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(回答先: 重要な視点を忘れていませんか? 労働人口比率について 投稿者 hou 日時 2005 年 1 月 22 日 22:49:36)
1.労働人口比率は少子高齢化にもかかわり誤解を生んでいますが、人々の経済的豊かさには無関係です。
例えば現代の生活を例に取れば、
10にんの家族で、働き手は一人だが、1000万円の収入がある家族と、
やはり10人家族で、働き手は3人だがそれぞれの収入が、400万円、300万円150万円で総収入850万円の家族ではどちらの家族のほうが豊かに暮らせるかを問うようなものです。
2.貿易黒字11兆円は、GDP500兆円の2%程です。
そして、この貿易黒字はGDPに算入されています。
けれども、この貿易黒字額11兆円は良く考えて見ますと、まだ権利を行使されないで、日本国全体として、海外に預けてあるお金ということです。
他の財やサービスは最終財としてGDPに算入され、また消費もされているにも拘らずです。
財は消費されなければ、豊かさには貢献しません。
貿易黒字は預けてあるだけだと思いませんか?
それらを同じ扱いにしてのGDPとは、一体どういう尺度なのでしょう。
マクロ経済における外貨と邦貨とは意味が違うと思うのですが、
例えば11兆円が使われていないわけですから、
単純にその金額分の投資を政府がしたとしましょう。
乗数理論における限界消費性向を0.8として、計算すると、55兆円のGDPが生み出されてしまいます。
これらのことから、私はGDP=国民総所得と考えるのは非常に無理があると考えてしまうのですが如何でしょうか?
実際に権利を行使しますと、コメで言えば、2億トン、・・日本のコメ生産量の20年分に相当します。
原油輸入代金で言えば1.5年分です。