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(回答先: Re: Re:ありがとうございます。 投稿者 そのまんま西 日時 2008 年 5 月 07 日 23:55:16)
自らに即して考えてみればいいのです。
>ここでの「中国人」という「定義」としては、いわゆる「漢民族」のことを指すのでし>ょうか?それとも「中華人民共和国の国籍>を有する者(多くの華僑を含む)」という
>ことになるのでしょうか?
「中国人」を「日本人」に「漢民族」を「大和民族」に、そうして「「中華人民共和国の国籍>を有する者(多くの華僑を含む)」を「日本国の国籍を有する者」に置き換えてみればいい。
本来はね、ここで”ハイ、終わり”としたいところです。 後は、噛み砕いて、解り易く言うだけだから。
以下はそれでも分からない人の為ー
日本人=大和民族は違いますよね。 アイヌ、琉球は元より、韓国・朝鮮人、中国系等、日本国籍となればもっと、でしょうから。
だから、次のような揶揄も簡単に言い返せられるはず。
>中国の民族主義とは主に漢民族にとってのものであったようである。
↓
日本の民族主義とは主に大和民族にとってのものであったようである。
そして、これは全ての「民族主義」に適用可能でしょう。
では民族が最終単位なのか?
>中国の民主化運動家ですら、民族自決には無理解である。
当たり前でしょう。 多民族共生の社会であれば、原理的に、「民族自決」とは相容れない。
しかもその「民族」とは、では何か?
貴方は、「大和民族」とは何か?と言われたら定義出来ますか?
「漢民族」でも「大和民族」でも、極めて曖昧な形でしか定義出来ず、しかも結局、これはラッキョウの皮むきに終わるー<民族>とは<想像の共同体>(B.アンダーソン)だからです。
小生は、グローバリズムに隣接する、かかるアンダーソン流の見方には与しませんが、<民族>を実体論的に捉えようとすると、結局、こんな益体も無い結論になるしかない。
何故こんな事を言うかというと、「チベット問題」について、殆どの者が(左右問わず!)、こんな、言うならば、基本的な事を踏まえずにカタっているんですね。
だから、「チベット問題」について、中国を批判している者は自ら天に唾する者、なんです。
では、どのようにこの問題を考えればいいのか?というのは別途書きます。