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(回答先: Re: Re:ありがとうございます。 投稿者 そのまんま西 日時 2008 年 5 月 07 日 23:55:16)
>アメリカとしては今回はどのようなスタンスで対応しようとしているのでしょうか?
欧州勢力に比べたら、アメリカ、特にブッシュ政権がやや控え目なのは理由が在ります。
アジアをどう取り込むか、についてグローバリスト=米英中心主義者と距離が有る事、そうしてこの問題を追及すると、下手すると、ブーメランのように自分に返ってくることになるからです。
”インディアン”=先住民をチベット人に置き換えてみればその意味は直ぐ解るでしょう。
中国が「チベット開発」を”大西部開発”とアメリカの”大西部開拓”を明らかに意識して命名しているのもアメリカへの牽制と小生には見えます。
他方、グローバリスト=米英中心主義者がこの問題に積極的なのも幾つかの理由が在りますが、我々が抑えておくべきは、この問題の本質は「捕鯨問題」と同一であるということです。
チベット人をクジラに置き換えれば、チベット人を大量虐殺する中国人のイメージはそのままクジラを大量殺戮する日本人のイメージに繋がります。
そうして、先頭に立ってファナティックに追求する「国境無き記者団」は「シー.シェパード」に、「アムネスティ」は「グリーンピース」に比定できるでしょう。
<環境>と<人権>、西欧イデオロギーの欺瞞とその裏にある際立つ政治。
ブッシュ=帝国主義がやるのが<国家>の強化だとしたら、クリントン=グローバリストがやるのは<文化>の強化なのです。
何故牛とか豚は大量殺戮しても平気なのか?というとそれは西欧(牧畜)文化だからです。
<人権>についても、その<人間>が<男>しか意味しないというのはフェミニストの言い分ですが、更に言えば、それは<西欧の男>就中WSPなのです。
ハンチントンが「アメリカ人とはWSPである」と言ってるように、ね。
即ち、グローバリズムとは西欧の自らの文化=行動・価値規範、ルール、スタイル等々によるその他(の文化)の平定(他から見たら西欧への屈従)を意味するのです。