現在地 HOME > 掲示板 > 雑談専用6 > 171.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 中曽根氏首切りは藤井総裁首切りと同一路線 投稿者 あっしら 日時 2003 年 10 月 30 日 16:31:04)
分岐点は中曽根氏の評価と首切り状況の判断
あっしらさん。 こんにちわ。
久しぶりに対談できてうれしいです。
医学論文関係の投稿は疲れます。
(すみちゃんのすばらしい直観力にいろいろと考えをめぐらせましたが、私の直観はそこに至りませんでした。)
管理人さんがメルマガにされましたが、
管理人さんや他の閲覧者の方々の危機感や問題意識に、
たまたま私の投稿の「波長が合ってしまった」という性質のものですね。
投稿内容に妥当性や客観性があるからではありません(そもそも誰も「客観的」には証明できないたぐいの仮説です)。
だからちょっとした雑談のネタくらいのつもりです。
(すみちゃんの投稿からだいぶ時間が経っていますので、くだらない私見を書き込んでチャチャを入れても許されるだろうという判断からレスを書いています。)
もともと雑談ネタのつもりだったので、すぐ書き込んで頂いた方が良かったですよ。
(世代論は政見放送でけっこうな比重を占めてていました。
このとき、中曽根氏&宮沢氏の首切りは、ご多分にもれない“わかりやすい”「小泉改革」の一環だと考えました。
藤井総裁も、能力や経営方針を問題にしたわけではなく、「小泉改革」の象徴の一つになっている道路公団総裁の首を取ることで、総選挙の出陣に大輪の花を添えようとしたに過ぎません。)
これは疑問ありません。
藤井さんの件の成り行きは、8月くらいから明らかでした(あまりに明白なので、わざわざ書き込む気もしませんでした)。
中曽根−宮沢ももちろん同じです。
自民党としての生存戦略という点で異議ありません。
もっともこの内容ですと、明白ですから、私は書き込みはしません。
(中曽根氏は、これまでも書いてきたように、戦後型日本を壊す路線を敷いた人物であり、利権まみれでもあったことから畳の上では死んでもらいたくない人だと思っていますが、その価値観や定見そして政策判断力ではまったくといいほど評価していません。)
(彼がエリート意識を基礎とした国士気取りの政治家であることは認めても、国家主義者だというのは国家主義者に申し訳ないと思っています。
彼が風見鶏と呼ばれたのは、たんなる誹謗中傷ではなく、時代的気分に寄り添ったり、自分の地位向上のためであれば無定見に言動を変えるという実態によるものです。
昭和天皇はそのような中曽根氏を嫌っていたということですが、その点ではなかなかの慧眼だと思っています。)
あっしらさんの評価に同意します。
自称国家主義者であることは否定できませんが(笑)。
(故田中角栄氏最大の罪は、中曽根であればいいように操れると錯誤して中曽根氏を総理総裁に据えたことだと思っています。)
(「持ち前の利口さで米国支配層に取り入」ったのではなく、官僚が用意した米国支配層お気に入りの政策を受け入れ、それをカッコよく演じただけの大勲位です。)
(米国支配層にとって、中曽根氏は、使いやすい便利な存在ではあってもお仲間でもない使い捨ての存在です。)
このあたりの評価それ自体は正しいのでしょう。
私は中曽根氏を過大評価しているのかもしれません。
それは私が1980年代半ばに上京したときに、
まさに中曽根氏(の背後にいる米国)が日本を根本的に変えたように見えた、という個人的偏向かもしれません。
どのように変えたかをあっしらさんに説明することは、釈迦に説法となるので省略します。
中曽根−前川レポート−バブル経済の印象が,私にとってそれだけ強烈であったということです。
この時期に現在(以降)の日本国の長期衰退−米国追従を確信しましたし、その後の社会経済の推移は当時の直感どおりなのです。
中曽根氏は、この最も重要な時期に米国支配層の代理人として、現在の日本の路線を敷設した人物ですね(この点はあっしらさんも同意されていますね)。
これは口で言うのは簡単ですが、実際にその路線を敷設したというのは別問題だと思うのですよ。
米国支配層の強烈なバックアップなしには考えられません。
彼はやはり重要な駒(角か飛車くらい?)だったと思います。
中曽根氏の自己評価ですが、本人は国士のつもりだし、憲法改正時に口を挟んで望みの方向へと引っ張っていくつもりだったと思います。
この点については古くから一貫した意思が感じられますし、風見鶏だったとは思えません。
彼なりの執念が感じられます。
初出馬のときから、この点は変わっていないはずです。
この点があっしらさんに同意できない点ですね。
彼が、近未来の憲法改正の邪魔になる可能性があると想定することは不自然ではないと思います(断定はできませんが)。
もう一つ、首切り状況に異様な強引さが感じられたということもあります。
非常に乱暴なきり方です。
これも、西洋陰謀家がよく使う「黙示」のように思えるのです。
「おまえは使い捨ての駒なんだ」とそういう黙示になっているんですね。
ではどのような内容の改正なのか?
法律には詳しくないので判りません。
皆さんに教えて頂くしかないのですが、次のような改正は考えられませんか?
戦前みたいにあいまいな形で「日本軍」を中東地域やアジア地域への動乱へと本格的に送り込めるようにする。
実質的には軍の位置づけを明確にしない(例えば自衛軍で海外派兵はしないとかいった位置づけの「明確化」をしない)。
実質的な統帥権が米軍指揮下とか国連指揮下にある。
責任、指揮系統の所在が曖昧である。
まあ良く判らないのですが,中曽根氏が反発しそうな内容が含まれていると想像しているわけです。
自民党の長老政治体制下では、彼が反発すると、やはりやっかいだと思うんですよ。
以上は、あっしらさんや皆様のより詳しい議論のきっかけとなれば幸いです。
私も中曽根氏自身に興味があるわけではないです。