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(回答先: ゼレンスキー政権によるロシア語系住民に対する弾圧 投稿者 中川隆 日時 2022 年 4 月 19 日 07:57:56)
ウクライナの親衛隊はネオ・ナチ
2022.06.01XML
ナチスのシンボルを使わなくても歴史を見ればウクライナの親衛隊はネオ・ナチ
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202206010000/
イギリスのタイムズ紙は5月30日付け紙面で、ウクライナ内務省の親衛隊に属す「アゾフ大隊(アゾフ特殊作戦分遣隊)」が記章からネオ・ナチのシンボルを除くと伝えた。その記章「ロシアのプロパガンダ」を永続させるからだというが、アゾフ大隊がネオ・ナチだということは、その歴史を調べれば動かし難い事実だ。アメリカでは白人至上主義者に関する裁判でFBIの特別捜査官が2018年10月に提出した宣誓供述書で、アゾフ大隊はネオ・ナチ思想と結びつき、ナチのシンボル主義を使っていると認めている。
アゾフ大隊は2014年3月13日、「右派セクター」を基盤にして組織されている。2014年2月22日にクーデターでビクトル・ヤヌコビッチ大統領が排除されたが、そのクーデターの主力はネオ・ナチであり、その中心は右派セクターだった。
その右派セクターは2013年11月、「三叉戟」と呼ばれていた団体を元にし、ドミトロ・ヤロシュとアンドリー・ビレツキーらによって組織された。東部地方と南部地方、つまりロシア語を話す住民が多い地域を支持基盤にしていたヤヌコビッチ政権を倒すことを想定、クーデターの主力になったわけだ。クーデターを成功させた後、2014年5月2日にオデッサで反クーデター派の市民を虐殺している。
ネオ・ナチの中心人物のひとりであるヤロシュをウォロディミル・ゼレンスキー大統領は昨年11月2日、バレリー・ザルジニー軍最高司令官の顧問に据えた。事実上、ウクライナ軍はネオ・ナチの指揮下に入ったと言えるだろう。
ヤロシュは1971年生まれで、89年にネオ・ナチと見られるグループで活動を開始、94年に三叉戟を創設、指導者になる。ウクライナの治安機関SBU(ウクライナ保安庁)の長官を2006年から10年までと14年から15年まで務めたバレンティン・ナリバイチェンコにも若い頃からつながっていた。ナリバイチェンコはクーデターの前からCIAに協力していた人物と言われている。
ヤロシュはドロボビチ教育大学でワシル・イワニシン教授の学生だったが、この教授はKUN(ウクライナ・ナショナリスト会議)の指導者グループに属していた。
KUNはステパン・バンデラ派のOUN-B人脈によって組織されたが、ウクライナのネオ・ナチはOUN-Bの流れをくむ。バンデラは1920年代からOUNの幹部だが、この組織は41年3月に分裂、バンデラを中心に集まったグループはOUN-Bと呼ばれるようになった。
このOUN-Bをイギリスの情報機関MI6のフィンランド支局長だったハリー・カーは雇うが、その一方、バンデラの側近だったミコラ・レベドはクラクフにあったゲシュタポ(国家秘密警察)の訓練学校へ入る。第2次世界大戦後、バンデラはMI6に守られ、レベドはCIAのアレン・ダレスに保護された。
イワニシンが2007年に死亡するとヤロシュが後継者になる。このタイミングでヤロシュはNATOの秘密部隊ネットワークに参加したと言われている。その年の5月にウクライナのテルノポリで開かれた欧州のネオ・ナチや中東の反ロシア・ジハード主義者を統合するための会議で議長を務めた。その当時アメリカのNATO大使を務めていた人物がクーデターを指揮することになるビクトリア・ヌランドだ。
クーデター後の2014年3月、ヤロシュは声明を発表、その中でチェチェンやシリアでロシアと戦ったサラフィ主義者(ワッハーブ派、タクフィール主義者)などイスラム系の武装集団への支援を表明した。ネオ・ナチもイスラム系武装集団もCIAは傭兵として使っている。つまり雇い主は同じだ。
