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国民を守る軍隊は存在するのか？
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投稿者 竹中半兵衛 日時 2006 年 11 月 30 日 05:32:55: 0iYhrg5rK5QpI
　

(回答先: 現実が暗黒社会だすが、そればどう変革すんだべすか。 投稿者 竹中半兵衛 日時 2006 年 11 月 30 日 03:09:42)

＞Ｋは「現在の自公が目指している。競争社会・弱者切捨て社会は変えなければいけない」と思っています。

Ｋさんが社会についての考察を開始してくださったことに感謝申し上げます。この点はおらも評価させてもらいます。

おらもこの点については、共同課題とすて真剣に考えねばなんねと思ってます。
ま、権力者の存在すねがった縄文時代の話さなると、縄文ビトさんのご登場を待ったほうがおらが語るよりもさらに具体的で詳細でありましょう。生産手段の生産は、縄文時代においては自然に働きかけることによって（最晩期を除けば基本的には狩猟・漁労・採集社会であった）、生産手段（つまり生活手段＝衣食住）の確保が余剰生産物を産まない、それゆえ保存の意識があまりないので、自然からの獲得物が社会で平に分配されていた自給自足的社会が存在していた、とおらは理解すてます。この社会は共同体だすが、権力者が存在しないといわれる。人間社会はこういう本来的人間の平等社会があったわけで、この社会を夢想することがアナクロでもなければ非現実的だとも思いません。なぜならルソーでも「自然へ帰れ」と叫んだす。人間本来の姿ば取り戻すことが、現在的にどう追求されねばなんねんだか、改良主義的思考ではいわゆる「よりまし」思考で、結果とすては「より悪い」方向さ行ってすまったような気がすます。ま、こういうこつば前提とすておらは肩肘張らずに論議するつもりですだ。お互いいろいろ出し合いましょう。

次に、話が縄文時代から現実へ飛びます。

＞ですから、国民を守る自衛隊ならば「セーフ」ですが、国家を守る自衛隊は「アウト」だとＫは思っています。

政府支配階級＝ブルジョワジーが憲法を踏みにじり軍国への道をひた走り、安保条約の拡大解釈で他国へ軍隊を派遣している事実、そして安保条約の飛躍的な強化（侵略に対して共同作戦行動をとる、つまり侵略も防衛の名のもとに行うという確認済み）のもと、現実に戦争のできる国としてスタートするために憲法を改訂しようとしている、このような動きを、Ｋさんは憲法違反として糾弾しているとおらは理解すますた。

しかし、自衛隊の存在、つまり軍備自体も放棄するとしているのが憲法9条です。Ｋさんは

＞ですから、国民を守る自衛隊ならば「セーフ」ですが、国家を守る自衛隊は「アウト」だとＫは思っています。

ということですが、最低限の自衛権のようなものを想定されているんではねえでしょうか？これも、自衛隊発足前の朝鮮戦争当時は軍隊とも自衛隊ともなづけることができねえで、苦肉の呼称が「警察予備隊」だったｎだすがや。それが、今じゃ、この「軍隊」とすて成長すた「自衛隊」を統括するのが「防衛庁」から「防衛省」さ昇格だ。「省」だよ、「省」。むがすに戻れば「海軍省」「陸軍省」それに追加すて「防空省」ってのさ発展すんだべさ。一端「省」ができれば、ファッショ化は早いがんね。

過去現在にわたって国民を守る軍隊なんて存在すてません。日本が内戦状態にでもなんねければ軍隊の階級分化は鮮明にはなんねす。また、日本人民が安保条約ば破棄すて反米化すた場合には米軍がいそいそと出てゆぐか、っつう問題も生ずる。ブルジョワジーが米軍の存在ば恃みとすて軍事的支配ば強化すて（虎の威を借りて）でもブルジョワジー独裁ば維持しようとすんべすい。
それが戦後の占領時の体制だったんではねすかや？旧軍隊は武装解除が進み、人民ば守らなかった。それが「天皇」の一言で決したわけだすな。

