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(回答先: Re: 筆坂氏はいまどこで何をしているのでしょうか? 投稿者 力なき市民 日時 2003 年 7 月 12 日 07:22:11)
「ワシントンの陰謀」のサイトに、共産党に関する良い評論がありました。転載が許されるかどうか分かりませんが、今の時点で誰にでもアクセスできるものですから、転載させてもらうことにします。共産党の評価はこの方のものが最も現状をよく説明しているのではないかと思います。またこの事件は、やはり時期が大事だったのであり、また失敗した類の事件ではないかと邪推しております。議員一人の席を変えた事件であるが、軽い印象でもある。
http://8311.teacup.com/yuta/bbs
「共産党セックス・スキャンダル」についてのメール 投稿者:ueda 投稿日: 6月30日(月)07時28分08秒
おはようございます、皆さん、植田です。
昨日、メールで共産党に関するコメントを送ってくれた人がいます。筆坂・議員が辞職した話題ですが、私には関心がないので、しばらく、手をつけないでおきます。
私の考えでは、日本における共産党とは、律令体制の中で、管理者の目に入らない体制弱者たちの救済組織です。だから、これを「資本主義対共産主義」という図式で見るのは間違いでしょう。もともと日本には資本主義はなく、あるのは律令体制ですから、マルクス理論に由来する共産主義が存在する理由がありません。だから、日本の共産党は、何かしら、場違いな組織です。
ただし、弱者救済組織という視点から見れば、立派な意義があります。律令制は、官僚だけが「公的人間」です。他の人は、すべて潜在的に弱者です。だから、みな、官僚のお墨付きを求めます。それが律令体制のアイデンティティーの保証だからです。
だから、このアイデンティティーをもらいそこねた、日本社会の底辺にいる人たち、この人たちにとって「共産党」という西洋産の名前を持つ組織は、必要不可欠です。
で、この「底辺」という言い方ですが、律令制が生み出す社会構造のヒエラルキーの結果です。律令制がピラミッド構造をしているためです。
近代市民社会では、「底辺」というのは、意味がないでしょう。
日本社会の問題を分析するときは、出発点を、この社会は律令制である、というところから始めましょう。西洋産の理論を最初に置いたり、前提すると、入り口から見当違いが発生します。
とりあえず、メールをくれたかた、ありがとうございました。