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http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20031029002.htm
石川県能都町教育委員会は二十八日、縄文時代の長期定住型集落として知られる真脇遺跡で、巨大な柱を円周上に並べた「環状木柱列」のうち、十本の柱で構成された「A環」(直径約七・五メートル)の未発見だった木柱一本と門扉状の遺構を発見したと発表した。
これでA環の全容が明らかになり、同町教委は「祭祀(さいし)の施設や漁に出た人の目印だった可能性が高い」と分析。イルカ漁などを通じ高度の共同生活を営んだ真脇の縄文人の暮らしを解き明かす鍵になるとみている。
門扉状の遺構はクリの木を加工した厚さ十二センチの板状の柱を二本組み合わせて埋め込んだもので、一九八三年にA環上で見つかった同じ形の遺構と対になって円内への入り口を構成していた。
金沢学院大の橋本澄夫教授(考古学)は「木柱は根元に板や石を入れて安定させた形跡があり、二十メートルほどの高さがあった可能性もある。大勢で建設を進め、連帯感を高める機能もあったのでは」と分析している。