ロシア革命の発生からスターリンが権力を握る前までのほんの10年近くのあいだが、「赤軍」とすての人民軍が存在すた歴史がある。ロシアが内戦状態であったときに、労農兵が「ソビエト（協議会）」を結成してプロレタリアート独裁国家を形成した、これに対するロシア国内の反動勢力、およびこれを支援する国際的なブルジョワジーによる革命勢力に対する直接的な干渉と破壊攻撃（日本の場合は山東・シベリア出兵）が加えられた。トロツキーの創意工夫に満ちた指導で、軍事力で劣勢に立たされていた赤軍は志気を鼓舞してソビエトおよびロシア人民を守りぬいた。
（ついでに言うならば、ハマスがハマス自治政府のもとイスラエルと戦いを展開すてるけども、同時にそれは防衛軍（人民軍）とすて機能すてる。これはパレスチナ人民の圧倒的な支持ば得てる。アフガニスタンも、ＮＡＴＯ軍と米軍が、それに日本軍が後方支援で侵略すてタリバン政権ば圧倒的な軍事力で崩壊させたども、できあがたＣＩＡひもつきの傀儡カルザイ政権も実のところ首都カブールの檻の中だけの支配だべ。ほかの地域では夜はタリバンが跋扈すてる。カンダハルもそうだべ。タリバンゲリラが実のところ闘争資金も食料もしっかり確保でけてる。市民の日常生活に溶け込んでる。こういう国内の状態を「二重権力状態」と言えるんではねですか？ベトコンゲリラが跋扈でけた理由も、ゲリラ村といわれる、昼は米・南ベトナム軍の支配地が夜はゲリラの社会になってたこつからも、みなベトナムの闘いさ教訓ば得ているようさ見える。これは「戦争」だがんね。
その意味では、イラクの人々も、対米ゲリラば支持すてんだすが、これは宣戦布告なき一方的な侵略であって、ブッシュは「イラク戦争」って呼んでる。これに対してイラク抵抗組織は侵略を「戦争」と規定すて、正規軍戦ではねぐやはりゲリラ戦ば展開すてるんであって、決して「テロ」と矮小化すべきもんではねす。ついでに更に言いますが、アフガニスタンやパレスチナの抵抗勢力を、日本共産党は「テロリスト」って呼んで冷たく見放してます。んで、現に展開されてる米軍やイスラエルの侵略を、この帝国主義者の構成する「国連」で解決すろっつんだからあいた口がふさがりません。イスラエルの蛮行さ対する非難・制裁決議がアメリカによって、これまですべて拒否されてっから）

このように、人民を守る自衛隊を夢想するならば、それは日本で革命が起こった場合のみ現実味があるのではないかと、おらは思いますだ。当然現在は自衛隊は国家権力の暴力装置とすての軍隊だすい、警察もそれと同等なれば、階級情勢が緊迫すたときにのみ、暴力装置は、革命側からの申し入れによって軍隊も警察も割れる、つうことになるんではねべすか。。

憲法9条
「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
２　前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」

おらは憲法9条は世界に誇れる唯一の憲法条項であり、これは小学校以来信奉すてます。したがっておらは現存する自衛隊そのものの存在を否定すてんだすよ。非現実的かと嗤われるかもすれませんが、世界から戦争をなくすには実はこれがもっとも現実的な「提言」なんだすな。
人間が欲望を抑え、他人（他国）の存在を尊重すて平和を尊ぶならば、戦争は発生しっこねすう。ならば「守る」っつう概念自体もなぐなるばす。なにを守る？私有財産か？反戦平和運動ってそういう意味で非常にヒューマンなもんだす。

なのにＫさんの主張さ似せて、「国を守る自衛隊は可、外国で戦争をする自衛隊は不可」などという論理で結局自衛隊を是認すた（自衛隊は合憲とすた）のが日本共産党だす。政治にこういう条件主義が通じるとでも思ってるのが、こういうスターリン主義の負の遺産さしがみついて詭弁を弄する政党だす。票の獲得のためには主義主張を変える（綱領を2004年に改訂すた）のはやむを得ない、っつうなんとも食えねえ徒輩が居るもんだす。戦犯王家の晩餐会にも不和は出席するようになった。「今の天皇様は戦犯ではない、政治的実権をもってねえから」って。

途中だすが、とりあえず同意でける点や反論らすきものば、あげてみますた。

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