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(回答先: Re: 訴訟より先にまず労働組合の結成が先決かと>違うと思います。 投稿者 考察者K 日時 2008 年 2 月 21 日 19:26:27)
考察者Kさん。どうもです。
Kさんの言わんとしていることはおおむね同意します。
ただ、私が問題にしているのは組合がなく、一方的に雇用者の意のままに働かされている労働者がどうしたら法律で認められている権利を獲得できるかに焦点を当てています。
「組合への依存体質」ではなく、労働組合を雇用者側に対する武器として使うということです。
現在は「連合」という労使協調路線をとる、労働組合のほとんどを傘下に収める団体がありますが、連合配下の組合はダメです。労働者の為よりも経団連、経済同友会などと協調して行こうという路線ですから。
私が言う労働組合とは、本来の労働者の権利獲得を目指す戦闘的な組合を指しています。そのような組合は増加しています。
>すなわち、その企業に組合などなくても「労働者の声を上げやすい社会環境」こそが大切だろうと思うのです。
この点に関しては、戦闘的な組合を結成する方が現実的な選択だと思います。
>下手に組合など作ってしまうと「組合そのものが企業の存続優先の方向に走り、組合が個人の声を抹殺する」と言う事にもなりかねないでしょう。
労使協調路線をとる組合が圧倒的に多い現状ではそういう組合が大多数を占めていると思います。組合の幹部を務めた後は管理職のポストが約束されていたりします。まさに労使の「癒着」です。
そうではなくて、自分たちの身分の保障を求めてせっぱ詰まって組合を結成することは労働者の団結権の行使であり、雇用者側は法律上団交を拒否できません。労働組合を作って始めて対等な立場で交渉が可能となるのです。
親企業のない中小企業でそのような戦闘的な組合が増えていることは喜ばしいことと思います。