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(回答先: 全面的に反対 投稿者 hou 日時 2005 年 1 月 22 日 12:59:28)
国内産業組の仕事の質が低下しているというが、一体それをどういう基準で判断しているのだろう。
輸出組、輸入組、内需組とを全て、トータルして、経常貿易収支の黒字をはじき出しているのです。輸出産業だけでは輸出は出来ないのです。
つまり、トータルで日本は、世界の中でも高い産業競争力があります。
でなければ、貿易赤字になるというものです。
ここでよく考えてほしいことは、貿易赤字になるまで日本人はもっと贅沢が出来るということです。
貿易黒字というのは稼いだお金を使い切っていないということです。
それが2003年度は11兆円もあるのです。過去20年以上も同じような額が黒字です。
だから日本人はもっと贅沢が出来たのです。
では何故、それが出来ないか。答えは簡単です。
リチャード・クー氏が言うところの、バランスシートが、
個人も企業も壊されているのです。バブル崩壊によって、
個人について言えば、
死ぬまでに使う予定消費額と、貯蓄+収入の額とのバランスも悪いのです。
従って、借金のある者は消費よりも返済にお金を廻すし、貯蓄の不足のものは、予定外の収入があっても貯蓄とします。
企業も稼いだお金を返済に廻します。
だから少々のケインズ政策を行おうと消費は増えません。景気回復も本格的なものは望めません。
資産評価マネーの減少は、公表だけでも1400兆円です。
実際には6500兆円かもしれません。
これを元に戻す政策、
すなわち、地価と株価を上げる政策か、あるいは、
赤字国債をさらに3000兆円でも発行することが、
日本を救う唯一の方法です。
巷、量的金融緩和といわれる、
ベースマネーの量を幾ら、増やそうが、それだけでは景気回復の力となることはありません。