先日、切り裂きジャックを題材にした娯楽映画、「フロムヘル」を観てきました。
この事件に、フリーメーソンと、英国王室が絡んでいるという説は、聞いていましたし、その説を臭わせる内容の映画という話題も耳に入っていましたので、どの程度メーソンに近づき、又、実際興行映画としてどの程度ぼかした表現になるのか、という視点に立って観に行きました。
ところが、開けてびっくり、いきなりコンパスやピラミッドのマークは大写しになるわ、堂々と言葉として「フリーメイソンは・・・」とか言っているわ、あげくには、きっちりとV型の襟の正装をした、300人委員会の裁判や、儀式の様子まで、ありありと再現されていて、表ざたにできない秘密とか、陰謀とか、ちょっぴり考えてしまっていた自分が恥ずかしくなるほど、露骨な表現のオンパレードでした。
帰宅後、2ちゃんねるの映画のスレに見に行くと、「な〜んだ、とんでもネタの映画じゃん。」という意見がほとんど。
あくまでも、フィクションの映画なので、
切り裂きジャックの真犯人が、実際何ものであったかは、この際置いておくとして、フリーメイソンが、儀式的に殺人をするという設定や、警察や、公安も巻き込んでいる陰謀結社であることを、何故メーソンはこうもはっきりと、描かれてしまったのでしょう?。
今や、メイソンには、あんな映画ひとつ圧力でもみつぶすことさえ、出来ないほど弱体化しているということなのでしょうか?
それとも、権力体系が、すでにすっかり変わってしまっており、新しい組織(イルミナティー?)が、メイソンの存在をトカゲのシッポのように切ってしまったということなのでしょうか?。
私は今まで、あれ程フリーメイソンを露骨に描いた映画を知りません。だからこそ、秘密結社の圧力ってあるのかな〜っと思ってきました。
しかし、この映画はその考えをいとも簡単に崩してしまいました。
そして、もう一度自己の再点検をする必要にかられていま
す。
本当に大きな力を持った秘密の圧力団体は存在しているのか?。
フリーメイソン陰謀説は、今現代の社会でも有効なのか?
・・・・と。