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(回答先: 表現の不自由展・その後 (表現の不自由展・その後実行委員会)(アルバイト先の香港式中華料理屋の社長から「オレ、中国のもの食… 投稿者 こーるてん 日時 2019 年 11 月 01 日 15:44:14)
https://censorship.social/artists/okamoto-mitsuhiro/
http://img.asyura2.com/x0/d9/24909.jpg
岡本光博
OKAMOTO Mitsuhiro
落米のおそれあり
シャッターにウレタン塗料 2017
“Warning: Falling the United States”, shutter, urethane, 2017
1968年京都府生まれ。京都府拠点。
いまある世の秩序をかき乱し、常識に潜む罠を明らかにする。社会へのストレートな批判や分析でなく、ユーモアの力で岡本光博は社会のありように疑問の一石を投じる。社会制度は常に私たちが「これは正当である」という共通認識、いわば合意に支えられている。しかし、これは権力や情報メディアによってしばしば都合のいいように左右される。このイメージ操作の力を逆手に取るのが彼の手法だ。
彼には《バッタもん》など、商品価値の高さという共通認識に支えられたブランドをしゃれのめし風刺する作品もある。この《落米のおそれあり》は人々が「触れるのをやめよう」と合意し、目をつぶる社会的現実を絵解きで示す。
作品名は交通標識の「落石のおそれあり」をもじったもの。70年以上の歴史を経て沖縄の米軍基地は日常化している。だが落石と異なり、米軍機の墜落は人為的事故だ。自然現象とあえて対比させ、シャッターに描かれたグラフィティという公共メッセージとして事故の意味を問いかける。
本作は2017年の沖縄県うるま市の地域美術展、イチハナリアートプロジェクトに出品されたが、自治会長が「展覧会に相応しくない」と言い、市の判断で封印された。その後の新聞報道と地元の作家たちの抗議によって、最終日に一日だけ場所を移し再公開された。本作はその際にシャッターごと切り取られたものだ。(アライ=ヒロユキ)
To stir up the existing orders in the society, and to uncover the traps hidden in common sense. Without any straightforward criticism or analysis, OKAMOTO raises questions towards the way of being in the society with the power of humor.
The social system is supported by common beliefs, or in other words, an agreement by the citizens who acknowledge that “ this is legitimate.” However, this is often easily controlled by authorities and media in the way they want to. OKAMOTO’s approach is to play this image management power against them.
One of OKAMOTO’s representative series is titled BATTA mon, which sarcastically satirizes luxury brands supported by the common belief that they have high values. This work, titled Warning: Falling the United States, presents a pictorial diagram of the current social reality of continuous blindness and agreement of “not touching.”
The title of this work is a pun of the road sign “falling rock.” With a history of more than seven decades, the US military bases in Okinawa has become an everyday affair. However, a crashing of the US air-force is different from a falling rock, and is a man-caused accident. By making a comparison with a natural phenomenon and by presenting the work as a graffiti drew on a shutter, the work questions what the accident means as a public message.
This work was selected as part of the Ichinari art project in 2017, which is a regional art exhibition in Uruma, Okinawa. The leader of the community association commented however that “the work is inappropriate for the exhibition,” and could not be exhibited. Later on, as a response to newspaper reportages and protests by the local artists, the work was returned on view for only the final day of the exhibition at a different location. This work currently on exhibit is the piece that was cut off from the storefront shutter on that occasion. (ARAI Hiroyuki)
主な発表作品
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