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(回答先: 阿片(モルヒネ)と星製薬 投稿者 あっしら 日時 2003 年 9 月 29 日 17:25:23)
あっしらさん。 こんにちわ。
またレス頂けて、うれしいです。
(星新一氏に対する直接的な批判というわけではなく、星一氏が、阿片栽培までを自分の手柄のように触れまわったことを軸に批判しており、星製薬のモルヒネ製造や業績低迷の経緯についても書かれています。)
それは興味深いですね。
阿片栽培まで自分の手柄のように触れ回ったというのは存じませんでした。
星新一の著作には、モルヒネ製造(精製)プロセスについての記載が中心でした。
(ドイツの塩酸モルヒネ製造装置を入手した星製薬は、台湾総督府や内務省からそれほどの抵抗を受けることなく台湾にモルヒネ製造工場を開設できています。)
これはもちろん後藤新平との交遊関係がモノを言ったのでしょう。
(星一氏も、官の力を巧く使って権益を拡大し、より大きな官と結びついた民の力で放逐されたと考えたほうが素直だと思われます。)
これは確かに妥当かもしれません。
後藤新平抜きに彼の事業拡大はなかったわけですから。
(星製薬がモルヒネ製造から排除されるに至った背後には、高利潤を得られるモルヒネ製造の利権を手に入れることやモルヒネ製造で得た利益を原資に大衆薬の販売拡大に成功した星製薬の追い落としをねらう他の製薬会社の策動があったことは間違いないと思っています。)
もちろん疑いありません。
この手口はかなり汚いと感じました(星新一氏の書籍からの情報ですけどね)。
現代でも似たような話はあちこちで見聞きします。
お上とのつながりなくして事業拡大は困難のようですね。
やはり汚い事業乗っ取りだと思いますよ。
こういう体質ですと、まともな事業家は育たないと思いますね。
事業成功の鍵が、大衆の支持ではなく、お上の気分と(広義の)利益供与にあるわけですから。
そもそも自力で事業を起こそうという人間はいなくなりますよね。
近年の官田拡大を見るにつけ、こういう病巣が現れているように思えてなりません。
(阿片の品種改良と栽培地拡大に半生を傾けた大阪の二反??さん(本が手元にないので正式の氏名は不明)の話は、日本軍と阿片の関係を含むなかなか面白いものなので機会があれば紹介したいと思っています。)
期待しております。
東インド会社の猿まねをしようとしていたのでしょうか?