する小池百合子ならやりかねない。「単独インタビューなら私に任せて!」と言いそうだ。もし、側近の誰かが「電撃訪問」を提案すれば、「あら、名案ね!」と喜ぶかも。“目立つ”ことが選挙の秘訣だからねぇ〜。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68956509.html

18. 中川隆[-11619] koaQ7Jey 2024年2月12日 11:28:54 : EZ1Kcv5cQk : TTJaaXFRS29EeHc=[14] 報告
<△24行くらい>
プーチン大統領 タッカー・カールソン インタビュー - 検索 動画
https://www.bing.com/videos/search?q=%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%B3%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%20%20%E3%82%BF%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%B3%20%20%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC&qs=n&form=QBVR&=%25e%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E5%B1%A5%E6%AD%B4%E3%81%AE%E7%AE%A1%E7%90%86%25E&sp=-1&lq=0&pq=%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%B3%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%20%20%E3%82%BF%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%B3%20%20%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC&sc=0-27&sk=&cvid=C10A9FEE0FFF4F608CC824A06B9E177B&ghsh=0&ghacc=0&ghpl=
19. 中川隆[-11451] koaQ7Jey 2024年2月28日 11:58:25 : gzV41Zk8zs : d01sMGl1RkNGcGM=[10] 報告
<■60行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
2024.02.28XML
ナチスに協力していたウクライナの民族主義者は大戦後、米英情報機関が育成
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202402280001/

 ウクライナの現体制はアメリカやイギリスの支配層を後ろ盾にしているが、体制を維持する仕組みを支えているのはステパン・バンデラを信奉するネオ・ナチにほかならない。ウクライナに限らず、第2次世界大戦後にネオ・ナチを保護、育成してきたのはアメリカやイギリスの情報機関だ。

 バンデラは第2次世界大戦の前に組織されたOUN(ウクライナ民族主義者機構)の幹部だった人物。当初、この組織を率いていたのはイェブヘーン・コノバーレツィだが、1938年5月に暗殺された後、内部対立が激しくなる。

 1941年3月にその対立は頂点に達し、アンドレイ・メルニクを中心とするグループ(OUN-M)とバンデラを中心とするグループ(OUN-B)に割れた。ドイツはOUN-Bに資金を提供、バンデラの側近だったミコラ・レベジはクラクフにあったゲシュタポ(国家秘密警察)の訓練学校へ入っている。この年の6月、ドイツはソ連へ軍事侵攻を開始した。バルバロッサ作戦だ。その一方、イギリスの情報機関MI6のフィンランド支局長だったハリー・カーはバンデラ派を雇っている。

 ウクライナのリビウを制圧したドイツ軍はOUNのような排他的なナショナリストとユダヤ人を虐殺しはじめ、6月30日から7月2日にかけて犠牲になった人の数は4000名から8000名だと推測されている。ウクライナ西部全体に拡大すると、7月に殺されたユダヤ人の数は3万8000名から3万9000名に達するという。(Grzegorz Rossolinski-Liebe, “Stepan Bandera,” ibidem-Verlag, 2014)

 レベジと同じようにバンデラの側近だったヤロスラフ・ステツコは仲間とウクライナの独立を宣言、ナチスの親衛隊は7月からOUN-Bのメンバーを次々に逮捕していくのだが、活動が止まったわけではない。8月にレベジたちはOUN-Mの幹部ふたりを射殺している。9月になるとゲシュタポがウクライナのナショナリストを摘発し始め、その年の12月にOUN-Bは1500名のメンバーが逮捕されたと発表している。(Grzegorz Rossolinski-Liebe, “Stepan Bandera,” ibidem-Verlag, 2014)

 1943年1月にドイツ軍はスターリングラードで降伏、ドイツの敗北は決定的になった。その年の春にOUN-BはUPA(ウクライナ反乱軍)として活動し始め、その年の11月には「反ボルシェビキ戦線」を設立。OUNやUPAの幹部のうち半数近くがウクライナの地方警察やナチスの親衛隊、あるいはドイツを後ろ盾とする機関に雇われていたと考えられている。(前掲書)

 UPAはユダヤ人やポーランド人を虐殺しているが、その際、妊婦の腹を引き裂いて胎児や内蔵を取り出すようなこともしている。脅しのために灌木に引っかけるといったことをしたという。1943年から45年の間にOUN-BとUPAが殺したポーランド人は7万人から10万人と言われている(前掲書)

 1945年5月にドイツが降伏した後、OUN-Bの少なからぬメンバーはオーストリアのインスブルックへ逃げ込み、夏になるとバンデラたちはドイツの情報法機関を統轄することになるラインハルト・ゲーレンの機関に匿われていく。

 ゲーレンはドイツ陸軍参謀本部第12課(情報部門)の課長を務めていた軍人で、ドイツの敗北が決定的になっていた1944年にOSSのフランク・ウィズナーを介してアレン・ダレスのグループと接触、ソ連に関する情報を持っていたゲーレンにダレスは興味を持った。そのゲーレンに雇われたバンデラがCIAの指揮下に入るのは必然だ。

 OUN-Bが組織した反ボルシェビキ戦線は1946年4月にABN(反ボルシェビキ国家連合)へと発展、APACL(アジア人民反共連盟、後にアジア太平洋反共連盟に改名)とともにWACL(世界反共連盟。1991年にWLFD/世界自由民主主義連盟へ名称変更)の母体になった。WACLはCIAが秘密工作を行う際の道具として機能している。WACL/WLFDの役割は小さくなったが、ウクライナで実権を握っているネオ・ナチは対ロシア戦争の最前線にいる。
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