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(回答先: Re: 預金通貨とハイパワードマネーですよね。 投稿者 GOKAI 日時 2005 年 1 月 23 日 22:33:58)
インフレになるのは
銀行から資金がでたり、国家支出として
資金が使われたりしてから始まります。
いまのマネーの供給は、あくまで不良債権対策のものである。
銀行が収益を上げやすいように、大量のマネーの供給をおこない
マイナス金利で優良資産、たとえば住宅ローン・消費者ローンなどに
貸していくといった状態です。
現状の財の供給過剰を受け止める市場が無い限り、デフレはつづきますが
これを不良債権として処理すれば、財の供給は均衡に近づきます。
問題は、あらたなサービスや産業の発展が無く、いままで国家の乗数効果で支えられていた需要が減少したのに、財の供給だけが残ることになる。
これは、マネーの大量供給により不良債権をしたざさえして大量の財を供給したものによる
あなたのいうバランスシート改善するために各企業が力を入れている状態です。
このように今の大量のマネー供給は、不良債権処理のためのまたは、雇用存続を助けるためです。
しかし、いらないものはみな買わないのです。
マイカル小樽はいらないし、ダイエーで物を買わなくなったのです。
借金しまくり、銀行に利率を下げてもらい、国の援助をこれでもかというほどうけても
バランスシートが改善しない。
それどころか、総体での小売売上高は減少する。
で、デフレスパイラルにおちいる。
これを、いままでならケインズ経済で直したわけです。
しかし、いらないものは誰も買わないのです。
そうするとどうなるか、相乗効果を吸収するもの
それは貯蓄ですね。
日本は、この10年間で現預金の総額がつみあがっています。
?なぜ?
ケインズは使用できなくなったのか?
?なぜ?
現金がつみあがるのか?
?なぜ?
大量にマネーを供給しているのにそれが市場にでまわらないのか。
ここまで考えたら、
国債を3000兆円発行し
国家が政府が、資金配分したら
それが、劇的なる相乗効果を生みますよね。
大切なのは、お金が民間市場に大量に供給されることです。
3000兆円を誰が使いますか、年金にしたってなんにしたってそうです。
そこに公務員という人たちがかかわり、マネーが無差別に国民に分配されたらどうなるか。
いまの大量のマネーは銀行員だけがあつかっているからデフレなんです。
それを考えると、銀行株はまだまだ買いですね。
時価総額が低いし、もっと株を流動的にしないといけません。
こんな低金利で儲かっているのを儲かっていないのは、公的資金と不良債権をまだ出し切っていないからです。
銀行はまだまだ儲かります。
オランダの改革もイギリス・フランス・アメリカ実行し成果をあげた・そして中国・ドイツ・日本で
実証された、プルーデンス政策はインドやロシア・ブラジルでも実行中です。
国債を3000兆円使うのは、ケインズ政策でありマネーを市場に打ち込むカンフル剤なのです。
インフレになるんではないでしょうか?