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(回答先: 何時でも仕事を辞められる権利の確立が必要である。 投稿者 考察者K 日時 2007 年 1 月 24 日 19:56:51)
Kさん(読んでくださるかどうかわかりませんが)、
>「企業が、急に辞められては困る」だろうと言う「自分より企業を優先するかのような常識的思考が働き、そのジレンマの中で自殺と言う手段に走るのだろう」
それが「常識」であるということがおかしいという発想になってほしいと思います。
社会とか秩序というものを自分よりも優先してしまうというその思考に問題があるということ、Kさんもわかっているということですよね?
「自分より企業を優先する」という思考を常識と思うことがおかしい。
それを常識にしてしまう社会がおかしい。
そう思いませんか?
>では「何時でも仕事を辞められる権利の確立」はどのようにしたら可能か?
上の変な「常識」はおかしいとみんなが考えるようになればよいのでは?
>定員に常に余裕があり、仮に誰から急な休みになっても立ち往生しない状況を恒常的に確保していれば良いのである。
正社員を増加させ、かつ、賃金を今の水準以上に保つのならいいですが、企業はそうしますかね?
>これが実現すれば「過労死」も減少するし「失業率」も低下するはずである。
>「過労自殺する環境そのものが改善して」
過労という状況はなぜ起きているか?
企業が社員を酷使しているからでしょう。
企業は社員を増加させようと考えない。増加させるのは、首が切りやすくて給料も安くて済む非正規雇用。
「定員に常に余裕があり、仮に誰から急な休みになっても立ち往生しない状況を恒常的に確保」というKさんの案はどちらかというと、過労対策ですね。
企業に今のやり方の180度転換を迫るということですね。
>なおかつ「仮に自殺に至るような精神状況まで追い詰められても、今辞められるという事が選択手に加わる分、自殺は減る」だろう。
自分より企業という考え方の中ではそれは成り立つかもしれませんが、「今辞めたら自分はどうなるか」ということを考えると、やはり簡単には辞められないでしょう。
しかも、「定員に常に余裕があり、仮に誰から急な休みになっても立ち往生しない状況を恒常的に確保」という状況だと、企業は新たに人を雇用することはしないでしょう。
つまり、辞めたが最後、再就職先はないということになってしまいます。
なので、残念ですが今回のKさんの案はボツですかね。
過労自殺する精神状況をなくすためにはやはり人々の
>「企業が、急に辞められては困る」だろうと言う「自分より企業を優先するかのような常識的思考
という、非常識な思考を根絶するのがよいでしょう。
そしてもちろん、社員が過労になるような労働条件の改善のために、企業に、株主よりも社員を優先しろ、ということで、利潤アップよりも賃金の上昇をするよう要求していく必要があるでしょう。
これのためには、株価資本主義からの脱却も必要になるでしょうね。