2014年2月22日のクーデター後、ヤヌコビッチを支持していた東部地方や南部地方の住民はクーデター政権を認めず、住民投票でロシアとの統合(クリミア)、自治(ドネツク)、独立(ルガンスク)を決める。重要な軍港があるクリミアの要求をロシアは受け入れたが、ドネツクやルガンスク、つまりドンバスをロシアは表立って支援しなかった。そこから内戦が始まるのである。
クーデターの直後、バラク・オバマ政権はキエフに誕生した新政権を支えるため、CIAやFBIの専門家数十名を顧問として送り込んだ。そのほか傭兵会社「アカデミ(旧社名はブラックウォーター)」の戦闘員約400名もウクライナ東部の作戦に参加したと伝えられていた。また2015年からCIAはウクライナ軍の特殊部隊をアメリカの南部で訓練し始めたともいう。
その一方、ウクライナにアメリカの国防総省は兵器クラスの危険な病原体を扱う研究施設を建設していく。言い換えれると、生物兵器の研究開発を行なっていたのだ。
ロシア軍の核生物化学防護部隊を率いているイゴール・キリロフ中将は3月7日、ウクライナの研究施設で回収した文書から同国にはアメリカのDTRA(国防脅威削減局)にコントロールされた研究施設が30カ所あると発表している。
ロシア国防省によると、ウクライナの研究施設で鳥、コウモリ、爬虫類の病原体を扱う予定があり、ロシアやウクライナを含む地域を移動する鳥を利用して病原体を広める研究もしていたという。
アメリカの上院外交委員会では3月8日、アメリカの上院外交委員会でビクトリア・ヌランド国務次官はウクライナの施設で研究されている生物化学兵器について語っている。マルコ・ルビオ上院議員の質問を受け、兵器クラスの危険な病原体がロシア軍に押収されるかもしれないと語ったのだ。つまり、ウクライナの研究施設で生物化学兵器の研究開発が行われていたことを否定しなかった。
その後ロシア国防省が発表したスライドによると、アメリカの民主党が病原体研究の思想的な支柱だと指摘、その思想を実体化させる役割を負っているのが国防総省やCDC(疾病予防管理センター)を含む政府機関だという。
資金はアメリカの予算からも出ているが、ビル・アンド・メリンダ・ゲーツ財団、クリントン財団、ハンター・バイデンのロズモント・セネカ・パートナーズ、ジョージ・ソロスのオープン・ソサエティ財団、ロックフェラー財団、エコヘルス同盟などもスポンサーだ。
そのほか、生物兵器の研究開発システムにはアメリカ大使館、国防総省の契約企業であるメタバイオタ、ブラック・アンド・ビーチ、スカイマウント・メディカル、そしてCH2Mヒルなど、またファイザー、モデルナ、メルク、ギリアドを含む医薬品会社が組み込まれ、ドイツやポーランドも関係している。
ところで、2013年11月から14年2月にかけてのクーデターを指揮していたのは国防次官補だったビクトリア・ヌランドだが、ジョン・マケイン上院議員も体制転覆を扇動するためにウクライナへ入っていた。
CIAがウクライナ軍の特殊部隊をアメリカで訓練し始めた翌年、マケインはリンゼイ・グラハム上院議員とウクライナを訪問したが、その際、ペトロ・ポロシェンコ大統領や兵士に前にして、ロシアとの戦争を煽っている。ウクライナを勝利させるため、あらゆる支援をアメリカ政府に実行させ、ロシアに「重い代償」を支払わせるというのだ。その演説の様子を撮影した映像が公表された。
ジョー・バイデン大統領の軍事顧問で、2013年5月から16年5月までSACEUR(NATO欧州連合軍最高司令官)を務めたフィリップ・ブリードラブ大将はネオコン/シオニストと強く結びついていることでも知られている。このブリードラブは核戦争への恐怖がプーチンに対する適切な対応を西側はとれないのだと主張している。
この発言が明らかにされたのは今年4月7日のこと。ブリードラブはこの時点でウクライナ軍の敗北は決定的だと考えていたのだろう。現在、ゼレンスキー大統領は「あらゆる支援」をアメリカに求めているが、2014年以降、ウクライナ政府は核兵器に興味を示している。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202206010000/
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