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(回答先: Re: 補足の補足 投稿者 楽観派 日時 2002 年 5 月 29 日 00:03:50)
楽観派さん、こんばんわ。
これから起きると考えている「米国のデフォルト」や「世界同時不況」は、世界経済の構造を変える契機になると思っています。
日本や米国に限らず、その経済変動を無傷でやり過ごせる「先進国」や「先進国志向国家」はありません。(傷がいちばん小さくて済むのは世界から見捨てられている国や地域でしょう)
国民国家を基礎にした「金融資本→産業資本→商業資本」という利益獲得サイクルが行き詰まっているなかで、世界構造を変えることで近代収奪システムの延命を計ろうとする勢力と近代収奪システムを壊そうとする勢力のせめぎ合いになると考えています。
(販売市場拡大を前提に「信用創造=預金ベースの貸し出し」と「大規模生産システム」で利益拡大を推し進めてきた近代収奪システムが、その前提である市場拡大を失う歴史段階に入っています。それは、「信用破綻=預金払い戻し不能」と「生産過剰」を現出させます)
残念ですが、「世界構造を変えること」で現状を打破しようという主張が大勢を占めることになると予測しています。
「ユーロ圏」は歴史的に先行させた実験形態で、「ユーロ圏」は世界構造の改編のなかで上位の“世界秩序”に吸収されると思っています。