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(回答先: さらなる反論 投稿者 楽観派 日時 2002 年 5 月 30 日 20:35:06)
>これは別の質問ですが、現在世界が白人に支配されているのは事実です。もし世界政
>府ができれば日本人は白人の”家畜”としてしか生存を許されません。この点はいか
>がお考えでしょう?日本人としてそれを避けることを考えるのは無駄でしょうか?
「現在世界が白人に支配されている」とは思っていません。現在の世界は、ごく一握りの国際金融家が自己の資産を最大化する目的で支配を行っていると考えています。
国際金融家にとっては、白人も、黒人も、日本人も、自己の資産を最大するための手段です。そのために、黒人劣等視を広めたほうがよければそうするし、そうでなければ人種平等を叫びます。
陰謀論を中心に、“家畜化”や“奴隷化”の危機が叫ばれていますが、自己の資産を最大化する目的であれば、“家畜化”や“奴隷化”は不合理です。
現在の家畜は家畜とは言えないひどい扱いを受けていますが、それでも、家畜は、面倒を見てやらなければならない生き物です。
奴隷も、高いお金で買ったものですから、逃亡や犯行は防がなければなりませんが、働けなくなったり、死んでしまったら、大損です。
“家畜化”や“奴隷化”という言葉を使うイメージを忖度すれば、先ほどの書き込みで書いたように、「自分の身体的諸能力を売ることでお金を稼がなければ、自分と家族の日々の暮らしが成り立たないという状況に置かれている」ことで、既にそうなっていると思っています。
多くの人が自分及び家族の生存を維持するための生産手段を持っていない状況は、奴隷同然です。
公教育やメディアという価値観方向付けシステムを強固にしながら、自分の身体的諸能力を売ることでお金を稼がなければならない状況に置き、政治的権利も付与するというほうがずっと合理的な資産最大化戦略です。
家畜や奴隷にするより、自由人だと思わせ、自己責任で生きてもらうほうがずっといいのです。
自由人と思わせても、自分の身体的諸能力を売ることでお金を稼がなければならないのですから、国際金融家の資産最大化システムのなかに否応なく入ってくることになります。
働いてくれる人がいなければ、金持ちも、快適な生活条件を手に入れることができませんし、資産を増やすこともできません。
このような意味で、アフリカ人などのように土地から切り離されることはなかったといえ、生存の保証さえ与えられていない現代人は、日本人に限らず、奴隷以下の条件を押しつけられているとも言えます。(このへんは考え方の問題なので、働き口さえ見つければ、海外旅行までできる条件が手に入るのはいいことだと思う人に、「それは違う」という気はありません)
今後、世界中で、多くの人の生存条件が厳しくなると考えています。
自己の資産最大化を企図している国際金融家は、ここ20年ほど中産階級(日本人の金持ちはこのレベル)の富を奪うことを主たる標的としています。これから起きる「世界同時不況」の過程で「先進国」の中産階級は激しく富を奪われることになると予測しています。(株式市場の暴落・不況による倒産・預金など金融資産の払い戻し不能などを通じて)
その一方で、自己責任と能力主義が称揚され、国家の庇護が減少していくと考えています。
収奪できる資産が減少していけば、よりその対象を広げつつ(クレジットカード決済などもその一つ)、自分が負担しなければならない税を少なくしようと考えます。
この間の日本を見ればわかるように、「生活保護受給者が107万人に、1年で6万8千人・6.8%の増加」、「2年間で18%増の2万4千人のホームレス」、「経済苦による自殺者が年間2万人以上」といった現状が大問題になっていません。
経済的落ちこぼれは、ホームレスになって社会や国家の枠外で生存するか、自殺でもしてくれというのが統治者の本音だとしか思えません。
メディアや政治家が取り上げないことが主原因でしょうが、多くの人も、明日は我が身と考えずに、そういう状況に追い込まれたときにはじめてわかるということでしょう。
生活保護受給者・ホームレス・自殺者が増えているということは、これからも、誰かがそういう状況に追い込まれるということです。
「日本人としてそれを避けることを考えるのは無駄でしょうか?」という問いに対しては、こうやって書き込みを続けているのは、無駄ではないと考えているからだと答えます。
公教育から主要メディアを世界規模で抑えている“敵”に打ち勝つのは並大抵のことではありませんが、今後起きる「世界同時不況」は、“近代”の本質を多くの人が認識する大きなきっかけになると考えています。
多くの人は、国際金融家のように、自己の資産を最大化したいという拝金主義的な欲求を持っているわけではなく、できるだけ快適に楽しく生活したいと思っているだけです。
お金は必要なものや欲しいものを手に入れる手段であり、増やす目的とは考えていません。
主要メディアを使って抽象的な価値観や論理を打ち出す勢力と、現実的な価値観や論理を打ち出す勢力との戦いがこれから高まると考えています。
敵は主要な国家を支配しているとはいえ実態はごく一握りです。冷静に戦っていけば、勝てる相手です。
※ 参考書き込み
『ささやかながら少しはましな経済状況を』
http://www.asyura.com/sora/dispute1/msg/119.html
『【経済問題を認識する視点】『世界同時大不況』を歓呼の声で迎える人たち』
http://www.asyura.com/2002/bd17/msg/534.html
『Re:“欲ボケ”と“知識ボケ”、それらを背後で操る「大不況歓迎派」』
http://www.asyura.com/2002/hasan10/msg/210.html
『Re:こう妄想しています』
http://www.asyura.com/sora/dispute1/msg/118.html
『【国際金融家へのささやかな個人的対抗方法】『巨大故に脆い』国際金融家の力』
http://www.asyura.com/sora/dispute1/msg/208.html
『妄想陰謀説:W.ブッシュとシャロンは祭壇に捧げられる子羊だった』
http://www.asyura.com/sora/bd15/msg/597.html