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(回答先: 最年少市長誕生!とヨイショされる自公民結託の倉田氏23217票!「市民派」敗北16316票、共産10283票 投稿者 ヒゲ-戸田 日時 2008 年 8 月 28 日 19:30:22)
(投票日の8/24(日)夜の10時頃から書き始めたものの再録)
箕面市長選・市議選の投票の当落結果が今夜11時か12時頃には判明するだろう。
結果が分かってから後出しじゃんけんみたいに言うのは好きじゃないから、今から言っておくと、戸田はこの
市長選、現職の藤沢さん、いわゆる「市民派」市長は、自公民結託候補に勝てないだろうと当初から思ってきた。
戸田の予測がはずれて、藤沢勝利になるのなら、戸田が箕面市民の「市民力」や藤沢市長への信頼の強さを見
くびっていた、という事であり、自分の眼鏡違いを恥じなければならないけれども、さてどうなるだろうか?
開票結果は、箕面市選管HP http://www2.city.minoh.osaka.jp/SENKAN/home.html
でもうそろそろ順次公表されていくが、戸田が藤沢敗北を予測した理由を簡単に述べておく。
1:藤沢さんは、箕面市の「無所属市民派議員」の先駆者であり、市民派議員仲間を増やし、ついに市長にまで
上り詰めた功績者である。この点は戸田も深く敬意を払う。
2:しかし、04年市長当選以来、自公民結託の議会多数派の横暴によってことごとく妨害を受け続け、公約の多
くを実現出来ず、また府と国の進める巨大開発政治にかなり追随してしまった。
このことで少なからぬ環境派の市民達や一部議員から不信を買い、共産党からも攻撃を受けることになった。
3:しかし、旧与党勢力が議会多数を占めて敵対してくる事は当たり前の事であり、戸田から言わせれば、問題
は市民パワーと市長パワーの合作で旧与党勢力に攻勢をかけて、これを分断し弱体化させるという、当然の戦
略戦術・知略を藤沢市長が持たないで無策に任期4年を過ごしてしまった事である。
どこでも問題になる「市民派・革新市長の少数与党体制で議会多数派の旧与党勢力をどう制御するか」につ
いて、当選2年目ころに何かの機会で藤沢市長と意見交換したが、藤沢市長の観点は、いわば「自分は正しい
事を言い、正しい政策をしているのだから、相手はやがては同意せざるをえなくなる」というような楽観的な
もので、戸田は「こりゃアカンわ。こんなんじゃ勝てっこない。」と思った。
4:今回、藤沢市長が敗北したら、藤沢氏と取り巻きはきっと「自公民結託の組織力に負けた」と「敗因分析」
するだろうが、戸田から言わせれば、それは現象であって本質ではない。
そもそも04年市長選では自公民結託体制の一部が綻んで、当時の現職梶田市長に離反して与党議員5期の内
海氏が出馬、それに藤沢氏と共産党の4者争いだった。
当 16565 藤沢純一(無新、56歳、初当選)
15596 梶田 功(無現、自・民・公推薦、64歳)
10027 内海辰郷(無新、57歳)
5834 村上弘充(共新、58歳)
藤沢勝利は梶田体制分裂の好機に恵まれてのもので、自公民はその敗北を教訓にして一丸体制で市長奪還で
向かってくるのだから、藤沢陣営は前回の1.5倍パワーを身につけていなければ勝てない事は最初から明白な
事だった。
そのために必要な事は、箕面での民主党・連合勢力の少なくとも一部を自公と切り離す事であり、何よりも
市民パワーを増大させる事だった。
しかし藤沢市長はそういう事は何も出来なかった。自公民勢力を打破・弱体化できなかったし、市民パワー
を増大させるどころか期待した市民をゲンナリさせる事が多かった。
5:しかも、07年夏の参院選与野党逆転、年金、ガソリン、格差、後期高齢者医療等々、自公政権への国民的怒
りが拡大し、「衆院でも与野党逆転で自公政権打倒を!」という世論がかつてない程盛り上がっているにも拘わ
らず、藤沢市長はそれを活用する姿勢も、自公政権への市民の怒りを代弁する姿勢もなく、従って箕面市での
異様な自公民結託体制を崩す事にも無能だった。
6:高齢者とその家族に塗炭の苦しみをもたらしている後期高齢者医療制度については、「国が決めた事だから逆
らえない・仕方ない」という驚くべき冷淡・服従姿勢を取り、市長としてなし得るはずの何の抗議も抵抗もし
なかった事も批判しておかなければならない。
たとえ1市長でも抵抗して入れば、少なくとも「議員たった20人」の全国最低の後期高齢者医療広域連合は
絶対に出来ていない。
この点では東大阪の共産党長尾市長(07年秋落選)落選も全く同罪だ。
藤沢市長は選挙が近づいてからようやく後期高齢者医療制度批判を口にするようになったらしいが、カラー
刷りのビラには、驚くべき事に、「後期高齢者医療制度」という言葉自体が全く載っていないのだ!
重大な問題とは全然考えていないから、としか思えない。
7:藤沢市長のカラー刷りのビラには、「自公政権」という言葉も「橋下府政」という言葉も全く載っていない。
(自公批判や橋下批判ももちろん皆無!)
これつまり、今自治体の財政やその住民を苦しめている元凶と、それとの闘いの必要性について全く市民に
説明しないということであり、ちゃんとした「説明責任」を果たしているとは思えない。
箕面市は「自公政権」や「橋下府政」と関わりなく発展できる別天地・小宇宙だとでも言うのだろうか?
8:多くの「市民派」や左派は、そして戸田も、「藤沢市長には沢山の不満があるが、それでも自公民結託・巨大
開発推進の国家官僚を市長にしてしまうのは、非常に大きなマイナスだ。」という立場を取ってきた。取らざる
を得なかった。
戸田はもう少し辛辣に、『「橋下徹を知事にさせないために民主党の熊谷を推した」のに近い精神で、藤沢市
長の再選を願うものである。』と書いた。↓↓
http://www.hige-toda.com/____1/tasi_senkyo/tomokonakanishi_in_mino/tomokonakanishi-index.htm
しかしこの立場は、1期めも、仮に藤沢再選が出来た場合でも、藤沢さんの「変質」に対して歯止めをかけ
る具体的な制動力を持っていない、という弱点がある。
自公民結託市長誕生で環境破壊されたら取り返しがつかないが、かといって藤沢市長のままでいいのか、と
いうのが藤沢支援の「市民派」や左派にとって悩まし所だった。
戸田としては、藤沢市長は「自公民勢力よりはマシ」という以上のものでなく、「ちょっとリベラルな行政テク
ノクラート」でしかなく、「ホントの市民政治」実現にとっては阻害物に転化してしまったという感が日に日に
深くなってきた。
とりあえず、この文章はこれでいったん終わって、市長選の結果を見ることにする。
今11:50 おそらく当落がはっきりしているはずである。戸田の「悪い予測」が当たってしまったかどうか・・・・。
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照:戸田HP http://www.hige-toda.com/
その中の特集:8/24箕面市議選・市長選 自公政治と断固戦う中西とも子さんが6位再選!
現職「市民派」藤沢市長の再選ならず! 動画や写真もアップ! 08/08/25 up
http://www.hige-toda.com/____1/tasi_senkyo/tomokonakanishi_in_mino/tomokonakanishi-index.htm