(回答先: Re: 富と利子 投稿者 あっしら 日時 2002 年 3 月 26 日 20:21:58)
あっしらさん
え〜、もっと単純に考えようってことですよ。モデル(理論)としての銀行であって実在の事業内容を考えると収支が付けられないでしょう。
経済の動きは複雑過ぎてシロートにはさっぱりわけわからんのです。
では仮に地球を一つの系と考えて利子を考えると、資産が動くたびに利子が発生します。全体で時間を縮めて(あるいは時間軸変化を考えずに)見ると、資産より(資産+利子)が大きくなります。
増えた利子の帳尻を合わせるためには貨幣の価値を揚げなければならないときが、いずれ来るでしょう。(短期的には天然資源を使って補填しているようにも見えます)
短期的にはお金を短期にいっぱい刷ることで。いずれは単位を引き上げて発行しないことには利子を内に含むことはできないでしょう。
つまり、通貨価値を安定(固定)させると必ず破綻するわけです。
また、通貨を安定させるためには「常に」「消費し続ける」必要があります。(なんだか学者みたいなこと言ってるな)
つまり、利子を全体にした経済システムは存在しない利子を資産の中で時間的にずらして共有することで成立していますが、絶対時がある程度たつと利子が大きくなりすぎて共有できなくなります。
全体的な資産を増やす為にしなくてもいい自然搾取をしなければなりません。
消費するために戦争をする国家も出てきます。
常に貨幣の価値を上げればなんとかなるかもしれませんが、交易するには困ることでしょう。
また、インフレが常に起これば利子の意味はその中では薄れるでしょうが、交易するには困るでしょうし、資産も運用できないでしょう。
ですから、お金持ちになるのはあきらめて分相応に生きられる利子のない経済システムを作るか、それとも「知らない人は逝ってよし、知らない国も逝ってよし、ついでにオマエモナー」という獣道一直線な経済システムで地球ごと滅びるか、どっちかに決められるといいですね。