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(回答先: 横レス失礼!でも聞いておきたい!! 投稿者 まさちゃん 日時 2003 年 3 月 22 日 18:44:24)
まさちゃん、こんばんわ。
>「今はお前のような素人構っているときではない!」と一括されそうですが、
そのようなご配慮は無用です。
焦っていたり、機が熟したと判断したら、この間のように、書き込みに時間を割いたりはしません。
また、素人も専門家も無関係の世界(歴史段階)に入っています。(日本政府や日銀までが専門家としてのプライドも捨て「海図なき航海」と言っています)
「対テロ戦争」と同じで、世界がどういう構造変化になるにせよ、10年とか20年のスパンで確立されるものだと思っています。
世界支配層がひょっとして<帝国>を樹立したとしても、そこが新たな現実(出発点)になります。
※ 内密の話ですが、怒りを抱きつつも、日本政府が米国支持を打ち出してしまった以上、それを“ラッキー”と思うようにしています。
政治的エリートが自分で自分の首を絞める決定をしたことで、80%近くの国民が自分の意に沿わない重大な決定を政府が行なったという認識を持つようになりました。
米英の侵略を止められる“経済力”を持つ日本が侵略荷担者になったことは、イラク国民には申し訳ないと思っていますが、それも一つの現実になってしまったわけですから、それを出発点にしようと思っています。
どなたかが書かれていましたが、日本国民は米国大使館に反戦デモを行なうのではなく自国政府及び国会に反戦デモをしなければならなくなったのです。
>(Q1)では、中央銀行システムを壊しさえすれば、近代経済システムであってもす
>べて事がうまく運ぶのか?その場合、通貨に対して信用をどのように付与するのか?
>仮に、政府通貨であっても、それは政府(と言うより財務省か?)が中央銀行をかね
>ているに過ぎないように思うのだが?
この問いは、新しい過渡的世界をつくるための根幹的な課題だと考えています。
断片的にはいくつか関連の書き込みをしたと思っていますが、まとまったものは書きかけになっています。
(頭のなかではまとまっているつもりですが、論理的な説明体系にするのに数時間かかります。数10本書きかけのものがあり、このところ書き込みしているものはすべてそのとき思いついたことなので処理しきれない状態です)
まず、「近代経済システム」と「中央銀行制度」は一体不可分で、中央銀行制度が壊れれば「近代経済システム」ではなくなります。
そして、まさちゃんも考えられていると推察しますが、中央銀行制度を壊したからといって、経済システムがうまくいくわけではありません。
「通貨に対して信用をどのように付与するのか?」は、ペーパーマネーである日銀券が国内及び海外で交換手段として通用し、同じペーパーマネーであるドルが国際基軸通貨であることでわかるように、それほど難しいことではないと考えています。
日銀券やドルを、日本政府&日銀や米国連邦政府&FRBが“信用”を付与していると考えるのは、表層的には正しい見方ですが、根源的な支えではありません。
ペーパーマネーが“信用”を維持しているのは、経済活動(生存維持活動)における人々の関係性が抜き差しならない濃密なものになっているからです。
すなわち、自己の活動力を広範囲な人々の活動力と“交換”しなければ、現在のような生活を維持できない経済条件が、ペーパーマネーに“信用”を付与しているのです。
「政府通貨であっても、それは政府(と言うより財務省か?)が中央銀行をかねているに過ぎないように思うのだが?」については、半分YESで半分NOだと考えています。
政府通貨も、日銀券と同じペーパーマネーで、その通用性が法律と政府の強制力で確保されるという表層的な信用は変わりません。
NO:政府が、自身が勝手に発行できる政府紙幣で職員の雇用や財の購入を行なうことは、中央銀行制度と大きく異なります。それは、そのための税収(通貨)が不足しているときに国債を発行している現状を考えればわかります。(極端な例を書くとすべてが解決することになるので今回は控えます)
YES:政府が、日銀に代わって商業銀行への貸し出しを行なって民間部門に通貨を供給すると日銀機能を包摂したにすぎないことになります。