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光塩女子学院中2004年社会について<日能研から>
この問題を日能研が選出して「シカクマル」ポスターにさせていただいた理由
答案を見れば、子どもたちのそれぞれの視点や考え方が見えてくる問題ではないでしょうか? それこそがこの問題を選んだ理由です。ジェンダーフリーという視点も、現代社会の問題として興味深く、子どもたちの個性あふれるメッセージ(解答)が生まれる問題といえるでしょう。
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解 答 (例)
(記号・・・問題点)
あ ・・・いつも男子だけが先に進んだり、早く終わるのは不公平である。
い ・・・会長にふさわしい人が男子とは限らず、女子に任せても問題ない。
う ・・・黒が好きな女子も、赤が好きな男子もいる。
解 説
日本国憲法の第14条では、法の下に平等と定められ、性別などによる差別はされないことが定められています。しかし、現実の社会には性別に限らず、さまざまな差別が見られ、基本的人権が尊重されていないのではないかという問題があります。
ジェンダーとは「男とは、女とはこういうものだ」などのように、社会(歴史や政治など)・文化(慣習や教育など)によって形成された男女のあり方や、性差別的な社会のことをいいます。一方、ジェンダーフリーとは、社会的な性差別や性別による役割分担をやめようとする考え方のことをいいます。例えば、ジェンダーフリー教育を推し進め、男女混合の名簿などを行っているところがあります。1999年に男女共同参画社会基本法が制定されてから、国や地方公共団体ではジェンダーフリーの考え方に基づいた社会を目指そうとする取り組みが進められていますが、本当の意味で男女の人権が尊重される社会の実現にはまだ時間がかかると言わざるを得ません。
http://www.nichinoken.co.jp/mondai/fsm_ind.html