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(回答先: Re: Re:違うでしょ 投稿者 そのまんま西 日時 2008 年 5 月 07 日 00:26:26)
そのまんま西さん
こちらこそ、どうぞ宜しく。
そうか、貴方は引用しただけだったんですね。 「感想」となってるから、貴方のものと早トチリして仕舞いました。 失礼
でも、初っ端からナンですけど、基本的な所でズレておりますよ。
>周恩来首相は、蒋介石氏が軍事的に「一つの中国の原則」を認めているという観点か
>ら、同氏を「評価する」としているものと考えられます
これは全然違います。 権力の<正統性>レジティマシィなり<大義名分>ということ
を解っていれば上記の解釈は100%成り立たない。
何故共産党員でもない孫文の奥さんが国家副主席となり、その妹が蒋介石氏の妻なのか?
「国父」孫文の衣鉢を継ぎ、民族を統一し、主権を回復する(列強によって失ったものを取り戻す)という大義名分は共有しているのであり、後は「我々こそ」という正統と異端の問題でしかない。 「二つの中国」とか「別々の国を創る」という発想が出て来る余地が無いのです。 反対に、「一つの中国」を否定した時点で蒋介石氏は権力の座を降りなければならないーそれがレジティマシィに背馳するからです。 鉄砲で政権は生まれるかも知れませんが、それを保障するのはレジティマシィなのです。
勿論、かかるレジティマシィなり大義名分が広く中国人に共有されてるからこそ「香港返還」がスムーズにいった訳ですし、今回の「チベット問題」への理解もこの視点を抜きに考えることは出来ないのです。
外国の軍隊にメチャクチャにされたのが中国の近代史だったのだから、「外国の軍隊を駐留させない」のが「評価」の中心になるのは当然といえば当然、そこに「誤解」の入る余地は在りません。 また、角栄氏が僕の言ったように理解したからこそ、その後の「資源自立外交」が出て来る訳です。 即ち日本の国家的自立の為に不可欠の「エネルギー問題」の解決と近隣諸国との善隣友好関係の形成による「日米安保」の有名無実化(米軍の存在理由の消滅)。
同時に又、田中外交をそのように読み切ったからこそ、アメリカとその手先どもによる、善隣関係の破壊と角栄氏追い落としを狙った様々な謀略が仕掛けられたのです。
「金大中氏拉致」(この動きは、後に日本人拉致に繋がる)、「東南アジア歴訪」の際の、タイやインドネシア等での、米情報機関による大規模な「反日暴動」の発生。
ーこの延長に「ロッキード事件」があるのです。