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(回答先: 共産党の禁酒“騒動” 本当はあった内部文書 (8日付 産経新聞) 投稿者 ミミズ 日時 2003 年 7 月 11 日 08:05:29)
筆坂秀世前参院議員の“セクハラ辞職”で大揺れの日本共産党が、今度は“禁酒指令”のドタバタ撤回騒動で、世間の物笑いの種になった。
同党の志位和夫委員長が2日の記者会見で、国会議員や党本部職員が自宅以外で飲酒することを禁じ、どうしても必要な場合は、相手や場所、目的などを文書で届け出て許可を得るという、約30年前に作られたという内部規定を党内に徹底する考えを明らかにした。
その時、志位氏は記者に聞かれて、仕事帰りのちょっと一杯やデートでの飲酒も届け出の対象となるなどと明言したため、同党の非人間的で異常な監視主義が、国民の顰蹙(ひんしゅく)を買ったのだ。
が、2日後の4日、あまりの評判の悪さに、志位氏は自らの発言を全面的に撤回。“自宅外禁酒令”については、「自主的な申し合わせなのに、内部規定があると勘違いした」などと述べ、「セクハラと飲酒という別次元の問題を結び付け、間違いを大きくした」と異例の“自己批判”をした。
共産党としては、内部規定はなかったということにして、国民の批判をかわそうと目論んだのだろうが、志位氏が否定したはずの内部規定が、実は存在していたと、8日付の産経新聞が暴露した。すなわち、内部規定を明記した非公式文書が、「党防衛にたいする自覚をたかめ 敵のいかなる攻撃をも粉砕するために」とのタイトルで、1970年に作成されていたというのだ。
この文書には、外部での飲酒禁止のほか、「……米日反動と反党売党集団の党破壊から党を防衛するために不断に革命的警戒心をため、敵のいかなる動向もただちに部と支部(班)に報告し組織的に粉砕する」などのいかめしい規定もある。
これについて同紙は、「『革命』のため組織防衛と党内規律の維持に躍起となる共産党の姿を浮き彫りにしている」(同紙)と指摘しているが、同党がやたらと主張したがる「平和」とか「人権」というイメージとはまるで正反対の暗い印象を、国民は受けるに違いない。
そういえば、つい2、3年前まで、党員必携の「赤旗手帳」には、「不当弾圧とたたかう心得」として(1)スパイ、尾行、聞きこみとのたたかい(2)職務質問、任意同行、任意出頭とのたたかい(3)逮捕された場合のたたかいと黙秘権(4)捜索、押収とのたたかい――などについて、実に詳細な対応を指示する文書が掲載されていた。
まるでこれは、「共産党の日常活動は、警察の捜査対象となって当たり前の違法行為であるから、万一の時に備えておけ」と言っているようなもの。革命政党ならではといえるが、民主主義とか市民社会とは明らかに異質で、同党の特殊性、異常性を物語るものだ。
毎日新聞・編集局顧問の岩見隆夫氏は、5日付の同紙コラムで、セクハラ辞職や“禁酒指令”など一連の騒動を踏まえて、「共産党の常識は(世間の)『非常識』」と指摘している。
都合の悪いことには一切口を閉ざす同党の秘密主義や閉鎖的体質、違法行為も辞さない謀略的体質が改まらない限り、綱領改定などで国民の目を欺くことはできないだろう。(勝)